※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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サトシVSカスミ


第87話

 

 

 

 さて、今日はカスミかセレナ、ベテラントレーナーのどれかだ。

 

 誰が来ても良いようなメンツでパーティーを組む。

 

 だが、恐らくはカスミだろう。

 

 ベテラントレーナーに負けるとは思わないし、セレナもベテラントレーナーと遜色無いくらいには鍛えたが、カスミと比べるにはイマイチ実力を埋め切れていない気がする。

 

 それでもセレナが上がって来ていたら吃驚するが。

 

 もし、カスミが上がって来たのなら、P−1グランプリであげたニョロボン使ってくれないかな。

 久しぶりにニョロボンの顔を見たいしな。

 

 そう考えながら人混みを歩いていると、スタジアム前まで来ていた。

 

 セレナの姿を見るも、落ち込んだ表情だ。

 

 昨日敗北したんだろうな。

 

 今日のバトルが終わったら、慰めに行くか。

 

 マサラの住人達と話し、スタジアムへと入る。

 

 今日はやっぱりカスミだろう。

 

 確信に近い感覚が有る。

 

 対決を今か今かと待っていると、大会スタッフから呼び出しがかかったので、早速出向く。

 

 入場口を足早に歩き、スタジアムへと入る。

 

 バトルコートが目に入ると、やはりカスミが待っていた。

 

 それも競泳水着にサンダル、上着を羽織っているだけの、HGSSのカスミの姿だ!

 

 くっそ!

 バトルよりセックスしてぇ!

 禁欲生活だから、もう本当にその格好はヤバいんだよ!

 ムラムラし過ぎて、バトルの思考に上手く切り替えれない。

 これで負けたら大恥も良いところだ。

 深呼吸、深呼吸。

 

 よし、少しは落ち着いた。

 

 「ふふっ サトシの事だから、こんな格好したら少しは思考をそっちに持っていけると思ったけど、やっぱりその通りだったわね! 終わったら相手してあげるから我慢よ?」

 

 クッソ!

 折角落ち着いたんだぞ!

 何してくれる!

 

 「この恨み、覚えとけよ?」

 

 「あ、あはは… 効き過ぎちゃったみたい…?」

 

 「え〜オホン! 準備は良いですか?」

 

 審判の人から軽く注意されているようなので、意識を切り替える。

 

 「はい、すみません。 大丈夫です。」

 

 「ごめんなさいね。 大丈夫よ!」

 

 「それでは準決勝第1試合! カスミ対サトシの試合を始めます! 両者構えて、バトルスタート!」

 

 「行け、ピカチュウ!」

 

 「行って、ヌオー!」

 

 俺がピカチュウを繰り出すと、読んでたようなドヤ顔をするカスミ。

 一泡吹かせてくれる!

 

 「くさむすび!」

 

 「じしん!」

 

 ドヤってるカスミに草タイプの技もあるのだと、ヌオーを一撃で戦闘不能にさせた。

 

 「ヌオー、戦闘不能! ピカチュウの勝ち!」

 

 「うっそぉ〜…? っ! 戻って、ヌオー。 行って、ラプラス!」

 

 ピカチュウで全滅は味気無いか。

 

 「戻れ、ピカチュウ。 行け、カビゴン!」

 

 「ラプラス、あまごい!」

 

 「ヘビーボンバー!」

 

 ラプラスにより雨にされるが、カビゴンのヘビーボンバーがラプラスにダメージを与える。

 

 「もう一度ヘビーボンバー!」

 

 「1!」

 

 !?

 俺のパクリか?

 ラプラスが何もせず立っている所へ、カビゴンのヘビーボンバーがのしかかる。

 だが、攻撃した筈のカビゴンが戦闘不能になっていた。

 もしかして…

 

 「カビゴン、戦闘不能! ラプラスの勝ち!」

 

 「つのドリルか?」

 

 「流石にわかるわよね? 正解よ!」

 

 そう言ってカスミはフフンと笑い、胸を張る。

 

 クッソ!!

 

 「戻れ、カビゴン。 すまん。 行け、ピカチュウ! 1!」

 

 ピカチュウのばちばちアクセルが、殆どHPの無いラプラスへと突き刺さる。

 

 「ラプラス、戦闘不能! ピカチュウの勝ち!」

 

 「ありがとう、ラプラス! サトシ! 手持ちにオコリザルが居るなら出して! 行って、ニョロボン!」

 

 お! あの日の焼き直しだな!

 良いぜ、受けてやる!

 

 「戻れ、ピカチュウ。 行け、オコリザル!」

 

 「リベンジしてあげるわよ!」

 

 「上等! きあいだめ!」

 

 「はらだいこ!」

 

 やっべ!

 一撃で落とすつもりか!

 

 「インファイト!」

 

 「アクアブレイク!」

 

 オコリザルのインファイトでニョロボンの急所に当てるが、クロスカウンターのようにアクアブレイクがオコリザルに突き刺さる。

 

 そして倒れたのは…

 

 「両者、戦闘不能! 次のポケモンを出して下さい。」

 

 「あちゃ〜 引き分けちゃったみたいね。 ありがとう、ニョロボン。 サトシもありがとうね!」

 

 「はらだいこで体力減って無ければ負けなかったんだがな〜 惜しかったな! そのニョロボン、強くなってるぞ! こちらこそ、ありがとな!」

 

 「行って、ミロカロス!」

 

 「行け、ペルシアン!」

 

 カスミってミロカロスも持ってたのか!

 やっぱりミロカロスって良いよな。

 ナナミさんも持っているミロカロスも、かなり美しいしな。

 そう思っていると、ミロカロスがやけどになった。

 ふしぎなうろこか!

 だが、俺のペルシアンは両刀だぜ?

 

 初手、ねこだましでミロカロスを怯ませる。

 

 「10まんボルト!」

 

 「メロメロ!」

 

 ペルシアンの10まんボルトがミロカロスに当たるが、ミロカロスのウインクにより、ペルシアンの目がハートになってしまう。

 ミロカロスにベタベタくっついていて、マトモに動けない。

 

 「ふふっ ポケモンはトレーナーに似るってね! ハイドロポンプ!」

 

 「五月蝿え! 10まんボルト!」

 

 ベタベタとくっつくペルシアンをハイドロポンプで押し飛ばすも、ペルシアンは技を撃とうとせずに、またミロカロスへと擦り寄ろうとしていた。

 埒が明かないな。

 

 「戻れ、ペルシアン。 行け、ジバコイル!」

 

 またメロメロにされても敵わないので、性別の無いジバコイルに変更する。

 

 「10まんボルト!」

 

 「ハイドロポンプ!」

 

 ジバコイルがハイドロポンプを受けるも、返しの10まんボルトがミロカロスを襲う。

 お互い次が最後か。

 

 「10まんボルト!」

 

 「ねっとう!」

 

 ジバコイルにねっとうが当たり、戦闘不能になった。

 

 「ジバコイル、戦闘不能! ミロカロスの勝ち!」

 

 「ごめんな、ジバコイル。 行け、カイリュー! しんそく!」

 

 出してから、すぐにしんそくを指示。

 

 「ミロカロス、戦闘不能! カイリューの勝ち!」

 

 「よくやったわ、ミロカロス! 行って、マイステディ!」

 

 カスミの5匹目は、カスミの代名詞たるスターミーだ。

 

 「げきりん!」

 

 「ふぶき!」

 

 カイリューに4倍弱点のふぶきが当たるが、マルチスケイルの特性を持つカイリューは止まらない。

 そのままげきりんでスターミーを戦闘不能にさせた。

 

 「スターミー、戦闘不能! カイリューの勝ち!」

 

 「そのカイリュー、かなり強いじゃない! じゃあ最後! ギャラドス! メガシンカ!」

 

 カスミがギャラドスを繰り出し、メガシンカさせる。

 メガギャラドスが現れ、いかくでカイリューのこうげき値が下がる。

 だが、そんな事は関係無いとばかりに、暴れ狂うカイリューがメガギャラドスを見て突っ込んだ。

 だが…。

 

 「かみくだく!」

 

 逆にメガギャラドスのかみくだくで返り討ち遭った。

 

 「カイリュー、戦闘不能! ギャラドスの勝ち!」

 

 「ありがとう、カイリュー。 最後はやっぱりお前だ! ピカチュウ!」

 

 「やっぱり最後はその子で来るのね。 たきのぼり!」

 

 「4!」

 

 ピカチュウのピカピカサンダーがメガギャラドスを襲うも、落ちない。

 返しのたきのぼりがピカチュウを吹き飛ばし、怯んだようで、動きが鈍い。

 

 「昇れ! 天まで!」

 

 再度、メガギャラドスのたきのぼりがピカチュウを俺の足元まで吹き飛ばした。

 

 「ピカチュウ、戦闘不能! ギャラドスの勝ち!」

 

 ピカチュウが、負けたのか…。

 負けるとは思わなかったが、全滅した訳じゃない!

 

 「ピカチュウ、ありがとう。 行け、ペルシアン!」

 

 俺も最後の1匹のペルシアンを繰り出し、ねこだましでダメージを重ねる。

 お互い次が正真正銘、最後の一撃だろう。

 これで決める!

 

 「10まんボルト!」

 

 「たきのぼり!」

 

 水流に乗り、突っ込んで来るメガギャラドスに、ペルシアンの10まんボルトが襲う。

 その攻撃により、メガギャラドスの勢いが失速し、地面に叩きつけられ、変化が解けた。

 

 「ギャラドス、戦闘不能! ペルシアンの勝ち! よって勝者、サトシ!」

 

 ウワアァーーー!!!

 

 今までで一番の歓声が鳴り響く。

 滅茶苦茶五月蝿いが、良いバトルが見れたんだ。

 観客達も満足だろう。

 

 「本当、サトシは強くなったわね! 心理戦から何まで勝つつもりでやったのに、負けちゃったわ! 決勝進出おめでとう!」

 

 「ありがとう。 でも、禁欲中の俺の前でそんな格好はいけねぇなぁ〜? 後日10倍返しにするから、覚悟しておけよ?」

 

 「じゃあその時も、この格好でしてあげるわね? 楽しみにしておくわ! じゃあ、このまま明日も必ず優勝するのよ!」

 

 「あぁ、必ず勝って優勝する! 応援しててくれ!」

 

 カスミと握手してから大歓声の中、スタジアムを後にした。

 

 

 

 

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