夕飯を終えてマキナと映画を観ていると、時刻はあっという間に二十二時に近づいていた。そろそろアルラに寝かしつけられる時間だ。ちょうどアクション映画もエンドロールに入ったところで気持ち的にもスッキリしていたし、ベッドに入ることにした。
チラリと隣のアルラの顔色を伺うと、ここ最近で一番良いもので、うっすらと笑みも浮かんでいる。夕方の散歩は彼女の不安をキチンと払拭できたようで、今日は安心して眠りにつけそうだった。……早めに寝てもマキナに起こされる可能性があるが。
小屋に戻って布団を被ると、アルラが電気を消す。
「マスター」
「なんだ?」
「私も布団に入っていいですか?」
「ああ。ほら」
アルラから積極的に入ってくるのは珍しかった。
彼女は布団に入ると、俺にピッタリとくっ付いて何も言わずに唇を重ねてくる。
「ん……っちゅ、ん……っん」
普段のどこか淡々としたキスと違って熱を感じるというか、感情が乗っている気がした。
「今日はありがとうございました。捨てないと言ってくれたこと、本当に嬉しかったです」
「俺の方こそ、いつもありがとう」
「……どういたしまして」
クスッと楽しげな声が聞こえる。顔が近すぎて笑った顔が見えなくて、少し残念に思う。
「もっとキスしていいですか」
答えとして、俺の方から口付ける。
舌先が俺の口を割って入り込んで口内を犯してきた。どこか甘いような唾液の味に痺れながら彼女の腰に手を回す。
「んっ……ぢゅ、ん、んぁ……ぢゅるるっ、は……マスター……」
キスをしながらアルラがパンツの中に手を忍び込ませてきた。優しく揉むように刺激を与えながら、こっちの興奮を煽ってくる。
「今日は早寝したらダメな感じ?」
「私のわがままに付き合ってください。気持ち良くさせますから」
グニグニと玉まで弄ばれてあっという間に硬くなる。
アルラは俺の準備が整ったのを確認すると、俺の上に乗って自分の服を脱いだ。前に買い与えた黒い下着を纏った彼女は、俺の手をショーツ越しに自分の股間に当てがわせた。
「あれ?」
そこには俺が知らない窪みのようなものが。
驚いて顔を上げると、アルラはしたり顔を見せた。
「マキナ様に頼んでボディをアップグレードしました。……マスターが与えてくれた体を勝手に改造したことは謝ります。ですが、私はマスターを奥深くまで感じたいんです」
「アルラ……」
「マスターのこと、目一杯、いえそれ以上に愛します。ですからマスターも私のことを愛してください」
「ああ」
しっかりと頷くと、アルラは俺の下半身を曝け出させた。代わりに俺が彼女のショーツを脱がせると、そこには今まで無かった割れ目が本当に実在していた。人間のものと遜色ない見た目。エイリアンじみた造形にも見えるのに、吸い込まれるように視線が行く。
興味津々の俺に見せつけながら、アルラは自分の股間を竿に擦り付け、焦らすようにゆっくりと腰を下ろして飲み込んでいく。
グチュ……っと粘性のある音が聞こえる。息子があらゆる方向から締め付けられて全身がくすぐったさが上った。
「これがセックス……。やっとマスターと繋がった」
根本まで完全に自分の中に挿れて、アルラはひとつになった事実を噛み締める。一方の俺はアルラの性器の感触に膝が震えていた。
「ちょっと、動くの待って……」
「どうしたんですか? 気持ちいいんですか?」
「良すぎて、あんま持たないかも」
「じゃあ、動きますね」
「待てって……!」
俺の制止する声は無視されて、容赦なく腰が振り下ろされる。
マキナのそれとはまた違う感触で快感が駆け抜ける。もう一度先端ギリギリまで引き抜かれて、パンっと腰が降りてくる。
くびれの部分にヒダヒダが引っ掛かるような感覚がしてアルラの中で息子が跳ねた。
「動くたびビクビクして情けない顔してますね。まだイクの我慢ですよ?」
「む、無理だろっ」
「無理じゃないです。ほら、大好きなおっぱいも触らないと」
腰の動きを止めないままアルラが胸を揉ませてきた。真っ黒のブラ越しに胸の重さが伝わってくる。彼女が腰を振るたびに、豊満な膨らみが揺れ動いて視覚からも甘く溶かしてくる。
ブラを軽くはだけさせるとピンクの突起が現れて、鷲掴んで手の平で転がした。
「やっぱり大好きなんですね。ちんぽもドクドク言ってます。もっと好きにしていいですよ。乳首ギューってして」
言われるままに抓って引っ張ると餅のように乳房の形が変わる。痛みを感じない彼女はどれだけ引っ張られても嬉しそうに笑うだけだった。
アルラが上半身を倒して俺に覆い被さり、食い漁るようにキスしてきた。
「ぢゅっ、ぷ……ん、じゅるるっ、んっ、はあ……♡ じゅるるるっ、ん、ぢゅううぅ……マスター答えてください。私とあの女神のおまんこ、どっちがいいですか?」
「ど、どっちも」
「そんな意地の悪いこと言うんですね。それならこうです」
急に中の締め付けが強くなる。
包み込まれる安心感がなくなり、一方的に搾り上げて屈服させるような蜜壺になった。
たまらずアルラの体を抱きしめて果てるのを我慢しようとするが、彼女は微塵も容赦してくれなかった。互いの胸を押し潰すほど密着して腰を叩きつけてくる。軋むベッドの悲鳴が、犯しにくるアルラの熱量を物語っていた。
「じゅるるっ、んぷっ♡ ぢゅぅ、ちゅうううぅ……ん、あむぅ……じゅるるるっ! マスターの、奥までピッタリ……」
「アルラ、もう……っ」
「ふふふっ。涎垂らしてドロドロですね。……いいですよ、よく頑張りました。私の中にびゅーって出してください。キツキツまんこに種付けして……♡」
耳元にダメ押しの囁きを食らって、俺はとうとう達した。
コツンとアルラの一番奥に先端が当たると、吸い付いてきて、魂ごと持っていかれるかと思った。人間相手なら本当に一発で妊娠させてしまいそうなほど長い発射にアルラはピクリとも動かず、最後の一滴まで受け止めた。
「初めての、中出し……凄い出てますね。ビュクビュクって止まらないですよ。マキナ様とどっちがいいですか?」
「アルラです……」
「はい。ご褒美です。お口開けてください」
素直に口を開けると、アルラが唾液を流し込んでくる。喉が潤うほどの量が口内を満たしてごくんと飲み込むと、頭を撫でられた。
「まだまだこれからです」
その後も何度も彼女の中に半ば無理やり出させられ、何回出したかも分からなくなった。多分、日付ももう次の日になっている。
空気を読んだのかマキナも今日は小屋に入って来ず、作業場で大人しくしているようで、俺はアルラにずっと独り占めされていた。
「じゅっ、んぷっ、じゅるるる……今、マキナ様のこと考えましたね」
疲れて元気をなくした息子を咥えたアルラが目を細めた。
「ご、ごめん。大したこと考えてないから気にしないでくれ」
「少しでも考えた時点で許しません。……ぢゅるるるるるっ! れろれろれろお♡ こんなにしてあげてるのに、他の女性のことを考えるなんて悪いおちんぽです。お仕置きします。……じゅっぷ、んっぷ、はあ……じゅるるるっ!」
ひたすら口で虐められて強制的に勃たされる。もう出るものも無い気がするのに、口淫の上手さに嫌でも反応してしまう。
しっかりと反り返ったのを見て、アルラが四つん這いになった。そして突き出したお尻を自分で持ち上げて、菊門を広げた。
「こっちの処女も奪ってください。ついでにマスターのアナル童貞も貰っちゃいます」
今まで挟む以外の遊び方がなかった彼女の臀部に、突き入れる場所が出来ている。四つん這いになるアルラを目に焼き付けようと思った時にはもう、竿を捩じ込んでいた。
ただバックでやるのとは違う背徳感があって残り少なかったはずの体力が一気に回復した。彼女の腰を持って一心不乱にピストンを繰り返す。
「お尻の穴で興奮するなんてやっぱりマスターは変態です。そんなに腰ヘコヘコさせて野生動物みたいですね」
いくら揶揄されても気にならなかった。とにかく小さな穴が気持ち良くて、淫靡で、頭の中にはそれしかなかった。
パンパンッと臀部と腰がぶつかる音が響く。きっと作業場まで聞こえているだろう。でも今は目の前のアルラに夢中で、それ以外のことはどうでも良かった。
「女の子のお尻、気持ちいいですね。普通に前の穴でするよりイケナイことしてる気になっちゃいますよね。……これからはいくらでもしていいですよ。マスターがしたい時に、ブチ犯してください」
愉快そうな声を掛けられながら腰を振る。行ったり来たりを繰り返して、身体の奥から込み上げてくるのをギリギリまで我慢した。
アルラの身体を隅々まで使用済みにしていくの実感しながら極限まで高めて、中に注ぎ込む。
流石に量はそこまで出なかったが、引き抜いた穴から白濁した液がとろりと垂れてきてドクンと心臓が跳ねた。
「これでマキナ様より一歩先に行きました」
自分でも知らない癖がどんどん開かれていってる気がした。
「はあ……はあ……♡ マスターあったかい……」
俺に正面から抱きついて腰をグリグリと動かす黒髪に恐る恐る声を掛けた。
「あ、あの……アルラさん」
「なんですか?」
「一回休み……」
望み薄なのは分かっていたが、それでも口に出さずにはいられず、心の底から懇願するようにアルラに言った。
あまりにも……あまりにも連戦数が多い。そろそろ本気で自分の体調が心配になってきた。枕元のスマホを見ると朝日が昇る時間になっているし、もう寝かせてほしい。
だがうちの厳しいアンドロイドはそれを許してくれなかった。
「ダメです。まだ休ませません。本当に怒ってるんですよ、私。あんな歳食った女で童貞卒業して、私の目の前で猿みたいにおまんこに夢中になって……。今夜でマキナ様より多く中出ししてもらいます。それでチャラにしますから」
「体壊れるって!」
心の底から叫んだ。
するとアルラも少しだけ狼狽えて目を丸くした後、髪色を銀に染めた。
「……お兄ちゃんのバカ」
「え゙」
上目遣いに甘えてくるような声音で言われ、脳が強烈な衝撃を受ける。
「今日頑張ったらいつでも兄妹プレイしてあげますよ。どうしますか?」
「……頑張る」
「はい。頑張ってください♡」
まんまと乗せられてこっちからアルラを貪った。
アルラはずっと愉しそうで何十回と「ますたぁ♡」と俺を呼んだ。
誰かの愛情に応えるというのがこんなに大変だとは……この先、長生きできる気がしない。
結局、人間の俺は体力の限界に勝てなくて知らない間に寝落ちしていた。どんなプレイをどれだけやったのか、起きた時にはほとんど忘れていた。
それでも眠気が襲って意識朦朧としている俺の額にアルラが「おやすみなさい」とキスを落としたことだけは、ちゃんと覚えている。