コンコン――と、控えめに部屋のドアがノックされる。メイドが何か持ってきたのかと思って開けると、制服姿のボタンが立っていた。
ロボットをコンテストの提出会場まで持っていった後、俺たちは帰宅して夕食を済ませた。そろそろ風呂に入ろうかと思い始めた頃で、服装を見るにボタンもこれから風呂に入るのだろう。
彼女を中に入れてソファに座らせる。
「どうしたんだ急に」
「そういえば報酬について話していなかったなと」
「ああ、それか。正直仕事らしい仕事してないし、そんなに払わなくていい。宿も食事も提供してもらってついでに駐車場代まで払ってもらったしな」
「それとこれとは話が別です。依頼主として食と住の提供は当然の義務です。報酬はきちんと見合った額を支払います。これぐらいの額ならどうですか?」
スマホを向けられる。そこにはマンションを一棟丸ごと買えそうなぶっ飛んだ値段が書いてあった。
「いやいやいや。法外すぎる。こんな金額受け取れない」
「気持ち的にはこれぐらい払いたいのですが……では、これぐらいで」
ボタンが数字を入力し直してもう一度俺に見せる、が。
「高い」
「こ、これも? じゃあこれなら……」
「とりあえず桁を減らしてくれないか」
そんなラリーを続けて提示される額を減らしていく。自分のギャラを自分で減らすというのは妙な感覚だった。
最終的に俺が首を縦に振った金額にボタンは「ではこの金額で振り込んでおきます」と渋々納得してくれた。
「ああ。また何か仕事くれ」
「はい。その時はぜひお願いしますね」
これで話は終わり――のはずなのだが。
何故かボタンはその場で固まったままジーッと俺の顔を見ていた。
「……何か?」
「何かって……もう終わりですか?」
「ん?」
話が見えない。ボタンは俺が何かを言うのを待っているようだったが、全くもって何を求めているのか分からない。静かに俺達を見ていたアルラに視線を送ってみたものの、アルラもボタンの心中を察せないようでキョトンと首を傾げて見せた。
頭に疑問符を浮かべる俺に、ボタンは「……いえ、なんでもないです」と諦めたように言って、そのまま部屋を出ていった。
「なんだったんだ?」
「さあ?」
ベッドで寝転がるマキナもよく分からないという顔をしていた。
少しボタンのことが気になるが、本人がなんでもないと言った以上、どうすることも出来ない。頭を切り替えて、この豪邸での最後の一泊を堪能するために着替えを準備する。
「お風呂?」
「ああ、今日で最後だからな。大浴場を使わせてもらう。一緒に来るか?」
「行く。アルラも行くわよね?」
「はい」
二人も着替えやタオルを準備し始めた。なんだかやり取りが家族旅行感あって楽しい。実の家族ともあまり旅行に行った覚えはないのに。せっかくだしボタンに頭を下げてシュリも連れてくれば良かった。
四階の大浴場は相変わらず持て余す、という言葉では足りないくらい広かった。ボタンの部屋にもシャワールームがあるらしく、ボタンはそっちをメインに使っているとメイドから聞いた。なら、普段は誰がこの広すぎる風呂場を使っているのやら。メイド達は別に居住スペースを与えられているみたいだし、俺達が数ヶ月ぶりの利用者なのかもしれない。
「お金。結局そこまで受け取らなかったわね。ここ数日分の食事とかはボタン側が出してくれたおかげで、食い繋げたけど」
俺に頭を洗われているマキナが言った。人の頭を洗うのは子供の頃のシュリ以来だ。
「しゃあない。さっきも言ったけどそこまで大きな仕事はしてないからな。頑張ったのはボタン本人だったし」
「それだけが理由ですか?」
今度は俺の頭にシャンプーを揉み込むアルラに訊かれた。
俺が言った言葉は決して嘘ではない。本心だ。何かを修理したわけでも作ったわけでもない、更にはほとんどボタンの努力で上手くいったロボット制作。今回の活躍度的に、高い報酬は見合わない。
ただもう一つ、ボタンに言っていない理由もあって。
「……ボタンの初めてを奪った上に多額の金まで巻き上げたとなると、俺の印象が悪すぎる」
「初めて奪った時点で最悪だと思うわ」
マキナが背中越しに言い放った。俺もその自覚があるからこそ、多少自重しているのだ。
頭が洗い終わると、今度は身体を泡と手ぬぐいで擦ってあげた。俺も手際良くアルラに洗われると、マキナが俺に向き直った。
「帰ったらまた仕事集めね。ま、そんなに焦らずともすぐに野垂れ死ぬってことはないでしょ。……さてと」
カチッと。明確にマキナの目つきが変わり、急に色香を漂わせる。
「キスして」
首に腕を回して抱きついてくると、彼女は口を軽く突き出した。
その唇に触れようと顔を近づける。もう数センチで触れる、と思ったその時だった。
ガラガラッ――。
浴場の扉が開いた。
俺とマキナが驚いて入口を見ると、そこには手ぬぐい一枚だけで身体の正面を隠したボタンがいた。
恥ずかしそうに顔を赤くして、それでもドアを確かに閉め、俺達の元へと歩んでくる。
「お、お邪魔します……」
手ぬぐいを胸元から垂らし、ギリギリ胸の頂点と性器を隠しているが、当然身体の幅と合っていない。胸や腰、太ももの外側の部分は出ていて、どうしても肌色の部分に目が吸い込まれる。
もちろんこっちも全裸。学校で息子をボタンに見せつけたとはいえ、生まれたままの姿を見せるのはそれなりに抵抗がある。
しかもこれからまさにマキナと押っ始めようというタイミング。動揺するなと言うのは無理な話だった。
「ぼ、ボタン、悪い。今、俺らが使ってるから……」
「私も混ぜてください」
ボタンのはっきりとした声にシンと大浴場が静まり返る。
するとボタンは目をグルグルと回しながら必死に俺に言った。
「か、帰ってからもするって言ってたじゃないですか! なのにナオさん全く何もする気配ないから……」
「……言ったっけ? そんなこと」
「うぅ……ぐすっ。勇気出してこっちから突撃したのに」
「あー泣くな! ごめんって」
涙目になった彼女を手招きすると素直に側まで寄ってきた。
「ボタンもシたいの?」
俺に抱きついたままのマキナが訊ねると、ボタンは躊躇いがちに頷く。いきなり入ってきたボタンに驚いていたマキナだが、彼女はすぐに順応した。
「じゃあナオの勃たせないと……アルラ」
「はい」
皆まで言わずともアルラは理解してボタンの背後に回った。そして彼女を俺に向き合う形でバスチェアに座らせると、容赦なく手ぬぐいを
「きゃっ!」
「隠さないでください。どうせ全部見られるんですから」
ボタンの身体が全て曝け出される。
下は毛が生えていて、上の膨らみには少し色褪せた突起が付いていた。
アルラやマキナのような完成された身体とは違う、生々しい肉体。
「見ないでください……あ、アルラさん達みたいに綺麗じゃないから」
「そんなことない。十分、綺麗だ」
目を合わせられないといった様子でボタンは顔を逸らす。
するとアルラが背後からボタンにキスをした。
「んむっ⁉︎」
驚くボタンを無視して、アルラはそのまま胸を揉みしだく。更には足を開かせて、俺に性器を見せつけるような体勢にさせた。
「アルラさん、やめ……恥ずかしい、です……んじゅっ、んむっ、あっ……ぢゅむっ……」
「んぢゅるるっ、んちゅぷっ……だからやるんです。恥ずかしいところ全部見せて、マスターのをギンギンにしましょう。ご褒美におちんぽしてくれますよ」
「っ!」
アルラに舌を喰われながら、ボタンはギュッと目を瞑り足を大きく広げる。部室で見た時よりも隅々までボタンの恥部が見える。
アルラが両手でボタンの突起を転がして遊んでいるせいでボタンが悩ましげな声を抑えきれておらず、早く繋がりたい本能が呼び起こされていく。
徐々に立ち上がる息子だったが、そんな逸る気持ちをマキナが抑えつけにきた。
「慌てない慌てない。もっと我慢した方が気持ちいいでしょ。……ん、むぢゅぅ……ん、あっむぅ……じゅるるるる……♡」
俺にしなだれかかって濃厚に舌を絡ませてくる。わざと竿を触らず、玉を揉みながら小悪魔スマイルで俺の気持ちを煽った。
「ボタン、エローい。胸も大きいし、陰毛が生えてるのが人間らしくていいよね。乳首もピンクじゃないのがえっちい。ナオがどハマりしそうなドスケベボディでちょっとジェラっちゃうわ」
マキナが自分の胸を軽く揉み始めた。何を始めるんだ、と思ったら彼女は自分の母乳を出して指に付けると、俺の口に突っ込んで舐めさせた。
「ちゃんと私のことも見てよ。新しい女の子ばっかりに夢中になってたらおっぱい飲ませてあげないんだからね」
「見てるよ。今日もハメ倒すからな」
「ふへへ♡ 約束だからね」
安心したのか少女らしくはにかむ。
「本当は一発目は私が貰いたかったけど……ボタンに譲ってあげる」
俺もボタンも身体の準備が整ったところでマキナは俺から離れた。アルラもボタンへのキスを止めて、背もたれ代わりにボタンの身体を支えた。
「さて。存分に味わってください」
アルラの台詞を皮切りに火蓋が切られた。
ボタンの中に一気に挿し入れる。
「あ゙っ♡ おく、ゴリって……、んぐっ、あぅ、あっ、いぃ……♡」
最初から飛ばして激しく打ち込んだ。ボタンは俺に抱きついて嬌声を抑えることなく大浴場に響かせる。
「ん、あっ、ナオさんっ♡ そこっ! イイです……グリグリしちゃ……んん゙っ! 声出ちゃう! いっぱいピストンしてくださいっ♡」
お淑やかで恥ずかしがり屋だったはずのボタンが情熱的に俺を求めてくる。目も完全に蕩けていて俺に掻き乱されることだけに意識が向いている。
性欲に身体を支配されたボタンを前に、腰の動きはヒートアップした。
まだ開通したばかりの蜜壺は圧迫感が強くて、一回いっかい動くたびに搾り上げてくるようだった。
「ボタン、締め付けキツすぎっ」
「気持ちいいですか? もっと、おまんこしていいですから……んぅ、ぐっ! 手加減しないで♡」
唾液が口から溢れて理性が飛びながらも俺を包み込む包容力を垣間見せてくる。年下なのに甘えたくなるような安産型の肉体と柔らかな精神。彼女を手篭めにしたいと思うのは当然のことだった。
「全部ドロドロにするから」
「はい! 好きにしてください……ん、っは、あぅ! んんんっ、あ、あ…………きゃうっ⁉︎」
寸前まで溜め込んだものを発射される直前でボタンから引き抜いて身体にぶっかけた。下腹部からお腹、谷間まで白く汚していく。
ボタンはその量と熱さに目を白黒させる。驚いた表情の彼女の口に竿を突っ込んだ。
「んぐっ⁉︎」
「吸い出して」
「……んむ、ちゅうぅぅ……んちゅる」
「もっと」
「……ぢゅるるるるっ! んじゅっ、じゅううぅ……♡ …………ごくんっ!」
文句の一つも言わずボタンは残滓を口で吸い出し、飲み込んだ。アルラがそっとボタンにレクチャーする。
「これからはそうやってお掃除するんですよ」
「は、はい。分かりました」
ボタンは律儀に頷いた。
最初から全力で動いたからか、グッと疲れが押し寄せる。だが、もちろん俺に休んでいる暇なんてあるわけなくて。
「なーに疲れてんの。今度はこっち」
マキナが待ち侘びた、といった様子で俺に足を広げて見せた。
「あ、アルラ♡ クリ、そんなに舐めちゃ……ん゛っ♡」
「本格的にレズプレイにハマってきてますね。マスターの身体以外舐め回したくないのですが……まあ、4Pを盛り上げるためです」
立ったまま後ろから俺に突かれているマキナの陰核をアルラが舐め回す。先日と同じように前後から俺達二人に責め倒されてマキナの足はガクガクに震えていた。
秘所からは愛液が滴り落ち、胸からはミルクが吹き出ている。
腰同士がぶつかる音を響かせるたび、マキナの中は締まった。
「ぐあっ、うぁ、ん、ぉ……♡ おちんぽ、奥まで来てるっ♡ ああっ……やだ、気持ちいい……♡」
マキナは快楽だけに浸る生物に成り下がっていた。
奥にあたる感触がどんどん俺側に近づいてきている。子宮が降りて完全に一匹のメスとして俺の子種を欲していた。
俺も理性がほとんど飛んでいて、マキナを――いや、この場にいる三人を犯すことだけが頭にあった。
「ナオさん。キス……」
ボタンが横から俺にもたれ掛かって口を突き出した。
マキナを突きながらボタンの唇を
「じゅるっ、ぢゅぅ……ん、んむぅ……ちゅっ♡ ちゃんと出来てますか? 大人のチューもっと上手くなりたいです」
「出来てる。もっとくっ付いて」
「はい♡」
ボタンを抱き寄せて尻を撫で回す。
くすぐったそうにしながら、ボタンはキスに酔いしれていた。
四人で身を寄せ合ってそれぞれがそれぞれに夢中になる。むせ返るような性の匂いに桃源郷を幻視した。
マキナがもう立っていられるのも困難な状態になった。そして俺も。
「ひぅ! んぉ、はっ、もうダメ……イク…………♡」
「マキナ、俺も!」
「うっ、ぐっ♡ んんっ! いくっ♡ 一番おっきいの、くるっ♡ あ゛っ、あ、いくイクイクイクイクいくっ! んんんん゛〜〜〜〜っ‼︎」
俺とマキナが同時に達する。
俺はマキナに注ぎ込んで、マキナはプシャーっと音を立てて透明な噴水を上げた。熱心に彼女を舐めていたアルラの顔に噴水が掛かる。
不快な顔をしながら、アルラはピクリとも動かずにマキナの潮を受けた。
「ご、ごめん。アルラ」
「……まあ、洗い流せるので構いませんけど」
アルラはジトリと湿った目でマキナを睨む。一刻も早くマキナから離れたいという表情。
しかし俺がマキナから竿を引き抜くと、アルラはすかさずマキナの割れ目を舐め始めた。
「精液垂れてます。もったいない……れろ、じゅぷっ! ん、れろぉ……ぢゅるるるるっ!」
「ちょ、アルラ! もういいって……んぅ♡」
◆
――んふっ、じゅぷっ♡ んぐっ、ぉぐっ……じゅるっ、れろぉ…………♡
もうすっかり夜中だ。窓の外は真っ暗だった。
誰も彼もが寝静まるはずの時間、だがそれでも俺達は止まらなかった。
「おにいちゃんの、おちんぽ。おいひぃです……♡ フェラの練習頑張りますから……もっと見てくらさい……じゅるっ、んぐっぷ♡」
「散々女の子ぶち犯したちんぽを妹にご奉仕フェラさせるなんて、最悪なお兄ちゃんです。もう一人の妹が知ったら幻滅しますよ」
部屋でボタンと銀髪のアルラと兄妹プレイの真っ最中だった。
ベッドの上で二人に舐めさせて、スマホで録画する。すでに体液に塗れた二人が舌を上から下、下から上へと動かす様子が、余すことなくデータとして刻まれる。実際に目で見るより、画面越しに見る方が気分が良かった。
スマホを宙に浮かせて録画したまま、二人の頭を掴んで息子を端正な顔に擦り付けた。
「んむっ♡ はあ……おにいちゃんの匂い。せーえきとおしっこの……好きです。嗅ぐたびにイケナイ気持ちになっちゃう。おにいちゃん……ちんちん……好き♡」
「酷い匂い。嗅いでるだけで妊娠させられそう。すん、すん……はあ♡ シスコンお兄ちゃんは妹にこの匂い覚えさせるのが性癖なんですよね。困ったお兄ちゃんです。……すんすん、すー、はー♡ ザーメンくさい……♡」
タイプの違う妹に囲まれてゾクゾクした。
と、そこでドアがノックされる。
「はーい」
水を飲んで休憩していたマキナがドアを開けると、ボタンのメイドが姿を現した。
「避妊薬をお持ちしました。それと勝手ながら精力剤の方も。ご自由にお使いください。それでは、ごゆっくり」
ボタンが全裸で男の一物を咥えているというのに、何もなかったかのように部屋を後にした。本当に優秀なメイドだ。
「色々見られたけど大丈夫か?」
「わかんない、れす……じゅるるるっ! んじゅっぽ、んぷっ、ぢゅるっ♡ もっと、ハボタンのおくちまんこ見て♡ ……んずっ、じゅっ、じゅるるるるるっ!」
咥えるのに夢中になっていてボタンは気にも留めていなかった。
たった一日でここまで堕ちるとは。蝶よ花よと愛でられた子ほど、こういうのにハマるのかもしれない。
「精力剤だって。今日は寝れないねえ」
マキナが俺に口移しで精力剤を飲ませてきた。あっという間に身体の熱が上がる。即効性の高さに幾つか持って帰ろうかと思った。
全く萎えそうにない竿から勢いよく打ち上げると、顔を汚されたアルラとボタンは満足そうに笑って、お互いの顔を舐め始めた。