※この作品はR-18です。

デイビット・マルティネスに転生したのでルーシーとの幸せを闘争で掴み伝説になる!!   作:基地司令

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お待たせしました。

アニメ第一話の内容だけでも落とし込むのに数話に分けないと大変です。
今回はデイビット君ママの部分を一日通して描きました。
まぁアニメからセリフなんか持ってきたのでそこは楽だったんですが設定の無い架空部分の話をそれらしく作るのは大変です。


第三話

 

 2075年6月9日 07:00 ナイトシティ サントドミンゴ地区 H04メガビルディング

 

 新たな一日が始まり昨日の出来事を振り返ってみた。特筆する点は当然ドクと通話しながら見たBDの件だ。

 今日は母さんと俺が事故に遭い翌日母さんは容体が悪化し死亡する。勿論デイヴィッドは単にこの日を迎えたのではなく、出来る限り準備をしてきた。金持ちコーポの餓鬼と揉めないように注意しつつ、裏BDを生徒たちに売り小金を稼いできた。更にサンデヴィスタンを含むサイバーウェアは付ける都度人間性が少しづつ失われ最後にはサイバーサイコシスと言う精神病を発症し見境なく周囲を攻撃するようになる。デイヴィッドは人間性を少しでも確保する為日々体を鍛えてきた。この時点でシリーズ最終話程度には肉体を鍛え上げており少なくとも今ならサンデヴィスタンをインストールしても無問題な筈。

 

「ピッピッピッ」

 

「洗濯が完了しました」

 

 母さんは相変わらず仕事で疲弊してベッドに入らずソファーで朝を迎えた

 

「ほんっとにもう」

 

「あっ」

 

「ああ……おはよう」

 

「またこんなところで寝てちゃんとベッドで寝なよ」

 

「ああ 夜勤明けだとついね」

 

「そういえば授業で使うデバイスのアップデートちゃんとした?」

 

「ああしたよ でも大丈夫なの? 母さんの仕事ってそんな給料ないと思うけど……」

 

「大丈夫じゃなきゃとっくに中退させてるわよ」

 

「ピッピッピッ」

 

「あ?」

 

「昨夜MaxTacに射殺されたジェームス・ノリス元中尉の遺体から軍用インプラントが紛失しており……」

 

「母さん! あそこにいたの?」

 

「最悪よ死体の山」

 

「もう行きなさい」

 

「はぁい」

 

「あ! ちょっと待って」

 

「なに?」

 

「今日からトラウマ会員よ!」

 

 そういって母さんが渡してきたのはトラウマチームの会員証だった。

 

「!? 母さん! これ本物か? いやいやありえないよいくらするか知ってるでしょ!?」

 

「あんたが驚くのは当然だけどそれは本物よ、まったく今まで制服でこの辺歩いてて襲われた事がないのが不思議よ」

 

「ちょっと朝からこの情報はきついよ」

 

「話は帰ったらするからもう行きなさい!」

 

「はぁーい」

 

「いってらっしゃい」

 

 ♪ ~~ ~~♪ ~~

 

「メイン? グロリアよ」

 

 市内中心部にあるアラサカ・スクールに向かう。

 

(そういえばテレビで母さんが盗んだサンデヴィスタンの話してたけど母さん救えても後から捕まらないか?)

 

 それはそれで俺の理想とは違うから回避したいけど、兎に角今日は平和に過ぎてほしい。

 NCARTメモリアルパーク駅で下車すると昨夜NCPDが壮絶な死闘を行った現場を通った。既に遺体の処理は住んでいたが、多少薄れてはいてもそこには強烈な死の匂いが漂っていた。一晩では痕跡が消えるはずもなく未だにNCPDが現場検証を行っていた。メモリアルパークに続く階段を上がる中視線に気づく、しかしその方角を見ても相手は既に姿を消していた。

 

「ここまでで既に大分設定が盛られてる気がするけどルーシーとは出会えるのか?」

 

 不安を抱きつつ今日もアラサカスクールに向かう。

 生徒が集まるとすぐに授業が始まる。

 

「おはようございます 欠席者なしすばらしいですね」

 

「では授業を始めます本日は……」

 

 カツオ君がホロで話しかけてきた。

 

「おい昨日の事件みたか?」

 

「当然だよ」

 

「新作BDも出たんだろ?」

 

「あ~ それねその話は後にしてくれ」

 

「まぁいい他の奴には話すなよ」

 

 教師の話が入ってこなかったけどこの段階じゃ特に問題ない

 

「では精神の開放のためにログインお願いします」

 

 授業の後……

 

「おいデイビィット! 終わったら話をすると言っただろ!」

 

「あそこで話をするのは流石にまずいだろ? もう少し場所を考えよう」

 

「う…… まぁたしかにそうだな」

 

「でだ 昨日のサイバーサイコの事件だが、当然のように直後にBDが出回った」

 

「観たのか?」

 

「当然な! 正直凄いの一言だ刺激的すぎると言ってもいい」

 

「俺も観た! いいくらだ?」

 

「8000」

 

「おい! それ本気で言ってるのか!?」

 

「27人のNCPDを殺してMaxTacと撃ち合いをする元軍人のサイコ野郎のBDなんか次いつ出るかわからないよ?」

 

「ぐぬぬぬ」

 

「わかったよ払うよ」

 

 カツオは文句を言いつつ8000€$を送金してきた。なぉ円にすると160万円となる。前世当時のレートが1ドル148円程だったので、1€$当たりの価値が52円上昇している事になる。

 

(前世じゃ経験ないけどありえないレートでもないかな?)

 

「じゃ例のBDがコレだ」

 

「おお! これか」

 

「言っておくけど家で見ろよ? かなり強烈だからな?」

 

「ああ分かってるよ こんなの外じゃ危なくて観れない」

 

 そこで放送が入る。

 

「デビッド・マルティネス君至急校長室まで来てください 繰り返します」

 

「おいなにしたんだ? まさかバレたんじゃないよな?」

 

「もしそうならこんな呼び出し方はしないと思うけどな」

 

「とりあえず行くよ」

 

「もし退学になりそうなら連絡しろパパに頼んで何とかしてやる!」

 

「覚えておくよ」

 

 まさかカツオがそんな事言ってくるとは思わず人間関係も変わったと思いながら校長室に足を向ける。

 校長室に向かうと母さんの姿もあった。

 

「デイビット君待っていましたよ」

 

「校長先生自分には呼び出されるような心当たりがないのですが?」

 

「まぁ詳しい話をしますので座ってください」

 

「はい」

 

「お母さまにも来ていただいたのは今後のデビット君の事についてです」

 

「ずいぶん苦労されて当校に進ませたようですが今後も学校関連でお支払いいただく場合もあると思いますその辺りお母様はどのようにお考えですか?」

 

「大丈夫です 必要な支払いがあれば必ずお支払いします」

 

「そうですか? まぁ本日はデビット君が最近特に親しくしているタナカ・カツオ君のお父様からアラサカ銀行を通じて融資を受けないかと話があったのでお呼びしたのです」

 

「すみません息子は学校での交友関係を私に話さないのでよくわからないのですが?」

 

「タナカ様は当校の役員もされていますので生徒の情報にもアクセスが出来る立場にあります、もちろん守秘義務がありますので外に漏れる心配はありません」

 

「それでなぜ息子に融資の話が来たのでしょうか?」

 

「お母様デイビット君は現在当校に在籍している生徒の中でも上位の成績にあります当然次期アラサカへの入社も可能とみていい位です」

 

「しかしながら金銭的事情から中退と言う事になればそれはアラサカ社の損失と同義なのです」

 

「だから融資を?」

 

「そうです ああ返済のご心配でしたら無用です」

 

「デイビット君が価値を示してくれさえすれば融資額など簡単に回収できますから」

 

「あの校長先生 オハナシハ大体わかりましたが即断するのは……」

 

「まぁそうでしょうね」

 

「それでは本日はより詳しい説明を記載した資料を持ち帰っていただき検討されるというのは?」

 

「はいそうさせてください この子とも改めて話してみますので」

 

 そうして面談は終了した。退学の話じゃなかったけど、更にルートが分岐したらしい。

 

「学校役員の息子と仲良くなるなんて器用な事出来るとは思わなかったわよ! 一体どうしたの?」

 

「別にたまたまだよ 最初は貧乏人認定されて浮いてた」

 

「家が貧乏なのは否定しようがないけど、そんな発言私が親ならさせないわよ」

 

「まぁクラスメイトは俺以外漏れなく親がコーポで金があるからね~」

 

「でさ~考えたんだけど」

 

「なにお?」

 

「俺学校辞めて働いた方がいいんじゃない?」

 

「何言ってるの!」

 

「だって融資受けて成績維持出来なかったりアラサカに入れなかったら借金背負うことになるじゃん?」

 

「じゃあたしは何のために働いてるのよ……あんたの為にと思って……働いて……」

 

「働いて…… なんだと思ってるのよ」

 

「母さん?」

 

「あんたは頭がいいし才能だってあるっていわれて……」

 

「だから……」

 

「あんたのためにと思って必死になって働いてんのに……」

 

(ヤバい地雷踏んだどうしよう)

 

「言い過ぎたよ」

 

「あんたが学校で苦労してるのは知ってるわよ」

 

「母さんだって同じようなものだもの」

 

「だからこそ見返してやりたいの」

 

「あんたにはエリートになってアラサカタワーの最上階に勤めるくらいになってほしいんだよ」

 

「そのくらいの才能があるんだもの」

 

 この展開は……

 

 ガチャ!  ドガがガガガッ!!! 連続した射撃が目の前で起こる。

 

 ドガがガガガッ! ズドドド! 

 

 生まれ変わって以来自分以外の誰かがここまで近くで銃を撃つ様は初めてだ。

 コーポの制服を着ていながら自分たちが標的ではなかったのは幸運だ。

 襲撃を仕掛けてきたのはアニマルズ

 

「ブッ殺せ! 逃がすな!」

 

「コーポのリムジンクソ硬えぞ!」

 

「アニマルズの魂を見せつけてやれ!」

 

「うおー!」

 

 アニマルズの一人が抱えるロケットを構える。

 

「母さんブレーキ!」

 

 言うより早くロケットは放たれる。

 

 リムジンは後ろから打ち込まれたロケット弾で大きく吹き飛んだ。

 

「ブレーキ!! うあああぁぁ!!」

 

「うっ ううっ…… ハァハァ」

 

「ううっ かあさん?」

 

「かあさん!」

 

 読んでも返事はない……でもこの展開は

 そう思った瞬間AVの飛行音が聞こえた。

 

「トラウマ・チームだ助かった」

 

 タブレット型デバイスを持った隊員が近づき何かを調べる。

 ピピピピ ピコン! 

 

「契約者だ」

 

「こちらもだ」

 

「よし! リムジンの契約者含めすぐに運び込め」

 

「了解」

 

(ああ……俺は非力だ母さんがトラウマ・チームと契約をしてなかったら運命を変えるなんて無理だった)

 

 そんなことが意識が薄れる中頭に浮かんだ。

 あれからどれだけ眠ってたのか目が覚めるとベッドの中だった。腕には点滴のチューブが付いていて視界に入るもの全てが白一色で一瞬死んだのかと思った。最もトラウマ・チームに収容されるときの記憶が浮かんだのでそれで納得できた。今いるのはナイトシティにある企業病院だと思う。頭がぼーっとしていて上手く思考出来ない。

 

 2075年6月9日 ?? :?? ナイトシティ ワトソン地区 リトルチャイナ ナイトシティメディカルセンター

 

「デイビット君? 聞こえる? ここが何処だかわかる?」

 

 声をかけられたけどうまく返事が出来ない。

 

「まだ意識がハッキリしてないようね」

 

「今先生を呼ぶから少し待っていてね」

 

 看護婦? はそう言って部屋を出ていく。

 暫く後……

 

「わたしがわかるかい?」

 

「はい」

 

「自分がだれでここが何処かわかるかい?」

 

「俺は……デイビット・マルティネスここは病院ですよね?」

 

「そうだね」

 

「事故の時の記憶はあるかい?」

 

「コーポの車が襲撃されてそれに巻き込まれました」

 

「うん 記憶に問題はなさそうだ」

 

「母さんが一緒に運ばれたはずですが無事ですか?」

 

「……君のお母さんはね一応手術は成功したんだけど、まだ昏睡状態で当分は入院する事になる」

 

「会えますか?」

 

「部屋の外からならいいけど、直接の面会は意識が回復してからの方がいい」

 

「君は幸い大きなケガも無かったから簡単な検査が終わればすぐにでも退院出来る」

 

「迎えを頼める人はいるかい?」

 

「はい後で連絡します」

 

「わかったそれじゃこの後検査の予定を入れるから少し待っていてください」

 

 検査の間にホロ通信でタナカ君を呼び出す。

 

 ♪ ~~♪ ~~

 

「今更連絡してきてどうした!? やっぱ退学か?」

 

「いや呼び出しは違うことだったんだけど……」

 

「? 何かあったか?」

 

「帰りにアニマルズがコーポの車両に襲撃を仕掛けてそれに巻き込まれちゃって」

 

「怪我したのか?」

 

「俺は大したことなかったけど母さんが重傷みたいなんだ」

 

「いまどこなんだ?」

 

「ワトソン地区のメディカルセンター」

 

「救急がそんなとこにはこんだのか?」

 

「いやトラウマが運び込んだんだ」

 

「お前会員だったのか?」

 

「今朝母さんに会員証を渡されたよ」

 

「運がいい奴だなわかった迎えに行ってやるよ」

 

「助かるけどいいのいいの?」

 

「そのお願いに連絡してきたんだろ?」

 

「ありがとう今検査の途中だけどもうすぐ終わると思う」

 

「わかった、じゃ後でな」

 

「うん」

 

 検査はその後も続き1時間後……

 

「これで検査は終了ですお疲れ様です」

 

「現状では大きな異常は見つかりませでした、後日詳しい結果を説明します」

 

「ありがとうございます」

 

「お迎えの方も到着したようです」

 

 先生が視線を向けた方を見るとタナカ君と一度だけ見たお父さんの姿があった。

 直ぐに挨拶の為外に出る。

 

「タナカさん、カツオ君本当に迷惑かけてすみません」

 

「デイビット君迷惑なんて思わなくていい君はカツオの友人で成績優秀なアカデミーの生徒だこの程度は迷惑の内に入らないよ。

 

「そうだぜ無事でよかったぜ!」

 

 そのが改めて二人に礼をして迎えの車に乗り込んだ。

 

「しかしあの事件はニュースで見て知ってたけどまさか巻き込まれてるとは思わなかったぜ!」

 

「俺もだよ窓の外を見たら隣の車から銃を持った男が身を乗り出してるのが見えて母さんに声かけるのとほぼ同時に撃たれて正直死んだと思ったよ」

 

「デイビット君一応君の家には向かってるがこれからどうするつもりだい?」

 

「今の状況だと母さんの治療にお金が必要になるので学業を続けるのは難しいと思います」

 

「今日があったと思うが融資の件は?」

 

「あれは学校費用の件ですよね? 俺だけじゃ治療費を確保するのも大変ですから勉強に集中するのは無理です」

 

「今回の件は単なる奨学金の話じゃない優秀な生徒に援助したいと思って話をしたんだ、だからもう少し考えてみてくれないか? しばらく考える時間をあげよう」

 

「わかりました」

 

 そうしてタナカさんに自宅まで送ってもらう珍事まで経験してしまった。

 

 2075年6月9日 22:30 ナイトシティ サントドミンゴ地区 H04メガビルディング

 

 濃密な一日が終わり家に帰ってきた……

 結局事故そのものは防げなかった母さんは重傷を負い意識もない、流石にスカベンジャーに殺されることはないと思うけど回復しない可能性もある。ルーシーだけじゃない母さんにも生きていい人生を送らせてあげたかった。まだ希望は捨ててないけど、気分は最悪だ。

 

「あっ これは!」

 

 病院から持ち帰った母さんの荷物を片付けようとするとサンデヴィスタンが入っている袋が出てくる。ノリス元中尉の遺体から回収されたサイバーウェアだ。これはもう着ける以外選択肢は無いと思った。これを付けてルーシーと出会えれば、メイン達とも出会える筈だ。

 

「今日はもう疲れた……明日リパーの所に持って行って装着してもらおう」

 

 シャワーだけ浴びてそのままベッドにダイブした。

 

 




次回はサンデビスタンをつけていよいよヒロインとの出会いなんですが…

皆さんはサイバーパンク2077・サイバーパンクエッジランナーで脳を焼かれましたか?

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