デイビット・マルティネスに転生したのでルーシーとの幸せを闘争で掴み伝説になる!! 作:基地司令
2075年6月11日 08:00 ナイトシティ サントドミンゴ地区 H04メガビルディング
昨夜メインにサンデヴィスタンを渡したけど、メインは本当に自分にインストールするつもりなのか? 本人もヤバい代物だとは認識してはいるだろうけど、認識の程度が違うと思う。
サンデヴィスタンを付けるのかなりの負担になる。軍人として成功してたであろうノリスですらサイバーサイコ化してマックスタックに処理される結果になった。サンデヴィスタンは軍事用デバイスであり民間には基本的に流通はしていないが、横流し品として一定数が闇市に流れている。母さんが入手したのはその中でも特殊なもので試作品として製造された物。危険度は量産タイプ以上なのは言うまでもない。
筋を通してメインに私はしたが、もしサイバーサイコになるのであれば可能な
(もしメインが、サイバーサイコ化したら救えるんだろうか?)
そんなこの先予想? いやほぼ確定した未来を考えながら、現時点で最重要な課題に目を向ける。
「母さんの治療費どうするかな? 手っ取り早いのは傭兵稼業だけどルーキーには割のいい仕事は入ってこないからなぁ……」
(NCPDの業務委託でもしてみるか? 年齢制限とかあったら終わりだけど)
ネットで検索を行うと市民は自動的に基本登録されているとなっていた。
実際に利用が開始されるのは対象者が15才に達した後犯罪行為の制圧を行うと記録されその後付近で発生した事案をNCPD通信指令の形で連絡が入る仕組みらしい。
「へぇーじゃ改めて手続きしなくていいのか簡単でいいな」
「じゃぁ早速町で出てみるかな」
自宅を後にメトロに向かう。使い慣れたメトロへの道はいつも通りカオスな光景だった。BDを鑑賞しながら自慰する者、薬物を売る者,使う者、NCPDが対応しない犯罪がそこかしこで行われている。前世では非日常だったそれはここナイトシティでは当たり前の光景になっている。
メトロに乗り込んでしばらく車内で気づいた視界の端にちらちらする人影が、視線で追うと他の乗客のスロットからチップが飛び出し白髪の若い女がキャッチしている。
誰もそのことに気づかない。視線を窓の外に戻した、その時スロットに入れたチップ表示が消えた犯人は明らかだ。
「え?」
視線が交差する彼女は手を振り払い。
「ちょっと来な」
と言い車両の端に向かう。
「どうゆうつもり?」
「何が?」
「私の仕事を邪魔したわ」
「いやおとなしく盗ませるやつがいるかよ」
「チラチラ私を見てたでしょ?」
「まさか泥棒だったとは」
「どっかで会った?」
「いや初めてだよ」
「あらら~あんたのチップいいものじゃない」
「ガキが持つには高級なんじゃないあ?」
「ネットランナーなの?」
「さぁねお互い詮索は止めましょう。それがナイトシティでしょ?」
「その代わり私の仕事を手伝わない?」
「泥棒を?」
「私が狙うのはアラサカの奴だけ」
「じゃ俺はコーポに見えたの?」
「スキャンしたらアラサカアカデミーのID登録がね」
「まっ言われてみればコーポのガキには見えないか」
「あそこならもう辞めたよ」
「へ~?」
「狙うのはコーポだけだね?」
「やる気になった?」
その後メトロ車内でアラサカ社員のチップをするバイトをタッグでこなした。サンデヴィスタンを使わなくてもこの程度の事は余裕でこなせた。トレーニングしておいてよかった。
「いい感じだったわあんた意外と動けるのね?」
「この位ならなんて事はないよ」
「そう?」
「まだ続けるの?」
「今日はもう終わりでいいわ」
「まだいけるよ?」
「いいから着て」
まさかサンデヴィスタンも無しで家に連れてってくれるの?
「入って」
「お邪魔します」
「座ってビールしかないからビールね」
「ありがと乾杯」
「あんたの服ちょっとダサくない?」
「そこまでじゃないだろ」
「ダサいわよちょっと貸して」
上着をはぎ取られた。
「おい! なにすんだ」
「おいおい勝手に書くなって」
「エッジランナーズ?」
「サイバーパンクの別名よ なるんでしょ?」
「そっちこそあのダサいポスター部屋に貼る?」
「悪い?」
「え? よく宣伝でこの世の楽園って扱いされてるけど……開発でどれだけ人が死んでるか知ってる? どっちかと言うと地獄だよ」
「詳しいのね」
「アカデミーじゃ広告で言わないことまで教えるからね」
「流石アラサカアカデミーのお坊ちゃん」
「そんなんじゃ」
「通ってるだけでお坊ちゃんよ」
「違う! うちには親父も金もなかった」
「母さんが無理をして俺をアカデミーに入れたんだ」
「入ってすぐに分かった俺はなじめないって」
「それが分かっても何でアカデミーを辞めなかったの?」
「無理だよ母さんの夢はアラサカの頂点で俺が働くことだったんだからその為に努力した」
「それって他人の夢じゃん」
「え?」
「親子って別々の人間でしょ? あんた人の夢のために生きてるの?
「それって駄目なこと?」
「夢は他人のものじゃないわ」
「自分には夢があるって口ぶりだね」
「あるの?」
「あんたは地獄って言うけどさ私にとってはここが地獄」
「この町の事?」
「私は遠いところに行きたいんだ いいもの見せてあげる」
二人で月面を歩くBDを見たナイトシティでは見ることのできない光景。
「フフフっ」
「アハハ」
「私たちいいコンビになりそうじゃない?」
「そうだね」
その時の微笑で惚れたのは前世のいい思い出だけど生で見ると破壊力は100倍に感じた。
「本当は今日NCPDの依頼受けようと思ってたんだ」
「へぇ~ あたしがそれ邪魔しちゃった感じ?」
「否定はできないかな?」
「じゃお詫びに明日はその依頼に協力してあげる」
「マジ! すげぇ助かるよ」
「ふふっあたしが助っ人に入れば大抵の依頼はこなせるわよ」
「そりゃいい明日が楽しみだ」
「そうね」
「じゃ俺はそろそろ帰るよ」
「そう? 泊まっていけば?」
「マジで言ってる?」
「フッもちろん冗談よ」
「今はそんな冗談聞きたくないかった」
「じゃ次は本気の時に言うわ」
「言ったな? その時は冗談では済まないぞ」
「ええ? 何する気?」
「さぁね」
そのままあいつは部屋を出て行った。
あいつをスキャンした時メインのホロ通話記録が出てきたから裏を取る為行動してたけど特に問題なさそうだったからそのまま返した。
デビッド・マルティネス、メインの取引相手の子供何を取引したのかそれは聞いてない。私はチームに入っているけど常に一緒に行動するわけでもなく必要に応じて仕事をするだから常に連絡を取ることもない。今回はたまたま連絡が来ただけ直ぐに取引が無事済んだと知らせが入った事もあって深くは考えなかった。
(デビッド・マルティネス君どんな力持ってるか楽しみね)
皆さんはサイバーパンク2077・サイバーパンクエッジランナーで脳を焼かれましたか?
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