※この作品はR-18です。

長瀬楓の甲賀淫法帳   作:浜崎りお子

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参之巻 ―暗闘―

 それは宵闇に染め上げられた深夜のことだった。

 

「!!」

 

「!?」

 

 草木も眠り、影が陰に呑まれる刻限。帳の降りた麻帆良の片隅で並の人間では気付くこともできない静かで鋭く、何よりも陰惨な殺気が二度三度と交叉した。

 幽かに揺れる木々の合間を縫って、一拍後には遥か彼方に音もなく位置を変える殺気の激突は突如響いたキンッという透き通った金切り音と共に姿を現したのだった。

 

「ぐっ!?」

 

それは切れ長な双眸に年齢離れした成熟の体躯を有する麻帆良学園女子中等部の生徒、長瀬楓。常ならば余裕たっぷりに飄々と万事を受け流す彼女が苦悶の表情と共にドサッと木の根の上に叩き付けられたのだった。

 楓は咄嗟に受け身を取ったものの、受け流し切れなかった勢いに、その豊かな胸元がぶるんと揺れる。

 

「若くして中忍に上り詰めた才女と聞いて楽しみにしていたが……所詮はこの程度か」

 

そんな楓の上空、鬱蒼と茂る木々の枝の一つに音もなく姿を現した男が苦痛に顔を歪ませる楓を見下ろしながらどこか愉しむ様なねっとりとした口振りで、かすかな嘲笑を浴びせたのだった。

 それは闇に馴染む忍装束に身を包みながらも、楓が属する甲賀とはまた細部を異にする装いをした巨漢の忍者だった。

 男は見下ろした楓の長い御髪から苦無の握られた掌、草鞋で固められた爪先までをじっとりと舐る様に観察すると、楓が何とか起き上がろうとする前に「遅い!」と吠えながら手を組んだ。

 それは“印”と呼ばれる、忍びが用いる“術”のトリガーだった。

 男が“印”を組むと、周りの木々の枝や蔦が突如水棲の蛸や烏賊の触腕の様にその身をくねらせて、まだダメージの抜け切らない楓をたちまち絡め取り磔にしてしまう。

 

「くっ!」

 

「ふはは、いいざまだな? 甲賀の楓よ」

 

四肢の動きを完全に奪われ、尋常な手では脱出すら不可能な状況に陥り両目を見開いた楓を前に、男は哄笑を上げると「ふんっ!」と背中の忍刀を振るった。

 一陣の旋風の如く走ったそれは、中空を斬り裂くとパンと大きな双丘を作った楓の胸元を引裂いたのだった。

 

(斬られたでござる!)

 

その瞬間、楓は内心で反射的にそう思った。が、次いで襲ってくるはずの激痛は一向にやって来ず、むしろ普段は晒しで抑えるのにも四苦八苦するはずの胸元が妙にすっきりとして開放感を覚えていた。そうして、恐る恐る片目を開いた楓の前にあったのは無残にも斬り裂かれた忍び装束と、その裂け目からまろび出て、たゆーんたゆーんと揺れる大ぶりできめ細かな二つの乳房だった。

 

「へ? あ、いやあああああああああ!?」

 

「ふん、たかが乳房一つで悲鳴とは、どうやら甲賀の修行は随分と生温いらしい」

 

一瞬呆気にとられた後、絹を裂くような悲鳴を上げた楓に、男は侮蔑と共に悪態をつく。が、すぐに「まあ、それならばそれで仕事が楽で良いがな」と呟くと、羞恥心に顔を真っ赤にして、四肢を取られながらも何とかぶらぶらと揺れる自身の乳房を隠そうと隠そうと必死に身動ぎをする楓に「おい」と声を掛け、徐ろに自らの股間からドス黒く変色した一物を引き摺り出したのだった。

 それは男であれば誰もが当たり前に持つ男根だった。が、その色艶や形、そして何よりも大きさが一般的な人間のそれとは明らかに異なっていた。

 まるで脂ぎった御器齧(ごきぶり)を思わせる黒光りにぬらぬらと滲んだ淫汗。女の奥底を穿つためだけに窄まった先端と膣壁を削り取る様に酷く張ったエラ(・・)。それがまるでのたくった大蛇を思わせる長さを有しており、男の手によって解放された瞬間、開腹により零れ落ちた臓腑のごとくぼろんと暴れてのたうち回ったのだった。

 

「なっ……」

 

「くく、どうした? 男の忍びの一物を目にするのは初めてか? 甲賀のくノ一」

 

絶句する楓の反応に、気を良くしたように耳元でじっとりと臭い息を吐く忍者。その一語一語に合わせて、主人同様獣欲を掻き立てられたのか、大蛇の男根がゆっくりと固く勃起していったのだった。

 

「あ、あぁ……」

 

「どうやら、こいつでなに(・・)をするかくらいはしっているらしい」

 

瞠目し恐怖に声を震わせる楓の頬を、ビタンビタンと己の魔羅で打擲すると、前髪を掴んで先走り液で汚れた顔を引きずり上げ、そして、まだ色の薄い少女の口腔を無造作に己が男根で犯したのだった。

 

「お゛ごえ゛ぇ゛ぇ゙゛ぇ゛〜〜!?!?!?!?!?」

 

途端、喉奥から食道を越え、胃袋までを貫かれる楓。突如自身の内臓までに押し入った無遠慮な侵入者に、楓の身体は反射的に嘔吐反射を見せるが、固くギチッと詰まった巨大な男根は楓の必死の生命活動にもびくともせず、むしろより奥へ奥へと侵食する様子すら見せていた。

 まるでブタの丸焼きを思わせる無様な姿で、敵のちんぽに串刺しにされ、ピクピクと白目を剥いて痙攣するだけの楓に忍びは躊躇なく腰を使い始める。

 

「おげっ!? ごへっ!? お゛ごべぇ!?!?」

 

まるで容赦のない乱暴なだけの抽挿に、楓の口からは野生動物じみた悲鳴が上がるが、男は一切止まることなく腰を振るい続ける。そして、

 

「射精(だ)すぞ!」

 

「ん!?んごっ!?」

 

立て続けの攻め(・・)にすぐさま限界を迎えた忍びの言葉に、口腔から食道を満たす男根がググッとその直径を肥大させる。途端に両目を見開き顔を青くする楓だったが、必死にイヤイヤをする様に首を横に振るも虚しく、溜め込まれた男の精液がドプッと膨らんだ尿道を通って、楓の臓腑へと注ぎ込まれたのだった。

 圧迫された食道、数リットルはあると思われる大量の精液、そして突然の侵入者に犯され嬲られ尽くした粘液。

 男の吐精の瞬間、僅かに残った隙間を逃げ場として逆流した精液が楓の口腔に侵入して、唯一無防備な鼻腔へと流れ込んだ。

 鼻の穴からダマ(・・)になった精液を情けなく吐き出した楓はガクッと力なく頭を垂れたのだった。途端、ショワァァァ……とどこからともなく響く水音と仄かに立ち昇るアンモニア臭。見れば楓の忍び装束の股下がぐっしょりと濡れ、布地が受け止めきれなかった小水の雫がポタ……ポタ……と雫になって零れ落ちていた。

 

「フン」

 

その想定通りの反応に、忍びは侮蔑と嘲笑を込めて鼻を鳴らすと腹に力を込めて尿道に残った精の残り香を吐き出す。

 

(同じ忍びといえど、所詮は名家。家の歴にかまけて富貴に塗れ、前線を離れればこの程度か)

 

自身の里よりも遥かに大きな甲賀の中忍。その実力は兼ねてから男が思い描いていた通りのものだった。その事実に確かな愉悦と、忍びとしての幾ばくかの侮蔑を抱きながら男は楓の身体に手を伸ばす。どうせ、すでにこの少女は自らの術中。ならば、これまでの恨みを込めて、軽く嬲りものにするのも一興か……

 

「!?」

 

が、その瞬間瞠目した男はバッとその場から飛び退った。ズルルッと引き抜かれた肉竿が自身の精液と楓の消化液を飛び散らせながら空を泳いだ直後、カチンッという乾いた音が静かな森の中にやけに大きく鳴り響いたのだった。

 

「くっ……」

 

その音源を見遣れば、形の良い白い歯を咬み合わせ、悔しげに呻く甲賀の忍び(長瀬楓)。その表情と直前に感じた殺気に、忍びは楓が何をしようとしたのかをすぐに察したのだった。

 

「まさか、反撃してくるとは思わなかったぞ」

 

楓を称賛した男の口調は相変わらずねっとりとしたものだったが、その言葉は紛れもなく本心だった。

 既に、実践を離れて久しい名家の小娘。おそらく交合に纏わる秘術の類など口伝でも手ほどきされていないである少女が、男の磨きぬいた淫術にこうして文字通り歯向かってきたのだ。たとえ歴史に流され本分を忘れようとも名家は名家。その知からは失われようとも、流れる血潮には脈々と忍びの本家本流の才が受け継がれている……。

 

「どうやら、油断は禁物のようだな」

 

 そんな繰言を脳裏に思い浮かべた男はそれまで大勢を占めていた楓を侮る自身を戒めると、ひたと絡め取られただけの手弱女を前に素早く印を結ぶ。すると、それまでは確たる存在感を放っていた男の姿が僅かにぶれ、そして一拍後にはその姿が三つにまで増えたのだった。

 

「分身……」

 

「「「流石に、この程度は知っているか。だが、ただの分身ではないぞ?」」」

 

あまりにも有名な、現代の子供ですら知っている忍術の名を口にした楓に、男は含みを持たせる。

 

「「「通常の分身は一見そこにいる様に見えて実際はその場には居ないという術だが、この術は俺の身を余すことなく映した正真正銘の現身よ」」」

 

「それが!?」

 

「「「どうやら、効いてきたようだな」」」

 

男の言葉を聞いた瞬間、ハッと切れ長の双眸を見開く楓。そんな楓の身の内が、突然強い酒精に焼かれたかの様にカァッと熱を帯びたのだった。

 トクットクッと早鐘を打つ心臓と滲み出る汗。甘くなる吐息にようやく自身の身体に起こった変調に気が付いて、楓は自身の口腔を最奥まで犯した男を睨み付けた。

 

「「「お察しの通り、俺の精には大量の媚薬が流れている。それも、我が零府の里が戦国の頃より磨きぬいた、秘中の秘“万淫昇天湯”よ」」」

 

「ば、ばんいんしょうてんとう?」

 

「「「そうとも」」」

 

一斉に頷いた男はいつの間にか復活した己が魔羅を誇示する様に蠢かせながら大きく頷いた。

 

「「「たとえ猛獣の類でも数滴あればたちまち発情に至る強壮薬よ。たとえお前がいくら薬効に対する修行を施してようと、陥落するのは時間の問題だ!」」」

 

「そ、それは!?」

 

「「「いざっ!!」」」

 

ハッとなる楓に、一斉に襲い掛かる男と分身達。

 

「ん゛も゛!?ごっ!?ぼごぉっ!?!?!?」

 

絡みついた三頭の大蛇が楓の口腔、肛門、そしてヴァギナを一斉に貫いた。

 

「や゛や゛べ」

 

「「「ふん! 貴様が! 壊れるまで! 決してやめん!!」」」

 

拷問の様な責め苦に耐え切れず、とうとうぽろぽろと涙を零した楓にも、男は否と首を横に振ると一層激しく楓の性感帯を抉り犯した。

 生中な輪姦ではまず見ることの無いような激しい攻めに、男は忽ち己が精を噴き出すが、即座に復活しては再び楓の穴という穴を犯し尽す。

 途中、楓が「む゛ぶっ!」と再び必死に歯を立てようとするが「「「甘いわ!!」」」という男の言葉と共に楓の歯は空を切り、舌先に残った苦い精子を数匹噛み潰すだけだった。しかも、先程の不意討ちとは違い、歯を立てようがえずこうが、男の男根の感触は楓の身体の中に留まったまま、休むことなく楓の肉体を苛んできた。

 そうして、次第に成すがままに揺さぶられ、ぶらぶらと乳房を振り回しながら、楓は男のおもちゃへとなり下がったのだった。

 

(ふむ、こちらは想定通りか……)

 

一方、楓を犯す忍びの方は、自らの魔羅から伝わる楓の肉体の感触に、およそ自身の想像通りであったことを感じていた。

 ごく一般的な同年代の少女に比べればたわわに実りつつも、十五に満たぬ少女。魔羅を突っ込んだ女性器は成熟した外見とは裏腹に確かな“固さ”があった。流石に生娘でこそなかったものの閨の術を修めていなければ概ねこの程度と思われる少女の域を、楓の女陰は脱してはいなかった。それは菊座も同様で、こちらは男の一物などそもそも受け入れたことも無いだろう。絶えず侵入してきた異物(男の魔羅)を押し出そうとする感触を乱暴な腰つきで無理矢理黙らせるが、ついぞ男の魔羅に快楽を与えることは無かった。

 

(とはいえ、油断は禁物だ)

 

既に成されるがままにぶらぶらと四肢と乳を揺らすだけの肉塊になった楓に、男は敢えて再度自身を戒める。接敵した折の技術も、年齢を考えれば悪いものではなかった。それはつまり、油断をしていれば、あるいはこのまま楓を正気で帰せばいつか自身に届く刃を野に放つ愚となる危険があるということ。ゆえに、

 

(最大の万淫昇天湯にて完全に陥落させる!)

 

そう思い定め、この時一番の挿入を行う。男の魔羅は固く閉じた楓のポルチオを抉じ開け、彼女が抱いた赤子だけが踏み入ることを許される聖域(子宮)の最奥を穢して、溜め込みに溜め込んだ毒精液を一気に子袋へと注ぎ込む。

 

 

 

 

その瞬間だった

 

 

 

 

初めにそれ(・・)に気付いたのはやはり研ぎ澄まされた男の魔羅だった。

 ゴボリと尿道を走る薬精液に肉竿を揺さぶられたその瞬間、度重なる力任せの抽挿に既にでろんと力を失っていたはずの楓の子宮口が僅かにエラ(・・)の根元に触れたのだった。

 だが、既に尿道に差し掛かった男の吐精は止められない。そうして亀頭へと精液が届いたその瞬間、楓の女陰が強烈な勢いで窄まり、男の陰茎を一瞬で縛り上げたのだった。同時に、長い髷の中に隠してあった手裏剣が忍びの喉元を掻き切る。

 

「が、は……」

 

 男の呆然とした断末魔が漏れ、切り裂かれた動脈から血飛沫が舞う。それでも何とか喉元を抑えようとする忍びの体は、支えていた楓が女陰の筋肉を緩めると、ずるずると力を失った陰茎を引き摺り出しながら、最後にドサリと仰向けに倒れ伏したのだった。

 

「き、貴様……、何故……?」

 

奇しくも、先の楓と同じ姿で地に落ちた男に、いつの間にか“術”の拘束を抜けた楓が「甲賀淫法・蛤の術」唄う様に穏やかな口調で呟いた。

 

「は、蛤の術……だと?」

 

「どれだけ強靭に一物を鍛えようと、男は果てるその一瞬だけ己が陰茎を女陰に留め震わせるもの。その最も無防備な魔羅を膣肉で締め付ければ、後はその寝首を掻くだけでござる」

 

「だ、だが、貴様は閨の術など」

 

「ふふっ……」

 

呻く男の目の前で見せ付ける様に蟹股になった楓は「んっ♥」と自身の濡れそぼった陰部に力を籠める。すると、固く閉じられたはずの陰唇が指すら無しにニチャリと糸を引きつつ口を開いて、大量に詰め込まれた男の精液をぶりゅぶりゅっと一滴残さずひり出したのだった。

 

「あっ……」

 

己が手指の如く自在に開いては精を吐き出す女陰。それは楓の女陰が持つ練度を何よりも雄弁に物語っていた。

 

「甲賀のくノ一、長瀬楓……若輩とて女。淫忍法の類は当然修めているでござるよ」

 

「甲賀の秘術……ぬ、ぬかった……わ」

 

小娘と侮った相手から見せ付けられた明確な淫法の格差。その敗北感が男に刻み付けられた最後の感情だった。

 

「ふぅ……危なかったでござるな」

 

男がこと切れたのを確かめると、ほぅと溜息を漏らしてから素早くその身ぐるみを剥いでいく楓。それは戦闘の痕跡を残さぬ忍びの作法であると同時に、重要な情報収集のための知恵だった。そうして、忍具の類を全て奪い取り、更に仕込まれた毒や薬の類を残さず解体してから専用の容器に収め終えた楓はタッと軽く地面を蹴って再び一陣の夜風となる。

 

「良い夜でござるな……」

 

そうして晒された乳首を軽く撫でられると、まだ少しだけ残った媚薬の薬効にふるりと身を震わせて、次の日の修練(・・)へと思いを馳せたのだった。

 

 

 

 

 

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