クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが 作:どまだれ
水曜日。今週が終われば夏休み突入。そわそわ浮足立った心境で授業を終えた放課後。
ジムの格闘技練習で疲労困憊になった俺は、先輩たちからの助言をイメトレしながら帰路に就いていた。
MMAを始めてから約三週間。今のところ体力作りを主とした基礎練がほとんどだ。
というのも、俺は常人と比べて速筋の割合が高いらしい。分かりやすく言えば、攻撃力は有るがスタミナが無い。そんな感じなのだとか。
いくら一撃力が有ろうと速攻バテていては話にならない。体育の授業くらいでしか運動してない俺のスタミナはカス同然。
そういうわけで今はひたすら体力作りに励んでいる。日常でも暇さえあれば近所をジョギングしまくりだ。
もちろん格闘技らしいこともやっており、パンチやキックなどの打撃技をメインに練習している。
寝技ってやつも多少は教わった。ブラジリアン柔術なる物騒な名前のやつ。見た目の地味さに似合わずガチで凶悪だと思った。
何が起きてるか分からぬまま秒速で
悪漢から律を守るため、増やせる手札は一枚でも多く増やすのだ。先は長いが、千崎さんとであれば不思議とやれる気がする。
体は筋肉の鎧でバッキバキ。会得した技で不良どもを鎧袖一触。そんな自分を夢想していると、我が家であるボロアパートに帰りつく。
階段を上がり廊下を見渡すと、ちょうど俺ん
女性の前まで歩を進めた俺は、内心訝しみつつ挨拶をする。
「こんばんは。お隣さん……っすよね?」
「あ、は、はひっ。どもっ、こんばんわっ、ですっ……!」
今年に入って以降、玄関先でたまにすれ違うお隣さん。おそらく一人暮らしの大学生であろう。
背はかなり低い。たぶん150cmないくらい。その割におっぱいとかケツはでけぇが。
大学デビュー感あふれる茶髪はぼさぼさで、ほとんど目が隠れている。
見えてる部分の顔は普通に可愛い。なんかタヌキっぽい純朴な感じ。律ほどではないが十分美少女の枠に収まると思う。
が、赤いダサジャージはヨレヨレ。猫背。お洒落感ゼロの丸眼鏡。余計なお世話だろうが、もったいないなぁ……という印象。
そんな目の前の女性は、卑屈な笑みを浮かべつつ視線の定まらない目を俺によこしてくる。すげぇ挙動不審。
今は夜10時前。俺も早く家に入りたいが、気になるので一応話を訊く。
「えっと、なんかうちに用っすかね?」
「あっ、いやっ、そっ、ちがっ、うあっ」
手をあわあわさせ返事に窮している女性。テンパるという言葉を全身で体現している。ガチで大丈夫かこの人。
マジで一向に話が進まない。さすがに面倒になり、思わずため息をついてしまう。
その刹那、女性が鞭で打たれたように土下座をした。いや急にどうした!?
「すみっ、すみませんっ……! あのっ、えっとっ! 僕っ、お、お願いがあってっ!」
「いやちょっと……! いったん頭上げてくださいっ……!」
言うが全然頭を上げない。仕方なく両脇を抱え無理やり立ち上がらせる。こんな状況ご近所に見られたら最悪すぎるって。
女性が少し落ち着いたのを見計らい、努めて穏やかに疑問を呈する。
「それで、お願いってなんでしょう?」
「あ、あのっ、実は僕モデルさんを探しててっ!」
「モデル……? すいません、俺普通の高校生っすけど」
「もっ、モデルって言っても、ど、同人誌のモデルでっ……!」
「は、同人誌……?」
「あっ……! ど、同人誌っていうのはっ!」
突然始まる同人誌とは何たるか講座。どうでもいいので途中でぶった切る。
「大丈夫っす。それは分かりました。んで、同人誌のモデルって何するんですか?」
「え、えっと、その……ここじゃ言いにくいので僕の家に来てもらえ、ませんか……?」
「え? いや、それは……」
女性の家に上がる。しかも二人っきりで。律から浮気カウントされても弁解の余地なし。適当に理由をつけて断るとしよう。
「すいません、俺彼女いるんで。黙って女性の家に入るのはちょっと……」
「あっ、そ、そうですよねっ……! えっと、じゃあその彼女さんと一緒に来てもらうのはダメでしょうかっ!?」
「うーん……」
かなり粘ってくるな。まぁ律同伴であれば問題は無いのだが。
女性は今にも泣き出しそうな顔で俺を見つめてくる。なんかリスっぽい。良心の呵責がズキズキ痛む。しゃぁねぇな……。
「分かりました。彼女に話して許可が出れば一緒に来ます。明日夜は家に居ますか?」
「いっ、居ますっ! 僕ずっと家に居るんでっ! いつでも大丈夫っ、です!」
「了解です。んじゃまた」
「あっ、はいっ……!」
軽く会釈した俺はそそくさと自宅に入った。マジで疲れたぜ今日は。
そして翌日の夜。渋々ながらも首を縦に振った律を引き連れ、女性の家に訪れていた。
ちなみに律に相談すると案の定浮気を疑われた。絶対零度の視線とはアレを言うのだろう。誓って浮気はしてないと断言し、なんとか事なきを得たが。
インターホンを鳴らした俺たち。すぐに女性が出てき、家の中に上げてもらった。
「どうも、お邪魔しまーす」
「……お邪魔します」
「ど、どうぞっ……!」
おどおど感全開の女性。それもそうだろう。律が女性に向けている目が怖すぎるのだ。さすがに空気が悪い。
「おい律、顔怖すぎ。初対面でそれは失礼だって」
「……ごめんなさい」
「う、ううんっ、僕は大丈夫ですっ!」
ぺこりと頭を下げた律。素直に謝れて偉いな。空気も若干改善された。
通された女性の部屋は典型的なオタク部屋。フィギュアとかポスターがすげぇ。絵描き用であろうペンタブも有る。
ジュースをくれた女性に感謝を述べつつ、俺と律は女性と向かい合う形で腰を下ろした。
「んじゃ自己紹介からしましょうか。俺は田西雄助。こっちは甘枝律。どっちも高二っす」
「あ、僕は
「言いづらいなら大丈夫っすよ?」
「あっ、そうじゃなくって……。えっと、Vチューバーって知ってますか……?」
「あー存在は知ってますよ。見たことはないっすけど」
「僕それやってて、ゲーム配信とかでギリギリ生活できてる感じ……です」
「へースゴいっすね」
どうやら大学生ではなく社会人のようだ。Vチューバーと聞くと儲かってるイメージがあるが、真中さんはそうではないっぽい。とはいえ生活費を稼げてるだけでも十分スゴいとは思う。
ちなみに配信は押入れの中でやってるらしい。なんかアニメで見たぞそれ。
「じゃあ本題なんですけど、昨日言ってた同人誌モデルって……?」
「あ、はい。えっと……僕成人向けの同人誌を描いてるんですけど、全然上手く描けなくて……」
「はぁ」
「それで、もしよかったらお二人のエッチを見せてほしいなって……」
「えぇっ!?」
「も、もちろんお金は払いますっ! ぜったい!」
「いや、でもそれは……」
「……」
斜め上すぎるお願いだ。律の顔がまた険しくなっている。
にしてもなぜ俺たちなのか。そもそもなぜ俺と律の関係を把握しているんだ……?
「あの、なんで俺たちの関係を……?」
「そ、それは……。えっと、最近夜にすごく喘ぎ声が聞こえてきてて……」
「……っ!」
「ご、ごめんなさいっ……! 盗み聞きするつもりは無いんですけどっ、壁が薄いから全部聞こえちゃってて……」
どうやらすべて筒抜けだったらしい。最近は撮影外でも普通にセックスしているのだ。相当な頻度である。もしやそれで押入れ配信してんのか?
さすがに罪悪感が募り、真中さんに対し頭を下げる。律も一緒にだ。
「マジすみません。迷惑でしたよね……」
「い、いえっ……! むしろ同人誌のアイデアが湧くので感謝してるくらいでっ!」
「そう言っていただけると……。でも次からは静かに……」
「だ、大丈夫ですっ……! その代わりに僕にも見せてほしいなって、もちろんたまにでいいのでっ!」
そう言われると要求を呑むしかない気がしてくる。さては真中さん策士だな……?
しかし大事なのは律の気持ちだ。律が嫌なら即却下案件である。
「律はどう? 俺はまぁいいかなって思うけど。お金も貰えるみたいだし」
「……見せるだけならいいよ」
「そっか。真中さん、お金はどのくらい貰えるんですか?」
「あ、えっと、一回あたり五千円くらいでどう、ですか……? ごめんなさいっ、僕貧乏でっ……」
ふむ、五千円か。自給換算で言えば決して悪くはない。律も首を縦に振った。決まりだな。
真中さんに返事しようとする瞬間、とあるアイデアが脳裏をよぎる。
「真中さん、まず返事としてはオッケーです」
「ほ、ほんとですかっ……!」
「ただこっちからも要望がひとつあって。カメラマンやってもらえませんか?」
「えっ?」
「実は俺たちセックスを撮影してネットに上げてるんすよ。小遣い稼ぎに」
「そ、そうなんですね……。わかりましたっ、ぜひやらせてもらいますっ!」
撮影しながら毎回思っていたのだ。カメラマンが欲しいなと。俺がスマホを持てず、定点カメラに頼らざるを得ない体位の場面なんかは特に。
その悩みが解消されるのだ。思わず笑みを浮かべてしまう。
しかし素人撮影感が薄れるというデメリットも共存するはず。視聴者の反応をチェックする必要はあるだろう。
「決まりっすね。んじゃ連絡先交換しましょう。日取り決まったら連絡します」
「あわっ、は、はいっ……!」
何も考えずスマホを取り出す。そしてSNSアプリを開く間際、律が俺のスマホを素早く強奪した。
「ちょ、律何してっ」
「この人とは私が連絡先交換する。いいよね?」
瞬きせずジッと見つめてくる律。瞳孔はガン開き。圧がはんぱねぇ。俺は直観で悟る。これは逆らわないほうが良さそうだ……と。
律と真中さんが連絡先を交換。それが終わると律はスタスタ玄関に向かう。俺のスマホは持ったままだ。
俺は真中さんにお礼を言い、なぜか不機嫌になった律を追いかける形で外に出たのであった。