※この作品はR-18です。

クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが   作:どまだれ

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26.賃貸物件に騒音トラブルは付き物

 

 

 

 

 水曜日。今週が終われば夏休み突入。そわそわ浮足立った心境で授業を終えた放課後。

 ジムの格闘技練習で疲労困憊になった俺は、先輩たちからの助言をイメトレしながら帰路に就いていた。

 

 MMAを始めてから約三週間。今のところ体力作りを主とした基礎練がほとんどだ。

 というのも、俺は常人と比べて速筋の割合が高いらしい。分かりやすく言えば、攻撃力は有るがスタミナが無い。そんな感じなのだとか。

 

 いくら一撃力が有ろうと速攻バテていては話にならない。体育の授業くらいでしか運動してない俺のスタミナはカス同然。

 そういうわけで今はひたすら体力作りに励んでいる。日常でも暇さえあれば近所をジョギングしまくりだ。

 

 もちろん格闘技らしいこともやっており、パンチやキックなどの打撃技をメインに練習している。

 寝技ってやつも多少は教わった。ブラジリアン柔術なる物騒な名前のやつ。見た目の地味さに似合わずガチで凶悪だと思った。

 

 何が起きてるか分からぬまま秒速で()められ、気づいたときには体の支配権を奪われている。1対1(サシ)の勝負、特に素人が相手なら確実に効果抜群なはず。

 悪漢から律を守るため、増やせる手札は一枚でも多く増やすのだ。先は長いが、千崎さんとであれば不思議とやれる気がする。

 

 体は筋肉の鎧でバッキバキ。会得した技で不良どもを鎧袖一触。そんな自分を夢想していると、我が家であるボロアパートに帰りつく。

 

 階段を上がり廊下を見渡すと、ちょうど俺ん()の前あたりに一人の女性が立っている。あれはたしか……。

 女性の前まで歩を進めた俺は、内心訝しみつつ挨拶をする。

 

「こんばんは。お隣さん……っすよね?」

「あ、は、はひっ。どもっ、こんばんわっ、ですっ……!」

 

 今年に入って以降、玄関先でたまにすれ違うお隣さん。おそらく一人暮らしの大学生であろう。

 

 背はかなり低い。たぶん150cmないくらい。その割におっぱいとかケツはでけぇが。

 

 大学デビュー感あふれる茶髪はぼさぼさで、ほとんど目が隠れている。

 見えてる部分の顔は普通に可愛い。なんかタヌキっぽい純朴な感じ。律ほどではないが十分美少女の枠に収まると思う。

 

 が、赤いダサジャージはヨレヨレ。猫背。お洒落感ゼロの丸眼鏡。余計なお世話だろうが、もったいないなぁ……という印象。

 

 そんな目の前の女性は、卑屈な笑みを浮かべつつ視線の定まらない目を俺によこしてくる。すげぇ挙動不審。

 今は夜10時前。俺も早く家に入りたいが、気になるので一応話を訊く。

 

「えっと、なんかうちに用っすかね?」

「あっ、いやっ、そっ、ちがっ、うあっ」

 

 手をあわあわさせ返事に窮している女性。テンパるという言葉を全身で体現している。ガチで大丈夫かこの人。

 マジで一向に話が進まない。さすがに面倒になり、思わずため息をついてしまう。

 

 その刹那、女性が鞭で打たれたように土下座をした。いや急にどうした!?

 

「すみっ、すみませんっ……! あのっ、えっとっ! 僕っ、お、お願いがあってっ!」

「いやちょっと……! いったん頭上げてくださいっ……!」

 

 言うが全然頭を上げない。仕方なく両脇を抱え無理やり立ち上がらせる。こんな状況ご近所に見られたら最悪すぎるって。

 女性が少し落ち着いたのを見計らい、努めて穏やかに疑問を呈する。

 

「それで、お願いってなんでしょう?」

「あ、あのっ、実は僕モデルさんを探しててっ!」

「モデル……? すいません、俺普通の高校生っすけど」

「もっ、モデルって言っても、ど、同人誌のモデルでっ……!」

「は、同人誌……?」

「あっ……! ど、同人誌っていうのはっ!」

 

 突然始まる同人誌とは何たるか講座。どうでもいいので途中でぶった切る。

 

「大丈夫っす。それは分かりました。んで、同人誌のモデルって何するんですか?」

「え、えっと、その……ここじゃ言いにくいので僕の家に来てもらえ、ませんか……?」

「え? いや、それは……」

 

 女性の家に上がる。しかも二人っきりで。律から浮気カウントされても弁解の余地なし。適当に理由をつけて断るとしよう。

 

「すいません、俺彼女いるんで。黙って女性の家に入るのはちょっと……」

「あっ、そ、そうですよねっ……! えっと、じゃあその彼女さんと一緒に来てもらうのはダメでしょうかっ!?」

「うーん……」

 

 かなり粘ってくるな。まぁ律同伴であれば問題は無いのだが。

 女性は今にも泣き出しそうな顔で俺を見つめてくる。なんかリスっぽい。良心の呵責がズキズキ痛む。しゃぁねぇな……。

 

「分かりました。彼女に話して許可が出れば一緒に来ます。明日夜は家に居ますか?」

「いっ、居ますっ! 僕ずっと家に居るんでっ! いつでも大丈夫っ、です!」

「了解です。んじゃまた」

「あっ、はいっ……!」

 

 軽く会釈した俺はそそくさと自宅に入った。マジで疲れたぜ今日は。

 

 そして翌日の夜。渋々ながらも首を縦に振った律を引き連れ、女性の家に訪れていた。

 ちなみに律に相談すると案の定浮気を疑われた。絶対零度の視線とはアレを言うのだろう。誓って浮気はしてないと断言し、なんとか事なきを得たが。

 

 インターホンを鳴らした俺たち。すぐに女性が出てき、家の中に上げてもらった。

 

「どうも、お邪魔しまーす」

「……お邪魔します」

「ど、どうぞっ……!」

 

 おどおど感全開の女性。それもそうだろう。律が女性に向けている目が怖すぎるのだ。さすがに空気が悪い。

 

「おい律、顔怖すぎ。初対面でそれは失礼だって」

「……ごめんなさい」

「う、ううんっ、僕は大丈夫ですっ!」

 

 ぺこりと頭を下げた律。素直に謝れて偉いな。空気も若干改善された。

 

 通された女性の部屋は典型的なオタク部屋。フィギュアとかポスターがすげぇ。絵描き用であろうペンタブも有る。

 ジュースをくれた女性に感謝を述べつつ、俺と律は女性と向かい合う形で腰を下ろした。

 

「んじゃ自己紹介からしましょうか。俺は田西雄助。こっちは甘枝律。どっちも高二っす」

「あ、僕は真中(まなか)桃乃(ももの)って言います! 十八歳で、職業は……えっと……」

「言いづらいなら大丈夫っすよ?」

「あっ、そうじゃなくって……。えっと、Vチューバーって知ってますか……?」

「あー存在は知ってますよ。見たことはないっすけど」

「僕それやってて、ゲーム配信とかでギリギリ生活できてる感じ……です」

「へースゴいっすね」

 

 どうやら大学生ではなく社会人のようだ。Vチューバーと聞くと儲かってるイメージがあるが、真中さんはそうではないっぽい。とはいえ生活費を稼げてるだけでも十分スゴいとは思う。

 

 ちなみに配信は押入れの中でやってるらしい。なんかアニメで見たぞそれ。

 

「じゃあ本題なんですけど、昨日言ってた同人誌モデルって……?」

「あ、はい。えっと……僕成人向けの同人誌を描いてるんですけど、全然上手く描けなくて……」

「はぁ」

「それで、もしよかったらお二人のエッチを見せてほしいなって……」

「えぇっ!?」

「も、もちろんお金は払いますっ! ぜったい!」

「いや、でもそれは……」

「……」

 

 斜め上すぎるお願いだ。律の顔がまた険しくなっている。

 

 にしてもなぜ俺たちなのか。そもそもなぜ俺と律の関係を把握しているんだ……?

 

「あの、なんで俺たちの関係を……?」

「そ、それは……。えっと、最近夜にすごく喘ぎ声が聞こえてきてて……」

「……っ!」

「ご、ごめんなさいっ……! 盗み聞きするつもりは無いんですけどっ、壁が薄いから全部聞こえちゃってて……」

 

 どうやらすべて筒抜けだったらしい。最近は撮影外でも普通にセックスしているのだ。相当な頻度である。もしやそれで押入れ配信してんのか?

 さすがに罪悪感が募り、真中さんに対し頭を下げる。律も一緒にだ。

 

「マジすみません。迷惑でしたよね……」

「い、いえっ……! むしろ同人誌のアイデアが湧くので感謝してるくらいでっ!」

「そう言っていただけると……。でも次からは静かに……」

「だ、大丈夫ですっ……! その代わりに僕にも見せてほしいなって、もちろんたまにでいいのでっ!」

 

 そう言われると要求を呑むしかない気がしてくる。さては真中さん策士だな……?

 しかし大事なのは律の気持ちだ。律が嫌なら即却下案件である。

 

「律はどう? 俺はまぁいいかなって思うけど。お金も貰えるみたいだし」

「……見せるだけならいいよ」

「そっか。真中さん、お金はどのくらい貰えるんですか?」

「あ、えっと、一回あたり五千円くらいでどう、ですか……? ごめんなさいっ、僕貧乏でっ……」

 

 ふむ、五千円か。自給換算で言えば決して悪くはない。律も首を縦に振った。決まりだな。

 真中さんに返事しようとする瞬間、とあるアイデアが脳裏をよぎる。

 

「真中さん、まず返事としてはオッケーです」

「ほ、ほんとですかっ……!」

「ただこっちからも要望がひとつあって。カメラマンやってもらえませんか?」

「えっ?」

「実は俺たちセックスを撮影してネットに上げてるんすよ。小遣い稼ぎに」

「そ、そうなんですね……。わかりましたっ、ぜひやらせてもらいますっ!」

 

 撮影しながら毎回思っていたのだ。カメラマンが欲しいなと。俺がスマホを持てず、定点カメラに頼らざるを得ない体位の場面なんかは特に。

 その悩みが解消されるのだ。思わず笑みを浮かべてしまう。

 

 しかし素人撮影感が薄れるというデメリットも共存するはず。視聴者の反応をチェックする必要はあるだろう。

 

「決まりっすね。んじゃ連絡先交換しましょう。日取り決まったら連絡します」

「あわっ、は、はいっ……!」

 

 何も考えずスマホを取り出す。そしてSNSアプリを開く間際、律が俺のスマホを素早く強奪した。

 

「ちょ、律何してっ」

「この人とは私が連絡先交換する。いいよね?」

 

 瞬きせずジッと見つめてくる律。瞳孔はガン開き。圧がはんぱねぇ。俺は直観で悟る。これは逆らわないほうが良さそうだ……と。

 

 律と真中さんが連絡先を交換。それが終わると律はスタスタ玄関に向かう。俺のスマホは持ったままだ。

 俺は真中さんにお礼を言い、なぜか不機嫌になった律を追いかける形で外に出たのであった。

 

 

 

 

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