クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが 作:どまだれ
灼熱の太陽。所狭しと並ぶ海の家。露出の激しい水着ギャル。馬鹿騒ぎしている男たち。目につくすべてが陽オーラに満ち溢れたものばかり。
そう、俺は今日海まで遊びに来ていた。メンバーは俺と律、それから俺の母の三人だ。
剛は甲子園まっただ中。つい先日一回戦を突破したばかり。律と中継を見ながらくっそ盛り上がった。
本音を言えば現地まで応援に行きたい。しかし仮に全日程を現地応援するとすれば、それはもう馬鹿みたいに金がかかる。そもそもチケットを買ってない。
まぁ剛のことだ。カラオケでの約束を有言実行してくれるだろう。そのときは俺も現地まで足を運ぶぜ。
ちなみに皆川さんはバイト代をはたいて応援に行っているらしい。マジでいい女すぎる。
俺はひと足先に着替えを済ませ、更衣室の近くでふたりを待つ。しばらく経ち、律と母が仲睦まじそうに姿を現した。
「お待たせしました~。ねぇ雄助どう、律ちゃん可愛いでしょ?」
「あぁ、うん。すげぇ可愛い」
ドエロい肢体を惜しげもなく晒した黒ビキニ。その上には透けたカーディガンを羽織っている。頭にはキャップ。幻想的なまでに綺麗だ。
「……ありがと」
「ほんと可愛いわ~。すっごいいい子だし、ウチの子になってほしいくらいっ!」
言いながら律に抱きつく母。恥ずかしいからマジでやめてほしい……。
出会い方こそアレだったが、母と律は今ではすっかり仲良しである。傍から見れば親子にすら見えるほどだろう。
そんなふたりを周囲の男どもがチラ見しまくっている。その視線は律のみならず母にも向いている。
息子の俺が言うのもキショい話だが、母はかなりの美形だ。たしか今は35歳。茶髪ロングで、スタイルは律と似たような感じ。
年甲斐のない派手なビキニ。ギャルっぽいサングラス。……あんま見たくねぇから感想はこのへんで終わるものとする。
砂浜にパラソルを立て、三人で海に直行。律だけは浮き輪を使い、久しぶりの海を楽しむ。
バナナボートなるリア充っぽいやつにも乗った。俺は最後尾。落ちそうなスリルが半端ない。ぶっちゃけクソ楽しかった。
ひとしきり遊んだ俺たちは陸に上がる。腹が減ったのだ。
居並ぶ海の家を物色していると、砂浜でバーベキューをしている一群が目に入る。かなりの大所帯で、死ぬほど罪深い匂いを付近にまき散らしている。
いいなぁと羨みつつ通りすがる最中、ふいに「あっ! 雄助じゃねぇかっっ!」と大声が響く。
反射的にそちらを向けば、クッソご機嫌な顔の千崎さんが手を振っていた。俺が振り返すと、千崎さんは笑顔でこっちに駆け寄ってくる。
「おっす雄助っ!」
「どうも千崎さん。奇遇っすね」
「だな!」
「友達の集まりっすか?」
「まぁ合ってるっちゃ合ってるが、ちと違ぇな。前言ってたろ、ジムの合宿があるってよ」
「あー、そういえば」
夏休み前に一度話を受けたのだ。『ドラゴンジム夏の強化合宿』に来ないか、と。
なんでも全国各地にあるドラゴンジム所属の格闘家たちがプロアマ問わず一堂に会するらしい。学生も多く参加し、同門のよしみで切磋琢磨するのだとか。
絶好の機会ではある。しかし期間が二週間とそこそこ長いため俺は辞退したのだ。主目的を疎かにするわけにはいかない。
「それよか雄助。後ろの二人は……」
「ああすんません。こっちは俺の母親で──────」
律と母を紹介していく。千崎さんは『夜伽』も知っている。訳知り顔で律を見ていたが、余計な口は挟まずにいてくれた。空気が読める大人で助かるぜ。
ただ、なんだろう……。母と挨拶を交わす様子がおかしい。陽気な口調が鳴りを潜め、借りてきた猫に成り下がっている。おいマジで誰だよこれ。
「ウチの息子がいつもお世話になってるみたいで。迷惑かけてませんか?」
「いえ、とんでもないですよ。雄助は毎回まじめに頑張ってますね」
すげぇ礼儀正しい。例えるなら……そう、緊張しながら律に朝挨拶していた頃の俺みたいだ。いや、まさかな……?
俺が訝しんでいると、千崎さんが思いついたように言った。
「そうだ、雄助はもう飯食ったか?」
「あーいや、ちょうど今からでしたね」
「なら一緒にバーベキュー食うか! 肉は死ぬほどあっからよ!」
「マジすか? 俺たちはうれしいっすけど……どうする?」
律と母に確認をとる。母は快諾。律は俺がいるならと許可を出した。
先導する千崎さんに付き従い、バーベキューを楽しむ屈強な男たちの群れに足を踏み入れる。
全員から見える位置に立って紹介を受ける。律は俺の後ろに隠れている。
「おい皆聞いてくれっ! こっちは最近入った期待の新人だ! 一緒に飯食うことになったから仲良くしてやってくれなっ!」
「「「うっす!!」」」
軍隊かよってレベルで統率の取れた返事だ。千崎さんのカリスマが垣間見える。
ジムに入門後しばらくして知ったのだが、千崎さんはライト級の元日本王者らしい。
世界戦でも好成績を収め、現役時代は『ライジングドラゴン』なる愛称で人気を博したのだとか。
「雄助っ、お前からもひと言頼む」
「あ、どうもっ! 最近格闘技はじめました田西雄助っす! いつか皆さんをKOできるくらい強くなるんで、よろしくお願いしまっす!!」
言ってやった。千崎さんは心底愉快そうに大爆笑。屈強な男たちもニヤっと歯を見せてくる。いい人ばっかでひと安心だ。
そうしてバーベキューの輪に入った俺たち。串肉を受け取ろうとしていると、一人の男が俺に近づいてくる。
「おい、お前」
「……え、俺?」
歳はたぶん同じくらい。体格も同じくらい。金の短髪。めちゃくちゃ負けん気が強そうな顔。ダルそうな顔つきの俺とは対照的だ。
「そうだよ。お前、龍さんが目ぇかけてんだろ。今から俺と戦えよ」
「はぁ?」
意味分からん。どこの戦闘民族だよ……。
「普通に嫌だけど。つか誰?」
「ふん、俺に勝ったら教えてやる。龍さん、俺コイツと
「んー……いいよっ!」
「いやよくないが!?」
アホみたいな軽さに思わずツッコむ。千崎さんが申し訳なさそうな顔で肩を組んできた。
「なぁ雄助。MMA始めてどのくらいになる?」
「……一か月半くらいっすかね」
「なるほどな。ちなみにアイツは一年ちょいやってる」
「えー……」
予想よりは短いが、それでも俺と比べれば天と地。思わずため息をつく。
「まぁ聞け。たしかに持久戦になったら厳しいだろうが、アイツは案外撃たれ弱いところがある」
「はぁ」
「対してお前は打たれ強い。しかも強打がある。
「んー……」
そう上手くいくとは思えない。が、マジで無理なら千崎さんも許可しないだろう。ワンチャンあるのかもしれない。
「ただタックルには気を付けろ。アイツは寝技が得意だかんな」
「いや、そもそもやるって言ってねぇっすけど……」
「雄助。後ろ見てみろって」
「ん……?」
促されるまま後ろを向く。不安げな
「雄助よ、女の前で逃げんのか?」
やっすい煽りだ。まぁ効果は抜群だが。
「……わかりました。やります」
「よっしゃ! おい皆! ちょっと聞いてくれ!」
千崎さんは声を張り上げて説明をはじめた。もう逃げられないらしい。