クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが 作:どまだれ
ビーチのど真ん中。砂に印を付けただけの簡素なリング。それを囲うは大勢のジム会員たち。一般ギャラリーたちも何事だと視線をよこしてくる。
リングの中には俺、千崎さん、相手の三名。千崎さんはレフェリーだ。ちなみに相手は俺と同い年らしい。
マウスガードは市販のモノを今しがた形成したばかり。グローブをはめ、リングの対角線上に向き合って開始の合図を待つ。
「んじゃはじめんぞ~。ふたりとも準備はいいか?」
「俺はいつでも。見ててください、こんな雑魚余裕で秒殺するんで」
言った相手は俺に向かってシャドーを打ってくる。クソウザい。マジでピキりそう。
「……俺も大丈夫です」
「オッケー! んじゃ今回は三分の2ラウンド! 泣いても笑ってもそれで終わりな! 砂には気を付けろよ!」
「十秒で
首切りジェスチャーまでしてきやがった。もしやヒールに憧れてんのか?
俺は無言で頷き、それを見た千崎さんは白い歯を見せる。
「じゃあはじめんぞ! ファイッッ!!」
試合開始。俺たちは慣例として拳を突き合わせる。
先に仕掛けてきたのは向こう。開始早々、一気に腰を下げて突っ込んできた。やはりテイクダウンを狙っているらしい。
まったくの素人なら脚を取られただろうが、多少は対処法を教わっている。セオリーどおり上から相手に被り、顔面を殴りながら揉みくちゃになる。
数瞬の攻防の
相手は馬鹿みてぇに頭を殴ってくる。俺も負けじと殴り返す。しかし相手のほうが巧く、気づけばポジションをひっくり返される。
千崎さんの教えを守り、なんとか致命技だけは喰らわないよう気を付ける。タップ負けなど死んでも御免だ。
見てくれは泥臭いだろう。辺りには砂が舞い、視界やら口の中は最悪の状態。これといって決定打の無いまま三分が経ち、第一ラウンドが終わった。
千崎さんが寄ってきて水を渡してくる。相手のほうには別の人間が。
「はぁ……はぁ……」
「おい雄助、大丈夫か?」
「はぁ……うぃっす……」
「案の定寝技に持ち込まれてるな。とはいえサブ極められてないのは大したもんだ」
「ふぅ……。まぁ千崎さんから受けるやつよりは全然マシなんで……」
コンクリ詰めされてる気分なのだ。千崎さんの寝技は。アレと比較すれば雲泥の差である。
「次はお前の土俵で戦え。向こうも雄助のパワーにビビってるはずだ。重いのを一発くれてやれ!」
簡単に言ってくれるぜ。思わず笑みを零しつつ、口をすすいで立ち上がる。2ラウンド目開始だ。
合図とともに一気に踏み込む。相手に急接近し、タックルを出せないほど猛攻を仕掛けていく。
しかしガードが堅い。一向に崩せねぇ。ならばと前蹴りをかます。が、脚を掴まれてしまった。相手がニヒルな笑みを浮かべる。
このままじゃまた倒される。高速で回転させる頭の中、ふと打開策を思いつく。
脚を掴まれたまま、押し倒す勢いで相手のほうに力を加える。思ったとおり、相手は倒されまいと押し返してきた。
─────もらった。
掴まれてないほうの脚。それを相手の両脚の間にすべり込ませつつ、相手の片脚を取って下から投げ返した。
中学時代、剛とやってた相撲ごっこで編み出した技だ。まさかここで生きるとは。
一瞬の隙にマウントポジションを取り、肩を押さえ付けながら容赦なく顔面を殴りまくる。重力の乗ったパンチはガードをも貫通している。
だが経験の差だろう。十秒ほどで返されてしまった。俺は慌てて身を引き、いったん体勢を立て直す。
相手は鼻血を吹き出しながらも、よたよた立ち上がって俺に拳を構える。ギャラリーが引いているが、千崎さんが止める様子はない。
俺はすぐさま打撃を叩き込む。相手も打ち返してくるが威力はかなり弱い。だが油断はしない。コイツ目が死んでねぇ。
遠心力を効かせてレバーブロー。鈍重な音が響く。相手は頭を下げ、わずかにガードを開いた。それ、隙だぜ。
俺は渾身の力を込め、相手の顎下めがけてアッパーをブチ込んだ。
「ドルァ゛ッッ!!」
意識したのは某格ゲーの
「試合終了! 勝者ァ! ゆぅぅぅぅぅぅぅすけぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!」
レニーハ〇トばりの巻き舌で言う千崎さん。俺は右手を空に掲げ、興奮のままに
相手は絶賛失神中。試合後の挨拶はできそうにない。千崎さんたち複数名が救護に努めている。
ギャラリーを見回していると、ふと律の姿が目に留まった。喜ぶ母に抱きつかれながら、ホッと安堵したように笑みをこぼしている。あぁ、マジで勝ててよかったぜ……。
試合からしばらく経ち、今は夜。現在俺は木造りのクソデカいコテージに居た。千崎さんたちが合宿に使用している場所である。
理由は単純。残り一週間の合宿に俺も参加を決めたのである。試合終了以降、格闘技欲求が凄まじいのだ。千崎さんは手放しに歓迎してくれた。
律は母と一緒に帰宅済み。ちなみに異常なほど性欲が昂っていたため、海の家のトイレで数発ヤってから帰した。
コテージの外。気持ちいい夜風に当たっていると、後ろから足音が近づいてくる。振り向いて確認すれば、そこにいたのは昼間の対戦相手。
会話できる距離で立ち止まったそいつは、目を泳がせ、頭をポリポリかきながら口を開いた。
「おい、ちょっといいか……?」
「……ああ、いいぞ。つかもう大丈夫なのか?」
あれからずっと療養に徹していたはず。理由はどうあれ一応心配はしていたのだ。
「もうピンピンだ」
「そうか。そりゃよかった」
「……えっとな、まずは謝らせてくれ、昼間は悪かった。いきなり試合吹っ掛けた挙句ザコとか言っちまって」
「ああ、もう気にすんな。思いっきりブッ飛ばしたからスッキリしてんだわ」
「く……。まぁそう言ってくれっとありがてぇ」
普通に申し訳なさげに頭を下げてきた。思春期特有のイタいヤツだと思っていたが、こうして見ると割とまともな人間っぽい。当然疑問も生まれる。
「そもそもなんで突っかかってきたんだよ? 俺たち初対面だよな?」
「あー……。もう完全に俺の嫉妬なんだが、龍さんは俺の憧れでな?」
「それが?」
「龍さん、合宿中頻繁にお前の名前を出してたんだよ。めちゃくちゃ期待の新人がいる。アイツを育てるのが楽しくて仕方ねぇ、ってな。そりゃもう嬉しそうに」
はい戦犯発見。千崎さんにはあとでクレームを入れておこう。ついでに沢科さんにもチクってやるか。
てかなんだ、コイツただ単にジェラってただけかよ。以外に可愛いとこあんじゃねぇか。
「期待されてんのに合宿に参加してねぇのも気に食わなくてよ。つい絡んじまった」
「なるほどな。つか名前教えろよ。約束だろ」
「ああそうだったな。俺は
「そうか。んじゃよろしくな、鬼束」
「こちらこそだぜ。にしても田西ガチで強かったな。格闘技初心者とは思えねぇわ」
「ふ、照れるぜ」
なんか普通に波長が合う。しばらくダベっていると、鬼束が恐る恐るという雰囲気で言った。
「な、なぁ田西。そういえばあの女子のことなんだが……」
「は? 女子?」
「居ただろ、田西と一緒に」
「ああ、律のことか」
「りつ、って言うのか……。あのさ、やっぱあれ田西の彼女なのか?」
くっそ落ち着きなくソワソワしはじめた鬼束。受験の合格発表を待ってるみてぇだ。
ははぁ~ん。すべてを察したぜ。
「まぁそんなとこだな。さっきも海でヤってきたわ」
「ヤ、ヤってっ……!?」
「なんだよその童貞みてぇな反応」
「はぁッッ!!? ど、どどどどど童貞じゃねぇわっ!」
死ぬほど狼狽え、顔はゆでダコ。分かりやす過ぎだろコイツ。
「つーことで、律に手ぇ出したらブッ飛ばすからな」
「はぁ……まぁしょうがねぇか。でもあんな可愛い子東京にも全然いねぇってマジ……」
「お、田舎ディスか?」
「違ぇよ! くそ、いちいち揚げ足取りやがって……」
「すまんすまん。つい面白くてな」
その後しばらく談笑に耽り、明日からの合宿に備えコテージに戻る。
翌日から約一週間、からかい甲斐のある