クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが 作:どまだれ
36.裁定者
放課後、日中の喧騒が噓のように搔き消えた学校。普段は見向きもされない空き教室に四十名ほどの生徒が集まっていた。
中でもガタイのいい少年『
「皆聞いてくれ。知ってのとおり月末に体育祭が行われる。そこで、だ。とある作戦を決行する」
高らかに宣言する徳丸。席に着く男子たちは怪訝な顔を浮かべてざわめく。その
「リーダー、作戦とは?」
「無論、憎きあの男を排斥するのだ。厳密に言えば、体育祭において徹底的にあの男を標的にする」
「なるほど。体育祭であればある程度は事故で済まされる……と。そうして彼奴に恥をかかせ、甘枝さんに失望させようという寸法ですか」
「そうだ、察しがよくて助かる」
徳丸の意図を知り、ほぼ全員が「なるほどな」と頷いた。しかし一部の男子は難色を示す。
「リーダー、いくらなんでも直接的な攻撃はヤバくないっすか? 停学退学は勘弁なんすけど……」
「まぁ確かにな。だから強制はしない。降りたい人間は自由にしてくれ」
徳丸は全体を見回す。席を立つ者はゼロ。ひとつ息をつき、再び口を開く。
「夏休みが明けたわけだが、甘枝さんは以前にも増してあの男にべったりだ。それこそ四六時中な。だがあの男は交際関係にないと言う」
そこまで言い、徳丸は回想する。学園のアイドルたる『甘枝 律』と邂逅したその日を。
二年生に上がってすぐ、超ド級の美少女が転校してきたという噂を耳にする。しかし勉強一筋で生きてきた徳丸。成績は常に学年一位。多少は興味を持ちつつも、色恋に
だが学校はそこまで広くない。生徒会副会長としての業務をこなしつつ日々自己研鑽に励んでいたある日、たまたま廊下ですれ違ったのだ。
思わず二度見をし、去りゆく背中を目で追いかけた。ひと目惚れだった。その日から徳丸の頭には常に甘枝律の姿があり、日に日に想いは強くなった。
当然、焦燥感に駆られた。男子生徒たちがこぞって告白しているのを小耳に挟んでいたからだ。他の男に
時期尚早なのは理解できた。だが体が先に動いた。出会ってから一か月ほど、徳丸は告白を決行する。返事は「ごめんなさい」のひと言のみ。彼女にしてみれば徳丸も有象無象の一人に過ぎなかった、というわけだ。
失意に暮れた徳丸だが、それでも彼女への想いは潰えなかった。夢破れた同志を募り、非公式コミュニティ『
一人、また一人と男を拒絶する彼女。男と付き合う気は無いのだろう。そう安心しはじめかけていた頃、AMTの面々を嘲笑うように事件は起きた。
男どころか女子すらも寄せ付けなかった彼女が、とある男子との距離を縮めたのだ。傍目に見ても一目瞭然の移ろい。
当の相手は陽キャでもなく、かと言って陰キャにも見えない。すべてを達観しているような雰囲気の、一見根暗っぽい同級生男子。名を田西雄助。気に食わないのが顔だけはいいところだ。
その容姿で
交際関係を疑う声も多い。本人たちは否定しているらしいが、では何なのか。
AMTの面子で議論を交わしていたとき、誰かがボソッと言った。「もしかしてセフレ……?」と。
その瞬間『彼女から田西を引きはがす』がAMTの共通目標となる。思い過ごしかもしれないが、想い人が性処理道具になっている可能性を無視できなかったのだ。
とはいえ正面から暴力沙汰を起こすわけにもいかない。そこで思い至ったのが今回の体育祭というわけだ。
「あの甘枝さんを手籠めにするなど決して許されない。今回の体育祭において必ずやあの男に天罰を下してやろう」
「それには賛成だが、作戦はあんのか?」
「作戦というほどではないが、各競技にて事故を装いヤツに妨害を行う。たとえばリレーで体当たりなどだ。これでヤツを戦犯に仕立てあげる」
「ふむ」
「そうしてヤツを疲弊させ、最後に行われる競技で総攻撃をしかける。暴力に物を言わせつつ選択を迫るのだ。甘枝さんから身を引かねば今後より地獄を見せるぞ、とな」
田西について軽く調べたが、学業については極めて優秀であった。徳丸としても暴力など行使したくない。だが彼女を守るためであれば話は別。最悪は退学すら辞さない気概だ。
「なるほどな。だが田西が言うこと聞かなかったらどうすんだ?」
「そのときはヤツの服をすべて剥ぎ取る。全校生徒と教師、そして保護者たちの前で痴態を晒してもらおうじゃないか」
「くく、そりゃ傑作じゃねぇかリーダー。甘枝さんもカエル化すること間違いなしだな」
「うむ。ではこの方向で進めようと思うが、異論は?」
「……あの、すみません。競技中だと外野から見えるのでは……?」
「道理だな。だが心配するな、今年は新競技としてチャンバラ合戦を追加する」
徳丸は新競技のルールを説明していく。
チャンバラ合戦。徳丸がたまたまネットで見かけたものであり、田西に攻撃するにあたり最適な競技だ。
参加するのは一年から三年までの全校生徒およそ900名。男子の部と女子の部に分け、それぞれ約450名ずつで行う。
各々が腕に軽いボールを装着し、ソフトな素材で作られた剣を用いて相手のボールを落とし合う。
勝利条件はたったひとつ。最後の一人になること。つまりはバトロワ形式である。
450名という圧倒的規模数。開戦してしばらくはかなりの混戦状態になるだろう。外野からの視認性は最悪のはずだ。プラスしてAMTの面々を肉壁にすれば隠蔽工作はほぼ完璧に違いない。
「────と、いうわけだ。競技追加については教師たちの賛同を得ている。……ですよね? 小野寺会長」
全幅の信頼を置く人間に目を向ける徳丸。切れ長の目が特徴で、中性的な顔立ちをしている三年生の男子だ。
小野寺はAMTではない。そのため事情を打ち明けることには不安があった。しかし小野寺は終始肯定的な反応を見せ、AMTの会合への参加を条件に許可を出した。
きっと女子生徒が性的トラブルに遭っている可能性を見逃せなかったのだろう。さらには暴力の有用性にも理解がある。この柔軟性こそ人の上に立つべき人間の在り方である。
「うん。先生の許可はもらったよ」
柔和な笑みを見せる小野寺。元々細い目が完全に閉じ、漫画みたいな糸目へと変貌している。
「ありがとうございます会長。ではあらためてだが異論はあるか?」
反対意見は無し。皆が一様にニヒルな笑みを浮かべている。
「よし、決まりだな。ではこれからの動きについて説明していくとしよう。まずは─────」
AMTの方針は決定。徳丸は内心で激情の炎を燃やしつつ説明を再開した。
今話より三章へと突入です
完結を目指して物語を展開していくためエロ回が減少すると思います
しかもガバ設定のうえ遅筆です。暇~なときに見に来てくりゃれ