クラスのダウナーJKと同人AV作り。お金のためと言いつつ子作り交尾を求める姿がエロすぎるんだが 作:どまだれ
甘枝さんにフェラ抜きされた翌朝。俺はド緊張しながら自分の席に座っていた。
いつもの如く剛のギャル語りに付き合ってはいるが、適当に相づちを打っているだけだ。俺の頭は昨日の出来事以降パンクしているのだから。
(はぁ、こんなことならあのとき追いかけなきゃよかったな……)
甘枝さんが俺にフェラしてきた理由。まず間違いなく
正直に言えば期待していたのだ。実は俺のことが好きで我慢できずフェラに至った。そんな最高の返事を。
だが現実は甘くなく、ただ単純に保身を目的とした打算的なフェラだったわけだ。気持ちよかったことには変わりはないが、なんとも言えない虚しさが俺を襲っているのである。
フェラに慣れていたことも地味にショックだ。やはり彼氏がいるのかもしれない。真偽は不明だが、昨日からずっと嫌な想像ばかりしてしまう。
(そろそろか……? マジで会いづれぇって……)
時間的にそろそろ甘枝さんが登校してくるはず。後ろをチラ見する俺を剛がからかってくるが、今は肩パンする元気もない。命拾いしたな剛。
そうして数分が経ったころ、剛が「来たぞっ」と言いながら俺に目配せしてきた。俺はあまりの緊張感に固唾を吞み、いつもより背筋を伸ばして甘枝さんが着席するのを待つ。
(き、来た……。どんな顔して会えばいいんだよ……?)
人生至上最強の気まずさだ。着席した甘枝さんを盗み見てみれば、特にこちらを意識している様子はない。居るのは普段どおりクール系一匹狼の甘枝さんである。
俺は腹の底から深呼吸をし、パサパサになった口を開いた。
「お、おはよう甘枝さんっ……」
「…………」
悲しいかな返ってきたのは沈黙。一瞬だけ視線は交わったがすぐに逸らされてしまった。それどころか窓のほうへ顔を向けている。これ以上なく分かりやすい拒絶。俺の初恋、ジ・エンドである。
そこからの記憶はあまりない。ずっと上の空で、気がつけば一日を終えていた。バイト先でもミスを連発し、周りにたくさん迷惑をかけてしまった。一生分の自己嫌悪をした日だと言える。
(やっぱ嫌われちまってるよな……? マジきっついわ……)
自室の布団に寝っ転がりながら甘枝さんの反応を思い出す。心が締め付けられるという表現がピッタリだ。心臓を握られてるのではと錯覚するほど胸が苦しい。動悸と吐き気もヤバい。いっそこのまま死んでしまいたい。
今回の件、全面的に俺に過失があるのだ。誰を責めることもできない。自分自身を責めまくり、オモチャをねだる子供のように布団の上でジタバタする。千年の恋も覚める地獄絵図だ。
もしもここから入れる保険があるならバイトで貯めた約50万円すべて払ってもいい。これは高校卒業後すぐに一人暮らしするための資金だが、この状況を打破できるのであれば惜しくない。
そうやって自責の念に駆られているうちに眠気に襲われ、俺はまぶたを落とした。
翌日。一縷の望みにかけて再び挨拶をしたが結果は変わらず。その次の日からは挨拶をやめた。これ以上不快な思いをさせたくないからだ。
剛はその変化に訝しげな顔をしていたが、何かを察したらしく俺をからかうことは無かった。告白に失敗したとでも思っているのだろう。まったく優しいヤツだ。
そして迎えた休日。日中のバイトを終えた俺は、沈んだ気を晴らすため行きつけのゲーセンにいた。当然
俺がよくやるのはコインゲーム全般。一度稼いでしまえば次回以降ほぼ無料で楽しめるため俺みたいな貧乏学生にはもってこいなのだ。ちなみに最近メダルバンクの貯金が三万枚を突破したばかり。六桁を目指して目下奮闘中である。
(はぁ、今日はマジでダメな日だな。もうやめよう)
今日の収支はマイナス千枚ほど。赤い帽子をかぶった配管工の悲しげな顔すら腹立たしい。台を離れた俺は自販機でコーラを買い、ゲーセン内を見渡せる二階の休憩エリアでひと息つく。
(甘枝さんってゲーセンとか来るんかな……ってダメだダメだ。すぐ思い出しちまう)
忘れようとしても不死鳥の如く
いや、もうすでに手遅れなのかもしれない。その証拠に甘枝さんとそっくりな女性が遠くにほうに見える。顔までは見えないが、その佇まいが激似なのだ。
貞淑さと妖艶さが共存するロングの黒髪。服の上から判るスタイルの良さ。気だるげな衣服の着こなし方。どこをとっても甘枝さんにしか見えない。まぁ脳ミソが都合よく現実を書き換えているのだとは思うが。
その女性はレースゲームエリア近くのベンチに座っている。さすがにないよなと思いつつ、その女性に目線を合わせたまま喉を潤していく。
(ん、なんだ……?)
ちょうど俺がコーラを飲み終えたころ、件の女性の周りを四人の男が囲ったのだ。最初は友達かと思ったが、女性の身振り手振りを見るにそうではなさそうである。
俺と同年代であろう男たちは見るからにヤンキーっぽい風貌。俺の予想が正しければ女性はナンパに遭っている。しかも男のうち一人が女性の手首を握っており、女性はそれを振りほどこうと腕を暴れさせている。
剣吞な雰囲気を感じた俺は、空き缶をゴミ箱に捨て女性のほうへ近づいてゆく。見知らぬ女性がナンパされていようが普段は無視するのだが、今回ばかりは看過できなかった。
(いや嘘だろ、嘘だよな……?)
近づくにつれ徐々に鮮明になる女性の顔。逆立った柳眉。
俺がハッキリとそれを認識した瞬間、男たちは甘枝さんの腕を引っ張り俺の死角へと消えていく。
俺は小走りになって追いかける。そして再び俺の視界に入ってきた彼奴等は、
もう我慢できなかった。小走りから全力疾走へと変更し、彼奴等のもとまで一気に距離を詰めていく。向こうも気付いたらしく、彼奴等のうち二人が俺のほうに振り向いてくる。釣られるように残りの二人も俺のほうを見る。
だが俺と彼奴等の距離はすでに目と鼻の先。甘枝さんに最も接近している金髪野郎に照準を絞った俺は、後顧の憂いをすべて投げ捨て、思いっきり体当たりをぶちかましてやった。
肩に走る凄まじい衝撃。金髪は派手にスッ転び、俺はすぐさま四人から距離をとる。
「っっでぇぇ……!! おいっ、てめぇ何のつもりだァッ!!?」
「……黙れ。そしてその
「ア゛ァッ!!? おいお前らッ、このカスぶっ殺すぞッッ!!」
金髪の合図で喧嘩態勢へと突入した他三人。一対四の構図だ。金髪は死ぬほどブチギレており、正直に言って俺に勝ち目などない。
だがそれでいい。俺の目的は彼奴等の意識を俺に向けさせること。甘枝さんが逃げる隙を作ることができれば十分だ。
俺はじりじりと後退る。釣られた彼奴等はまんまと俺のほうへ寄ってくる。甘枝さんと彼奴等の間に距離が生まれたタイミングで、俺は甘枝さんに目配せする。
甘枝さんは俺の顔を見て驚いた顔をしているが、すぐに目配せの意図を察したらしく、彼奴等の後ろを横切って俺の視界から姿を消した。
それを見届けた俺が内心ホッとしたとき、四人全員が俺に向かって襲いかかってきた。
そこからはもう一方的な暴行劇。当然、ボコられているのは俺だ。
まずは顔を一発殴られ、よろめいている隙に後ろから羽交い締めにされ、今度は腹を何度もぶん殴られる。
あふれる血を口から垂らしていると、今度は床に転ばせられ硬い靴底で足蹴にされる。他三人は飽きたようで攻撃の手を止めているが、金髪だけは延々と俺を痛めつけてくる。
床にうずくまる俺が痛みに耐えていると、遠くのほうから「何やってんだお前らァ!!」と男性の怒号が聞こえてきた。
彼奴等は「やべぇぞ!」「逃げろッ!」と慌てだす。ドタドタと足音が遠ざかっていき、その場に残されたのは床にうずくまる俺一人となった。
「はぁっ……あぁ゛っ……。くそっ、マジで痛ぇ゛っ……おえ゛っ……」
大の字で仰向けに寝転んだ俺。かなり意識が
間もなくしていくつかの足音が俺に近づいてきた。ゆっくり目を開けてみれば、二人の男性店員さんと、その後ろで怯えた表情を浮かべる甘枝さんが目に入る。きっと甘枝さんが救援を求めてくれたのだろう。
(甘枝さんが無事で……マジで、よかった……ぜ……)
安堵感から一気に緊張の糸が切れた俺は、そのまま意識を手放したのだった。