ようこそエロMODが導入された教室へ 作:さんかく
「ぁふ……んちゅ、ぇあ…」
ピチャピチャと、櫛田と俺の舌が絡み合う音が廊下に響く。
俺が無造作に口内を舐め上げる度に、その日頃味わうことのない感触に櫛田が声を漏らし、熱く湿った息が俺に吹きかかる。
どうにか口内という脆弱な部位への侵略から逃れようと櫛田は身を捩るが、俺が両手でガッチリと頭を固定している為逃げられない。
じゅるじゅる、れろれろと口の中を貪られ、互いの唾液を交換しあう。何度も舌を吸われ、俺から逆に唾液を流し込まれ、そして舌でグリグリと粘膜を刺激され、櫛田の口にはどちらのものかも分からない唾液が池のように溜まっていた。俺が舌を動かし、櫛田が顎を震わせる度、唇の端からドロリと粘稠度の高い唾液が垂れ落ちていく。
既にそれらは櫛田の制服へと流れ落ち、突き出した胸には唾液の水溜りが出来ていた。
「あー、部活疲れたー。最近ずっと筋肉痛だわ」
「だよなー。なんかここんとこ厳しくね?」
「ーーッ!?」
壁を隔てた直ぐ向こうから、同年代の男子の声が聞こえてきた。
俺たちからほんの数メートル先に、彼らのパタパタという足音が聞こえる。キスに耐えるのに夢中で、彼らの存在に気付いていなかったのだろう。櫛田はそれに驚いて目を見開き、慌てた様子で声を抑えようとしてーー俺が構わず櫛田の舌を吸い出した事で、ジュルジュルという濁音が響き始める。
「ぉぶ、んジュル、ンンーっ!?」
信じられないものを見るような目で俺を見て、必死に俺の舌を止めようとする。だが止めない。舌を吸われて呼吸もままならなくなった櫛田は、反射的に大きく息を吸おうと口を開き、それによって濁音と自身の吐息がより大きく響く事に気がついて息を止めた。
それは彼らが俺たちの目の前を通り過ぎ、そのまま廊下の先へと歩いていくまで続いた。櫛田はその間必死に声が漏れるのを我慢しーー彼らがそれぞれの部屋に入るドアの音が聞こえた瞬間、決壊したようにゼェゼェと息をし始める。
今櫛田がもたれかかっているーー俺が頭を押さえ込んで押し付けているのは、俺の自室の玄関扉だ。
当然、この精々数センチの金属板の向こう側は、普通に学生が通る外の廊下である。
そんな場所で、櫛田はひたすら俺に口を嬲られていた。この部屋に入って早々、まだ肩には彼女の鞄がかかり、靴も履いたままで。
それは単に、俺が遂に我慢の限界となった為だった。
「ぁむ…ンちゅ……ンッ!?」
再び目を瞑って必死に耐えていた櫛田は、俺が彼女の服を勝手に脱がし始めたことで、身体の力を取り戻す。
制服のボタンを外していく俺の手を止めようとするが、依然キスをしながらの為抵抗する手は覚束ない。
だが、いちいちボタンを外す手を邪魔されるとやりづらいのはやりづらい。その為、ブレザーとシャツは目の端で確認出来る上の方のボタンだけを外し、全体を下にずり下ろす。
ずるりと櫛田の上半身の服がずり下げられ、彼女の白い肩が剥き出しとなる。胸全体が露出するまでブレザーとシャツを引き下ろし、黒いブラジャーが外気にさらされた。
「!?…っ!?」
そして、ブラジャーも上へ引き上げ、彼女の乳房を露出させる。彼女のピンク色の乳首が白日の下に晒され、櫛田の顔が真っ赤に染め上げられた。
その状態で、櫛田の頭をホールドし舌を絡ませあいながら、引き摺るように移動する。勿論俺も視界の殆どが櫛田の顔で埋まっている為、ゆっくりと後ろ向きに歩みを進める。
踵にベッドに触れたタイミングで、ようやく櫛田の口から舌を引き抜いた。
「ーーぷあっ!?……はぁ、はぁ」
櫛田から顔を離した事で、ようやく視界が開ける。
同時に、先程まで近過ぎて見えていなかった彼女の顔が目に入ってきた。
「はっ、はっ……ゲホッ、……じゅる」
十数分程度は口を思うがままに貪られていた櫛田は、ようやく解放されて息も絶え絶えに咳き込んでいた。目尻には涙が浮かび、必死に息を整えようとしながら俺を睨みつけている。
そんな彼女の頰は上気し、耳は真っ赤に染め上がっている。額からは汗が垂れ、頰は垂れ落ちた汗と唾液でぬらぬらと光を反射している。顔には亜麻色の髪が張り付き、首筋も僅かに汗に濡れて髪が乱れていた。
視線を下ろすと、その白い肌が首から下にもそのまま続いている。鎖骨は剥き出しで溝に汗が溜まり、更に下はーー彼女の乳房が剥き出しとなっていた。ブレザーとシャツは肘とへそ辺りまで下ろされており、その上に胸部が乗っかるように丸出しとなっている。
「良い格好だな。似合ってるよ」
「ーーッ!?あんたがやったんでしょ!?」
櫛田が噛み付いてくるが、取り合わずに箪笥の引き出しを開く。そこから液体の入ったプラスチックの入れ物を取り出した。
「……な、なにそれ」
チャプチャプと液体を揺らしていると、櫛田が怯えの混じった声で尋ねてくる。
「これ?ローションだけど」
「…ひゃっ!?な、なにしてるの!?」
答えながら、蓋を開けて櫛田の胸元にボトボトと振り掛ける。透明な粘稠性の液体が櫛田の白く大きな胸に注がれ、表面をドロリと流れ落ちていく。胸元に溜まり、溢れたものはその下へーー更に彼女の制服にもドロドロと降りかかる。
その頃には入れ物も空っぽとなり、櫛田の胸は厚いローションの層に覆われていた。そこへ無造作に右手を浸け、ローションを掬い取る。
「ちょっ、触らなーーきゃっ、な、何して」
そして左手で櫛田のスカートを捲りあげ、ローションに塗れた右手を彼女の股へとあてがった。
グチョグチョとそこを擦りあげる。櫛田は悲鳴をあげて両脚を締めるが、既にそこへは俺の右手が突っ込まれている。ローションで滑りもよくなっており、お構いなしに局部を弄る。
そして充分ローションを纏わせた後、指を穴の中に突き込んだ。そのまま刺激をーー分かりやすく言うと、手マンを始める。
「は!?ちょっ、やめーーんむ"!?」
突然の刺激に櫛田は目を剥いて叫びーー俺が再び櫛田の口を貪り始めた事で、言葉が遮られる。ジュルジュルと舌を吸い、喉の奥まで舐め上げる。再び呼吸もままならない状態にされてしまった櫛田は、なす術もなく俺に手マンをされ続けた。
更に、残った手で胸を揉み始める。時折指で乳首をなぞり、弾いたり抓ったりと刺激を与えていく。
口、胸、膣。
それぞれを片手間のように無遠慮に弄り始めーー
それを、ひたすら2時間程度続けた。
「………はっ………はぁ………」
ーーじゅぽっ、と。
櫛田の口から舌を抜く。
互いの唇の感触が分からなくなり、ふやける程接吻を重ね、櫛田は既に意識が朦朧として息を荒げるだけとなっていた。それは執拗に口内を蹂躙されたからーーというだけではなく、これまた執拗にリズムや深さを変えながら櫛田の膣を刺激し続けたからでもある。
舌を重ね合わせ、指で股をほじくる。
下手くそながら、櫛田の反応を見て適宜手を替え品を替えそれらを続けーー櫛田が汗まみれになって服もぐっしょりと濡れそぼった頃、俺は一つの"達成感"を得た。
それは一つの壁を破った感触。
スポーツでもゲームでも、どこかで感じるあの体感。ずっとやり方が分からなかったのが、ある時を境にスッと頭に染み込むような。
"ものにする"感覚だ。
「レベルアップ、だな」
ぽつりと呟く。
焦点も半ば合わなくなっていそうな櫛田が、俺の独り言に反応しゆっくりとこちらを見てくる。
俺は自分の手のひらを見つめ、グッグッと握り締めてみた。ずっと使い続けていた為、握力と腕力もかなり限界に近い。
そんな手を櫛田の股に当て、指を中へ挿入する。
「んっ……あっ……あ"っ!?」
グチョグチョと指を動かした。
それは相変わらずの手マンではあるがーーやはりと言うべきか、櫛田の反応が"いい"。
「あっ、んぁ…う"っ!?」
グリグリとひだの奥を指で押し込むと、唸るように櫛田は嬌声を上げる。ピクリと身体が震え、櫛田は困惑したように顔を上げた。
先程まで無かったとは言わないが、与えられる刺激の大きさーー感じる快楽の度合いが上がり、戸惑っているのだろう。
ごちゅごちゅと指で刺激を続けながら、櫛田の頭を撫でた。
そして櫛田にキスをする。
今度は嬲るようなそれではなく、軽い唇を重ね合わせるだけのものだ。
「んっ、ふう"ッ!?」
それだけで、櫛田の股からダラダラと愛液が滴り始めた。
指に感じる粘度が高まり、粘膜から液体が溢れてくる。
それは、頭を撫でていた手を離し、彼女の胸を鷲掴みにして揉みしだき始めた事で、更に高まった。
櫛田のくぐもった悲鳴が上がる。
「んん"!?ぁう"、むーッ!?」
グチュグチュ、ニチャニチャ、ジュルジュル。
下品な濁音が部屋中にこだまし、櫛田の快楽を孕んだ悲鳴が響く。それは俺が手の勢いを激しくしていくごとに大きくなりーーあるところで限界を迎えた。
「ーーーッ!!」
ぶしゅっ、と。
櫛田の我慢の限界となり、彼女の身体が大きく震えーー股から液体が噴き出した。
俺の手を愛液で酷く濡らしながら、櫛田はぱくぱくと口を開閉する。身体は仰け反って顔も上へ背け、目にはチカチカと光が瞬いているようだった。
簡単に言うと、イッた。
「………」
俺にもたれかかってビクビクと震える櫛田を見下ろした。
クラスのアイドルが、局部を全て露出して身悶えている。イッた余韻で息も絶え絶えとなり、身体は上気して熱を持っている。
男として征服感を擽られる最高の景色だがーーこれを齎したのは、決して俺だけの力ではなかった。
というより、ただの生娘が初日からこんなによがり狂う訳がない。
だが現にこうして、櫛田は潮を吹いて絶頂している。普段のように取り繕う余裕もなく、乱れた姿を晒して身体を俺に預けているのだ。
その事実がーーそしてそれを現実とした先程の"手応え"が、ある結論へと導いていた。
それは、俺が「女を買えるようになるMOD」と並行して導入していたもの。
「開発MOD」。
それがこの世界にも存在し、レベルなんて概念が存在しないにも関わらず、きちんと機能している事の証明だった。
効果は簡単。
女はーー男もだが、身体の各部位に「開発値」が設定され、そこへ性的刺激が与えられれば与えられる程、その数値は上昇していく。
それが上がる程、そこへ刺激が与えられた際に得られる快感が上がり、更に溜め込まれる快楽値の上限も増加していく。
なんて説明しなくても、正直名前を見ただけで分かるものは分かるだろう。
「開発」だなんて、それが無いエロゲーを探す方が難しいというくらい一般的な概念だ。
そしてそれを示すように、このゲームに導入されるエロMODのランキングにおいて、常に不動の一位を飾っていた。これを前提として作られたMODも数知れずーーというかこれを導入せずにエロ目的で遊ぶ奴のほうが少ない。それくらいメジャーなMODだ。
このMODはとても出来がいい。
開発出来る部位は細かく、唇、舌、喉、首、耳、胸、乳首、脇ーーなんて、可能な限り分けましたといった分類がされている。
それぞれに経験値が存在し、更には各キャラ毎に部位別に蓄積する倍率と上限となるレベルが設定されている。まあ、これを弄って全てMAXにするMODなどもあるのだが、俺はそのまま使っているので関係ない。
そして素晴らしい事に、このMODには更なる機能が含まれている。
それは、"性的な刺激を与えた側"にフィードバックされる経験値。これは、口、手、ペニスなどのそれぞれ用いた手法ごとに得られる熟練度ーー"性技"のレベル上げという概念だ。
端的に言うと、ヤればヤるだけ相手をイカせたり、寸止めさせたり出来るようになる。
これも同様にキャラ毎に各手法毎に経験値倍率と上限レベルが決まっている。
主人公は倍率こそ普通なものの、上限は全てMAXなのだが。
ここまでで分かると思うが、俺はこの2時間の間、ひたすら自身のレベル上げをしていた。
口、手淫(胸、膣)を同時に行い、経験値を貯める。櫛田はこれらーー特に胸と口の倍率が高く、俺としてもフィードバックされる経験値の効率がいい。
そして先程それぞれのレベルが上がり、それを試して櫛田をイカせてみたという形だ。
まあ、拙いなりに2時間ひたすら責め続け、櫛田の限界ギリギリで留めていたというのが大きいが。
「……すぅ…」
疲れ果てて俺の腕の中で寝息を立てる櫛田を見る。
好き放題弄られた跡が、彼女の身体に残る赤みと液体から見てとれる。全身をしゃぶられ尽くしたかのような有様だがーー実際のところ、今回責めた部位はほんの氷山の一角に過ぎない。
こうして櫛田を手に入れたのは、単に俺の趣味というだけではない。彼女自身の優秀さと使いやすさに加えて、これからの目標に向けた俺自身のレベル上げーー性技のサンドバッグとする為だ。
これからは、彼女の交友関係や学業を邪魔しない程度にだが、可能な限り毎日彼女を開発し、俺のレベルを上げていく。
「よいしょ」
「……?」
ずり落ちかけている櫛田の身体を持ち上げ、俺の身体の前へとポジションを戻す。
「んむ」
櫛田の口を、俺の口で塞ぐ。
気を失って半開きとなっている唇を舌で捲り、歯の隙間から口内に捩じ込む。そして先程のように彼女の舌を舐めながら、乳首をコリコリと弄り始めた。更に右手で膣に指を挿入し手マンを始める。
明日は週末だ。
俺の体力が続く限り、この数日はレベル上げに徹しよう。