ようこそエロMODが導入された教室へ 作:さんかく
「……………………いっ……一之瀬?」
「にゃっ、はいっ!」
えーっ………と。
えー………何を言えばいいんだ、俺は。
恐る恐る一之瀬に声をかけてみたが、そこからの言葉が続かない。
白波が絶望の表情で走り去った今、この場に残されたのは、俺と、そして顔を真っ赤にして固まっている一之瀬だけ。
告白が成就したにも関わらず、大困惑で無言で佇む謎の男女が爆誕していた。
ふー。
落ち着いて考えよう。
これは完全な一之瀬のやらかしだ。
ーーが、それで彼女を責める権利は俺に無い。
事前に「こう言え」と明確に指示しなかった俺の落ち度である。
だがそれはそれとして、何を思って「はい」と言ったのかが謎だ。
俺は、混乱する頭で目の前の一之瀬を観察する。
彼女は白波が去っていった方をわたわたと見ていたが、俺が声をかけたことで、再び変な声を上げながらビシッと姿勢を正した。
もしかして一之瀬は、俺が当初の"嘘で付き合ったフリをする"という作戦を改めて再提示したと勘違いしたのだろうか。そうも考えたがーー今の彼女の様子は、そんな反応には見えない。
俺の目には、"俺が本気で告白をして、それに本気で応えた"1人の少女にしか見えない。
なんでそう勘違いしたのか謎だが、それ以上に、そう思ったとして、なぜ首を縦に振ったのか。
このタイミングで告白にOKを出される事自体があまりにもイレギュラー。このイベントに限らず、普通にプレイしていてもこの段階で誰かと交際に漕ぎ着くこと自体がまず無い。
完全な想定外。意味不明だ。
いや。
止めよう。
これ以上現実逃避するのは。
考え直す中で、俺には直ぐに答え自体は頭に浮かんでいた。
ただ、理解が及ばず明言を避けていただけだ。
"そう"理解すれば、昼休憩からずっと感じていた全ての違和感がたちどころに解決する。
"それ"が何故かは分からない。
ストーカー事件での吊り橋効果か、あるいは俺のキャラビルドが意味不明に彼女の琴線に触れたのか。
だが、それが事実だ。
ここに至るまでの全ての一之瀬の挙動不審――俺の昼寝場所までわざわざ会いに来たこと、他クラスの俺にクラスの弱音を吐露したこと、そして、この――赤らんだ頬と、潤んだ瞳の説明がつく。
「一之瀬」
「は、はいっ!」
「……俺のこと好きなの?」
「えっ………う、うん。………だから、OKしたん、だけど……」
そうだよね。
当たり前だよな。
「そっ……か…」
そうかあ。
じゃあ、あんな状況で俺から告白をされたら、そうなるよな。
俺はあまりに当たり前の帰結に頭を抱える。
だがそれによって、一之瀬は表情を一気に不安げなものに変えた。そして恐る恐るといった様子で口を開く。
「……えーっと、斉藤君も、私のこと……す、好き………ってこと、なんだよ、ね……?」
ーーあ。
またも俺はミスをしていたらしい、と一之瀬の様子を見て気がつく。
いや、そうだよな。
一之瀬の視点だと、自分に突然告白してきて許可されたのに、喜ぶでもなく困惑し出し、挙句の果てに「自分のことが好きなのか」とか意味不明な質問をしてくる奴だ。
情緒不安定過ぎる。
切り替えろ、俺。
起きてしまったことは仕方がないだろ。
俺は頭を軽く振り、彼女に向き直った。
「悪い。嬉しいよ、嬉し過ぎて現実感が無かったんだ」
「そ、そう……?」
一之瀬はまだ不安そうにしながらも、俺のむず痒くなるような台詞に少しだけ表情を緩める。
俺はそれに頷き、安心させるように笑いかける。
「これからよろしくな」
「……うんっ、こちらこそだよ!よろしくねっ、斉藤くん!」
一之瀬は、今度は心の底から嬉しそうに、花が咲くような笑顔で頷いた。
何はともあれ、これで俺は彼女が出来てしまった。
学生生活の本分は勉強というが、実際は大半が遊びと恋愛だ。その意味では、俺は一躍花の青春の舞台へ躍り出た事となる。
そうと決まれば、やる事は一つだよな。
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「お゛、お゛ぉぉぉ……っ! あ゛、あ゛あ゛あ゛ぁぁぁッッ!!」
――調教だ。
俺の腕の中で、坂柳が絞り出すような低い嬌声を上げる。
持てる全ての技術を凝らし、彼女の全ての感覚を快楽で塗り潰していく。口を塞ぎ、胸を弄び、股を穿つ。
そうして得られたこの一週間の集大成が、ここに存在していた。
俺の体の下でよがり狂う坂柳を見下ろす。
身体の奥深くから神経ごと侵すような快楽に、喉から絞り出すような喘ぎ声を漏らす美しい一人の少女。
そんな彼女の膣へ俺は自身の肉棒を突き刺し、その子宮の奥へとゆっくり深くピストンをしていた。その度に喉の奥から唸るように低い喘ぎ声を漏らし、その神秘的な銀白の髪を乱し、真っ白な肌を上気させて悶えている。
黒いラバー製の拘束着、そのチャックが開け放たれた隙間から覗く彼女の皮膚に、俺は指を滑らせる。
病弱だからか、元の性質か。
その銀白の長髪に引けを取らない真っ白な肌は、熱を帯びて上気し、血色良く赤みを帯びている。
身体の開発のために使用しているローションもあるが、その皮膚は彼女自身の汗をはじめとした体液によってぬらぬらと光沢を持ち、鼻を近づけると倒錯的で甘い香りが漂ってきた。
だがこれは――俺が想定していた"変化"では、ない。
俺が導入した開発MODは、非常に細部まで作り込まれたものだった。
だが、この世界では俺の想定とは少し異なる影響の仕方をし始めている。
最初に気づいたのは、櫛田を開発していた時だ。
数多の手段で責め立て、彼女の豊満な肢体を弄んでいる時――ふと気づいたのだ。
こいつの胸が、少しではあるがデカくなっていることに。
それだけではない。感度だけでなく、彼女から香る匂い、粘膜の構造そのものが、より快楽を享受し俺を欲情させるように"進化"している。
胸は大きく重く、それでいて重力に抗う張りを。唇と舌はより鮮烈な赤みを持ち、厚く柔らかく湿りを帯び、唾液は甘く蜜のような香りを得た。
それは俺の知識には無い"開発"の現れ方であり――嬉しい誤算でもあった。
そして、坂柳。
この一週間、夜はじっくりと調教に費やした。
その甲斐もあって既に"変化"は現れていた。だが櫛田と開発の仕方を変えたからか、彼女にはやや異なるあり方でその効果が現れていた。
一番大きいのは、五感だろうか。
ずっと目隠しをして視覚を制限しているせいか、僅かな肌との触れ合いにすら異常なまでに敏感に反応する。なんなら俺の手が触れる前から、その体温を察知して身体を震わせる節すらあった。
試しに目の前で剥き出しになっている、坂柳の華奢な首筋にそっと指を這わせる。
「ひぅっ…! ん、んぅ…!」
うなじをなぞるだけで、可愛らしい悲鳴が上がる。
彼女の耳元に顔を寄せ、口元を坂柳の耳に触れさせるくらい近付けた。
「ひっ……!?」
それだけで俺の微かな息遣いを感じ取ったのか、腰をくねらせて悲鳴を上げた。
ふっ、と息を吹きかけると、「や、やめてください…っ」と目を瞑って身体を震わせながら訴えてくる。
坂柳の数少ない弱点部位の一つは耳だ。今の開発段階であれば、軽く触るだけでもビクつくし、穴を指でほじってやればそれだけでイキかける。実際に達するのは無理だけど。
良い匂いのする耳から顔を離し、俺の胸元にすっぽりと収まっている彼女の身体を見下ろす。
当然ながら、最も時間と労力をかけて開発したのは“こちら”だ。
そしてその中で最も開発段階を進め、肉体的な“変化”も目立つのは――やはり胸だろう。
坂柳の幼さも感じる小さな身体、その胸部に膨らみはあるが、慎ましやかなものだ。
それ自体に大きな変わりはないが、多少は手のひらで包む際に柔らかさを感じ、指の圧迫でむにむにと形を変える程度の膨らみへと成長していた。
だがそれは、そう言われたらそうと分かる程度のもの。
より目を引くのは、それぞれの双丘の頂点に存在する二つの突起だ。
坂柳有栖というキャラクターに設定されている弱点部位の中で、最初から性感帯として存在しているのは乳首のみだ。
だからこそ、ここは重点を置いて“開発”してきた。
その結果として、坂柳の乳首は刺激せずとも常に硬く膨れてピンと立つようになり、色は艶やかな赤みを増していた。ただ膨張しているだけかもしれないが、心なしか長くなっているような気もする。具体的には、指の腹で摘みやすい程度には肥大化していた。
その完成品の一つを、クリクリと指先で撫で回す。
「ひっ…! ん、ん"ぅぅ…! や、やめ…!」
彼女の抗議を無視し、俺は顔をその白い双丘に近づけた。
そして、硬く尖った突起の一つを唇でそっと挟み込む。
「あ゛っ!? だ、だめです……! そんな、ところ"……っ!」
歯で軽く挟むように噛み、次に舌を這わせてレロレロと舐め回す。
その小さくも主張の強い乳首の辺縁を舌でザラザラと擦り、その先端の穴をほじるように舌先で刺激する。
「お゛、お゛ぉぉ…! ふ、ぅう゛ぅぅ…!」
そうしていると、母乳が出るわけではないが、明らかに舌に甘い感覚が残るのが分かる。
この何時間かで坂柳の身体から分泌された汗や、諸々の体液も含まれているのだろう。汗だくの人間味を感じる匂いと、微かなしょっぱさに加えて、本来感じるはずのない芳醇な甘さを舌に感じ始める。
これもまた、櫛田のそれとは少し異なる気がする。
櫛田の甘さが蜜のように直接的な甘ったるさだったとすれば、坂柳のそれはどこか花のようなーー僅かな毒っ気を感じるような。
なんていうソムリエごっこは止めて、クリクリと舌で乳首を捏ねくり回すのを止め、ゆっくりと口を離した。
べったりと俺の唾液に濡れて、さらに艶を増した突起。俺はその胸全体を手慰みに柔らかく揉みほぐしながら、腕の中で荒い息を繰り返す坂柳を改めて確認した。
当然ながら、その"変化"は見た目だけではない。
むしろ執拗なまでの開発によって高められた感度が、肉体的な変化にまで昇華されている。
硬く張り詰めたような乳首の表面は、少し撫でただけで――或いは空気に触れているだけで、微弱な快楽を得てしまう程だ。
たとえブラジャーを着けたところで、普通に生活して僅かに布が擦れる感触が伝わるだけでも快楽を感じてしまうだろう。眠っている時に触るだけでも、喘ぎ声を漏らして股が湿り出す。日常生活に戻るにあたっては、かなり対策しないと厳しいものがあるだろう。
坂柳はそもそもキャラクターとして、部位毎の開発値を蓄積する倍率が低めに設定されている。
それは、彼女の肉体がひ弱で快楽を得ることに不向きという意味でもあるが、坂柳に設定された"弱点部位"が、あまり開発に適した部位ではないというのも影響している。
彼女の中で倍率の高い部位――それでもある程度だが――は、ざっくり言うと、胸、耳、そして太腿だ。
胸は良いとして、耳と太腿は本来ただの皮膚であり、快楽を受容する部位でも何でもない。
だが、そうした土壌を踏まえた上で、現在の彼女の"それ"は充分な性感帯へと仕上がっていた。
俺は徐に手を彼女の太腿へと滑らせる。
「んぅ…っ!」
それだけで、彼女の身体がびくりと強張った。そわそわと太腿をぴっちりと閉じ、俺の手が自由に撫で回せないように些細な抵抗をし出す。
それは、彼女が太腿を撫でられただけで快楽を得ている事を示唆している。
この反応の理由は、俺がこの一週間、短時間で彼女を仕上げるために使用した"飛び道具"の影響も強い。
端的に言うと、媚薬だ。
完全にゼロから始めて、これだけの部位の開発を進める事は難しい。ただでさえ絶頂の回数制限という縛りがあるのだ、ブーストさせるツールは必要だった。
だがそれも、幾つもの種類を使い分け、或いは併用してのこと。
ここまでの3ヶ月でコツコツ薬局で集めてきた掘り出し物達を総動員し、短い時間でも開発値を貯められるよう頑張ったのだ。
そうして集めた中で、やはり特にレアなものというのは存在する。
基本的な媚薬は、服薬タイプなら全体の興奮度や微弱な感度の上昇など、また部位に直接塗り込むローションタイプならその部位の感度や開発倍率を局所的に上げる効果が現れる。
が、特にレアなタイプの中は、開発値を貯めるサポートするだけでなくーーその上限値ごと増やすようなものも存在する。
大概それらはローションタイプであり、開発の前に使用しておく形で使っていたがーーその中で、特に股の諸々を開発する過程で、それらの液体は太腿にもしっかり垂れ、不可抗力的に肌に染み込むほど擦り付けられていた。
結果として、坂柳の太腿もまた、撫でたり揉んだりするだけで快楽を得る一つの性感帯へと進化した訳だ。
ドライヤーの風が当たっただけで喘ぎ声を漏らし、坂柳が久しぶりに本気で困惑していたのは記憶に新しい。
さて。
こうして改めて坂柳の"調教"について想起してみたが。
まだ開発する余地はたくさんあるとはいえ、主要な性感帯については充分及第点が貰えるくらいには開発出来たと判断して良い。
坂柳を見下ろす。
今日もまた、既に二度ほど限界まで追い詰めた絶頂を与えていた。こうして腕に抱く坂柳の身体は、先述した女の匂いを部屋中に振り撒いている。
俺は、ずっと続けていたゆっくりとした腰の動きを一度止めた。そして今度は、少し浅く、しかしその分小刻みに速くストロークを再開する。ぐちゅぐちゅと生々しい水音を立ち、俺と坂柳の接合部に体液の泡が出来るのが見えた。
「う"っ…! あ、ぁ……っ、ぁあ"…っ!?」
すでに何度も繰り返された行為。
だが、坂柳はそれに慣れる事はなくーーむしろ行えば行うほど、彼女の身体はより鋭敏に抵抗を示す。それは、彼女の身体が抵抗を示さなくなっている事の裏返しでもある。
俺はその小さな身体を背後から抱きかかえ、腰を動かしながらこの少女の事について考えた。
こうして一回あたり限界まで時間をかけて、深く重い絶頂を身体に覚えこませるというのも身を結んできた。
既に坂柳の肉体は、彼女の意思とは無関係にいとも容易く快楽に火が付くのに、俺の補助がなければどう足掻いても解消できないーーそんな生き地獄の状態に辿り着いている。
つまりこれで、坂柳の監禁の一番大きな目的は達成した事となる。
だが、坂柳有栖の利用価値はーーこの監禁の目的はそれだけではない。
まだ肉体的に屈服しただけ。まあ俺は充分に楽しめたが、今後のゲームプレイにあたっての影響は然程無いだろう。
だから、最後に残った猶予期間でその"仕上げ"をしていく、と考えていた。
――そう、今日の昼休みまでは。
一之瀬帆波。
俺の頭の中に、今日のーー実際は日を跨いでいるから昨日の出来事が思い浮かぶ。
白波千尋の告白イベントへの俺の介入。その結果引き起こされた、一之瀬との交際開始という事故。
ーーしかし、完全な想定外だった。
悔恨の念と共に、俺は眉間に皺を寄せて頭を悩ませる。
その思考の動きと連動するように、手遊びのように坂柳の乳首をクリクリと弄び、坂柳の食いしばった口の隙間から悲鳴が漏れた。
一之瀬帆波は、裏表のない善人で、他の者とも距離が近く打ち解けやすいキャラだ。
だからこそ好感度は上げやすいのだがーーそれと同時に、実は恋愛面での攻略難易度はかなり高く設定されている。
それは、"競合他社が多い"というより、"彼女が本当の意味で心を開く相手が非常に限られる"という理由だった。
彼女の心の急所へ繋がる扉は、そもそも彼女自身に開けるつもりが無い。それをこじ開けるには、タイミングとコツが必要とされるのだ。
それを達成して初めて彼女からの恋愛的な好感度が解禁されるーーという通例だったのだが。
ーーいや、そんな事を今考えても詮の無いことか。
今考えるべきは、これからどうするかだ。
端的に言うと、これから本当に付き合っていくか、適当なところで別れるか。
このまま円満な関係を継続すれば、俺の行動は"彼氏"としての制限下に置かれる。
どこかで良い感じにフって元の想定ルートへ軌道を戻すにしても、そもそもそれ自体が一番困難だ。きっと"円満"にはいかない。かといって割り切ってここで一方的にフれば、傷ついた一之瀬がどのような行動に出るか予測できない。
正直、どちらもリスクの方が大きい。
だが、今回のような流れになったのは、やはりゲームの時とは異なるランダム性が強く働いたためだろう。
その仕様変更を把握しないことには、今後も似たような事態は起きる。それを探る意味でも、また、現時点でバグの温床と化している一之瀬を管理する上でも、まともに付き合っていく方が比較的有益か。
まあ、それはともかく。
どちらの道を選ぶにせよ、一つだけ確かなことがある。
俺が一之瀬の彼氏として学園中の注目を集める事が推測される今、この部屋に"失踪中のAクラスのリーダー"を隠し続けるのは、流石にリスクが高すぎる。
逆に目眩しにもなるだろうが、万が一が起きやすい事に変わりはない。
だから今日、"仕掛け"を始めよう。
「あっ…! ん、んぅ…! ま、まって…! はや…っ!」
そろそろ3度目の絶頂の時間になる。
俺は、どちゅ、どちゅ、と子宮の入り口を潰すかのように、ピストンの勢いを強めていく。
坂柳は徐々に強く速くなっていくピストンに、耐え切れず言葉を漏らす。
だが彼女も、この一週間でそれが受け入れられるとは思っていないだろう。半ば機械的に、彼女の現在の肉体で耐え切れる限界の快楽の天辺で絶頂させる。俺がそのルーチンを崩した事はない。
彼女は言葉とは裏腹に、ただ耐えるように身を縮こまらせている。これから襲いくる波を出来るだけいなそうとしていた。
そんな彼女の腹部を、外側からぐりぐりと圧迫し、内と外からの刺激で逃げ場を奪う。
「あ゛あ゛っ…! ひ、ぅ…! お"な、か…っ、お゛、ぉぉ…!」
再び絞り出すように悲鳴を上げる彼女の口を、再び俺の唇で塞ぎ、その舌を激しく絡めとる。
「んむぅぅぅ…! んぐ、ぅう゛ぅぅ…!」
空いた手で彼女の胸を鷲掴みにし、すでに硬く尖った乳首を指先で潰すかのように強く挟み込み、コリコリと刺激した。
「ん"む"ぅぅう゛ぅッッ!!?」
逃げ場のない高まっていく快楽に、坂柳が激しく暴れ出す。肉体の反応として涙を流しながら、口を塞がれつつもくぐもった悲鳴を上げ、必死に俺から逃れようとする。
俺はそれを力ずくで抑え込み、責めを緩めない。
「んっ、ふぅ、ぅう゛ぅぅぅ…! ぉ、お゛ぉぉぉっ…! や、やめ、て…! あ゛、あ゛あ゛あ゛ぁぁぁッ!!」
濁音と嬌声。
そして熱い吐息が、部屋の空気を満たしていく。
彼女の身体が、ガクガクと、まるで壊れた機械のように激しく痙攣し始めた。
そして、次の瞬間。
「ん"ん"ん"ぅーーーーーっっ!!!!」
重く、低い喘ぎ声が坂柳の喉の奥からほとばしる。
彼女の股から、まるで男の精子のようにビュルビュルと粘ついた愛液が噴き出し、半開きになった口からは甘い匂いの涎が糸を引いて光を反射しながら垂れ落ちていく。
上半身は背筋を逸らしてびくびく震えるが、俺が抱き締めているので微動だにしない。しかし下半身はピンとのばされ、足の指もピクピクと震えているのが見えた。
俺もまた、その熱い奔流が薄いゴム越しに伝わるのを感じながら、おのれの快楽も解放する。
長い長い絶頂の余韻が続き、だんだんと坂柳の身体から痙攣と強張りが抜けていく。
今度はぐったりとなった小さな軽い身体を、彼女自身の様々な体液でぐっしょり濡れたベッドのシーツの上に横たえる。
俺は彼女の身体からゆっくりとペニスを引き抜くと、それから薄いゴムをズルリと外した。
基本はピルによる脅しと、一つの確認も兼ねて生で出していたが、時々こうしてコンドームを付けることもある。
これもまた、彼女を精神的にいたぶる方法にもなる。
俺はゴムを摘んで眺める。その中には、俺の出したばかりの精子がまだ熱を持ったまま溜まっている。
俺はそれを手に、ぐったりと息を整えている坂柳の顔に近づいた。
彼女の顎を掴み、その口を無理やり開かせた。
「ぇあ………」
そしてゴムの先端を彼女の口元に当てると、その中身をドロリと彼女の舌の上へと垂らす。
坂柳はそれが何かを瞬時に理解し、目隠しの下で顔を歪め、首を振って口を落下点から逸らそうとする。だが、俺は顎を掴む手を緩めない。そのまま抵抗虚しく彼女の口の中に生臭い白濁した液体が流れ込んでいく。
そして無言で彼女の頬を軽く二、三度叩いた。
その調教された犬に対するかのような仕草で、坂柳は嫌そうにしながらも従順に口を閉じた。
それから、もぐもぐと口を膨らませて咀嚼するような動きをした後、クチュクチュと濯ぐように唾液と絡めて舌でかき混ぜ始める。
俺自身が経験した事はないが、きっと酷い臭いが彼女の鼻腔を満たしているのだろう。ただでさえ五感が過敏になっている今の彼女には、かなりの苦痛となっている筈だ。いやーー今はもう、"苦痛"ではなくなっていそうだが。
もじもじと無意識に揺れている彼女の太腿を眺め、そんな事を考える。
最後に再び彼女の頬をペチペチと叩くと、彼女はごくりと小さな喉を鳴らして、それを飲み込んだ。
これもまた、一つの調教の成果と言える。
他にも様々な"行為"を、無言で指示するだけで従うように教え込んでいた。ある意味では最も"調教"という言葉に準じているか。
俺は坂柳の従順な様子を見届けると、ずぶ濡れのシーツの上に横たわる坂柳の身体の上へバスタオルをかけた。
ーーさて、それじゃあ始めるか。
俺は自身の腰も落ち着けて、携帯を手に取った。
端末を弄り、アプリに文字を入力する。
そして、それをベッドの上でぐったりと喘ぐ坂柳に向け、機械音声に読み上げさせた。
「『ゲームをしませんか。坂柳有栖』」
――坂柳の解放を、数日後に繰り上げる。
そのための準備と、そして最後に彼女の心を完全にへし折って、この"調教"を終わりにしよう。