その後、1ヶ月程メンバーは体力温存や鍛錬をしていた。
(その間、タツミはエスデス、ナイトレイド、イェーガーズの間を疲労困憊の体で行き来していた)
ナジ「チェルシーどうだ?ナイトレイドの皆を一ケ月見て?」
チェ「・・・うん、強いね、あたしが昔いたチームよりも」
タツ「・・・・・」
チェ「・・・でも強いからって生き残れる訳じゃない。ボスの報告書(後で証拠隠滅の為破棄されている)を読ませて貰ったけどブラートとシェーレの殉職・・・人間としては好感持てるけど殺し屋としては失格だね・・・皆もその甘さを捨てないと次の殉職者になっちゃうよ」
そう言い捨てて立ち去る。
マイ「あいつ・・・むかつく」
タツ「・・・・『言っている事は確かにそうだな』
ナジ「相変わらずズバズバものを言うなあ」
一人アジト裏で夕暮れを見つめるチェルシー
タツ「沈む夕日見つめ貴方を偲ぶ、あかね色の雲に貴方だけ見える、貴方だけがってな」
チェ「・・・!・・・タツミ・・・気付かなかった、・・・凄いね」
タツ「ん?」
チェ「・・・前から聞こうと思ってたんだけど貴方は皆と同じナイトレイドなの?」
タツ「あー俺はひょんな事であいつらの殺しの現場を見ちまって、口封じに殺される代わりに小間使いとして置いてやるってなったんだ」
チェ「あーなるほど、なんかあんたからは血の匂いが感じないから『ただ・・・得体の知れなさは感じるけどもね』
タツ「だから俺は皆のアシストや見張り・・・或いは雑用しかしてないんだ。でも酷いよな、別に俺はただその現場見ただけなのに殺されそうになったってな」
チェ「ふふふ、仕方ないじゃない。だって見られたんだから」
タツ「けどよ、帝国が公開処刑したって別にお咎めは誰からも受けないのに、ナイトレイドの殺しは見られちゃいけないなんて本来変な理屈だよな」
チェ「・・・・・・・『タツミ、本当は・・・?』
タツ「まあ良いやとりあえずそれは・・俺はこんな事話に来たんじゃない」
チェ「なに?」
タツ「あんた優しいなあと思ってさ」
チェ「どういう事?」
タツ「皆の前での憎まれ口は注意を促す為にわざとだったんだろ」
チェ「・・・買被り過ぎだよ」
タツ「そうかい」
チェ「・・・タツミも本当は猫被って無い?」
タツ「なんの事かな・・・?大体本当に猫被っている人間に聞いたって素直に応えるか?」
チェ「あはは、そうだね、あたしもドジだね・・・でもそれはお互い様」
タツ「ははは」
チェ「・・・タツミ、もしもあたしに何かあった時はあとの事はお願いね」
タツ「いー?俺はただの小間使いだぞ」
チェ「ふふふ、じゃあね、ありがとう」
タツ「・・・・・・」
夕日を見ながら呟く
タツ「表の法では裁けない悪を葬る闇の殺し屋達も顔を見られたら殺さなくてはならない、それが闇の正義の限界だ」
タツミが話し途中で語る沈む夕日を見つめ~は新・必殺仕置人の主題歌あかね雲です。ご興味ある方は検索されて下さい。