エスデスとオネストはテーブルで食卓を囲み、会談している。
オネ「エスデス将軍・・・一つ聞きたい事が」
エス「なんだ?」
オネ「前に恋をしたいと・・・その相手も見つかったと聞きましたがその後どうですかな?」
エス「ふっ・・・、あれは一時の気の迷いだ・・・。やはり私の生きる理由は闘争と蹂躙だ」
オネ「ほぉ・・・そうですか、それはなにより・・・ですが最近妙な噂を聞きましてな」
エス「ふん、なにか問題でもあったか?」
オネ「エスデス将軍が最近腑抜けになったと・・・ああいやお優しくなったと、それで少し心配になりましてねえ」
エス「大臣、それは愚問だ。今ちょっと甘い顔しておき後で奈落へ落とす・・・その方が面白いだろう?」
オネ「ははは、成程、これは一本取られましたな。そういう事でしたら最後に見せる絶望の顔はさぞ楽しみですな」
エス「そういう事だ。今しばらく私のやる事を大人しく見ていろ」
オネ「ええええ、これは失礼しましたな・・・私は政治、貴女は闘い、お互いの利益の為にこれからも協力していきたいですな」
エス「ふっ無論だ。今までもそうであったろう?」
二人は別れ・・・。
オネ『・・・どうも気になりますね・・・、あの小娘、まさか心変わりしたのか?・・・あいつに限ってそんな事は無いと思うが・・・今まで通り私の掌で踊っていればいいものを・・・さて・・・』
イェーガーズ休憩室
エス「タツミ♪こんな感じだったがこれで良かったのか?///」
タツ「ああ、上出来だ。お前案外演技上手いな」
エス「ふふふふ・・・余り私はこういう騙し合いは好まんがタツミの頼みだからな!」
タツ「ああ、有難う」
エス「タツミの頼みだからな!!大切な事だからな、2度言うぞ!」
タツ「・・・何が望みだ?まぁ、礼の話は後でするとしてお前達も安寧道に行くんだろ?」
エス「ああ、ボリックの護衛を大臣から頼まれている・・・ナイトレイドが暗殺を企んでいるのだろう?」
タツ「そうだ、ナジェンダがお前らを帝都外で待ち構えて迎え撃つ算段だ」
エス「ほぉ・・・馬鹿なナジェンダだ。私のタツミが密告しているとも知らずに、くくく」
タツ「言っとくがエスデス、俺が脚本を描きお前はその通りに動いて貰うぞ」
エス「・・・、それはナイトレイドに被害を出すなと言う事か?」
タツ「・・・いや、場合によってはナイトレイド全員俺が仕留める・・・」
エス「タツミ、私も混ぜてくれ」
タツ「お前は駄目だ、加減を知らん」
エス「・・・・・」
タツ「それと、ボルスさんとクロメがナイトの標的になっている・・・」
エス「ふっ・・・ドクターはタツミが倒したと聞いたが、セリューを田舎に帰らせたのもタツミだな?」
タツ「セリューも場合によっては殺していた・・・」
エス「ドクターは確かに思ったより狂っていた男だったからな、仕方ないと思うがその二人もか?」
タツ「ああ、ボルスにも・・・クロメにもいずれ死んで貰う・・・」
エス「・・・タツミ、私とてイェーガーズを率いているのだ。これ以上人員を減らしたくは無いぞ・・・」
タツ「まぁ、お前の顔も立つようにするから見ていろ」
安寧道へ行く為の準備を進めているナイトレイド、
穏やかな天気の昼下がり
タツ「はぁ~~いつになったら俺は自由になるんだ・・・」
ナジェ「まあ、そうぼやくな。革命が成功したらタツミも晴れて自由の身だ」
タツ「殺しの際、関係無い人間でも顔を見られたから殺すって、闇の正義も大概ですねえ・・・なぁボス?」
ナジェ「・・・・・・」
タツ「へえ~え、俺って運の無い奴~」
ナジェ「・・・逆に今の状況を楽しんだらどうだ?」
タツ「例えば?」
ナジェ「タツミだって良い年だろ?好きな女の一人や二人いないのか?・・・ここは大体女の方が多いだろ?」
タツ「う~~~む・・・」
ナジェ「ふふふ、なんなら試しに私なんてどうだ?」
タツ「・・・・あ~年も10年くらい離れていて年増な人は駄目かな」
※注・原作よりそれぞれのメンバーは3~5歳くらい上。ナジェは30前後。エスデスは25前後の設定でタツミは18or19歳、マインは19or20くらいで。
ズドドッドドドッドオドドドドオッドドド・・・・・・!!!!
タツミは加速装置並みの速さで走る。
そこでマインがやってきて・・・
マイ「あ~~~れ~~~~」
巻き込まれ回転する。
マイ「ちょっと、タツミ!!!廊下走るんじゃないわよ!!」
その後、ナジェンダが猛スピードで追いかける。
マイ「ま~~~~た~~~~・・・ってボス??」
1時間後、ナジェンダの部屋で正座させられているタツミ、無傷ではある。
彼女は椅子に座って背中を向けている。
マイ「全く、タツミは女の子への配慮が足りないのよ!!」
チェ「・・・タツミはそういう所もしっかりしていると思ってたのに、悪いけどちょっと見損なったよ」
どうやら逃げ切ったタツミだが、ナジェから事の次第を聞いた他の女性陣が憤慨し立場上これ以上悪くならないようにする為、タツミは出頭(?)したようだ。
マイ「全く、女ってねえ、永遠の17才なのよ、判る?タツミ?」
タツ「・・・・・・?」
チェ「ああ・・・まあ、そうだね・・・」
アカ「タツミ、女性に年齢の事でとやかく言うのは失礼だ・・・」
タツ「うるせー、知った事か!」
マイ「ムカッ!!あんたちょっと可愛い所はあると思ってたのに・・・あたまくるわ」
タツ「けっ!」
チェ「ねえ・・・タツミ、とりあえずボスに謝りなよ」
タツ「・・・んん、すみませんボス、俺も言い過ぎました・・・」
ナジェ「・・・・・・・」
マイ「あんたもっとちゃんと謝りなさいよ!」
タツ「どう謝りゃ良いんだよ!」
其の時、扉が開く。
レオ「話は全て聞かせて貰った!」
アカ「レオーネ?」
レオ「ふっふっふ、歩が三つ・・・。このメイブギョウ、ナイトのレオさんに掛かればこんな揉め事もいちころってもんよぉ!あっ、全てはこの桜吹雪が、お、み、と、お、し、よ~!『決まった・・・』」
レオーネが見得を斬る。
アカ「おお、レオーネ格好良い」
タツ「・・・・・・・」
マイ『メイブギョウ?どういう意味かしら?』
レオ「ウォホン!・・・まずタツミ、其の方、ボスに戯れとはいえ自分と付き合うのはどうか?と聞かれた時に年増云々と言った事、相違無いな?」
タツ「相違御座いません」
アカ『ん?付き合う?』
マイ『ちょっと!!!ボスそんな事言ったのおお!?』
チェ『それはあたしも聞いて無い・・・』
ナジェ『うっ・・・・・・』
レオ「ふむふむ、嘘偽りなく、宜しい。タツミ、其の方、男の身でありながら女人に年の事を言うのはまことに許し難し・・・だが格別のお慈悲を持って名誉挽回の機会を与える」
タツ「?」
レオ「・・・これは、タツミの部屋にあった・・・戯れ本・・・まぁ、ぶっちゃけて言えばエロ本だな・・・いひひひひ」
タツ「お、おおおいいい!!」
アカ「!!??」
マイ「え?ちょっと!」
チェ「へえ・・・タツミも健全な男の子だもんね」
タツミは立って取り戻そうとするが、
素晴らしい速さでアカメとマインに両脇から抑えられる。
アカ「・・・タツミ、時には諦めが肝心だ」
マイ「・・・ふふふふうふふうふ、観念なさい」
タツ「お・ま・え・ら・・・・・ん?」
タツミの右腕をマインは両腕で絡んでいる。アカメも彼の左腕に同様に。
タツ『・・・?腕を極めるにはこのような事では無理なのは二人とも判っているはず・・・?おいマイン、なんでお前手に沿わせてくるんだよ?・・・ふ、振り払おうと思えば出来るが・・・そんな事しようものなら、余計ここでの立場が悪くなるような・・・何故かそんな気がする・・・くっ・・・駄目だ思考がまとまらねえ・・・』
レオ「ふふふふふ、え~まず、お姉さん系統のそれが・・・いひひひひ、黒髪長髪美人の姉系ね・・・ああ、中には10歳離れた姉系彼女のものもあるな・・夕暮乙女・・・?身体的には2つ上、中身は50年も離れていると・・・ふむふむ、タツミは自分から積極的に行くものよりも・・・お姉さんに迫られる方が好みか・・・ふぐぐぐぐ・・・おお・・・へえ・・・なるほど・・・」
ナジェ「・・・・・・」
アカ「・・黒髪長髪・・・」
マイ「・・・・・・」
チェ「・・・・・・」
タツ「・・・うぐぐぐぐ・・・もう良いだろう!返しやがれ!『頭がボーっとしてきやがった好い加減二人とも離せ!』
マイ「レオーネパス」
レオ「あいよ」
マインとチェルシーが入れ替わってタツミの片腕を抑える。
チェ「うふふふ、ごめんねタツミ」
タツ「くっ・・・・・『おいい、お前もか!』」
タツミは敢えて屈辱を受け入れたのであった。
マイ「え・・・・へえ・・・・ふ~~~~~ん」
アカ「マイン・・・次私にも・・・」
マイ「あら?あんたもこういうの興味あるの?」
アカ「・・・仲間の事は知っておきたい」
タツ「んな所まで知る必要無い!」
マイ「判ったわ、はい交代」
ナジェ「待て!!先に私が観る」
タツ『こういうのも一種の公開処刑だよな・・・』
ナジェ「オホン!私はこういうものに興味は無いが・・・その・・、アカメの言う通り、部下達の事も把握しなければならないからな・・・うむ、あくまでこれは仕事の一環だ!」
レオ「はいはい、そうですね、早くボス見ちゃって下さい」
ナジェ「・・・・・・・・・・・うむ」
タツ「・・・・・・・」
ナジェ「ふっ・・・・・」
菩薩のような暖かい目でタツミを見るナジェンダ。
この時、タツミは怒りとも恥とも何ともつかぬ複雑な思いをしたという。
その後、入れ替わって全員見た後、タツミへの束縛が解ける。
タツ「・・・・・・・・」(怒)
マイ「うふふふ、まあ私達もちょっと大人気無かったわね」
チェ「タツミって・・・うふふふふふ・・・実はちょっと心配だったの女の子に興味無いのかなって」
アカ「・・・タツミ、純情///」
ナジェ「まあ・・・なんだ、マインの言う通り、私も大人気無かった。だから今後は・・・・あれ?」
ズドドドドドドド!!!!!
タツ「貴様ーーーーーー!!!何が俺の名誉挽回だ!!!」
レオ「挽回してあげたじゃない!!」
タツ「別の名誉が地に落ちたわ!!!」
レオ「もう!そう照れるなって!」
タツ「今日が貴様の命日だーーー明日を拝めると思うな!!!」
レオ「ははははは!!獣化した私の足に追いつけると思うの?」
タツ「ならばこちらも(帝具を)!」
レオ「面白くなってきた・・・タツミ私を捕まえてごらん!!」
タツ「言われんでも!!!」
その後、30分続き・・・結果はタツミが面倒臭くなってやめたか、レオーネの企みに気付いたか、ようとして知れない。
そして時折、女性陣からタツミは妙に生温かい目で見られたりいじられたり、逆に親切にされ、ラバックが僻んだとか・・・・。
イェーガーズ詰所
再び打ち合わせの為、エスデスと会うタツミ。
タツ「・・・とりあえずこんな所か、ところで話は変わるがエスデス!」
エス「な、なんだ?」
タツ「前からずっと思っていたんだが・・・」
エス「ああ、なんだ!?///」
タツ「言おう言おうと思っていたんだ・・・今言うぞ!」
エス「ああ!!///」
タツ「・・・お前の胸元・・・強調し過ぎだ。はしたないぞ、もっとそこは隠して慎みを持て!」
エス「・・・・・・・・・・・タツミ、私の先程までの胸の高鳴りを返してくれ・・・」