※この作品はR-18です。

タツミ無双   作:聖獅

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帰還

タツミが帰還して数日後、

ナジェンダがタツミが持ち帰った帝具を本部に届ける為、その間の話をする。

 

タツ「すまない。俺が足手まといで、兄貴はたった一人で三獣士相手に相討ちになっちまった・・・」

 

ナジェ「帝具使いがいる中で生き残っただけでもまだ良い。それにインクルシオだけでなく、他3つの帝具も持って帰還したんだ。・・・上出来だ」

 

タツ「すまない、兄貴のおかげだ」

 

マイン「あんた本当弱いわねー」

 

タツ「面目ない」

 

ラバ「けどよーこいつ、のらりくらり生き延びてるよなー」

 

タツ「うるせえよ」

 

マイン「ま、殺し屋に必要なのは強いよりも生き延びる事かもねー」

 

タツ「俺、まだ殺し屋になったつもりは無いんだけど」

 

マイン「そーよねーあんたに人殺しなんて無理だわ、あはは」

 

タツ「あーあーそうだよ、俺は臆病者だよ、悪かったな」

 

 

ナジェ「ところで留守は頼むぞ、アカメ。作戦名は“みんながんばれ”だ」

 

アカ「大体判った」

 

タツ「いやそこは“いろいろやろうぜ”で」

 

ラバ「じゃ俺は“ぜんぶタツミにまかせろ”で」

 

タツ「おいぃ、こらぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝都町周辺のとある本屋

 

タツ「よお」

 

ラバ「おお」

 

ラバ「山」

 

タツ「川」

 

ラバ「ボスは?」

 

タツ「・・・可愛いツンデレお姉さん」

 

ラバ「よし通れ」

 

タツ「お前こんな合言葉意味あんのかよ」

 

ラバ「敵に悟られにくいだろ?」

 

タツ「悟られたら恥ずかしくて死ぬぞ」

 

地下1階

 

レオーネ「やっほー?・・・ーーひっく」

 

タツ「姐さん、また昼間から呑んでんのか?」

 

ラバ「マインちゃんの手配書回ってっからな、これで帝都を堂々と歩けるの俺達3人だけだな」

 

タツ「船の時の事があるからな、不味いと思ったが俺は大丈夫だったな」

 

ラバ「誰もお前の間の抜けた面覚えてねえって」

 

タツ「お前一々腹立つんだよ」

 

レオ「うーそれで町の様子はどうだった?」

 

タツ「なんか特殊警察イェーガーズで持ちきりだったな」

 

ラバ「エスデスが隊長だからな、そりゃ話題になるさ・・・あんな危険人物」

 

タツ「どんな奴なんだ?」

 

ラバ「そうだな、じゃエピソードを一つ・・・」

 

タツ「あ、面倒臭いからやっぱいい」

 

ラバ「このやろ、てめぇ」

 

レオ「けどあいつは本当にヤバい。何百万人殺したらあんなハクがつくんだか」

 

タツ「ほぉ・・・」

 

ラバ「気になるんなら、エスデス主催都民武芸試合に出てみろ。ま、お前なら一回戦落ちだろうけどな」

 

タツ「いや、腹痛くなって棄権だ」

 

 

 

 

わーわー

 

審判は特殊警察イェーガーズの一員ウェイブ。

 

ウェ「勝者、ノブナガ」

 

 

エス「ふあぁああ」

 

タツ『あの欠伸している女がエスデスか・・・』

 

 

 

 

(現在)

 

エス「ぎゃああああああああ」

 

タツ「ど、どうした!」

 

エス「だ、ダーリンにあの時、欠伸していたのを見られていたのか・・・は、はずかしー」

 

タツ「・・・話に戻るぞ」

 

 

 

 

 

 

ラン「どうですか、隊長?」

 

同じく一員のラン。

 

エス「つまらん素材らしくつまらん闘いだな」

 

 

 

ウェ「次、東方、肉屋カルビ。西方、鍛冶屋タツミ」

 

 

 

レオ「面白い仮の職業だなあ。鍛冶出来んのかー」

 

ラバ「さあ、適当に付けたんじゃねえのー」

 

 

 

ラン「片方はまだ成人していないようですね」

 

エス「・・・・・・」

 

 

カル「俺は破門・・」

 

タツ『エスデスの事は大体判ったからな、此処に用は無い。さて・・・どうやって負けよう。』

 

カル「皇拳寺9段でだな・・・」

 

ウェ『話なげぇ・・「初め!」

 

カル「行くぜ!爆砕鉄拳直火フルコース!」

 

 

ポィ

 

 

ウェ「?」

 

カル「?」

 

エス「?」

 

レオ「?」

 

ラバ「?」

 

ラン「・・・何か果物の皮ですかね?」

 

 

タツ『よし、走って滑ってみんなの笑いを取って・・・華麗に退場すると!』行くぞ!」

 

カル「なにか仕込んでるのか・・・ふざけやがって、こんなの踏み潰してやる」

 

タツ「な!?」

 

タツミが皆の笑いの妄想をしている間にカルビは空高く舞い上がり、強力な蹴りを「それ」にお見舞いする・・・、

 

だがその時、奇跡が起こる。

 

カル「ぐへぇ」

 

カルビが“それ”を踏み潰したはずなのに綺麗に円を描きながら後転し頭を強打する。

 

カル「・・・ぐ・・・・」

 

 

エス「ぶほっ」

 

ラン「うぐ・・・」

 

エス「・・・・・・ううん」

 

ラン「・・・あはは、意外な事が起こりましたね」

 

 

観客達から失笑が漏れる

 

 

レオ「ぎゃははっはは、なにやってんだあいつ!!」

 

ラバ「あいつおもしれえ」

 

 

ウェ「ぷくくくく・・・ううん!ワン、ツー、」

 

 

タツ『おーのーれー・・・・こいつだけは絶対に許さん。皆の笑いを横取りしやがって・・・』

 

ウェ「ナイン!」

 

カル「ぜーぜー・・・畜生!・・・やりやがったな!審判今のは卑怯じゃねえのか?」

 

ウェ『何言ってんだこのおっさん?「今のは武器としてもカウントしない。よって試合続行」

 

カル「てめぇ・・・アバラの2,3本覚悟しろ」

 

タツ「・・・そっちこそ、俺はお前を許さねえ・・・」

 

カルビの強拳をそのままいなして地面に叩きつけ、同時に首の喉仏に指を喰い込ませるタツミ。

 

カル「ぐはあ・・・・」

 

ウェ「止め!・・・勝者タツミ!」

 

カル「ぐ・・・こんな奴に・・・」

 

タツ「お前が俺に何故負けたのか・・たった一つの実にシンプルな答えだ。お前は俺を怒らせた!」

 

カル「・・・怒らせる?何言ってんだお前?」

 

 

その後、カルビがひょんな事でお笑い芸人の道に入り、有名になったのはまた別の話である。

 

 

ラン「・・・彼は中々の逸材ですね」

 

エス「・・・・・ああ・・・」

 

湧きあがる観客

 

照れてはにかむタツミ。

 

それを見てときめくエスデス・・・そんな彼女と彼は視線が絡み・・・彼もまた鼓動の高鳴りが隠せない・・・これは・・・

 

 

 

 

 

 

タツ「お前!勝手に人の話に横槍入れて捏造すんな!」

 

エス「私は当時の夫の気持ちをただ代弁しただけだが?」

 

タツ「一切してねえ!大体あの時、俺は照れてはにかんでねえ!」

 

エス「む?違ったのか?」

 

タツ「恋は勘違いでも始まるもんだな・・・話戻すぞ」

 

 

 

 

 

 

タツ『皆が俺に声援を・・・勝てば官軍、負ければ賊軍か・・・そういう場といえばそういう場だが・・・観客は無責任だな。敗者への労りは無しか・・・』

複雑な思いで苦笑するタツミ。

 

レオ「おお!タツミ勝っちゃたよ」

 

ラバ「変だなあ・・・俺は負ける方に賭けてたのに。相手調子悪かったんじゃない?」

 

 

 

 

エス「・・・見付けたぞ・・・」

 

ラン「帝具遣いの候補ですか?」

 

エス「それもあるが・・・・」

 

 

タツ『・・・・本人が直接闘技場に来るか・・・』

 

エス「タツミと言ったな・・良い名前だ。今の勝負見事だったぞ・・・褒美をやろう」

 

タツ「有難う御座います・・・『うぬぬ、勝負に勝って試合に負けたような気分だ・・・しまったなあ・・・一時の感情で・・・』

 

エスデスはタツミに首輪を掛ける。

 

エス「今から・・・私のモノにしてやろう///」

 

タツ「・・・・・気高き和国男に対しどういう仕打ちだこれは・・・俺は今、物凄く機嫌が悪いんだ・・・」

 

エス「・・・ほぉ・・ここは邪魔が多い。宮殿でゆっくり語り合おう」

 

タツ「宮殿か・・・良いだろう」

 

エス「な・・・」

 

タツミに引きずられるエスデス。

 

タツ「何をしている早く行くぞ」

 

エス「む!!支配するのは私だ!」

 

タツ「うるさい女だ、少し黙っていろ!」

 

エスデスを気絶させて担いで宮殿へ向かうタツミ。

 

タツ『・・・し、しまったーーーまたやってしまったーーーええいもうしょうがない、後であいつらには適当になんとか取り繕う!』

 

 

 

タツ「・・・・・・・・・」

 

肩に担ぐが、エスデスの長い髪が地面を磨るので両腕前に持ち替える。

それと彼女の帽子も持っていく。

 

 

レオ「え・・・ど、どういう事?」

 

ラバ「なあ・・・姐さん。エスデスって本当は弱いのか?・・・」

 

レオ「いや、そんな事は絶対無い・・・それもあるがそれよりも・・・」

 

ラバ「なんであいつ自分から宮殿入ってたんだ・・・」

 

レオ・ラバ『なんじゃそりゃああああああ』

 

 

 

 

 

ナイトレイドアジト

二人から報告を聞くアカメとマイン

 

アカ「タツミがエスデスにさらわれた?・・・・・」

 

マイ「ナイトレイドの一員ってばれたの?」

 

ラバ「ばれたっていうか、さわられたっていうか・・・」

 

レオ「タツミがエスデスを連れてったって言うか・・・」

 

アカ「・・・ん?どういう事だ?」

 

レオ「いや、なんかタツミが連れてかれそうになった、それは間違いないんだ。ただタツミがエスデスを倒して担いで宮殿に行ったように見えたんだよね・・・」

 

マイ「は!?何言ってんの?あいつにそんな度胸ある訳ないでしょ。レオーネもラバックも夢でも見たんじゃないの?」

 

ラバ「う・・・う~ん、そう言われるとなんだか自信が無くなってきた。」

 

レオ「やっぱあれはエスデスがタツミを拉致ったんだよ、うん」

 

ラバ「そ、そうだよな、最近俺達疲れてるからちょっと幻覚みたんだよ、うん」

 

レオ「・・・とにかくさ、どうするボス代行?」

 

マイ「助けに行くなんて、馬鹿な事言わないでよ、アカメ。宮殿は猛者がうようよいるのよ、無策で突っ込んでも生き残れないわ。タツミの素性がばれた訳じゃないかもしれないし・・・]

 

アカ「・・・・・・・・・」

 

マイ「・・・それに、私達組織の事を考えるなら・・・もしタツミが私達の事を吐くようなら・・・宮殿の兵と闘う被害を考えるなら助けるよりも・・・」

 

ラバ「・・・・・」

 

レオ「・・・・・」

 

マイ「も、もしもの時の話よ・・・私だってあのうるさいのが居無いよりは居た方がまだましよ・・・」

 

ラバ「確かに、あいつ俺らと一緒には闘えねえけど、居なくなるとちと静かだもんなあ」

 

レオ「だな♪」

 

 

アカ「・・・・・・よし、タツミは私達の仲間だ。見殺しにしたくはない。出来る限りの範囲で手を尽くそう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予告

 

 

 

タツ「マイン、お前血相変えてどこへいく?」

 

マイ「レオーネ、ズタズタにされて、アカメ両腕斬られたのよ・・・」

 

タツ「なにぃ!」

 

マイ「あたし、これからあいつら殺しに行ってくる・・・」

 

マインを止めるタツミ。

 

マイ「何すんのよ!」

 

タツ「馬鹿野郎!」

 

タツミはマインを張り倒す。

 

タツ「てめぇみてえな女に何が出来る!?返り討ちに遭うのが関の山だ・・・」

 

マイ「・・・・・・」

 

タツ「俺がしくじってからでも遅くはねえ・・・うん?」

 

マインの頭を撫でるタツミ

 

マイ「ううううぅぅううぅぅ・・・・」

 

タツミはその場から去っていく

 

 

 

(嘘です!)

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