※この作品はR-18です。

タツミ無双   作:聖獅

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理不尽

 

苦悩しているタツミ

 

エス「という訳で、イェーガーズの補欠となったタツミだ」

 

巨体の持ち主ボルスが気を遣う。

 

ボル「民間人を連れて来ちゃったんですか?」

 

ラン「・・・彼、なんだか頭抱えてますけど・・・」

 

エス「暮らしに不自由はさせない、それに直きに慣れるだろう。私の恋人としてもな・・・///・・・『とはいえ、油断したか?この私を気絶させた手並みは只者では無い』

 

タツ『うぐぐぐぐ・・・、師匠にもお前は頭に血が上りやすいから戒めろと言われていたのに俺は・・・やらかしてしまった・・・、これで俺の計画が・・・』

 

小柄な女性、セリューがタツミに気を遣う

 

セリ「まあまあ、彼もいきなり過ぎて混乱しているんですよ」

 

タツ「・・・どうも・・・『・・・シェーレを殺した女か・・・』

 

セリ「大丈夫ですよ、私達は正義の味方ですから。・・・安心して、一度会ったの覚えてますか?」

 

 

(回想)

タツ「そうか、死んだのか・・・」

 

マイ「・・・・・うう・・・」

 

タツ「殺したのはどこのどいつだ?」

 

マイ「帝都警備隊、セリュー・ユビキタス・・・」

 

タツ「どんな殺され方だった?」

 

マイ「・・・巨大な獣型帝具にあたしを庇って喰い殺・・・されたわ・・」

 

タツ「・・・判った。・・・すまないな、辛い事話させてしまって」

 

マイ「・・・・・・・、フン、あんたに出来る事は聞き役だけよ」

 

 

タツ『・・・・この女どうしてくれようか・・・・』

 

 

兵士「失礼します!エスデス様!ご命令にあったギョガン湖周辺の調査が終わりました」

 

エス「・・・このタイミング丁度良いな・・・お前達、初の大きな仕事だぞ」

 

エス「最近、ギョガン湖周辺に山賊が砦を作ったのは知っているな?」

 

セリ「勿論です。帝都近郊に於ける悪人達の駆け込み寺になっていて苦々しく思っていました」

 

エス「うむ、ナイトレイドのように見えにくい賊は後回し、まずは目先の賊から潰していく」

 

ボル「敵が降伏してきたらどうします隊長?」

 

エス「降伏は弱者の行為・・・そして弱者は淘汰されるのが世の常だ」

 

タツ「ちょっと待った!『もう良い、毒を食らわば皿までだ』降伏した捕虜にも一定の人権が保障される・・・国際法を知らんのか、貴女は?」

 

エス「なに?・・・人権?」

 

セリ「・・・タツミ君。悪を生かす事なんて必要ないですよ。全員皆殺しにしましょう」

 

タツ「悪たってなあ、ひょっとしたらこれから変わるかもしれないだろ?・・・セリューさん、あんた今日朝何食べた?」

 

セリ「・・・いきなり何を・・・」

 

タツ「・・・・・・・・」

 

セリ「・・・んー、卵と鳥の唐揚げ・・・」

 

タツ「あんたは悪だな・・・ここで死んでも貰うぞ!」

 

エス「!!?」

 

ラン「!?」

 

ウェ「おい?」

 

ボル「タツミ君!?」

 

女子高生風の格好のクロメとおネエな博士スタイリッシュは静観している。

 

クロ「・・・・・・」

 

スタ「・・・・・」

 

 

セリ「は?・・・な!?なぜこの私が?ば、馬鹿じゃない?正義であるこの私が?」

 

タツ「あんたの言う、悪ってなんだよ?他人に迷惑を掛ける事だよなあ?一応。なら俺は鳥の立場で考えたらお前は同胞を殺された憎い相手だ。そうなると、お前は悪になるな・・・」

 

セリ「な・・・、あんた鳥じゃ無いでしょ?」

 

タツ「実は俺が帝具で鳥から人間に化けてたらどうする?」

 

セリ「・・・・くっ・・・・」

 

エス「タツミ、もうその辺にしておけ・・・」

 

タツミはエスデスの襟首を掴みぐっと顔を寄せ小声で話す。

 

タツ「なあ、エスデスさん?あんた俺より弱いよな?さっきの事で判ったよな?弱い奴は何されても文句が言えないなら、俺がお前をここで殺しても良いんだぞ?・・・」

 

エス「・・・・・!『・・・本気になれば・・・だが・・・この殺気は・・・』

 

ボル「・・・・ああ、まあまあタツミ君も、その辺で・・・」

 

ウェ「ああ、そうだよ、三人ともちょっとは冷静になって」

 

セリ「・・・・・・・」

 

タツ「・・・なら指揮は俺が取る、良いな?」

 

ウェ「あ・・・?はぁーーーー?」

 

ボル「・・・隊長、宜しいんですか?・・・」

 

エス「・・・う、うむ。タツミの好きにさせろ・・・」

 

タツ「・・・と言う訳でだ、この俺がエスデス様の代わりに一時的に隊長を仰せつかった。ではみんな支度次第出陣だ!良いな!・・・セリューあんたもだ」

 

セリ「あ、あんたの指揮下になんか・・・」

 

タツ「お前も警察、軍人なら上官の命令従え・・・従わない時はどうなるか・・・判っているだろうな?」

 

セリ「・・・隊長・・・」

 

エス「・・・今言った通りだ。とりあえず好きにさせとけ」

 

タツ「理解ある上官に恵まれて俺は幸せだな・・・では行くぞ!」

 

ラン「・・・・・・・・『これは面白くなってきましたね』

 

クロ『・・・・変わった奴・・・・』

 

スタ『強引な男・・・けど中々スタイリッシュね・・・』

 

ウェ「な、何がなんだか判んねえ・・・」

 

ボル「・・・あー、とりあえずタツミ君、いや隊長代理・・・」

 

タツ「呼び方はタツミでどうぞ。・・・あーボルスさん。さっきの話、降伏した敵は牢屋に入れるという事で。」

 

ボル「了解!」

 

 

 

 

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