翌日
イェーガーズ詰所
2人と1匹に淹れたての珈琲を配るボルス。
セリ「ああ・・・ボルスさんいつも有難う御座いますー」
クロ「どうも!」
コロ「きゅい」
ボル「いえいえ、珈琲はやっぱり手間暇掛けて作ると美味しいからね」
その時ドアが開き、バラを周囲に巻くウェイブ
ウェ「・・・隊長、ど、どうぞ・・・」
エス「ふっ、常に身だしなみや周囲の演出にも気を使う・・・それが出来る女のあ・か・し♪・・・」
セリ「ぶはっ・・・!?」ゾワワワワ
豪快に吹くセリュー
コロ「!!??」ゾワッ
クロ「もぐもぐ・・・!?・・・んぐんぐ、げほげほ、・・・『寒気が!』」
悪寒に震える一同
セリ「お、・・・オハヨーゴザイマス・・・」
汚れた顔を拭いている
クロ「っごほごほ、おはよーございます」
コロ「きゅいきゅい・・・」
セリューの汚れた顔を拭いている
ボル「た、隊長・・・おはようございます・・・『・・・まさか・・・まさかまさかまさかまさか・・・』
エス「なに?どうしたの?あんた達・・・まぁ良いわ・・・昨日の打ち合わせ通りいくわよ!」
セリ「・・・・・・???」
クロ「・・・・・・・、ウェイブなにしてんの?」
ウェ「・・・聞かないでくれ・・・『クロメに昨日隊長に何をされたかばれたら殺される・・・』
エス『くくく・・・、いいわいいわ、この体・・・、このEカップ並みのボディはあたしにこそ相応しい・・・ほんとスタイリッシュな体・・・!』
エス「さて、あんた達!昨日の話通りユニットを組むわよ?良いわね?」
セリ「ええ・・・、はい・・・でも、それよりも今月の交通事故(馬車や大八車等の衝突などなど)削減に向けての啓発の方が良いんではないでしょうか?」
クロ「もぐもぐ・・・別に私達警察はそんなに市民に親しまれなくても影ながら安全な町作りに貢献出来れば良いだけで、アイドルの真似事なんて・・・」
エス「お黙り!あんた達若いくせに頭が古いのよ、良い!!・・・今は・・・」
中身スタイリッシュの演説が続く
エス「・・・という訳なのよ!」
セリ『疲れた・・・』
クロ『もう帰りたい』
エス「・・・ところで、ボルス!」
ボル「はいぃい!」
外見エスデスはボルスに近づき
エス「・・・判っていると思うけど・・・あたしの事バラシタラ、あんたに今抱き付いてあーんな事やこーんな事して、あんたの奥さんに密告するわよ・・・良いわね?」
ボル「は、はい!私はなんにも知りません!」
エス「うふふ、おりこうさん♪」
帝都雑踏
タツ「はぁ~~マインじゃないけど、俺もたまには休暇を取らないとな・・・いやぁ楽だ・・・」
感涙に咽ぶタツミ。
アカ「何を言っているんだタツミ?パトロールは遊びじゃないんだぞ!」
タツ「ううう・・・ああごめんごめん、でもこんな風に国家のイデオロギーになんの疑いもなく信じられる幸福・・・ううう・・・」
アカ「何を泣いているんだ?」
タツ「あー、アカメは帝国に反旗を翻したいと思うか?」
アカ「何を馬鹿な事言っているんだ?・・・今の帝都政府に不満でもあるのか?タツミ?」
タツ「いや、無い・・・」
アカ「千年も続いているのは、それだけ統治者の方々がしっかりしているからだ・・・私たち帝都の治安に当たる者たちはそれをしっかり行えるよう支える事・・・」
タツ「うんうん、そうだよな、そうだよな」
アカ「昨日と言いタツミ変だぞ?どうした、風邪でもひいたのか?」
タツ「あー大丈夫、明日には元に戻るから・・・あー戻らずにこの世界にずっといてえなぁ・・・」
アカ「???・・・む?誰かこっちに向かって走ってきている!」
タツ「ん?どうした一体・・・何が来たって大丈夫だって、あはは」
スタイリッシュが猛然とこちらに走ってくる・・・
スタ「ターツ――――ミ―――――――!!!!」
アカ「イェーガーズのスタイリッシュ博士?どうしたんだ一体?」
タツ「・・・・・・・、なんだこのとてつもない悪寒は・・・」
スタ「タツミ―――(涙)」
今まさに襲い掛かられる
タツ「うぉおおおお、中の人繋がりの技!――がぁとつ、ぜぇろしぃきぃぃぃいいい!!!」
スタ「がっ!!」
零距離射程の素手牙突でタツミは外見スタイリッシュを後方に気持ち良く吹っ飛ばす
タツ「い、今までで五本の指に入る恐怖を感じたぞ・・・」
アカ「・・・、タツミ、ちょっとやりすぎだと思うぞ。」
タツ「うるせぇ!」
アカ「・・・とにかく、助けに行こう」
タツ「俺は帰る!」
アカ「タツミ!」
タツ「あーもう判ったよ、行けば良いだろ?行けば?だがまた襲い掛かってきたら今度は半殺しにするからな」
スタ「う・・・うう・・・」
アカ「気が付いたか?」
スタ「タツミ!それにアカメか・・・」
アカ「申し訳無い、うちのタツミが・・・」
タツ「あんたがいきなり襲い掛かってくるから悪いんだろ!」
スタ「私が・・・私が・・・こんな・・・くうううう・・・」
アカ「泣いているのか?」
スタ「タツミ・・・聞いてくれ・・・スタイリッシュがな・・・あわわ、ふがふが・・・やれやれだ」
タツ「なにぃ?奴と自分の心が入れ替わったみたいだと?」
スタ「・・・タツミ、よく判ったな?」
アカ「本当だな」
タツ「いや、なんとなく」
スタ「ふっ、やはり私とタツミは心と心で通じあっているんだな・・・///」
アカ「・・・・・・・」
タツ「やめろ、やめてくれ、その恰好でそういう事言われると、問答無用で殺意が湧く!」
スタ「タツミ・・・」しゅん・・・
落ち込む中身エスデス。
アカ「・・・だ、大体の事情は判った・・・つまり、今あんたの中身はエスデス隊長なんだな?」
スタ「そうだ」
タツ「どうしてこんな事になったんだ?」
スタ「私がパトロールしてると、その・・・ううん、いつの間にか罠に嵌まっていて、気が付いたらこの姿になっていた」
タツ「・・・人格交換か・・・、たくっ、本当に・・・、この世界に帝具なんて無いから気分転換になると思ったのに・・・やってくれるなあのマッドサインティスオネェは、ええ!?」
アカ「テイグ?」
スタ「天狗?」
タツ「とにかく、エスデス!・・・中身変態オネェを見つけて元に戻すぞ!」
スタ「タツミ・・・私の為に・・・タツミイィイィ!!!・・・ぐはっ!」
タツ「だから近づくな!」
アカ「・・・・・・」
イェーガーズ休憩室の扉の横
そこで震えているボルス
ボル『わ、わたしがドクターにあんな事言ったから悪いんだ・・・、私のせいで・・・』
エス「うふん・・・、ふふふ・・・どう?」
ラン「あはは・・・、良いんじゃないですかね?」
外見エスデスがギリギリ水着でランを誘惑?している
エス「ラン・・・、このまま私達二人でバカンスにいかない?」
ラン「ご冗談を?私にはまだ仕事があるので・・・」
エス「なによ!これも仕事の一環よ、アイドルになるには男の一人も誘惑出来ないと、その練習よ!」
セリ「・・・、本当にどうしちゃったんだろ隊長?」
クロ「・・・いつもおかしな隊長が更にこじらせた感じ?」
そこに3人が走って来る。
ボル『あれ?ドクター・・・隊長だよね、たぶん?・・・それにナイトレイドの人達も?』
扉が勢いよく開く!
そして影で見守るボルス・・・。
スタ「そこまでだ!」
アカ「不正な人格交換は許さないぞ!」
タツ「正規な人格交換なんてあるんだろうか?」
セリ「あ?ナイトレイドの・・・こないだはコロがお世話になり、有難う御座いました」ぺこり
アカ「あ・・・これはご丁寧に、いえいえうちの愚妹がいつもお世話になっております」ぺこり
クロ「あーお姉ちゃん?どうしたの?」
アカ「かくかくしかじか、かくかくうまうま、という訳だ」
クロ「なるほどねー、お菓子食べる?」
アカ「うむ!」
セリ「え?今のでお姉さんの言った事判ったの?」
クロ「ううん、さっぱり!」
セリ「じゃあ、なんで頷いたの!」
クロ「ノリ!」
タツ『・・・やっぱ俺この世界にこのままいようかなぁ』
スタ「ええい!とにかく、スタイリッシュ!私の体を返せ!タツミにいつもしている頬スリスリや口づけの嵐が・・・この体では拒絶されて全く出来ないではないか!」
アカ「タツミ、そんな事されていたのか?」
タツ「・・・ん?あ?いや?ここの(世界の)俺に聞いてくれ」
アカ「?」
エス「全く、あそこから抜け出すなんて大したものね・・・、でも隊長が悪いのよ、あたしだけ除け者にして・・・」
スタ「お前、男だろ!」
エス「心は乙女よ!」
セリ「え?え?・・・どういう事?」
タツ「深く考えるな・・・頭痛がすらぁ・・・」
面倒臭くなったタツミは中身スタイリッシュを取り押さえて、彼に原因を吐かせ無事二人を元に戻した。
エス「ふふふ、やった、やったぞ・・・これでタツミと・・・///」
タツ『この世界のタツミはエスデスと何をしてたんだ?・・・ただエスデスの妄言の可能性も高いが・・・』
スタ「きーーーーくやしーーーー!」
セリ「もうドクター、何やってんですか?」
クロ「もぐもぐ、なべてこの世は事も無し・・・もぐもぐ」
アカ「そうだな、ぱくぱく」
ウェ「・・・はぁ・・・なんだあれ、中身ドクターだったのか・・・ちょっと残念だったな」
クロ「ん!?ウェイブ!」
ウェ「んん!ああ、なんでもない・・・」
ラン「あはは・・・」
スタ「・・・このあたしがこのままで済むと思ったら大間違いよ! 必ず戻ってくるんだからね!!覚えてなさい!」
エス「判ったから、命令した仕事終わらせて来い!」
スタ「I will be back Yo!!おほほほほほ・・・・」
定番な負け惜しみを言いながら出ていくスタイリッシュ
セリ「はぁ・・・懲りない人だなあ」
クロ「・・・前にも有ったよね、似たような事」
アカ「前にも有ったのか?・・・大変だなイェーガーズも」
ウェ「そうだよなぁ・・・、確かこないだはランに羽生えさせたり」
ラン「あはは、あれは中々面白かったですが・・・寝る時ちょっと邪魔でしたね」
クロ「体臭を研究して、超磯の香が漂う香水をウェイブにかけたり・・・」
ウェ「海の男の俺でもあん時は流石に参ったぜ」
クロ「・・・でもいつもと匂い大して変わらなかったよ、くすくす『ま、嘘だけどね』」
ウェ「え?まじかよ!」
セリ「まぁ、そんな感じでドクターはいっつも変な研究しては私達を困らせるんですよ・・・あはは、はぁ・・・」
アカ「イェーガーズも大変だな・・・」
セリ「でもあれで仕事はしっかりこなすんですよ・・・ですからある意味余計タチが悪いというかなんというか・・・」
タツ『う~ん、やはりこのままここに居るべきか、それとも帰るべきか・・・それが問題だ!』
セリ「ですけど・・・元々隊長が悪いんですよ・・・アイドルの真似なんてしたいなんて言うから・・・」
エス「そ、それはナイトレイド達が先にユニットを作ると言い出すからだ!」
アカ「うちが?ああ・・・ボスが確かナイトレディーズを作るとか言ってましたが、それをブドー警視総監に言ったらこっぴどく怒られてました。確か・・・公僕が何をたわけた事をとか、そもそも年を考えろとも・・・」
エス「ぐっ・・・」
クロ『お姉ちゃん、グッジョブ!』
エス「タ、タツミはその・・・、私達の舞台での勇姿、見たかったよな?」
タツ「は?俺はアイドルに興味なんて無い」
エス「何故だ?」
タツ「夢や希望を与える仕事は良い事だし・・アイドルも大変だとは思うが、それを仕事にして無理になろうとするから色々ドロドロした事になるだろ?俺はそういうの嫌いでな、アイドル、もしくはヒーローなんて鍛錬してたら気が付いたら自然になってたが理想だな」
エス「そうだな、その通りだな・・・私も気が乗らなかったのだがこいつらがどうしてもと言うからな仕方なく・・・それに付き合ったまでだ!」
セリ『うわー・・・』
クロ『駄目だ、この人・・・早くなんとかしないと・・・』
タツ「上司が・・・残念ドSと感じた時は・・・スタッフサービス、フリーダイヤル、O-人事、Оー人事!」
セリ・クロ「?」
アカ「・・・??『なんという事だ・・・?タツミがいつにも増して何を言っているか判らない・・・こ、これは先輩としての管理責任が・・・一体私はどうすれば・・・』
タツ「・・・深く考えるな・・・頭痛にならぁ・・・」
アカ「!!??」
エス「・・・あーおほん、ところでタツミはどんなアイドルが理想だ・・・ああ、あくまで参考にだぞ!」
タツ「そうだな・・・戦闘力、政治力、指導力、カリスマ、高潔さ、深い見識、善悪を見極める判断、不利な状況もひっくり返す胆力を備えている事かな?この場合はヒーローと呼ぶのかもしれないが・・・まぁそんな奴いるわけないな、ははは」
エス「タツミは我儘だな・・・だが安心しろ!そんな完璧人間は直ぐ傍に・・・ひょっとしたら目の前にいるかもしれないぞ///」
ガツン!!
アカ「・・・どうしたタツミ?いきなり壁に頭を打ち付けて・・・頭突きの練習ならここでは迷惑だぞ・・・申し訳無い、うちのタツミが・・・」
ボル『どどど、どうしよう・・・ドクターのやらかした事、ほとんどが私の発言がきっかけで・・・え、え~と、とりあえず黙っておこう・・・』
何かの某的予告
タツミ「逢い・・・そして、別れ、苦しいとは思わぬでも何故生き続けなければならないのか判らぬまま・・・秘かに死を願っていたのであろう・・・今終わりの時!次週、“過去に斬られる”に御期待下さい」
マイン「・・・タツミ、あんた革命後は朗読の仕事でも狙ってんの?」
チェルシー「殺し屋に待ち受ける運命(さだめ)は所詮は地獄道か・・・、ならばいっそ冷たく突き放し関わらなければいい・・・次回、思いを斬る!この次はあたしの飴ちゃんサービスゥ、サービスゥ!」
マイン「誰もあんたの舐めた飴なんていらないわよ!しかもその話もうやったから!」
チェルシ―「え?マジ?」