今回、今まで一番構成に頭を痛め時間が掛りました。これで良かったかなと不安との闘いです(苦笑)
タツミ以外の他の人物も回りの影響や筆者の独断でアレンジしてますのでご了承の程を!
「正八、己代松の事頼んだぜ・・・」
「まっつあんも連れてってやってよ・・・仕置人なんだからさ・・・」
植物人間となった己代松を大八車に乗せて歩く正八と一人の同心
戸を叩く音
「誰だー?」
「南町の者だ・・・やぁ、夜分にどうも、こちらへ諸岡様がお見えになっているはずだが・・・、火急の用が有ってお迎えに来たとそう伝えてくれませんか?・・・や、どうも」
「なんだ?あ、中村か・・・火急の用とはなんだ?」
「はい・・・その、・・・申し訳御座いません・・・」
「・・・どうしたんだ?」
「はっ、私が川屋へ行っている間に・・・己代松めに逃げられまして・・・」
「己代松が逃げた・・・?ふっ馬鹿な・・・貴様、夢でも見てるんじゃないのかい?あいつは死人同然だ・・・逃げ出せる訳がねぇ・・・ふふははは」
「もしかすると・・・例の三人目の・・・」
諸岡の後ろから耳打ちする仲間
「・・・とにかく・・・行ってみるか・・・」
家屋から諸岡が出た後に扉を閉め、辺りが闇に包まれる
「待て待て、中村・・・、お前どうして俺がここに居る事が判ったんだ・・・?」
「・・・さぁ・・・どうしてですかな・・・?」
「貴様・・・まさか・・・」
「・・・そう・・・・・・、あんたの思った通りだよ・・・諸岡さん・・・」
レオ「へい、毎度!獅子飯店どぅえす!ラーメン一丁お待ち!」
タツミの部屋の戸を豪快に開けてレオーネが登場する。
彼女はチャイナドレス姿でポーズを決めている。
タツ「うおわああああああ!!」
本を読んでいたタツミが豪快にすっころぶ。
レオ「よっ、タツミ!夜食にラーメンどう?」
タツ「レオーネか・・・、驚かさないでくれ!・・・ノックぐらいしてくれよ」
レオ「ふっふっふ、タツミ君はまだまだだなぁ・・・いついかなる時でも用心してないと・・・ぐふふふ、腕鈍ったんじゃない?」
タツ「はいはい、そうだよ」
レオ「それとも、こんな夜更けに一人で・・・うわぁ・・・ごめんね、タツミ、次からはノックと同時に入るね♪」
タツ「おい!返事は待たないのかよ!」
レオ「全く、またスケベな本でも読んでたんだろ?どれどれお姐さんに見せなさい!・・・って、シオキニン?なんだつまんない・・・」
タツ「結構面白いぞ、あんたも読むか?」
レオ「う~ん・・・、こないだのメイブギョウ、金山のトオさんある?」
タツ「あーあれは、迷奉行レオさんが勝手に読んだのだけだ」
レオ「何?まだあの時の事、根に持ってんの?」
タツ「忘れてたが思い出したら腹が立ってきた・・・まぁそれは置いといて、これ面白いから読んでみてくれよ」
レオ「え~~もうしょうがないな、タツミは、ちょっとだけだぞ!」
タツ「・・・・・・・・・『言ったら負けだ』
レオ「・・・・・・・・・」
タツ「『・・・だがこのまま放置したらたぶん機嫌が悪くなる・・・ここは敢えて負けよう』・・・あー、その格好似合っているなぁ」
レオ「ん?///・・・もぅタツミはスケベだなぁ!これだから男は・・・!」
タツ『・・・面倒臭い・・・』
その二人を影から見守る永遠の17歳(自称)
マイ『ふぎぎぎぎぎぎ・・・』
「あんた今タツミって名前なの面白いわねー」
「へぇ~え、なに?竜人で竜身に掛けてタツミか?かっこわりぃ!」
「サヨ、イエヤス、お前ら生きてたのか?・・・」
「はぁ・・・いつまでも竜人だった頃の事引きづっているあんたに活入れに来たのよ」
「そうそう、俺達は自分達の意志で敢えて死地に向かったんだ、・・・お前のせいじゃないさ・・・」
「あ、ああ・・・」
「あんた前の任務でもう終わりにするじゃ無かったの?」
「そのつもりだったんだがな・・・」
「じゃあ、これで最後になるんだな・・・」
「なぁ、今回の件が片付いたらお前らとまた会えるか・・・」
「・・・もう会えないのはお前が一番よく判っているだろ?」
「・・・そうだな」
「もう好い加減夢から覚めなさい、じゃあねー」
「あばよ」
「ああ・・・、お前ら・・・――」
目を覚ますタツミ。
タツミの寝室に忍び込む一つの影
布団に手を掛ける
「・・・・・・・・・・!!」
タツ「誰だ・・・寝込みを襲うたぁ色っぽい事するじゃねえか?」
タツミはその影の後ろから首に刀を突きつける
「・・・・・・・、やるわね・・・」
タツ「マイン・・・なんだお前か?」
刀を外す。
マイ「あんたの実力ちょっと試しただけよ・・・あたし達は寝てる時も隙を見せる訳にはいかないからね・・・」
タツ「そうかい?それじゃあ俺はとりあえず合格かい、教官殿?」
刀を自身の肩にやり何度か叩く
マイ「ま・・・まぁね・・・、いついかなる時も気を付けなさい・・・判っているとは思うけどあたしから見たらあんたはまだまだなんだからね?」
タツ「へいへい、肝に銘じとくよ」
部屋から出て
マイ「・・・全くあいつ・・・なんでレオーネの時は隙だらけだったのに・・なんで?『まさか演技?』・・・少しは空気読みなさいよ!大人しく寝たふりでもしてればいいのよ・・・っとにー!『そ、そしたらあんたの寝顔に・・・イャー///』」
マインが去った後同じく部屋から出てきた鼠が・・・
チェ「・・・・・ラットォ、変身っと・・・うふふ、そこは同感だね、マイン・・・」
再び一人になったタツミ。
タツ「・・・相変わらず可愛い奴らだ・・・フフフ・・・、『
「――――君、君を呼んだのは他でもない・・・今度はこの星に行って貰いたい」
「統括長・・・前の件でもう私は降りると・・・全ての件から手を引かせて頂きますと申し伝えたはずですが・・・」
「・・・そうだったな、だがこの案件は君が一番適任と判断された・・・、この件が終われば君の望み通りにしよう・・・。肉体を持っていた・・・一生命体として生きていた頃の苦しみがまだ自分を苛むかね?」
「・・・もう自分は十分存在しました・・・やるべき事は果たしたつもりです・・・存在する事そのものからもう手を引かせて下さい」
「魂の消滅・・・もう一切の無を望むか・・・良いだろう。だが、今回の件は我々の先達の一存在が犯した罪の清算だ・・・かの事件を知ってはいるだろう?」
「・・・あやつが我々の技術を不当に盗み出し、ある一つの・・・宇宙の生命を混乱させた・・・」
「そうだ、あらかた我々の手で片付いたがあと一つ残っている、それが君がこれから行く星だ・・・」
「あの星をですか?・・・データで見ましたがとても・・・綜合的に判断しまして生かしても良いと思えるような生命達とは・・・」
「かつてのお前も他生命の事を言えるのかね?」
「うっ・・・選択の余地は無さそうですね・・・、では手筈は・・・こないだのようにその星の妊娠中のメスの個体の胎児に宿るのは・・・自我が生まれて無いとはいえ結果としてはその胎児の精神を殺して肉体を奪った事になりました・・・それを何とかして下さい」
「判った・・・、不自然にならないようその者達から生まれても不思議ではない肉体を創りそこに君が入るとしよう」
「・・・、元々その者が生まれる予定だったのを私が出てくる事で障害は起きませんか?」
「う~む、そうだな。その辺の時空調整は・・・その彼は数百年後に産まれるように調節しよう・・・それでどうだ?」
「判りました・・・」
「君なら造作も無いだろうが、並行世界へのアクセスも許可する。我々の技術で混乱したその並行世界の修正も頼む」
「一つでは無くですか・・・疲れますね」
「お前がかつて暴れ回った頃の罪の清算と思い給え・・・」
「ぐっ・・・あの時の御恩は忘れていません・・・」
「ふっ、もし君が不慮の事故で作戦遂行不可になった場合、評議の末ともなろうが、最悪の場合その星を壊滅させる手段も考えている・・・その星の生命の存亡は君に託す・・・頑張ってくれたまえ」
「はぁ・・・面倒なのでいっそ自分が小惑星を激突させて星諸共全滅させますか?」
「ははは、存亡の処断はまず君が行って判断してくれたまえ・・・ははは」
・・・・』
アカ「・・・どうしたんだ、タツミ。眠れないのか?」
タツ「・・・・・・・・・」
タツミは丘から遠くを一望出来るシェーレとブラートの墓の前でじっと立っていた。
タツ「昔の事を思い出していた・・・」
アカ「タツミの昔か・・・聞かせてくれないか?」
タツ「・・・若い時、暴れた事での被害を免除してくれる代わりに・・・罰として一人で廊下の掃除をさせられた時の事をな・・・今もだが・・・」
アカ「・・・今も?・・・『自分の国の密命の事だろうか?』・・・あはは、タツミもそんな時があったんだな?」
タツ「あー・・・まぁ・・・思いだすと恥ずかしいけどな、だが罪を負う・・・もしくは意識する事は悪い事では無いと思う。生き方に対して謙虚になるからな。罪を犯しているのに気付かない事があるのが怖い」
アカ「ふふふ、偉いなタツミは・・・私と年も余り変わらないだろう?」
タツ「アカメはマインと同い年だったか?」
アカ「そうだ」(※原作と異なるかもしれません)
タツ「じゃあ俺より一つ年上か・・・(この肉体ではな)」
アカ「・・・確かタツミは黒髪長髪お姉さんが好きだったよな?」
タツ「ぶはっ、げほごほ・・・いってぇ何の話か・・・、俺にはさっぱり判らねぇなあ」
ナイトレイドは長い遠回りを経て帝都近くのアジトに既に帰還していた。