ナイトレイドアジト広間
ナジェ「皆、聞いてくれ・・・帝国の威信も地に落ち始めた・・・ここで進軍している我が軍と共に一気に帝国政府中枢部を叩く!」
ラバ「とうとう・・・ここまで来たか・・・思えば長い道のりだったなぁ・・・」
ナジェ「総力戦になる事も予想される・・・、標的は今日の帝国の腐敗の元凶・・・大臣のオネスト・・・奴だけ暗殺出来たらそれで良いが、困難な場合はそれを守る者達も殺して構わん・・・殉職した、シェーレ、ブラートの為にも是が非でも革命を成功させる・・・願わくば此処に居る全員生き残ってこの国の夜明けを迎えるぞ!」
スサ「・・・『タツミ「革命が成功したら全ての帝具を壊す」』・・・ふっ、ああ、そうだな!」
マイ「ボス・・・ちょっと良い?」
ナジェ「どうした?」
マイ「良い話の中、悪いんだけどあたしはタツミに任せてのんびりしてたいわね」
ナジェ「何を言っているだ、マイン!」
マイ「だってそうじゃない?あのエスデスをどうにか出来るタツミ様なのよ?前の話でいくらエスデスにもう前線には出さないと言ったって、あいつを連れて帝国の元部下達に呼びかけてこっち側に来させれば、兵力も半減するんじゃない?全部タツミに任せりゃ良いのよ!」
アカ「・・・・・・」
レオ「マイン・・・お前なぁ・・・」
チェ「あたしはマインの気持ちも判るよ・・・」
ラバ「いやマインちゃん・・・おいタツミ、お前なんとかしろ!」
タツ「・・・マインの言う事も判るが、エスデスの元部下達は今、冷飯を食わされる境遇になっている、それならまだマシな方だ・・・あいつの助命嘆願した奴らは拷問受けたり、秘密裏に殺されたりもしている・・・」
ナジェ「・・・タツミの言う事は本当だ・・・私もその話は密偵から聞いている」
マイ「・・・ふん、じゃああの女もう使えないじゃない」
タツ「マインの言う通り・・・エスデスを生かしているのは俺の我儘だ・・・、あいつを殺したい気持ちも判る・・・マインが俺と一緒に最後の仕事をしたくないんなら俺がその分なんとかしよう」
マイ「・・・・・・・」
ナジェ「タツミの言う通りだ・・・私だってあのエスデスを始末したい気持ちはヤマヤマだ・・・、だがタツミが居なかったらひょっとしたらあいつと直接闘って私達の此処に居る誰かが欠けてもおかしく無かったはずだ・・・そう考えればタツミの我儘を少し聞いても良いだろう?」
スサ「・・・・・・・・・」
チェ「・・・・・・・・・」
マイ「あーもう・・・判ったわよ、まるであたしが悪者みたいじゃない?・・・良いわ、とりあえずこの件は保留にして上げる。それであたしも最後の仕事に参加するわよ・・・良いわね、チェルシー、アカメ、レオーネ?」
チェ「まぁね、マインが我慢するならあたしもしなきゃ駄目か・・・」
アカ「わ、私は任務をただ、す、遂行しようと思っているだけだ・・・」
レオ「あ、あたしだって別に初めから異論は無いよ・・・」
タツ「・・・?・・・マイン、この件ってどの件だ?どうしてお前はそんなにまでつっかかるんだ?」
マイ「あんた・・・、はぁ・・・この際だからはっきり言うけど、エスデスとは何も無いんでしょうねぇ?」
タツ「・・・・・・・、何も無いがどうした?」
マイ「『本当に判ってないのかしら?・・・』 じゃあ言うけど、あたしはあんたをエスデスなんかに取られたくないのよ!」
タツ「俺は」マイ「はい、あんたの話は聞いてないわ、今までの行動見てたら少なくともあの女を悪くは思って無い事くらいはちゃーんと判ってんだから・・・だから尚更、エスデスが邪魔なのよ・・・恋仇としてね」
タツ「マイン・・・」
マイ「あんた鈍いんだか、鈍くないんだか今一つ掴みどころ無いから、直接言うけどあたしはあんたの事、好き!・・・///・・・ば、ばかこんな事、女の方から言わせんじゃないわよ!」
タツ「ああ、いや・・・ええ、ああ・・・『直接来たか・・・まさか・・・ここまでは予想外だった・・・』」
マイ「だから・・・この闘いが終わったら改めて、あたしの旦那になりなさい!良いわね、これはもう決定事項よ!」
タツミは余りものマインの話に度肝を抜き、二の句を告げれなかった・・・。
チェ「・・・ちょっとマイン、流石に抜け駆けは許さないよ・・・」
レオ「あ・・・あっはっはっは・・・ここまで皆の前で宣戦布告とは・・・マインやるじゃん・・・面白い、受けて立つよ・・・」
アカ「・・・・・・、マインの大胆さが眩しい・・・」
ナジェ『はぁ・・・、ナイトレイドは女が多いからな・・・危惧はしてたが・・・現実となったか・・・、まぁとりあえず共通の敵を倒す目的で結束は固まったが・・・後は・・・全部タツミに丸投げしよう・・・私の預かりしらぬ事だからな・・・』
ラバ「・・・へぇ・・・なぁ4人供、なんでこんな奴が良い訳・・・?」
タツ「ラバック、今はそんな話どうでも良いだろ!」
ラバ「全く・・・モテる男は全員死ね!」
スサ「・・・?人間とは不便だな・・・何故そんな事で争ったり感情的になる・・・?」
タツ「・・・スーさん、そいつは俺も同感だ・・・」
タツミは会議の後、ナジェンダを呼び、決戦に備えて彼女の目と腕を治す為に故・スタイリッシュの専用ラボに呼んだ。
「ここは・・・?タツミはこんな隠れ家も持っていたのか?」
「・・・ああ・・・、そんな事より、そこに横になってくれ」
「タツミ・・・本当に、私は元の体に戻るのか・・・?」
「初めは死体からそれに見合うモノを探して移植しようと思ったが・・・、やはり本人のモノを使うのが一番だと思ってな・・・悪いがあんたの知らない間にDNAを採取して目と腕を復元した・・・そこを見てくれ」
指さした方向の大きめな容器の中に目と腕が浮かんでいる
「・・・でぃえぬえー?なんだそれは?」
「判らなくていい・・・、今は元の体に戻れる幸福だけ噛みしめてればいい・・・」
「そうだな・・・、その通りだ・・・」
「麻酔をかける・・・次目を覚ました時はかつての自分だ・・・元は同じ自分の細胞だからな・・・、拒否反応は起きないだろう・・・何かあったら言ってくれ・・・」
「タツミ・・・何故ここまでの事をしてくれる?・・・私が仲間だからか?・・・それとも私のエスデスへの怨みを無くしたいからか・・・?」
「・・・・・・、報酬はあんたの給料半年分で手を打とう・・・」
「ま、待て、タツミ!・・・き、聞いてないぞそんな話は!」
有無を言わさず、タツミは睡眠投与の麻酔でナジェンダを眠らせ手術を行った。
かつての姿に戻ったナジェンダを見て喜んだラバックが抱きつき、皆もその容姿に感嘆し、照れた彼女がラバックを殴り飛ばした。
タツミが呆れて声をかける
「・・・大丈夫か、ラバ?」
「ぐふふふふふ・・・、ナジェンダさんに・・・、これは俺にとってご褒美だ・・・」
「・・・お前の病気は俺にも治せないな・・・」
「・・・ところでだ、タツミ」
「なんだ?」
「・・・お前・・・ナジェンダさんの裸見ただろ?」
「・・・・・・・・・・・いや、見て無いぞ・・・」
「うそつけ、この野郎!ナジェンダさんのあの豊満な・・・てめぇぜってぇ見ただろ!ぶっ殺してやる!」
「おいこら!お前の彼女の恩人に向かってなんて言い草だ、おめぇは!」
「革命の前に、お前のそのハーレムリア充体質をぶっつぶしてやる!」
「望むところだ・・・俺もお前のその破廉恥な軟弱精神を叩き直してやる!」