斬ッッン!!!
タツミの首が皮一枚となり・・・やがて、ゆっくりと落ちる・・・
ブドーは苦い顔をし、再び・・・次は胴を薙ぎ払いに掛かる・・・タツミの体が胴ごと真っ二つになる・・・それでもブドーは得心出来なかった・・・。
宮殿内部ではレオーネ・マイン二人とランの攻防は続いていた。
ズン・・・!
ランはレオーネの拳をすれすれでかわしながら左手で腕を掴み、空いた右手で腹に手を当て脚に掛かる圧力も全て一点に…掌に集中させ圧を掛け彼女を上へ持ち上げ、そのまま天井に飛ばす。
「うっ・・・ぐっ!!」
「おっと、これは失礼・・・」
マインがすかさずパンプキンの衝撃弾を放つ・・・が、レオーネは直ぐ様体勢を立て直して反転し天井を蹴ってランに襲いかかる。
ドゥワン!!
「きゃーー!」
マインはパンプキンが暴発した為、後ろに吹っ飛ぶ。その為ランへの狙いが逸れ、レオーネの攻撃をかわして彼は彼女を地面に足で踏みつける。
「お怪我はありませんか?」
ランは執事がするような片手を胸に礼をする。
マインが立ちあがり、
「あ・・・いったった・・・あんたなんて事してくれんのよ!」
パンプキンの所々にランが羽を忍ばせた為、それが原因となった。
レオーネも怒りに震え、
「うぉうおおおお、人をおちょくりやがって・・・お前性格悪いな・・・あたしも本気であったまきた・・・こうなりゃ本気だぁああ!!」
「おや?今まで本気じゃ無かったんですか?これは有難い・・・、ではこのまま本気出さずにやられて貰えませんか?あはははは」
楽しそうに笑うのと好対照に二人は怒る。だがランはそろそろ決着をつけようと目が僅かに険しくなる。
だがその時・・・。
「破ァァアアアアアア!!!」
ナジェンダは勢いよく疾走し、
『ふっ・・・、馬鹿の一つ覚えが・・・』
オネストは身構えるが・・・だが更にそこから加速し空中で一転し全体重を右足底に集中させる・・・。
「ちっ、疾い!!」
オネストは右掌で受け止め・・・『終ったぁああ!!!』内心舌打ちしたがもう遅い、右腕の骨は外れ・・・体から剥き出しになる。「小癪なァ小娘がぁああ!!」
右腕が使え無かろうが…「ぬっ!?」「スサノオやれぇ!!」オネストは判断が一瞬遅れ、ナジェンダは背後から羽交締めにした。
「愚かですねぇ・・・私は腕が使えなくなろうが、再び再生も出来る。先ほど真っ二つにしても、平気だったでしょう、学習能力が無い・・・ふぅやれやれ・・・」
「・・・スサノオ、こいつは帝具人間かもしれん、ならば核があるはずだ、一かバチか心臓・・・の逆位置を狙え!!」
「・・・っ・・・、『お、おのれぇえええ』・・・ナジェンダ、貴女も巻き添えになる・・・よ、止すんです!!」
そう言いながらも必死に左手や体を振ってナジェンダが振りほどこうとするが…
「やれぇスサノオ!!」
ナジェンダは悠長に軽口を叩く気も無かった。
スサノオはオネストの心臓の逆位置を狙い、天叢雲剣を振り下ろす。
オネストは苦悶の表情を浮かべながら右にある弱点を斬られる・・・「っ・・・」
ナジェンダも暴れるオネストを抑えるのにぶれた為、斬られる。
「こ・・・これで勝ったと・・・思わな・・・」
オネストは煙を上げながら、崩れていき、後には土と右半分が切れた人型の紙が残された。
「大丈夫か、ナジェンダ!」
彼女の右腕が切れて、動かなくなっている。
「だ・・・大丈夫だ。だがこれで、元凶のオネストを・・・や・・・やっと倒せた・・・ふふふ・・・くくく・・・あはは・・・やった、やったぞ、スサノオ!」
「ああ・・・」
力強い笑みを浮かべるスサノオはマスターである彼女にこれ以上負担を掛けないよう既に強化を解いている。
「おお!!遂にあのオネストを・・・!!!」
「このまま一気に追い込むぞ!!」
同じ場で闘っていた他の革命軍兵士が勢いづき、帝国軍兵士を蹴散らしていく。
「後は、アカメ達に任せた・・・他の部下共を片づけてくれているかだ・・・」
スサノオはナジェンダの右腕に応急処置を施した。
「むっ・・・ナジェンダ、何か音が聞こえないか・・・?」