※この作品はR-18です。

タツミ無双   作:聖獅

72 / 136
・・・の為に

 

 

 

 

ランとマインが空中でシコウテイザ―に攻撃を加えて居た頃、地上ではスサノオが応戦していた。

 

『あれは・・・マイン・・・飛んでいる奴は・・・敵では無いのか・・・?』

 

シコウテイザ―の注意がマイン達にいっている隙にスサノオは下部を狙う。

 

 

『八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)!!』

スサノオは印を結び、本来マスターであるナジェンダの命令で発動する自身の限界以上の能力の底上げを行う・・・そして、

 

『天叢雲剣・・・二刀!!』

 

スサノオはナジェンダの生命エネルギーだけではなく、自身の核となるエネルギーも用いて闘う・・・それは文字通り自身の生命を・・・活動時間を削る。

 

 

スサノオは一刀を投げ飛ばし、シコウテイザ―の片足を刺し足止めする。

 

シコウテイザ―内部では皇帝カライが

「・・・っつ・・・、よくもこの余に・・・小癪な真似をぉおおおおおお!!!」

 

シコウテイザ―が刺さった天叢雲剣を抜きに手を掛けた時にはもうスサノオは肉薄し、上段から斬りに掛かる。・・・腕に傷を負わすが・・・切断する前に、別の手から攻撃を避け、空中のマイン達が一端距離を置いた隙に、シコウテイザ―はスサノオに向け、波動砲を放つ!!

 

『八咫鏡(やたのかがみ)』

 

スサノオは自分の前に、巨大な八咫鏡を出し・・・

 

「自らの破滅の力を身持って知れぇえ!!!!」

 

その波動砲を弾き返し、シコウテイザ―の腹部へ穴を開ける・・・だが貫通まではいかない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

秘密通路に大穴が開き、地上が見える・・・ラバックは咄嗟にアカメを抱え、天井に帝具の糸を飛ばし、波動砲の難を逃れる・・・。

 

「・・・やばかった・・・何だ今の・・・底が見えねぇ・・・」

 

地下へその破壊の痕が残っている。

 

アカメの手を借り、地上へと現れるラバック。

 

「お・・・おい・・・なんだありゃ・・・」

 

「・・・・・・、ボスが皇帝しか使えない帝具があると言っていたが・・・まさか・・・あれが・・・」

 

「なぁ・・・あの空中で闘っているの、マインちゃんか・・・あとあれひょっとしてランか?」

 

「それに地上ではスーさんが闘っている・・・私達も・・・ぐっ・・・」

 

「おい、大丈夫か?アカメちゃんはもう限界だ・・・俺に任せとけって!」

 

ラバックは笑って歯を輝かせる。

 

「・・・ラバック、その言葉そっくり返すぞ、限界なのはラバックもだろ?」

 

「・・・今まで隠してたが実は(レオーネ)姐さんのライオネルの効果を薬として開発出来ないか、革命軍のチームが研究しててさ、それの一つの試作が出来てて、俺それ飲んでるからボロボロでも平気だったんだって・・・さっきの傷だってもう治ってきてるぜ!」

 

「・・・・・、そうか・・・判った、なら頼む・・・すまない・・・私はこれ以上はもう足手まといだな・・・」

 

「ああ、ここで俺の格好良い勇姿を見ててくれ!」

 

・・・嘘である、ラバックの体はもうボロボロで帝具の糸で応急処置の傷の縫い合わせや止血をしている・・・或いは動かない体の部分を別の動く部分で糸を操って動いているように見せているだけであった。

 

『はは・・・ちっ・・・ちょいと血を流したか・・・目が霞んでやがる・・・男って損だよな・・・変に強がんなきゃならねぇよな・・・はは、ナジェンダさん生きてるだろうな・・・?』

 

 

『・・・頼む・・・今までの私達の苦労を・・・、もう私のような国に良いように利用されて最後は捨てられる・・・そんな暗殺者の悲劇を終わらせてくれ・・・』

 

 

 

 

 

 

「スーさん!?やるぅ!!」

 

レオーネは地上で応戦している、スサノオや生き残っている革命軍の兵士が補佐しているのを見た。

 

 

「ぐっ・・・くっ・・・」

 

他の兵士に守られていたナジェンダは目を覚まし、レオーネはその姿を認める。

 

「ボス!生きてんたんですね!」

 

「レオーネか・・・、スサノオは・・・あいつ・・・無茶な・・・あれだけのパワーアップ一体どうやって・・・?」

 

「スーさん、凄いですよ!・・・あれなら・・・」

 

「・・・・・・レオーネ、私達は大臣を倒した・・・」

 

「おお!・・・くぅ、一発ぶちのめしかったのにーー!」

 

「・・・安心しろ・・・あれは偽物だった・・・、レオーネ、大臣オネストを絶対に始末しろ!」

 

「え・・・でも、先にあの目の前相手を・・・」

 

「ここは私達だけで十分だ・・・、こんな事している間にもオネストは逃走し、より一層力を蓄え、誰も歯が立たない程の脅威になるかもしれない・・・、レオーネ、これは命令だ、是が非でも奴を仕留めろ!」

 

「了解!!・・・ボスも気を付けて・・・」

 

「ああ・・・・・」

 

レオーネは駆け出し、匂いでオネストの居所を探りはじめていた。

 

 

・・・ナジェンダは戦況を把握する事に長けている・・・だから、このままでは自分達が負けるのは判っていた・・・その為、もしもの時の為に自分達の誰か生き延びれば・・・自分達の意思を共有する誰かが生きていれば、仮にこの闘いで負けても再び覆せる日が来ると考えていた・・・。だから難敵では無いであろうオネストの所へレオーネを・・・。

 

『ラバックやアカメはどうしただろうか・・・タツミ・・・お前が来ないと・・・、だがタツミが来てもどうなるか・・・ブドーにやられたか・・・。どちらにせよ、このままでは私達はやられる・・・くっ・・・まさかこれ程の強さだったとは・・・』

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。