やっと更新出来ます。
今現在書きためている残り5話を遅れた分、連日で投稿しようと思います。
(最終話まではあと10話前後が予定です)
闘い終わって日が暮れて・・・、それぞれ動ける者は動けない者の介添えに廻ったり生き残った帝国軍兵士を捕虜にしたりと革命軍は指示をそれぞれ出していた。皇帝も捕らえられ連行されていた。
「ナジェンダさん・・・あいつはどうします?」
「ランか・・・今はほぉっておけ・・・後で判断する」
ランもそれが聞こえ、微かに笑みを浮かべながら・・・後々事を考え恩を売るつもりか、ここは高く買っておくか、と彼もそう考えた。
とりあえず自分が今出来る事をし始め、瓦礫の山を歩いているとふと女性の手が地面から出ているのを見つけ・・・
「・・・可哀想に・・・せめて、供養だけでも」
地面を掘り起こしていると・・・
両手が突き出し、頭が出たかと思うと・・・
「こんにちは、スズカどぅえす」
ランは無表情で土を埋めに掛かった・・・
「え?ちょ・・・、そんな、げほっ、酷ーい!また埋めないで?良い・・・げほ、けど、だーめ~~」
「・・・いや~、全く惜しい人を亡くしました・・・」
「ふんっ!!!」
スズカは周りの土を弾き飛ばして現れた。
「・・・スズカさん、てっきりお亡くなりになってたと思ってましたが、渋とい人ですね」
「今現在進行形で殺されそうになったんだけど・・・?う~~~~ん、中々良い感じ
気持ち良かったけど、まだまだ駄目ね、もっと・・・そうもっと、タツミが、彼が
言ってたわ。言う事聞いて生き延びたら最高の痛みをくれるって~あたしはその為
だけに何が何でも生きようとしてるの・・・あ~、考えただけでゾクゾクしちゃう
・・・」
涎を垂らし恍惚の表情のスズカにランは呆れ、
「・・・貴女だけは長生きしますね」
他、レオーネ達もナジェンダの補佐をして動き始める。
医療班が彼らを担架に乗せている時、
「親友?ボロボロだな?」
「・・・こういう時にはレオーネの帝具が羨ましい、だが何とか生き延びたな・・・」
「ああ・・・」
レオーネは涙ぐみ、ラバックに
「お前もよくアカメを守ってくれたな!?ほらサービスだぁ!」
「おお!良い…いてー!!良い・・・いててててて・・もっと・・・・やっぱいてー!でもこのまま死んでも!」
所々ボロボロの半死半生のラバックはレオーネの胸に抱かれ喜んだり痛がったり、
「いてええええ!!」
ラバックに小石がヒットし「すまんな、ラバ。元気なら私達の事後処理を手伝ってくれないか?」
「すすすすすみませんでしたー!は、早く連れてってくれ!」
レオーネはナジェンダの側に笑いを堪えながら
「くくく、大丈夫ですよボス?あいつはまだ死にそうにないですよ」
「ふん、知るか!・・・ところでエスデスを見たと言ったろ、それとタツミはどうした?」
「そういえば、後から行くから先に行っててくれと言われましたけど・・・ああ~まさかタツミ、エスデスと!?」
「・・・レオーネ、お前が考えるような事をしている訳無いだろ?」
「ですよね~♪」
「まぁ大方、エスデスをシャンバラで何処か送った後にタツミも帰ったんだろ?」
「ぶー!だったらタツミも薄情な奴だな―、オイシイ所だけもってって、雑用はあたし達に押し付けるなんてさー」
「いや、あれだけの帝具の使用だ、いくらタツミでも体はボロボロだろ・・・治るまで何処か私達の知らない場所へ行ったのかも知れない・・・」
「あたし達そんな信用されてませんかねー」
「自分の弱った所を見せたくないと思うぞ・・・さぁ無駄口を叩いている暇があったら手を動かせ!」
「へ~~~い」
日が暮れ、夜の帳が降りる頃にはそれぞれ引き上げ、帝国居城で一夜を過ごし勝利の美酒に酔いしれる者や皆思い思いに過ごしていた。
ナジェンダ、スサノオ、アカメ、ラバックを除く手当を受け動けるナイトレイドのメンバーは何となくアジトへ向かった。
「ん?」
レオーネは前方を歩いているマインを見かけ
「よぉマイン!・・・あれまーお前も体ボロボロなのに、なんでアジトに?城で皆でどんちゃん騒ぎしてくれば良いのに、どうした?」
「ボロボロでどんちゃん騒ぎって何よそれ!・・・あたしは普通の他の連中みたいに勝ったからって馬鹿騒ぎする気にはなれないのよ!」
「なんでさ・・・あ~マイン、ハーフだって事で白い目で見られないか気にしてんのー馬鹿だな~」
一瞬怒ろうとしたが、声を落とし
「・・・馬鹿はあんたよ・・・今までは強大な敵を相手に共闘したけど、それがいなくなったら今度は身内のアラを探し始めるのよ・・・」
「マイン、お前は・・・折角勝ったのに何言ってんだよ!」
レオーネはマインの首根っこ抑え頭をグリグリ、
「鬱陶しいのよ、あんた!それよりあんたこそなんで城に残らなかったのよ!」
「ふぇ?あたしは・・・あ~ただ何となくぅ?」
「判ったわ!あんたタツミが何処に行ったか気になるんでしょ?はは~ん、成程そういう事ね~」
「は!?あたしが?そんな事無いね~猫的女はさばさばしてるし~。あたしはただ秘蔵の酒忘れて来たから取りに戻っただけだし~、取ったらさっさと城に戻るもんね~」
「え!?そのお酒、最期のお酒かもってこないだ全部呑んで無かった?」
いきなりチェルシーが現れ、
「そうそう、そうなんだ本当は生き残れるか判らなかったから未練が残らないように・・・って、何言わせんのさ!」
「は~い、冴えない顔のお二人さん♪」
チェルシーは軽くポーズを決めながらウインクし・・・二人をいらつかせる。
「あんた・・・よく生き延びてたわね」
「確か皇帝の・・・シケイダ―だっけ?あん中で暴れてたみたいじゃない?案外チェルシーも大胆だな」
「シケイダ―じゃないわよ!まぁどうでも良いけど・・・ちっ、あんたが中に居たの知ってたら本気で撃てば良かった」
「全く外からバカスカやってくれるから死ぬかと思ったよ・・・え?マイン、あれ本気じゃ無かったの?ねぇねぇなんで本気出さなかったの?ぷぷぷ、負け板はよく吠えるね~」
「あ!?誰が負け犬・・・ん?負け板って何よ!板って何よ!板って!どういう意味よ!」
「え~アタシ、イミワカンナイ~」
「ふ~ん、てことはあたしは勝ち牛って事か、チェルシー?うししししし」
「もーーーーーーー!」
マインは怒りで爆発した。
・・・とりあえず言いあいながら3人の姦し娘達はアジトに入口に付き、
「ただいま・・・」
「・・・だね」
「ふんっ・・・まぁあたしが居たんだから生還出来て当然よ」
レオーネ、チェルシー、マインはそれぞれ帰還した感慨を述べ、その足でシェーレとブラートの墓に華を添えに向かった。
「・・・無事戻って来たわよ・・・シェーレ、ブラート」
マインの後ろにレオーネとチェルシーが控えて見守っている。
「あ!そういえばチェルシー、お前以前このままだとあたし達、次の殉職者になるとか言って無かったっけ?くくく、どーだあたし達無事生き残っただろうがーふふーん」
「はぁ~・・・幸せな人だね」
「むっ!?・・・判ってるよそれくらい、・・・けどシェーレもブラートも生き残ってくれてたらなぁ」
レオーネも悲しげに言うも
「仕方ないでしょ・・・嘆いたって?生き残ったあたし達がこの国をよくしていくのに少しでも出来る事をする、それがあいつらへの供養になるんじゃない?」
マインは向き直り清々しい顔で言い放つ。
「ひゅー」
「マインにしてはたまには良い事いうね」
「たまにはって何よ?たまにはって?あたしはいつも良い事しか言わないわよ!」
「いよーし、そうと決まればあたし達だけでささやかに戦勝会だ!呑むぞー!」
「だからあんた昨日たっぷり呑んでたでしょうが!」
居間に付いた彼女らは一息ついて
「あーあたし良い事思いついた!」
「なによ?ボスの酒全部飲み干して煙草も吸いつくすとか?こないだも酷い目に遭ったのに懲りないわねー」
「勿論!それは後でやるとして・・・タツミいないじゃん?この隙に・・・いししししし」
レオーネは玩具を見つけた猫のように駆け出し、二人もそれに続く。
タツミの部屋の前に行き
「・・・いぃよぉおし!では点呼を取る!番号!」
「1!」
「2…3.1415926535・・・」
「何あんた?それが限界?あたしならもっと」
「こらチェルシー、マイン!・・・おほん、我々はこれから凶悪な魔物が棲むと言われる巣窟へ」
「レオーネあんたも、んな事良いから早く入れば良いじゃない!」
「ふぅ、マインは遊び心の無い奴だな・・・じゃ行くぞ」
そして勢いよく戸を開け・・・
「いらっしゃ~~い・・・」
3人とも豪快にずっこける・・・
「あ、あああああんた居なくなったと思ってたらなんでいんのよ!」
タツミは布団に横たわりながら、
「・・・俺が俺の部屋に居て何か問題あるか?」
「・・・ふんふん、やっぱりタツミもボロボロみたいだな。ボスから聞いたけど、タツミお前どっか別の所にでも行ったのかと思ったよ」
「・・・別の所で養生したかったんだが、おたくらに俺の部屋何されるか判ったんもんじゃないからな・・・だから戻ってきた」
「うふふ、全くタツミは素直じゃないなぁ。弱ってて心細いから僕チェルシーと一緒に居たいって言えば良いのに!」
「・・・そういえばチェルシーとレオーネの帝具まだ回収して無かったな。マインは・・・」
「!?・・・あ・・・え~とぉ・・・」
「あ・・・ははは、タツミ色んなサービスするからあたしだけもっとくの・・・」
タツミに睨まれるレオーネ・・・。
「あたしのはものの見事壊れたわ・・・最後までよく闘ってくれたわ、あたしの相
棒・・・パンプキンは」