ナイトレイドアジト
ラバ『・・・妙だな、タツミがアジトに帰ってきた時に糸は反応しなかった・・・何故だ?』
レオ「それで、イェーガーズの連中は誰々がいるんだ?」
タツ「隊長のエスデス、ウェイブ、ラン、ボルス、クロメ、セリュー、スタイリッシュの全員で7人だ」
タツミは彼らの実力を皆に説明する。
レオ「本当に全員が帝具遣いか・・・きっついなー」
アカ「クロメもメンバーに入っていたとは・・・」
タツ「・・・帝国を抜ける時、誘わなかったのか?」
アカ「勿論誘ったが、妹は残る道を選んだ・・・」
タツ「何故残る道を?」
アカ「・・・クロメは仲間を見捨てられなかったんだと思う・・・」
タツ「仲間・・・か・・・」
アカ「妹からすればまさに・・・私は裏切り者という事だな」
タツ『ザンクと対決した時に見た幻影はさてはクロメか・・・』
アカ「タツミ、クロメは何かを繰り返し食べていなかったか?」
タツ「・・・ああ、観戦客がポリポリ食べるように菓子を食ってたな、それに何かあるのか?」
アカ「・・・あれには肉体強化の薬が混ぜられている。但し切れた時に体への負担も大きく麻薬のような中毒性もある・・・クロメ、お前はもう・・・」
タツ「なるほど、だからあいつウェイブとかに食わせ無いように自分のだと言い張ったのか」
マイ「・・・あー、まーとにかく相手が誰であろうと標的になるなら撃つからね、アカメ」
アカ「・・・ああ、クロメも覚悟は出来ているだろう」
タツ「・・・・・」
ラバ「んー敵の帝具の情報がもっと欲しいな」
そう言ってラバックはイェーガーズの帝具の能力を確認しノートにしたため、それぞれの帝具の特性を皆で知る限り情報を共有する。
ラバ「クロメの死体操る八房も厄介だが、パーフェクターも色々応用が利きそうだから」
マイ「こっちのものにしたいわよね」
レオ「でもこれで敵の事は少しは把握出来たな、タツミ偉いぞ」
タツ「俺は見た事をそのまま伝えているだけさ」
レオ「いやいや、イェーガーズから脱走してくるだけでもすご・・・ん?ところでタツミはどうやって脱け出してきたんだ?」
タツ「ん?あーー、あ!親が門限7時ってしばりがあるから、帰らせてくれと言って帰って来た」
ラバ「・・・・・・・、要は適当な理由付けて脱け出したんだろ。だけどお前、後付けられてねえだろうな?」
タツ「その点は大丈夫だ・・・と思う」
ラバ「だーーーー、アジト見つかったら全責任お前がかぶれ!」
タツ「おいおい、一人はみんなの為に、皆は一人の為にっていうだろ?」
ラバ「俺達殺し屋にそんな話は通じません」
タツ「お前良い死に方出来ないぞ!」
マイ「・・・・・・」
タツ「・・・どうしたマイン?・・・もしかしてシェーレの事か」
マイ「あいつもイェーガーズにいるなんてね」
ラバ「シェーレの仇だな、隙見て全員で掛るか?」
マイ「そうね・・・でも止めは私にやらせて・・・シェーレをあんな風に殺して・・・絶対に許さない!」
レオ「ああ、シェーレも覚悟はしてた、そしてそいつも仕事だった・・・けど殺し方がちょいと・・死んでいく者への扱いの度が過ぎてたな」
ラバ「姐さんの殺し方もエグイ時あるぞ」
レオ「あたしは良いの!」
アカ「・・・・・ふふふ」
タツ「・・・・・・・」
マイ「ところで、間近で見たあいつらの直接の強さはどうだった?」
タツ「エスデス、・・・奴は強い。恐らくおたくら全員で掛っても勝てるかどうか・・・」
ラバ「そういや、聞いた話だとこないだそいつらが山賊討伐で砦を半壊、隕石が落ちたように地面にも大穴空けたとか聞いたがエスデスの仕業か?」
タツ「ああ、そうだ。『なにかあったら全部あいつがやっと事にしよう・・・くくく』
(現在)
エス「ダーリン、ひどいぞ」
タツ「うるさい、話の腰折るな」
マイ「本当に厄介な相手ね、帝具の底もしれないし」
アカ「・・・エスデスは私が葬る、例え帝国最強であろうと弱点がある・・・生きている限り心臓がある、と言う事だ」
マイ「言うじゃない?有言実行しなさいよ」
ラバ「流石俺達の切り札」
レオ「ま、確かに作戦次第じゃなんとかいけるかな、村雨で一かすりすりゃ良いんだから」
タツ「・・・おお、格好良い・・・けどあいつ冷血女だから心臓じゃなくきっとそこにあるのは氷臓だろ、ああやっぱ無理無理」
アカ「・・・・ぷっ・・・」
マイ「久々にあんたの下らない冗談聞いたわね」
ラバ「お前、シリアスな雰囲気に水差すなよ」
タツ「お前だけには言われたくねえ」
その晩、タツミの生還をネタにして夜通し騒ぎ皆がそれぞれ眠りにつく。
だがナイトレイドアジトから走る一つの影。
タツ『・・・・・・ラバの馬鹿め、お前の糸はお見通しなんだよ。だからナジェンダの裸も見れないんだ』