※この作品はR-18です。

タツミ無双   作:聖獅

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最新原作を土台にしています・・・自己満足です後悔はしていません(苦笑)

この無双話の中では、時系列では以前の話となります。

この話の後編投稿は明日予定です。



セリュー話はまだ・・・2週間後くらいに投稿出来たら・・・良いなと・・・。



エスデス無双・・・(前編)

幻覚、音波、炎…あらゆる帝具使いが挑んでもその効果は薄く、エスデスの前では児戯同然だった・・・。

 

残る帝国軍側の難敵はエスデス一人。

 

皇帝の至高の帝具を倒したタツミだが、インクルシオが体を蝕み竜化した・・・それでも意識がある内にエスデスと闘うが、タツミも小回りが利かなくなった分、エスデスの敵では無く傷を負わすのも能わず…彼の意識もインクルシオに呑まていった。

 

そんな中、革命兵が十重二十重とエスデスに攻撃し殺される乱戦の中、隙を突き腕にアカメの村雨で傷を負わせた!

 

だがタツミの意識は既に限界となりアカメに、自分の心が無くなりインクルシオとして暴走する前に自らの始末の頼んだ・・・それにより村雨に妖刀として認められたアカメは奥の手を引出し、エスデスに最後の闘いを挑むが・・・。

 

 

 

そして、そのアカメに斬られた部分から必滅の呪詛がエスデスの心臓に向かうも、

 

 

「ふっ、妖刀村雨か・・・小賢しい」

 

エスデスは斬り口に手を当て、そこから呪詛の部分のみ凍らせ解法し事を無きを得た。

 

「例え村雨であろうが、今の私には何も通じん・・・くくく、はははは!」

 

 

 

 

 

アカメは村雨を握りしめながら歯噛みするが、それでもエスデスを倒さなければこの国の未来は無い。

 

「アカメ、何としてでもエスデスを倒せ!例え一撃必殺が通じずとも、必ず突け入る隙があるはずだ!」

 

ナジェンダはそう言うも、自身でも絶望的だと言う事は痛い程判っていた。

 

『あれだけの兵で圧し込み、数ある帝具持ちでも歯が立たなかった・・・アカメ・・・頼む、お前だけが頼りだ』

 

 

 

「ふふふ・・・この闘いで私に傷を負わせたのはアカメ、お前だけだ・・・少しは楽しませろ・・・はっはっは」

 

見下し楽しそうに笑うエスデスに

 

「・・・是が非でも葬る!」

 

アカメは単身挑む。

 

何度も撃ち合い、互いの刃に無数の刃こぼれが生じる。

 

「ハハハハハ楽しいぞ、アカメまさかここまで強くなるとはな!」

 

「くっ・・・沈め!」

 

アカメは足斬りを狙う・・・そこをエスデスは後転し空中に氷を作りそこを足場に突きに掛かる。

 

咄嗟の事に反応が遅れ、アカメに掠り傷がつく。だがそれでも追撃は終わらず、エスデスの鉄の刃と氷の刃が幾星霜と降り注ぐ・・・強い帝具持ちでも防ぎきれない攻撃をギリギリでかわし続け、アカメの攻撃が止むと同時に他の仲間達がエスデスに攻撃を仕掛けるが、斬り殺されるか、撃退されるのが関の山だった。

 

『駄目か・・・奥の手を使ってもエスデスにまだ一歩及ばない・・・例え刺し違える覚悟でも・・・ここまで来て・・・』

 

 

エスデスが周りの革命兵を斬り殺し、一瞬静寂が包む中

 

「どうした?このまま仲間達を見殺しにするつもりか?これだけの兵を相手だ、私も少し疲れているぞ、殺しに来るなら今だぞアカメ、もっともここに居る兵達全て殺した後でも良いがな・・・くくく」

 

 

ナジェンダはアカメの奥の手が長くは持たないと判断していた、だがこのままではただ悪戯に兵を死なすだけである・・・とはいえここでエスデスを始末しなければもう後が無い・・・例え兵達にただ殺されるだけに向かう怯えがあっても特攻を命じなくてはならない、その残酷さに口から血を流した。

 

「最後の1人になってもエスデスと闘え、必ず倒せる・・・皆ゆけえええ!」

 

だがそれはエスデスにとって思うつぼだった、まだエスデス相手に多少戦えるアカメが暗殺スタイルから直接戦闘スタイルに変われば、仲間の革命兵を盾にアカメの隙を付ける・・・つくづくナジェンダは甘いな・・・とほくそ笑みながらエスデスは、

 

「弱者が何百、何万来ようが無意味だ!その事を身を持って教えてやる、来い!」

 

 

 

 

 

「・・・ああ、その通りだ・・・弱者は引っ込んでな」

 

 

 

「!?」

 

エスデスは驚き警戒し、咄嗟に飛びし去った。

 

それはアカメも同様で、

 

「タツミ!?・・・そんな嘘だ・・・さっき私がこの手で・・・」

 

タツミ・・・らしき男が面倒そうに

 

「おたくら邪魔だから退いてくれ・・・後は俺が何とかするから」

 

 

「タツミか・・・?お前はアカメに刺され死んだ・・・いや、生きていたのか・・・?インクルシオが死にそこから分離でもしたか?・・・まぁ良い、生きているならなら歓迎だ!さぁタツミ、死の淵から甦ったお前の力見せてみろ!」

 

エスデスがそう言うも無視し

 

「タツミ・・・タツミなのか・・・?インクルシオは・・・?だが今それよりも、二人掛かりでエスデスを倒すぞ!」

 

「・・・いや、こいつは俺が何とかすらぁ。流石にここまで強くなってるとはな・・・負けるかもしれないが、エスデスがここまでになったのも俺の責任でもあるからな、自分の不始末くらいは自分でするさ・・・といっても気が付くのが大分遅くなったのは許してくれ・・・」

 

アカメには何を言っているのか・・・?

「何を言っているか判らないがタツミ、エスデスは以前の奴より格段に強くなっている、いくらタツミでも一人じゃ無理だ!」

 

タツミはニカっと笑いながら

 

「な~に、いざとなったら自爆でもして刺し違えるさ・・・それにアカメやナジェンダに死なれちゃこの世界の帝国の立て直しが出来なくなる・・・俺もそこまで面倒みたくは無いぜ?」

 

そういって肩を竦めおどけてみせる!

 

 

 

「・・・・・・・・・」

アカメも呆気に取られ、もう何を言って良いか判らない。

 

「――と、言う訳でだ、ナジェンダ!全軍撤収してくれ!」

 

 

「むっ?ああ・・・?ああ・・・」

 

ナジェンダもタツミが自分を呼び捨てにしている違和感も去る事ながら、先程までの絶望感が霧散霧消していた。

 

 

「ボス、ここはタツミの言う通り退いた方が良い!私でも足手まといになる!」

 

 

アカメもこのタツミの只ならぬ気配を感知し、即座に現状判断した。

 

「・・・アカメがそこまで言うなら・・・判った・・・全軍、怪我している者は肩を貸して、撤退だ!後はタツミに任せる!」

 

 

 

「くくく・・・タツミ、このまま私があっさり逃すと思うか、甘いぞ」

 

エスデスは無数の氷の槍を周囲に撒き散らす。

 

そして、タツミは意識を集中させた。

 

 

 

 

ドガ―――――・・・

 

 

 

 

 

タツミとエスデスを囲むように、土の下からマグマが噴出し彼女の氷の槍を次々に溶かしていく!

「なに!?・・・タツミ・・・くくく」

 

だがその中でも幾数はマグマの壁を突破し外の革命兵に被害を与える。

 

「なっ・・・、・・・ちっ・・・、エスデスが・・・よくここまで本当に腕を上げたな・・・あの世界を変えた反動がこの世界のお前に来たか・・・」

 

エスデスも違和感を感じ初めており

 

「タツミ・・・お前本当にタツミか・・・?何を言っているか判らないのもあるが・・・タツミの帝具はインクルシオだけでは無かったのか?・・・まぁ良い、お前がタツミ自身だろうが、影武者であろうが、殺して体をくまなく調べるまでだ・・・くっくっく、死んだ後なら永遠に一緒だぞ、タツミ!」

 

「ははは・・・そいつは勘弁してほしいな」

 

タツミも笑って軽く受け流した。

 

「その余裕・・・お前が只者では無い事だけは判った・・・せいぜい私を楽しませてみろ!その余裕がいつまで持つか楽しみだぞ」

 

タツミも刀を抜き、エスデスの剣技に応じる。

 

エスデスの上段から来る剣を下段から掬いあげ、ツバメ返しで来るのをタツミは合っし撃ちで弾き即座に手元に斬りこまれるのをエスデスは右手を離して回転しながら横薙ぎにタツミを狙う・・・が、寸前で止まる。

 

 

 

タツミが片手でエスデスの鍔元を抑えている、片方の刀を持った手はそのままだった。

 

「くっ・・・・・・、私の腕が上がっただと?・・・タツミ、お前こそこの短期間でどれ程・・・」

 

「エスデス・・・あんたの剣には相手を殺したくて仕方がない欲がよく出ている・・・そんな欲が出ているうちは、剣も鈍る・・・出直してくるんだな・・・」

 

 

「ほぉ・・・、私に説教とは恐ろしく腕を上げたようだな?つまらん禅とやらの考えなど私には意味がないぞ!強い者が強い、それだけの事だ!」

 

タツミはやはり“エスデスなら”そう答えるか、と僅かながら悲しそうに苦笑した。

 

「そうか・・・なら生憎俺は、何度も撃ち合うようなチャンバラは苦手なんだ・・・」

 

そう言ってタツミは頭突きをエスデスに喰らわせ、彼女を後退させる…その場で腕を極めて沈めるなり一気に決着をつけれたかもしれないが、エスデスに帝具で凍らせられる危険性もあった・・・。

 

 

「ぐっ・・・、流石だ・・・この私ですらまともにやり合っては分が悪そうだ、遠慮なく帝具でいくぞ!」

 

「・・・帝具無しで片を着ける気は無いか?」

 

 

「何を今更だな、生物は己の持てる力を全て出し切って闘うものだ!」

 

「そうかい・・・」

 

 

エスデスは無数の氷の槍を幾重にもタツミに向ける。

 

 

「無っ!」

 

タツミは先程よりも更に集中し、マグマの壁を自分の手前に作りだす。

 

「くっくっく・・・」

 

エスデスは猟奇的な笑みを浮かべより一層鬼のように降りそそがさせる。

それは一本の巨大の氷の槍のようになり、遂にマグマの壁を突き破る!

 

「なっ!?」

 

タツミも驚き、かわして退き、

 

「・・・今度はこっちから行くぞ!」

 

噴出したマグマを地上高く舞い上がらせ、エスデスに向けて巨大な弾として落とす。

 

「!?」

 

エスデスはそれに呑みこまれ、大量の湯気が噴出する。

 

「・・・・・・・・」

タツミが様子を見ていると、一気に弾のマグマは弾かれ、中から氷を周囲に纏い、それを弾いたエスデスの姿があった。

 

「・・・やるな」

 

「今のは中々楽しかったぞ?」

 

「・・・お前は俺の知っているエスデスよりもやはり数段強いな・・・」

 

「ふっ、それはこっちの台詞だぞ、そしてその問答も飽きたぞタツミ!」

 

エスデスは地面に手を付け、自分達の周囲や上空を巨大な氷壁で覆い・・・

 

 

「タツミ、これがかわしきれるか?」

 

 

その氷壁から無数の刃がタツミに向かう。

 

「ちっ・・・」

 

 

タツミは刀で弾き、かわしながらエスデスに向かう。

 

「距離は詰めさせん!」

 

四方八方からだけではなく、エスデスの方向からも巨大な氷槍が襲いかかる。

 

 

 

 

 

「タツミ!?・・・一体中で何が・・・くっ・・・」

 

それを外で見ていたアカメは、ただ見守る事しか出来なかった・・・

 

 

 

 

 

ズドン!ガシャン!バリン!

 

 

 

 

タツミの周囲に迫った氷槍が大きな音共に霧散霧消していく。

 

 

 

「むっ!?何をした、タツミ!?」

 

 

 

「なんで敵にタネを明かさなきゃならないんだ?」

 

「・・・、つれないなタツミは」

 

彼は先程の帝具を持ちかえ、空気中の分子を任意の場所のみ局地反転し反物質と変え、物質と反物質をぶつけ空中爆発を起こさせて、氷槍を防いだ。

 

タツミは右腕を出し、エスデス周辺の空気を変える。

 

「つっ!?」

 

エスデスは辛くもよけ、直撃は防ぐ。

 

『タツミは何をした?・・・だが』

 

 

「あれをかわすか・・・大したものだな・・・」

 

 

 

 

    ダイヤモンドダスト!!

 

 

 

エスデスはそう言い放ち、周囲の気温が急激に冷え・・・一面銀世界に、空気中も凍てつきキラキラ輝く美しくも生物にとっては長く生きられない死の世界となる。

 

 

「ふふふ、タツミ、私達に似合いの世界と思わないか?」

 

「くっ・・・」

 

タツミも寒さに動きが鈍くなり始めた・・・マグマの帝具を使えば寒さは凌げるが、それだとエスデスの氷に対応しきれない。

 

「タツミ寒いだろ?私に屈すれば暖めてやらん事も無いぞ、ふはははは」

 

寒波や氷槍が降り注ぎ、タツミも何とか凌ぐ有り様だ・・・

 

 

 

「はああああああ!!」

 

 

タツミは自身の周りで空中の物質を連鎖反転させ、より巨大な暴発となりエスデスに迫る!

 

「むっ!?来るか!」

 

タツミはエスデスを塵も残さぬつもりで爆発させる。

 

 

 

     摩訶鉢特摩!!

 

 

エスデスはそう唱え、周囲の時間を停止させる。

 

そして、タツミも停止している・・・。

 

 

「楽しかったぞタツミ、やはりお前は最高だ・・・どうやら帝具戦では私の方が分があったようだな・・・」

 

 

ゆっくりとエスデスはタツミに迫り、頭上から刃を振り下ろす。

 

 

その時、凍った時間が動き出す!

『ちっ・・・消耗し過ぎたか、停止出来る時間も短かかったな・・・』

 

 

だが、もう既にタツミの首に刃が突きつけられ・・・

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