宮殿の朝
オネスト「エスデス将軍が行き方知れず・・・ですか?」
皇帝「それは本当か?ラン?」
ラン「はっ!申し訳ありません」
オネ「うぬぬ・・・、何故将軍は現場を離れたのです?」
ラン「エスデス隊長は難敵、ナイトレイドのブラートを追いかけそのまま交戦し追撃した模様です」
オネ「・・・まったく・・・、深い入りなどでせずに退けば良いものを・・・闘い好きのあの将軍らしい・・・しかし今まで余り無かった事ですがねえ・・・」
ラン「・・・隊長は連絡を伝書鳩で私宛に送ると言われました」
オネ「はぁ・・・まあ良いでしょう。将軍には賊狩りもほどほどに、なるべく早く帝都に戻るように伝えて下さい」
皇帝「・・・大臣・・・」
オネ「ご安心を陛下。エスデス将軍は常勝不敗の方、必ず直ぐにでも戻って参りますよ」
ラン「では失礼致します」
誰も居ない通路、朝日が照らす。
そしてそこに
ラン「おや?タツミ君」
タツ「おや?ランさん」
ラン「・・・・・・」
タツ「・・・・・・」
ラン「・・・礼を言いますよ。こんなに早くあの下衆な大臣に近付けて」
タツ「・・・なんの事でしょうかね?」
ラン「・・・フッ・・・、私はある地方で教師をしていたんです。そこで子供達が皆殺しにあった」
タツ「・・・・」
ラン「聞こえは良いですが仇討ちの為に、その相手を探し・・・それとこの国の腐敗を正そうと帝都に来たんです。・・・私のその田舎では其の事件をもみ消しましたからね
」
タツ「・・・・そうだったんですか」
ラン「取引という訳ではありませんが、どうですか、君も話してくれませんか?」
タツ「・・・良いでしょう。何から話せば良いですか?」
ラン「隊長は・・・いやエスデスは今どこに?」
タツ「あいつなら俺が軟禁している・・・もっともある家に住まわせてて行動自由にさせているが帝都に絶対来るなと厳命している。もし来たら・・・或いは判ったらその場
で斬ると」
ラン『あのエスデスを・・・?やはり闘技場での力量は見間違いでは無かったか・・・恐ろしい男だ・・・』 では君の目的はなんです?」
タツ「ランさんと大体同じですよ・・・ただ、帝具は後で戻して貰いたんですよね」
ラン「何故です」
タツ「私は東のとある小国から来ましてね。実はこの国からも内戦を納めるのに手を貸してほしいと使者が来たんですが、我が国は他国の戦乱に干渉してはならない・・・た
だ、こちらもこの国の帝具は脅威に感じてましてね。・・・我が国から流出してしまった技術も帝具にはあります。それでこの国が良い方に代わるのと帝具破壊の条件で私が
来ました」
ラン「君は革命軍とも通じているのですか?」
タツ「・・・・・・」
ラン「・・・まあ良いでしょうそれは。つまり、君はその国からの隠密特使と言う訳ですか?」
タツ「難しい表現をご存知ですね、そう解釈して頂いて結構です」
ラン「ドクターの旅立ちやセリューさんの辞退にも君が一枚噛んでませんか?」
タツ「・・・・・・・」
ラン「・・・・やはり、あのエスデスをいなす程の実力、その狡猾さ、やはり君は敵に回したくない」
タツ「こちらこそ、貴方のような理解者・・・或いは志を同じくする人を敵に回したくは無いですね」
ラン「志を・・・?ふふふ、そうかもしれませんね、良いでしょう。貴方の背後に革命軍があるかもしれませんがどうやら君自身は信用できそうだ。共同戦線と行きますか」
タツ「どうぞ、これからも宜しく」
ラン「こちらこそ」
二人は拳を突き合わせる。
タツ「それでランさん、早速なんですがお願いが」
ナイトレイドアジト
ナジ「やあ、皆、留守中何も無かったか?」
アカ「ああ、大丈夫だ」
ラバ「問題無いですよ、俺が作戦“ぜんぶタツミにせきにんおしつける”でいきましたから」
レオ「そうそうタツミが家出してしばらくして帰って来た事以外はなあー」
ナジ「ん?そのタツミがいないがどうした?」
タツ「ぜーぜーはーはー『あー帝都とアジトの往復は流石にきつい、今度から危険種でも使うか・・・・』お、おはよう・・・・・」
ナジ「・・・どうしたんだお前、朝から特訓か?」
タツ「そ、そんな所だ・・・み、みず」バタッ
マイ「はいこれ」
タツ「そ、そんなベタなギャグはいらない」
マイ「あんたこういうの好きでしょ」
アカメから報告を受けるナジェンダ
ナジ「あはは、そうかそうか、家出先が特殊警察イェーガーズとはある意味一番怖い所に家出したものだなタツミ?」
タツ「あーもう二度とあんな所行きたく無いですよ」
ナジ「そりゃそうだろうな。よりにもよって敵の本拠地にな」
チェ「あはは、面白いねタツミって」
マイ「そうそう、ボス、後ろの人達だれ?」
ナジ「ああすまん、紹介が遅れたな。本部から即戦力になる人材を連れてきた。チェルシーと生物型帝具スサノオだ、みんな宜しく頼むぞ」
チェ「どうも、こんにちは!」ニコッ
レオ「あいよ」
アカ「宜しく」
マイ「ま、あたしの足引っ張るんじゃないわよ」
スサ「・・・・・・・」
ラバ「あ?なんだよ何、俺睨んでんだよ?」
スサ「パンツのチャックが空いている。気になるから閉めろ」
ナジ「・・・とまあ、スサノオは元々主に使える帝具でな、相手の細かい変化を見逃さないように特化していて且つ几帳面なんだ。」
女性陣は失笑している。
ラバ「ナ、ジェーンダさん!!こういうデリケートな問題は皆の前ではっきり言わないきめ細やかさも大事だと教えてやって下さい!!!」
タツ「ふぐぐぐぐぐぐぐくくく・・・、ラバ、お前本当はオイシイと思っているんだろ」
ラバ「タツミてめぇぶっ殺すぞ!」
タツ「殺し屋だけに洒落にならない・・・ふぐくくく」
ギャーギャーワーワー