近所の中学生がTSしたので都合のいい女にしていこうと思う 作:あるぺん
先日の一件から陽向は意外にもあの手マンを随分気に入ってしまったらしく、時々激しい手つきでイカせてほしいと言うようになったのはここだけの話である。
俺の臭い──特に股間の物にあてられていたり、とやはりマゾの気質があるらしい。
「それで主人公が助けに入るシーンがさ……蓮にぃ?」
「ああいや悪い。ちょっとぼーっとしてた」
電車で揺られながら目的地までの移動中、何だかんだと会話は尽きず、陽向が最近ハマっているアニメの話を楽しそうにしてくれば、耳を傾けないわけにはいかなかった。
最寄り駅で降り、目的地である大型のレジャーランドに到着すれば、ウォータースライダーに流れるプールやら波立つプールと、夏の海と同様に多くの人で賑わいを見せている。
夏休みという事でそれなりに客の数が居るものの、それでも混雑しすぎているという程ではなく、快適さは十分に感じられそうだった。
「さっさと着替えるか。そっちは一人で大丈夫か? 怖かったら男子更衣室くるか?」
「子供じゃないし!」
「ははっ、冗談だって。じゃあまた後でな」
陽向と分かれ、手早くトランクスに着替えていく。
今日の陽向は随分と気合いの入った格好をしていて、俺とのデートを随分楽しみにしてくれていたが十二分に分かる程だった。
だがそれは俺の方も同様で、惚れた女と改めて遠出する事に浮かれるなというのも無理な話。着替える最中でも鼻歌が出てしまったり、自然と頬が緩んできてしまう。
「ちょっと早かったか。まぁ、待たせるよりはずっとマシだな」
更衣室から出て、女子用に繋がる入口の近くで陽向を待ちながら周りを見回していく。
そこには俺と同様に、それぞれに連れを待っている人や、はやし立てる仲間と共に先を競うようにプールサイドへ駆けていく子供や友人同士だろう姿もあった。
そんな光景の中には当然のようにカップルのような二人もいれば、家族連れで来園した人が居るのも見かける事ができる。
きっと俺達もそんな中の一つに過ぎないのだろうが、それでも陽向が隣で共に歩いてくれるのは他の誰よりも違う喜びがある。
それを今日は沢山味わわせてもらい、陽向にも同様に与えてやるんだと強く心に決めた矢先、聞き慣れた声が耳に飛び込んできた。
「お、お待たせ、蓮にぃ」
声のするほうを振り向いてみれば、オフショルダーの水着姿の陽向が立ってこちらを見ている。当然ながらマイクロビキニの方ではない。
それでもただ水着を身に着けただけではなく、髪を押さえる為か普段付けないヘアピンをしていたり、ブレスレットをしていたりと、陽向なりのお洒落もしていた。
「よう、来たな」
「どうかな? ちょっと恥ずかしいけど」
「良く似合ってる。試着してた時よりいいんじゃないか?」
「本当!? へ、変じゃない……?」
「変なもんか。可愛いよ陽向。他の連中に見せたくないくらい綺麗だ」
「や、やだな……大袈裟だってば」
陽向の頬が染まると、恥じらいながらも嬉しそうな視線が送られてきた。
自分を認めてくれた男からの言葉を、自分の事を大切にしてくれる相手からの称賛を噛みしめ、そしてそれを誇っているような顔付きで陽向は俺の横までやってくる。
「さて、どこから回る?」
「あっち! 流れるプール!」
「はいはい、じゃあ行きますか。あぁ、ついでだから浮き輪とか借りるか」
二人で並んで歩き、レンタル用の浮き輪等を貸し出しているブースで大きめの物を一つ選ぶと、そこから改めて流れるプールを目指し始める。
陽向は上機嫌に鼻歌混じりに付いてくるので、そんな陽向に気付かれぬようにほくそ笑んでしまった。
「あっちだよ! 行こう蓮にぃ!」
浮き輪を抱えて運びつつ、陽向の案内に従いながら目的地へ進んでいくと、多くの人で賑わう中でも一際ひと気が多い場所に流れるプールがあった。
そのまま水流に乗って泳げるプールには、子供たちがはしゃいで楽しむ姿もあれば、のんびりと浮いたまま寛ぐ人やカップルであろう二人が戯れているのまで様々である。プール自体の大きさもあり、これだけ集まっているのに人が密集しているという事も無いのは何よりだ。
陽向の要望もあり、早速流れるプールの中へと入ると、浮き輪とそれに乗った陽向を支えながら、ゆったりと流れに身を任せる様に体の力を抜いていった。
「ふひ~。涼しくて気持ち良い……最高~」
「だなぁ……水風呂とも違うのがプールのいい所だよな」
「そうそう、ここからでもスライダー見られるね」
「だな、あとで滑りに行こうな」
陽向を乗せている浮き輪に軽く掴まり、力を抜いて浮かびながら二人で会話するこの時間。心の奥まで緩まるのと同時に、共に居る女に惹かれていくのを感じていた。
水着姿の陽向を見ていれば、それも当然と言えるだろう。
「……んっ♡ もう、次触ったら怒るから……」
「おっとバレたか。つい、な」
「……周りにバレたら怒られちゃうんじゃないの?」
水中から浮き輪の穴に入っている陽向の尻を指先で撫で上げると抗議が上がり、悪びれなく言い訳していれば、陽向からは仕方がないと言わんばかりの反応があった。
それに気を良くして陽向の尻の柔らかさを楽しんでいれば、それは陽向にとっても心地のよい物であるらしく、その表情には快楽からによる物が浮かび始めていた。
「この位ならじゃれ合いにしか見られないさ。陽向がアンアン言い出しさえしなければだけど」
「そうなるの蓮にぃの触り方がエッチなせいだと思う……んっ♡」
「それは悪かった。でも可愛い声あげてるのは陽向の方だぞ」
「だっ、だって気持ちいいんだもん。しょうがないじゃん……ひゃぅっ!?」
布の上から軽く割れ目を擦り、手を滑らせてアナルの入り口を軽く指で弄り刺激していく。
するとそれを快感と捉えた陽向は小さく身じろいだが、それを嫌がる素振りは無く、それを良い事にこちらも調子に乗っていく事にした。
「もぉ……蓮にぃのえっち、変態。外じゃんここ、恥ずかしいよ」
「嫌がってる声じゃあないな? ほらほら」
「あっ、そこっ、だ、ダメだってばっ……! バレちゃ……ぅっ♡」
普段よりもしっかりと声を抑えてはいる陽向だが、それがより一層艶やかになっているように感じて、もっと聞いてみたいと思わせられる声に変わっていた。
ただ、本気でやってしまうと此処に遊びに来た理由がそれてしまう。なので適度な所で止めてやるのがいいだろう。
「なんか変な感じ。お風呂でするのとも部屋とも違うし、バレそうなのがドキドキするのかも……♡」
「そうかそうか、気に入ったのなら少し──」
挿れてやろうか──そんな風に言って陽向をからかうつもりで、ほんの少しクロッチ部分をずらして割れ目を撫でていたら、不意に何かが浮上してきた。
「あっ」
「やべっ」
「…………すっげぇ……」
陽向と俺が短い声を漏らすの同時、目の前に浮上してきた小学生らしき少年も小さな声を零してきた。
そして陽向の股間があるだろう水中の方へ視線を向けたと思うと、慌てた様にその場で身を翻しどこかへ泳いでいった。
やっちまった。
「……ねぇ蓮にぃ。今、布捲ってたよね……?」
「……ほんのちょっとだけな」
陽向が頬を真っ赤に染めながらもこちらに向けてくる視線が冷たい。
「悪かった、すまん」
「~~~っ、バカっ」
恥ずかしさの頂点を超えてもここじゃ怒鳴るまでは出来ないらしい。
それでも抗議せずには居られなかったのだろう陽向の罵倒を素直に受け入れていく事にした。
今回ばかりは俺が全面的に悪い。
流れるプールでイチャ付いた後は、次のアトラクションを目指し移動していた。
水着を捲り目撃されるというハプニングはあったものの、そのまま流れるプールを楽しんでいたら陽向の方も気にするだけ無駄だと分かったらしく、今ではすっかり機嫌を良くしている。
「蓮にぃ! スライダーの人数空いてきたよ! あ、あそこなら一緒に乗れるかも。行こっ!」
「はいはい。……にしても凄い行列だなぁ」
「休日だからしょうがないって。それよりほら、早くしなきゃまた伸びちゃうし早く行こう!」
「っとと」
手を引かれて連れて行かれたウォータースライダーは、このプールに複数設置された中でも最も長いコースが有るらしく、その分速度も出やすくなっているとあって人気を誇る代物だ。
それに加え、二人乗りの浮き輪を使って男女で組む人々──つまりはカップルが多数を占める為に、ただでさえ時間が掛かるのに更に伸びてしまっていた。
「ほら、危ないからもうちょっと寄っておけ」
「うん。……ねぇ、蓮にぃ」
「んー?」
「なんか周りの目線がさぁ……気になるっていうかなんていうか……」
若干の居心地の悪さを訴えてくる陽向だが、それもそのはず。
俺達は周りのカップルと違い、明らかに年齢がずれているのに距離感が近いのも有って非常に浮き気味なのだ。その所為か、陽向の言うようにどこかチラチラと見られてしまうのも仕方がない事だった。
全く家族には見えないしな。
「気にするなって。ほら、これなら周りも見えないしいいだろ?」
「あっ、ちょっと……」
陽向を抱きかかえるように腕で抱え込んでしまえば、それだけで視界が俺で一杯になるから周りの事など見えなくなる。ついでに胸板へ顔を埋めさせる形で密着させれば、周りにも俺達の関係を主張できるだろう。する意味を問われれば全く無いのだが。
それに陽向から見えなくなったからと言って、周囲からの視線が無くなるとわけでは無いのだが些細な事だ。
「あぅぅ……なんか恥ずかしいんだけど。……でも温かい……」
「はい、ちょっと歩くぞー。陽向はそのままでいいからな」
「えぇっ!? もぉ、本当に恥ずかしいからぁ!」
陽向はそう言ってくるものの、腕でしっかりホールドしている以上逃げ出す事など出来ず、結局はされるがまま俺の腕の中に収まっている事になった。
周囲から、怪訝な目と生温かい目と鬱陶しそうな目を向けられながら列の先へと足を進めていくと、遂に待ちに待った順番が巡ってきたらしい。
係員の指示を受け、前の客がコースの入り口で準備している中、その隣へと移動すれば係員の女性と目があってしまった。
「彼氏さんが後ろで、その前に彼女さんで大丈夫ですか?」
「お願いします。ほら陽向行くぞ」
「えっ、あ、うぅ……うん」
陽向もまた女性の係員と目をあわせると、羞恥の色が強く滲んだ顔で小さく頷いている。
そんな陽向が可愛すぎたのでつい頭を撫でてしまえば、抗議するようなジトリとした目が送られてきたものの、本気で嫌がっている様子はなさそうだ。
もう一度強く抱き寄せ体を密着させていけば、それに抵抗らしいものを見せることなく、陽向の柔らかな感触がダイレクトに伝わってくるようになった。
「立ち上がったりしないでくださいね。では行きますよ~。それでは、いってらっしゃ~い!」
「せーの!」
係の合図を切っ掛けに勢いよくコースの坂に体を任せていけば、水と共に一気に滑走し始める。体に感じる風とスリルが楽しさに変わって、思わず笑顔になってしまうのを抑える事は出来なかった。
「あはははっ、速い速ーい!! 蓮にぃ凄いね!」
「いやホントこいつは凄いな! うわっぷ!? 水が……!」
「あははっ! びしょびしょだ!」
風と水飛沫を全身で浴びる陽向の様子は、本当に楽しくて仕方ないといった感じだだった。俺の方でも陽向の体が勢いに持っていかれ過ぎないように気を配って、しっかりと抱えながら楽しませるのにも協力していく。
そんな時間も数十秒を過ぎてしまえばあっという間にコースの終りへ到着し、大きな着水音と共に浮き輪は水の中へと突き刺さっていった。
スライダーからの最後のプレゼントを堪能し、プールに沈んでいた陽向の体を抱き起こして引き上げてやれば、水面から顔を出してきた陽向はとても楽しそうに笑っていた。
「すっごい楽しかったね蓮にぃ! もう一回行こう!」
「そうだな……って、おい陽向」
水中に居たせいで分からなかったが、引き上げた瞬間それに気づき注意したものの、時既に遅し。
陽向の豊満な双丘を隠す役目をしていた布は衝撃によって上へとはだけ、その肌色の大きな柔肉も、頂にある綺麗な桜色も惜しみ無くさらけ出していた。体は既に水から出していた為、周囲に見せ付ける結果となり、周りにいた男共はチラチラと盗み見ていた。
「きゃあっ!?」
本人も状況を把握できたのか慌てて水中へ姿を隠し、両手で胸を覆い隠して恥じらいで頬を赤く染めたその表情は、男を煽るには十分すぎる様に思える。
俺を見てくる視線にどことなく責めてくる様な物を感じるが、今回は俺は悪くない。
「うぅ~。み、水着直してたらまた見られそう」
「早く戻せって。そのままじゃ出られないだろ?」
「そうなんだけどさ、恥ずかしいよ」
「諦めろ。油断してたお前が悪い」
俺がそう言えば観念したのだろう、陽向は覚悟を決めたのか水着のズレを直していく。
ただ、そんな姿も周りの注目を浴びる結果となっていたのには、きっと当の本人は最後まで気付かないんだろう。
ウォータースライダーの後もいくつかのプールやアトラクションを楽しんでいくと、陽向は終始ご機嫌である。
そんな様子が伝わってきて俺としては内心安堵していた。折角のデートで恥ずかしい目に遭ってばかりよりはずっといい。
昼食で腹を満たし、腹休めに設けられたデッキチェアの一つを借りて二人で寛いでいれば、陽向がポツリと呟いてくる。
「……なんかさぁ」
「ん~?」
「こうしてると、わたしと蓮にぃが……その……あれみたいだなぁって」
「カップルみたいだって? 並んでる時も他の時も散々イチャ付いてたんだし今更だろ?」
他に知り合いの目もなければ、通りすがりの顔なんて覚えてないだろう事を良い事に、堂々と俺が返していく。陽向は言葉に詰まっているが、顔を見れば図星だったのが一目で分かった。
そんな陽向の横に座り直し、その肩を抱き寄せてやれば、そのまま抵抗する事無くこちらへ身を預けてくる。
互いの距離が更に近くなり、密着している事で陽向の甘い匂いを間近で感じられる。それは陽向もまた同様だろう。
「家じゃもっと色々してるだろ? それに普段だってどっか出かけたりだって」
「そっ、それはそうだけど、そうじゃなくって……。こういう誰も知らない所だと周りからもそう見られてるんだろうなって思ってさ……それが……その……」
「嬉しかったのか」
「……うん」
肯定するのが照れ臭いのか、小さな声になりながら返事をする陽向。その仕草が何とも愛くるしく、もっと意地悪がしたくなってしまいたくなるがここは公共の場。我慢だ。
「蓮にぃは本当にわたしなんかでいいの? もっとその……他に居るんじゃないの?」
「何だよ陽向は不服なのか?」
「だってわたし、まだ子供だし……元は……」
不安げに陽向が聞いてくる。
自分を卑下しつつも、俺を心配させないように必死に気を使おうとしているのだろう。だからこそ俺の方からも言ってやらねばならないと思った。
「いつも言ってるだろうが。お前だから手出したんだって」
見た目に惚れ、都合よくヤれそうと思ったのが始まりにしても、こいつを手放したくないと、そう考える程の想いを抱いているのは紛れも無い事実である。だからこそ今日だって一緒に遊びに出かけたんだ。
耳元で優しく、不安を払拭してやれるように意識して声を掛けていく。そして耳元で囁きながら肩に置いた手で更に陽向を抱き寄せると、そのまま唇を重ねていった。
ほんの一瞬ではあったが、触れた陽向の唇はいつもよりも熱い気がした。
「んっ……はぁ♡」
顔を離す際に名残惜しむかのように、陽向の吐息が漏れてくる。
「……ごめんね、変な事言って心配かけて。でもね、蓮にぃの言葉で安心できた。嬉しいな……えへへっ♡」
「ならよかった」
まだ幼さの抜けきらない顔で照れた笑みを浮かべる陽向が本当に愛しく思える。それと同時に陽向への想いの強さにも改めて気付かされた気がした。
そしてそのまま腹が落ち着くまで休むかと思っていたら、陽向がツンツンと腕をつついてくる。
「どうした? 行きたい所でもあったか?」
「違くって……えっと、その……」
陽向の視線が下半身に向けられれば、言いたい事が嫌でもわかってしまう。
「……少し早いけど帰るか?」
「うん……。ちょっと我慢できそうにないかも」
恥じらいながら、しかしその声色には期待の色も混じっているのを感じ取り、それに俺の方まで釣られていく物がある。
「じゃあ行くとするか、ほら」
手を差し伸べてやれば、それを取りゆっくりと陽向が立ち上がってくる。
陽向に浮かぶ表情はもう完全にその気である。
「蓮にぃの……早く欲しいなぁ♡」
上目づかいでねだり、甘えてくる姿は男なら誰しもがクラリとしそうな物。そんな事を自然とできる様になった陽向の手を引っ張って、足早にプールの外へと向かう。
帰りに寄れそうなホテルを探すべきだろうかと頭の中で考えながら。
前の話の分も含めてセリフの改行変えてみました。