近所の中学生がTSしたので都合のいい女にしていこうと思う 作:あるぺん
「あーつーいーよー!」
「あんまり暑い暑い言わない」
「むーりー……溶けそう……」
七月に入り、昼下がりを過ぎたと言うのにまだまだ盛んな夏の日差しを受けながら陽向を見やれば、背中に流れる汗と少し肌に張り付いたシャツ姿。そしてシャツを濡らす程に漂う汗の匂いに、自然とムラッときそうになってくる。
が、それ以上にこの暑さが体力を奪っていき、ただ足を動かしているだけで辛く、陽向に手を出すどころではなかった。
「バイク乗ってけばよかったじゃんかー」
「五分もしないコンビニに行く程度で一々使えるか。第一、この前乗せたらお前ケツが焼けるなんて騒いでただろうが」
「だって本当に熱かったし……」
「お前の尻がでかいから当たる部分が広いんだろ」
パチンと隣を歩く陽向の尻を叩いてやれば、その反動に押し出されるようにして短い悲鳴を発してきた。
「セクハラだ!? 変態!」
「誤解招く事を道端で叫ぶんじゃない、ほら着いたぞ」
「ちぇっ。何にしよっかなぁ。かき氷……あ、やっぱアイスにしよっかな」
陽向が店の方へ足を速めて行くと、俺の手首を握りながら入っていく。
そんな様子を見られるのも気にしなくなってきているのか、最近の陽向はこういった行動をすることも少なくなかった。
「新作あるじゃん! でも小豆とかきな粉のやつも……あ、期間限定のもいいなぁ」
「奢るのは一つだけだぞ」
「えー? 蓮にぃのケチ」
「ケチじゃない。最近アイスだって高いんだからな?」
数を買うつもりならスーパーで纏めて購入するものだ。決してコンビニで何種類も買う物ではない。
「ねぇ蓮に~い~、ダメぇ?」
随分と女らしい仕草が板に付いてきた陽向のおねだりの威力は高い。
以前より少し伸びた髪を整えたショートボブを掻き上げながら、甘える様な声色で囁いてくる姿は、どこを切り取っても可愛らしい女その物。おまけに身長の都合で、陽向は自然と上目遣いになるし、こちらからは胸の谷間だって拝み放題である。
元の中性的だった顔からよりボーイッシュな少女の童顔になった今、分かってやっているとすれば中々に小悪魔的ではないだろうか。
「…………二つまでだぞ」
「もう一声っ! ね~ね~」
ああ、陽向の胸が柔らかい。
「~~~っ! 三つだ、これで最後! 以上!」
「蓮にぃだーいすきっ♪」
惜しくない。惜しくないったら惜しくないのだ。可愛い女の為ならこの位安いものではない。これで困窮するほど稼いでないわけでもないから問題ないのだし。
そう自分を納得させる事にし、財布の中身と相談しつつ、ぼんやりと店内を見ていたら陽向から声が掛けられた。
「んっふっふ~、きっな粉っ♪ あっずっき♪ ショッコラ~♪ 後は……これとか美味しそう、蓮にぃは?」
「あー、ソーダの奴」
「安い奴じゃん、いいの?」
「安くても美味いだろこれ。……おい、一つ多いぞ」
陽向の持つカゴの中には四つものアイスが入っていた。それも高級志向のだ。
「えへっ」
「えへって、お前な」
「いいじゃんいいじゃん。ねっ?」
「はぁ……後で覚悟しろよ」
陽向からカゴを受け取りレジへ向かう際に小言を漏らしていく。
会計の最中、縋るように背中から抱き着かれてしまえば、陽向を咎める事など出来るわけがなかった。その代わり、後でたっぷりとお仕置きをしてやると心に誓った。
会計を済ませて、また暑い日差しを受けながら、アイスが溶ける前にマンションまで足を急がせていく。
そしてお互いに一つずつアイスを頬張りながらエレベーターに乗りこんでいった。
「美味しい~、けどもうこんなに溶けて来ちゃってる。そっち大丈夫?」
「冷凍庫入れとけばまた固まるだろ。カップアイスだしな」
「……はい蓮にぃ、あ~ん♪」
「ん」
食べていたアイスを口から離し、陽向の物を一口貰う。あまりにも自然な流れだったので特に疑問もなく受け入れてしまったが、随分とまぁ進歩した物である。
「美味しい?」
「美味い。それじゃお返しだ」
自分の手元にあったアイスキャンディを一口齧ると、陽向の顎に手を掛けて口移しで食べさせていった。
「あ……んむ♡ ……んくっ♡ ……ごちそうさま、蓮にぃ」
顔を綻ばせながら唇に付いた汁気も舐め取るその様子は、まさに色気付いた思春期の少女そのもの。
ここ最近の陽向は、もう完全に女だと自認した上での言葉と表情を見せるようになっている事を考えれば、もう俺の物になったと思ってしまっても仕方がないだろう。少なくともそうであれとは願っている。陽向の体も心も、全て俺の物だと。
そうこうしている内にアイスを口に放り込み、エレベーターが止まり部屋を目指していけば、陽向の家の前に誰かが立って居るのが見えた。
「陽向か? 外出てたのか」
「タケじゃん……なんか用?」
陽向がタケ、と呼んだのは茶髪のジャージ姿の男。背丈や見覚えのあるジャージから鑑みるに、恐らく陽向と同じ中学に通う生徒なんだろうが、生憎と俺は知らない相手だった。
陽向と顔見知りなのだろう事は雰囲気から何となく分かるのだが、当の陽向本人はどうにも声色からして嫌そうな物があるのは確かで、それに比例するように、俺の背後に隠れるようにしながら顔を見せて睨みつける様な視線を送っている。先程までの雰囲気はどこへやらと言った具合だ。
だが、こいつがこうなるという事は恐らくは同級生。それも恐らくは陽向に心無い事を言ったか、避けてしまった類の。
いつかの女の子達に加えてまた一人増えたか、なんて考えつつ、ひとまず背中に隠れた陽向を宥めていく。
「陽向、ステイ、ステイだぞ。駄目っ、ノー!」
「誰が犬だ!」
陽向のツッコミに続けて男子もこちらを睨み、警戒するような様子を見せてくる。
「あんた誰?」
「俺はそこの家の者。陽向のお隣さんで、こいつの第一発見者。諸々の事情は知ってるぞ」
隣の扉を指差してやりながら軽く自己紹介をすると、タケとやらもひとまずこちらの事は分かったのか、まだ睨みながらも頷いていた。
目上にどうこうと言うつもりはないが、若干失礼な子だな。
「……ふーん。まぁいいや、陽向、ちょっといいか?」
「よくない、帰れ」
陽向の返答は酷く短く素気なかった。
そして俺の後ろで威嚇し続けている姿にどうすればいいんだかと頭を掻きつつ、取りあえず場を収める為に一つ溜息を吐きだすと、この少年と向かい合う様にして口を開く事にした。
「タケ君? だったか? こいつの同級生だよな、多分」
「……武田っす」
「そうか、武田君な。どういう要件か俺が聞いてもいいかな? ほら、こいつこの通りだから」
腕を上げ腋の間から陽向の顔を覗くと、ウルルルとかシャーッとか言いそうなくらいに警戒した眼差しと表情だった。本当に犬か何かかお前は。
武田君もそれには苦笑いしつつも、言うか言うまいか迷っているようだった。
「別にちょっと言いに来ただけってか……その……」
「あぁ……あれか、田中さんだったか? あの子達から陽向の事でも聞いたかな?」
立て続けに来たのだからもしやと思って口を挟んでみると、それは正しかったのか、武田君は頷いて言葉を繋いできた。
「……そうっす。田中と山田から陽向見たって話聞いて、それで俺、ちゃんと謝んないとって……」
「は? 謝る? 人がこんなに大変な目にあったのに? 親友だとか言ってた癖にオレの事避けて、他の奴等と一緒に気持ち悪いとか言って、こっちがどれだけ──」
「はいステイステイ……いってえ!?」
「犬扱いしないで!」
「噛むな馬鹿!」
売り言葉に買い言葉とならないよう、口を押えようとしたら思い切り噛まれてしまった。陽向を宥めつつ、手を確かめて見ると歯形まで残っていた。
あちらはあちらで、そんな俺達を見ながらバツが悪そうにしている。
「……本当に悪かった。周りが騒ぐからそれに釣られたのもあるけど……どうすればいいか分かんなかったんだ」
「…………」
「それで他の連中も……まだ言ってる馬鹿はいるけどさ、段々、皆冷静になったっていうんかな。陽向に酷い事したなってなってきて、それで田中達からお前の事聞いて……」
「……だから? 許せっての? ふざけんな」
「そうじゃねえって。許して欲しいとかじゃなくてさ……ごめん。悪かった。……それだけだ」
武田君は頭を深々と下げて、陽向へと謝罪していく。少なくとも俺の目には真摯な態度に見えたので、それに水を差してはならないと、陽向にも黙っておく様にジェスチャーを送っておく。
頭を下げている姿を見れば陽向の顔が少し曇っていき、何かに悩むように唇をぎゅっと閉じていく。何かを耐えているようなそれを感じて頭に手を伸ばしてやれば、振りほどく事なく撫でさせてくれた。
そのまま十数秒は経っただろうか。陽向が俺の服を掴んだ後、小さく頷いていき、武田君の前に立った陽向は静かに口を開いた。
「……なぁ、これ見てどう思う?」
「これって?」
「今のオレ。それと服。気持ち悪いか?」
「……正直言って分かんねえ。でも気持ち悪いとかそういうのはないし、服も似合ってると思う……」
「そっか。オレはもう女でもいいやって思ってる。戻るとかそんなの全然分からないし、多分戻れないだろうし」
「…………」
陽向もどこか吹っ切れたのかもしれないが、やはり変わってしまった事が辛いのには変わりないのか、一つ深呼吸をした後に続きの言葉を吐きだしていく。ただ、そこにはもう武田君への敵意は無かった。
「もう気にしないでいいよ。タケの言いたい事は分かったから。……また学校行くかは分かんないけど、それでいい?」
「あ、ああ。ありがとう……!じゃあ、またな!」
武田君はどこかすっきりとしたような顔をすると、そのまま去っていった。
それを最後まで見届ければ、ようやく二人っきりになって肩から力が抜けるのと同時、背後からの衝撃で体勢が崩れてそうになる。
「おぉっ!? ととっ……なんだよ陽向、服が伸びるから掴むなって」
「……はぁ~~……蓮にぃごめん。それとありがとう……」
「分かった分かった。あれでよかったのか? もっと言ってやりたい事あったんじゃないのか?」
親友だというくらいに仲が良かった相手に、突然距離を作られ避けられる様にされれば恨みの一つも覚えるだろう。あの二人とどれだけ親しかったかは知らないが、武田君とやらに関してはもっと何か抱え込んで居たっておかしくはない筈だ。
こちらの問いかけに陽向は少しだけ迷っていた様子だったが、小さく微笑んではぽつぽつと言葉にしてくる。それが今の陽向の素直な心なのだと思った。
「……別に言ったってしょうがないし。それで戻るわけでもなければ戻りたくもないし。あいつが謝ってきたならそれでおしまいでいい。嫌な思いはしたけど、あんまり引きずるのも馬鹿馬鹿しいかなって思ったんだ」
そう告げた顔には、陰りの類は一切見えなかった。少々の諦めは有ったのかも知れないが、こういうのも悪くはないと思っている様だった。
そしてそんな様子は、俺にとっても喜ぶべき事であり、陽向にはこれ以上辛い想いをさせるのは避けたかったのだから、結果としては上等と言える物だ。
「言いたい奴には言わせておけばいいかなって。蓮にぃと一緒に居られればいいもん。それにこんな見た目になって、こんな事にもなって、また皆と元通り付き合えるとも思えないし」
少しだけきつい物言いが見えはしたが、仕方はないか。それでもまた仲良くなっていければいいのだが。
「そうか」
「でもやっぱり学校には行かないとなーって。だから、うん……もうちょっと頑張ろうって思った」
「まぁ、中学生ならもうじき夏休みだろ? 急ぐ事ないさ」
陽向が自分から前へと歩くというのは悪くない変化だ。俺を慕い頼りにする姿とは別に陽向が元気になるのは、こちらにとっても喜ばしい事である。
そんな陽向の髪に手を掛けて軽く撫でれば、陽向もまた俺の手に自ら顔を擦り付けていく。犬猫が甘える様な仕草に微笑ましさを感じながらも、それが何とも愛おしい。
「それじゃ家入るか。アイス食べて……あっ!?」
「溶けてない!? 蓮にぃ早くドア!」
「分かってる!」
中に入り確かめていけば、買ってきたアイスは全滅していた。カップの中で溶けているのだけが救いか。再冷凍して戻るだろうか?
「仕方ない。暫く入れておこう」
「あぁ~……せっかく買ったのに……」
「諦めるしかないな。俺としても痛い」
折角奢ったというのに、食べられる事無く冷凍庫に仕舞う羽目になったのは些か悲しくなる。とはいえ陽向が悲しそうな顔をするのも辛く、また同じものを買ってやるからと慰めておいた。
そんな会話を交わしつつリビングに向かい、ソファで寛げば陽向の様子を探る事にした。
陽向の心の傷に関してはひとまず落ち着く事は出来たし、同級生への蟠りの一つも解けた。ならば俺の方からしてやれる事と言えばただ一つ。
「……陽向。こっち来い」
手招きしながら陽向を呼ぶ。それだけで陽向には意図は通じたのか、一瞬で頬を朱に染め上げてきた。
「あ、えっと……するの……?」
「最近出来なかったしな。時間ある内にやるぞ」
「……うん♡」
頷いた後に陽向がゆっくり近づいて来て、座っている俺の膝に跨ってきた。そうして陽向と目を合わせていけば、その顔を赤くしながらも艶を纏っていくのを感じられる。
俺自身、陽向がここまで従順に従うだなど思いもしなかったが、結果的に言えば俺達は上手い事やれているのだろう。そう思いたい。
目の前の体を引き寄せて密着させていき、その背中を撫で上げると陽向の体がぞくっと震えるのが分かった。
「服脱げ、下着も」
「はーい」
陽向が素直に頷いて、シャツの端を摘んで捲り上げて、ブラをも取っ払えば大きな胸とピンクの可愛らしい乳首が顔を出す。続いてスカートとその奥に隠れたショーツも脱いでしまえば、一糸もまとわぬ陽向の姿があった。
「蓮にぃ……♡」
甘えるように俺の事を呼んだかと思えば、胸板へ豊かな双丘を当ててくる。そしてそのまま体を擦り付けるように、ゆるゆると上下させてきた。
「んっ、ふぅっ……んぁ、あ、はっ……♡ ふぁ、んぅぅっ!」
「胸当てただけで随分雰囲気出してくるな」
陽向が小刻みに体を震わせて、艶かしい声を零していく。
その顔を見れば、いつもの明るく快活としたものでもなければ、先程まで見せていた辛さを押し殺していた顔でもない。女の物になった陽向のそれがあった。目に宿る色も蕩けていて、既に発情しているだろう事がよく見てとれる。
「だ、だって久しぶりだし……一人でしても、全然物足りなくて……あぅ♡ ……蓮にぃとじゃないと、嫌で……んんぅ、ねぇ、蓮にぃもして?」
陽向は体を押し付けてきたまま甘い声を出し、俺の頭へと手を伸ばして自身の胸に埋めようとしてくる。元々の近い距離も相まって陽向の息づかいと匂いを間近で味わえば、こちらまで頭がクラリとしてくるようだ。
それに逆らわず、陽向の胸へ手を添えて包み込みつつ、ゆっくりと捏ねる様に揉み込んでやる。
「ふぁ♡ あ、あっ……!」
柔肉を指で押し込む度に陽向の体からも力が抜けていくのがよく分かる。そんな状態で体を好き放題されるのがいいと、その瞳が雄弁に語っていた。
胸へと顔を寄せて乳首を口に含むと、そのまま歯を軽く立てていく。少し強くした程度だったが、それに陽向は大いに乱れてくれた。
「ひぅっ♡ あ、あっ……あぁああっ♡」
陽向の胸元で水音を響かせるように舌を使っていけば、その刺激だけで更に昂ってきたのか、陽向の股座からは愛液が滴ってくる。更にもう片方の手でその股間に軽く触れ、陰核に軽く指を当てただけでビクッと体を跳ねさせていった。
「もうびしょ濡れだな。そんなに待ちきれなかったのか?」
「あ、ひぅっ……だ、だって……ん♡ んんんぅ♡」
割れ目に沿わせて指を往復させると、粘性を高めながらも零れる愛液によって、くちゅりくちゅりといやらしい音色を奏で始めていった。それがより羞恥と快感を煽っているのか、陽向は耳まで紅くし、瞼をぎゅっと閉じて、シミひとつ無い綺麗な腹を見せるよう背中を反らしていく。
「あっ、やっ! 両方、だめぇ、気持ちいい……からぁ!」
「ならもっとやってやらないとな」
陽向の体を責めれば責める程に灯った欲は燃え上がっていったのか、その息を更に荒らげ、腰をヘコつかせながら全身を赤く染め上げていく。
そんな陽向の様子は、実にこちらの目と心を楽しませてくれた。
「はぁんっ! ……蓮にぃの指……いいよぉ……んんんっ……♡」
「気持ちよさそうな顔になってるぞ、陽向は相変わらずエッチな女の子だな」
目と口が半開きになってきて、今の陽向を形容するには、淫らという単語がこれ以上似合うものはないと思わせてしまう表情だ。
目の前の体から漂ってくる甘ったるい雌の臭いに当てられるように、陽向の胸と秘部への刺激に、更に激しい物を追加していく。
「そんな事言わな……ぁひぃいいぃいい♡」
乳房の根元から鷲掴み、強弱を付けつつ捏ね上げも加えてやる。陰唇に這わせていた指を更にその中へと差し込み、クリトリスを親指で押しつぶすように刺激をすれば、陽向は面白いように反応していった。
陽向自身はまだ何かを口走ろうとしていたが、それは叶わなかった。
「やっ、それぇ、だめ、だめ……!」
陽向の声が大きくなっていくと同時、その体もガクガクと震えさせていき、そのまま快感を与え続ければ陽向は俺の頭に手を掛けてきた抱きつく様に腕の力を込めてきた。
「あっあっあっ! イく……イクっ……蓮にぃ……だめ、も、らめぇ……っ!!!」
それに伴い陽向の中はきゅうきゅうと指を締め付けるように蠕動を始めてきた。陽向がイキそうな時のサインが次々と現れてくれば、ここぞとばかりに攻め手を速めていく。
「ほら、思いっきりイけよ……お前がイクところ、しっかり俺に見せてみろ」
そして止めを刺す様に囁けば、陽向は顔から涙や唾液といった、あらゆるものを溢しながら絶頂していった。
「イクっ、イクぅ、ふあああぁぁああっ!!!」
体を大きく痙攣させながら、盛大に嬌声をあげる陽向。絶頂の快感を受けて止めどなく潮を噴いていけば、俺と陽向の太ももを盛大に濡らしていった。
ソファも軽く水浸しになったのは致し方あるまい。それよりも陽向が気持ちよくイケたかどうかの方が重要だ。
「あ、はぁぁ……♡ んっ♡」
余韻を味わっているのか、陽向が全身はくたりとさせ、もたれかかる様にして抱きついてくる。それを受け入れつつ、陽向の頭を一つ二つと叩いてやれば、陽向は絶頂直後の気怠そうな表情に微笑みを乗せ、甘える様に顔を擦りつけてきた。
「……気持ちよかったぁ♡ やっぱり蓮にぃの指すっごくいい……♡」
「俺の価値は指だけか? 寂しいなぁ」
「そんな事ないって。蓮にぃにされるのは全部気持ちよくって、安心できて好き……♡」
「まぁ、分かってて言ってるから気にはしてないさ」
そう笑いかけて、陽向と見合いキスをする。お互いに軽く口を開けて唇を重ねれば、その隙間から互いの唾液が混じっていった。そのまま何度か角度を変えて、舌を絡めて吸い付けば、陽向がそれを受け入れる様に吸い返してきた。
暫くその唇を堪能した後、どちらからともなく顔を離しお互いに荒げた息を吐いていく。すると、俺と陽向の間へと繋がっていた銀色の細い糸が途中でプツリと途切れていった。
そして陽向の方を見てみれば、その目と頬を上気させ、まだまだ物欲しそうな色を浮かばせていた。
「もっとする?」
陽向の手がこちらのズボンへと伸び、ゆるゆると撫でてくる。
「当たり前だ。お前の体見て我慢できるわけがない」
「きゃっ!?」
俺と二人きりの時は、反応の何もかもが女その物になっている事に、本人は気付いているのだろうか。恐らくは気付いているだろうし、陽向自身がそう在ろうとしているのも確かな筈。
それは俺としても嬉しくあり歓迎すべき事なのだが、あまりにもあんまりな変わり様に少しだけ心配にはなってしまう。まぁ、今更な心遣いであるか。こちらから手を出し、女になりたがるように、戻りたくなくなるように仕向けたのは紛れも無く俺なのだから。
陽向を抱えたままソファの上で体勢を入れ替えていけば、そのままゆっくりとソファへ寝かせていく。陽向もその先を期待しているのか、両手を広げてこちらに伸ばしてきていた。
「お前が欲しい。いいよな?」
「うん、わたしも、蓮にぃがほしい……♡」
お互いに顔を見合い、言葉を交わせば、また一つ深いキスをしていく。
そこに浮かぶ表情はどこまでも雌であり、俺の求める愛しい女のそれだった。