「はぁ……やっと久々の休暇かぁ」
私──ネイア・バラハは、未だ馴れない立派な自室でベッドに腰掛けていた。
窓から差し込む夕陽が部屋をオレンジ色に染め、埃っぽい空気が少しだけ暖かく感じられる。
今日もまた、タネヅ様の教えを広めるための説法を先ほど終えたばかりだ。
『正義とは何か』『力とは何か』
かつて聖騎士として学んだこととは異なる、タネヅ様の現実主義的で、それでいて確かに民を救う哲学。それを言葉に変えて伝えるのが私の使命だ。
昔は目つきの悪さに怯えられることが多かったが、人前で話すことに少しは慣れたのか、今では皆さん熱心に耳を傾けてくれるようになった。
賛同者も増え、教団は日に日に大きくなっている。
(明日…何をしよう……)
部屋の中はしんと静まり返っていた。
遠くで鳴る鐘の音が一瞬耳に届いたが、それもすぐに消える。まるで世界が私を置き去りにしたかのようだ。
この静けさがいつもなら落ち着くのに、今日はなぜか寂しく感じる。
瞼の裏にタネヅ様のお姿が浮かび──いつの間にか眠りに落ちていた。
翌朝、眠りから覚めると外はまだ薄暗かった。寝すぎたわけでもないのに、体が重い。
布団の中でぼんやりと天井を見つめていると、あの日の記憶が蘇ってきた。
タネヅ様御一行が聖王国を去られた日──ヤルダバオトを打ち破り、民衆が歓声を上げる中、御方は仰った。
『たまに様子を見に来るし、なんなら魔導国に遊びに来てくれても構わないからな?』
そして、シズ先輩も。
あの言葉数が少なく、感情の薄いメイド悪魔の彼女が、『……また会いに来る』とはっきり伝えてくれた。あの瞬間、心が歓喜に満ちたのを覚えている。
それ以降、あのお言葉が飾りものではなかったと証明するように、実際に何度か足を運んでくださった。
「最後にお会いできたのは…3ヶ月くらい前かぁ。もう会いたくてたまらないなんて…あぁ、いと尊きタネヅ様……」
つい独りごち、苦笑が漏れてしまう。
(こんなんじゃ、タネヅ様に『しっかりしろ』って笑われちゃうよね。…よし、頑張れ私!)
気合を入れてベッドから起き上がろうとしたその瞬間、部屋の空気が重くなり、空間がぐにゃりと歪んだ。
「へっ?」
目の前に、漆黒の門が開く。この魔法は──
「…タ、タネヅ様!? シズ先輩まで!」
「早朝から驚かせて悪いな、ネイア」
深く響く声が部屋に満ち、慌てて立ち上がる。
外出の際に装着される、いつもの──泣いているような怒っているような、異様な外見の──マスク姿ではあるが、この声、何より圧倒的な存在感。間違いなく至高の御身だ。
そしてその隣には、メイド服姿のシズ先輩が無表情で立っていた。
「うそ…どうして……」
「今日はシズが有給を取ってるんだ。ネイアに会いたかったらしいぞ」
「……タネヅ様、連れてきてくれた…」
「シズ先輩が…?」
『ゆうきゅう』という言葉の意味はよくわからないが、とにかく今日はお休みなのだろうか。
そして、彼女はいつものように淡々と、でもどこか柔らかい声で言った。
「……ネイア、元気そうで、よかった。あいたかった」
その一言に、想いが込み上げて、みるみる涙が溢れ出した。
「わたしもっ゛、お会いしたかった、です゛っ…! タネヅ様…シズ先輩…っ!」
「……相変わらず、泣き顔も味がある」
「味があるて…。あー、それで何をするとか決めずに来てしまったんだ。このまま聖王国を見て回ってもいいが、ネイアはどうしたい?」
「っ! では恐れながら、魔導国へお伺いしたい、です…」
確かに聖王国の現在の様子などもお見せしたいが、ここは思い切って正直に答える。
「……後輩は欲望に忠実。でも、その心持ちは素晴らしい」
「決まりだな。でも、ネイアはこの教団の代表だろ? 急にいなくなって大丈夫か?」
「元々お休みなので問題ないかと! あ、でも秘書…のような方と、いつも家事をやってくださる女性がいらっしゃるので、そのお二人には伝えておきます!」
「……ネイア、なら早くしないと、タネヅ様、お待たせしちゃう」
「うっ、そ、そうですよね! すぐ済ませます!」
──ベルトランさんたちには『魔導国に視察で出かけます!』とだけ伝えた。突然のことに動揺していたが、タネヅ様のお姿を見て察してくれたようだ。
(どうしよう、嬉しすぎるよ…! 何かお土産買ってこなくちゃ!)
内心で教団の皆さんに感謝の念を抱きながら、部屋に戻って荷造りを始めた。
簡素な鞄に着替えや必要最低限の品を詰め込み、少しだけ丁寧に髪を整え、身だしなみを確認する。
荷物を抱えて、外で待っていたお二人の元へ向かう。朝の静寂の中、太陽の光が彼らの姿を柔らかく照らしていた。
やっぱり夢じゃない。本当に、私に会いに来てくださったんだ。
「お、来たな。じゃあ出発するか」
タネヅ様が手を振ると、再び
シズ先輩が私の手を握り、その小さな手に力がこもっているのを感じて、なんだか温かくなった。
そして、ゆっくりと暗闇の門をくぐる。
◇
アインズ・ウール・ゴウン魔導国の首都、エ・ランテル。
かつて王国領だったこの都市は、今やタネヅ様の統治のもと、とても繁栄している。
通りには人間や亜人種が混ざり合い、活気が溢れていた。
通りすがりの子供が「シズちゃんだー!」と手を振っている。子供たちを微笑ましく見つめながら、都市の中心にある王城へ向かった。
エ・ランテルの元都市長の邸宅を改装したものらしいが、御方の御威光がそこかしこに感じられる立派な建物だ。
王城内の応接室に通され、ソファに腰を下ろす。
タネヅ様は大きな椅子に座り、先輩は私の隣にちょこんと座っている。部屋には静かな空気が流れ、窓からはエ・ランテルの街並みが見えた。
あぁ、本当に魔導国にまたやって来たんだ!
「ネイア、さっきも思ったんだが、疲れてるんじゃないか? ゆっくりと休んだらいい」
「いえ、こうやってお会いできただけで、疲れなんて吹き飛びます!」
「……無理しちゃだめ。休むのも、大事」
「…ありがとうございます。じゃあ、少しだけ…お言葉に甘えますね」
リュミエールと呼ばれていたとても綺麗なメイドの方が紅茶を用意してくれて、3人で穏やかな時間を過ごす。ちなみに先輩はあの時も飲んでいたチョコレートドリンクだ。
タネヅ様が教団の活動について尋ねてくださり、熱心に答える。そのたびに二人が満足そうに聞いてくださるのが本当に嬉しかった。
(やっぱり、シズ先輩と一緒にいると落ち着くなあ。それに、タネヅ様も相変わらず素敵…)
この奇跡のような再会を噛みしめていると、シズ先輩がチョコレートドリンクを置いて、こちらをじっと見ていた。
「……ネイア、顔がニヤけてる。タネヅ様に会えて嬉しいのはわかるけど」
「えっ、な、何ですかそれ! 先輩こそ、いつもタネヅ様にべったりじゃないですか!」
「これくらい、べったりの内に入らない。べったりってのは、夜に──」
「あー! はいはい、わかった! ところでネイア、今晩はどうするつもりだ? どこか宿を取るか?」
タネヅ様が慌てたように声を張り上げたのが気になったが、その問いに考え込んでしまう。
確かに、聖王国から急にこちらへ来たのだから、宿泊先なんて決めていなかった。
でも、タネヅ様とシズ先輩が一緒にいるこの状況で、お二人と離れたくない。
…私いつからこんなに我儘になっちゃったんだろう。
「えっと……お二人は、明日までエ・ランテルにいらっしゃるんですよね?」
「予定ではそうだな。シズの有給休暇に合わせて、今日はここで過ごすつもりだ」
「それなら……大変厚かましいお願いなのですが、その…シズ先輩と一緒の部屋で、過ごさせてはいただけないでしょうか…?」
その瞬間、部屋に静寂が流れた。
タネヅ様が居心地悪そうに私たちを交互に見つめる。
(やっぱり図々し過ぎた…? うわーやっちゃった! どうしよう……)
「……あー、シズと一緒か。まあ、王城に泊まるのは構わないんだが……」
タネヅ様が少し困ったように顎を撫でると、シズ先輩が平然とした声で、衝撃的な台詞を発した。
「……今夜は私がタネヅ様の夜伽番だから、無理」
「ちょっ、おまっ」
「えっ!?」
思わず声がひっくり返りそうになる。
夜伽って、その…そういう意味だよね? 頭の中でその言葉がぐるぐる回って、どう反応していいか分からなくなった。
「そんなストレートに言うなよ…反応に困ってるだろ」
「……事実だから、仕方ない、です」
平然と返すと、タネヅ様はため息をついてこちらを見た。私は目を泳がせながら、なんとか言葉を絞り出す。
「そ、そうだったんですか〜。じゃあ、私は邪魔になるだけですし、別の部屋で──」
その言葉を遮るように、シズ先輩が冗談か本気かわからないトーンで口を開いた。
「……でも、ネイアがその気なら、お裾分けしてあげてもいい。…タネヅ様が許可するなら、だけど」
「おい、シズ!?」
「ええっ!?」
今度は本当に声が裏返ってしまった。シズ先輩の提案は、タネヅ様にとっても想定外だったようで、すぐに私の方に視線を移す。
「許可というか…お客さんとして来てる訳だし、そういうことをさせるのはなぁ。いや、もちろん嫌とかじゃないぞ? むしろ嬉しいくらいだが」
そのお言葉に、優しさや気遣いが滲んでいるのを強く感じる。
「で、で、でも! 私、シズ先輩みたいに可愛くないし、アルベド様のように女性らしい身体つきをしてる訳でも…きっと、ご満足頂けないと思います……」
「……大丈夫。タネヅ様はすとらいくぞーんの広いお方。…私だって、アルベド様のようにぼんきゅっぼんじゃないけど、タネヅ様はよく『シズたそ~愛してるぞ~』と仰ってくれる」
「ま、まぁそうだな。ネイアのことは普通に可愛いと思ってるし、二人とも好きだぞ。でもシズ、あんまり変なこと──」
「こないだも『ぐへへへへ、無表情ロボ娘の乳首舐め手コキは捗りますなぁ』と喜んでくれた」
「すいません勘弁してください」
「…タネヅ様…シズ先輩…っ!」
ところどころ言葉の意味はわからなかったけど、お二人が私を受け入れてくれるのは伝わる。
その優しさで、自分の中で何かが弾けてしまった。
「…タネヅ様が、私でもそのような気持ちになってくださるなら、その…ご、ご奉仕を! させて頂きたいです!」
「お、おお、ネイアがその気なら断る理由もないけど……シズも本当にいいのか?」
「……はい。ネイアとなら…」
先輩が一緒なら少し安心できる。
そして何より、タネヅ様と…そういうことをするだなんて、想像しただけで頭がおかしくなりそうだ。
「じゃあ…決まりだな。今夜は俺の寝室で、3人で過ごすとするか」
(本当に、こんなことが…夢じゃないよね…?)
◇
その夜、3人で俺の寝室に集まった。王城でも特に広い部屋だ。
豪華なベッドが中央に構え、窓からはエ・ランテルの夜景が広がる。
燭台の明かりがゆらゆら揺れて、なんともムーディな空気が漂っている。
一般メイドたちに準備させたリネンのネグリジェを着たネイアは、ベッドの端に座って裾をぎゅっと握ってる。さっきからずっとソワソワして落ち着かない様子だ。
隣にはモコモコのくまさんパジャマを着たシズがちょこんと座ってて、何を考えているのかよくわからない、いつもと変わらない表情でこっちを見てる。
というかこんな衣装があったんだな…ガーネットさんが用意したのだろうか。
さて、どうやって進めようか…少し気まずい空気が流れる中、とりあえず優しく声をかけてみる。
「緊張してるみたいだな。本当に無理しなくていいからな?」
「む……タネヅ様…ネイアには妙に優しい…。もっと私も甘やかすべき」
「むしろお前は相当甘やかしてる方だろ…」
今日のシズは妙に生意気というか、悪戯っ子の雰囲気がある。
やはりネイアと一緒だから、こいつなりにテンションが上がってるのかもしれない。なんとも微笑ましいやつだ。
「あ、あはは……でも大丈夫です。シズ先輩も一緒ですし」
「なら良かった。じゃあ、まずはリラックスしないとな。…ネイア、目を閉じてくれ」
唇を近づけて、まずは軽く触れ合わせてみる。彼女の唇は柔らかくて、ほのかに温かい。
その感触が、心地よい気分にさせてくれる。
「ん……」
小さな音が響いて、彼女の頬が赤くなっているのが近くで感じられた。
恐らくネイアの初めてのキス。そう考えると、なんだか愛おしさが込み上げてくる。
「まさか、今日…こんなことになるなんて…夢にも思ってませんでした……」
彼女の心臓の音がこっちにも聞こえてくるようだった。
俺はその様子をしばらく見つめ、ネイアの唇にもう一度軽く触れる。そして、今度はゆっくりと舌を滑り込ませてみた。
ネイアの身体が硬直で固まるが、シズが背中から彼女を抱きしめて落ち着かせる。その温もりに、ネイアの強張りが解けていく。
俺たちの舌が絡み合うと、じんわりとした温もりが広がった。ちゅぱっと音がして、顔がさらに赤くなったところで一旦唇を離した。
「……大丈夫。怖くないから」
シズが彼女の横に寄り、髪を優しく撫でている。
その声はどこか温かみがあって、ネイアの鼓動が少し落ち着くのが分かった。
「お前もだ、シズ」
「……わかりました」
回り込んできたシズが、同じようにキスを交わす。
彼女の方から積極的に舌を突き出してくるが、こんな時でも一切目を閉じないのは、ある意味シズらしいかもしれない。
「ぅわあ…」
それを間近で見てるネイアが、なんと言うか『はわわわ…! 推しと推しが…!』とでも言いそうな絶妙な表情をしておりちょっと面白い。
その反応に、こっちのテンションも段々と上がってきた。
「二人で気持ちよくしてくれるか?」
ベッドに腰を下ろして、二人を手招きした。
ズボンを下ろして、ガチガチになったペニスを見せると、ネイアがすぐさま視線を逸らす。
でも、シズが平然と手を伸ばすのを見て、恐る恐るチラ見してくる。
「……最初は私が後輩をリードする。見てて」
シズが手を伸ばし、熱を帯びたペニスをそっと包み込む。くまさんパジャマのショートパンツから覗く白い太ももが、屈むたびに柔らかく揺れた。
細い指で扱きながら、鬼頭を軽く刺激するように親指で擦る。
その動きは慣れたもので、絶妙な力加減に愉悦が走る。
巧みな所作に、ネイアは息を呑んで見入ってしまう。
「……ほら、こうやって…力を入れすぎないように」
ネイアがおずおずと手を伸ばして、反対側から肉棒を握る。初めての感触に困惑しながらも、徐々にリズムを掴んでいく。
ネグリジェの裾が乱れ、かがんだ拍子に下着が無防備に覗いた。
「お、おっきくて……かたいです……」
か細い声で呟くと、シズと視線を交わし、二人で息を合わせるように指で快感を刻む。
なめらかなストロークとたどたどしい手つきが混ざり、じわじわと精子が上がってくる。
「シズ、ちょっとペースを…上げてくれるか……」
そう伝えると、緩やかだったストロークを少しずつ加速させる。
そして俺の服を捲り上げると、胸に顔を寄せて、舌先で乳首をチロっと舐めてきた。濡れた感触と同時に、手の動きが鋭くなって、快楽が一気に押し寄せる。
「…! 胸を…っ」
「……そう、これがタネヅ様の好きな、ご奉仕…ネイアもやってみるといい」
シズの言葉に少し戸惑いつつも、意を決したように俺の胸に顔を近づけ、逡巡しながら舌先が先端に触れる。もどかしい動作だけど、その初々しさが逆に興奮を煽ってくる。
一方、シズは慣れた様子で反対側の乳首をちゅぽちゅぽと吸い上げ、舌を器用に動かして先っぽを転がす。まるでしなやかな筆で撫でられるような刺激が、全身を強く駆け巡る。
「……ほら、こうやって、ゆっくり…」
「こ、こんな風に…?」
濡れた音が部屋に響き、ネイアがそれに釣られるように少し大胆に舐め始める。二人の舌に左右から同時に責め立てられ、目が眩むほどの快感だ。
身を乗り出し、シズとネイアの肩にそっと手を回した。二人の体温が掌に伝わり、彼女たちの奉仕が一瞬だけ止まる。
「そのまま続けてくれ」
軽く力を込めて二人を抱き寄せると、彼女たちの肩が寄り添うように重なった。
潤んだ瞳で見つめてくるネイアと、微かに頬を高揚させたシズが、再び動き始めた。
「……ネイア、真似して…」
「れうっ……んっ…あ、合ってますか…?」
ネイアが恥ずかしそうに呟きながら、舌をぺろぺろと這わせる。シズが無言で頷き、吸い付きながら乳首を軽く歯で甘噛みしてくる。鋭い刺激が走り、下半身がビクンと跳ねそうになる。
二人の手も止まらない。シズの指が、ガチガチになった竿をなめらかに扱き上げ、滴る我慢汁を親指でぬるぬると塗り広げる。
「……ほら、しこしこ、してるよー。…早くぴゅっぴゅって、ぜーんぶ、出して?」
「なっ、先輩! タネヅ様になんてことを…!」
「……タネヅ様は、言葉責め…するのも、されるのも、好き。…ネイアもやるべき」
「ぇ………えっ?」
そうマイペースに言いながら、シズは手の動きをさらに速める。
俺の威厳がどこかへ消えていく気がするが、大好物の乳首舐め手コキの前では些事だ。
シズの小さな口が先端を吸い上げるたび、ちゅぽっと音がして、ゾクゾクが背筋を駆け上がる。
ネイアが羞恥に耐えない表情をしながらも、シズの言葉に引っ張られるように、弱々しい声で続ける。
「し、しこしこ…です……。ぴゅ、ぴゅって……してください…っ」
その健気さといやらしさのギャップが、俺の理性をどんどん溶かしていく。
二人の舌が乳首をれろれろと舐め回し、時には吸い付いて、時には軽く噛んでくる。
ペニスがひくひくと震え、先走った液がどろっと流れ出し、二人の指を汚していく。
「……我慢汁…ぽたぽた落ちてる。…タネヅ様…我慢、しないで?」
「…! くっ…もうダメだ…!」
俺が呻くと、シズが今まで以上にペースを上げ、ネイアも必死に手を上下させる。二人の愛撫が止まらず、ちゅぱちゅぱ吸う音とぬちゃぬちゃとした手の音が部屋に響き渡る。
「……出して。どぴゅっーって、いっぱい…」
シズの言葉に、ネイアが「ぴゅって…っ」と躊躇いがちに続けようとした、その瞬間──
熱い塊が一気に込み上げてきて、腰を震わせながら射精の波に飲み込まれる。
「きゃあっ!」
俺は低く唸って、ぶびゅるるっ! びゅるっ! びゅっ!と大量の精液を放った。
素早く手の位置を調整するシズに倣い、ネイアも慌てて両手を差し出した。
白濁が二人の掌に飛び散り、こぼれ落ちそうになるのをなんとか受け止めようと尽くしてくれる。
「う、嘘っ……こんなに……!?」
あまりの量にネイアが愕然とするが、シズは冷静に手のひらに溜まった精液を見つめて、少し傾けてこぼれないようにしている。
そしてそのまま、手中にある白濁を舌で舐め取り、そのほとんどを飲み込んでいく。
「……んっ、んく…。……ふう…ちょっと苦い」
シズが無表情で呟くと、ネイアをじっと見つめる。
そして突然、彼女の唇に自分の唇を重ねた。
「んむっ…!?」
シズの舌がネイアの口内に滑り込み、俺の精液を味わわせるキス。ネイアの目が見開かれるが、すぐにその熱に溶けるように目を閉じた。
「んっ……ん、ふぁ…あ…………せん、ぱぁい…♥」
間接的に俺の味を舌で感じた瞬間、なんとも言えない多幸感がネイアを包んだように見えた。二人の唇が重なる様子に魅入られ、彼女たちの親密な共有に胸が締め付けれる。
シズがハンカチでネイアの顔を拭きながら呟く。
「……タネヅ様の味、後輩にも教えてあげたかった」
「これが…タネヅ様の……。先輩、私…ちゃんとできてましたか…?」
「……少し、下手。でも、可愛いから許す」
そのやり取りに、なんとも言えないくすぐったさが込み上げてくる。
「お疲れさん。…ネイア、良かったぞ。シズも、色々とネイアのサポートしてくれてありがとうな」
「……大丈夫です。私は、いつでもできるから…」
「…? あはっ。それ、もしかして自慢ですか?」
「……むっ…」
シズが胸を張って言い切ると、ネイアがくすっと笑みを漏らした。俺もつられて口元が緩む。シズらしい魅力がそこにはあった。
その後も三人で他愛もない話をしながら、燭台の明かりが徐々に短くなっていくのを見ていた。
シズが時折そっけない口調でネイアをからかうたび、部屋に笑い声が響く。
疲労と充実感が混じり合った心地よい空気の中、自然と眠りに落ちる。
彼女たちは、いつまでも手を握ったままだった。
◇
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、王城の寝室を優しく照らす。
タネヅ様の優しげな寝顔を見つめながら、私は昨夜の出来事を思い返していた。
すると、既にメイド服に着替えていたシズ先輩が、隣にストンと座る。肩が触れ合うほどの近い距離で、昨日のことを思い出してドキドキしてしまう。
「……まだ寝てると思ってた」
「先輩、おはようございます! えっと…昨夜は、色々とありがとうございました」
「…ん。礼なら、タネヅ様に言うべき。……今日は、私がエ・ランテルを案内してあげる」
その素敵な提案に、反射的に頷く。すると、いつの間にかお目覚めになられたタネヅ様が、ベッドから起き上がっていた。
「……ぉ〜、おはよう…。なんだ、出かけるのか…? なら楽しんできてくれ。…なぁ、ところでネイア、今度また泊まる時があれば、二人きりでどうだ? 次は最後までヤるか?」
「へっ!? あ、その…は、はい…ふつつか者ですが、よろしくお願いします……」
頷くと、シズ先輩がむくれて頬を膨らませる。
「……タネヅ様、私も……」
「お前いつでもできるって昨日言ってたじゃん…。わかったわかった、またシズも一緒にな。だからほら、行ってこい」
苦笑を浮かべたタネヅ様に見送られ、シズ先輩と一緒に部屋を出た。
シズ先輩と並んで王城の門をくぐり、エ・ランテルの石畳を踏みしめた。朝陽に照らされた街は、まるで私の心のように輝いている。
昨夜、タネヅ様とシズ先輩に受け入れられたあの時間──かつての孤独な聖騎士団従者だった私には想像もできなかった温かさだ。
この街で過ごす今日一日が、どんな素敵な思い出になるんだろう。この温もりに包まれた今、新しい物語を織りなす力が溢れ出してくる。
漆黒聖典(プラスα)の中でシコいのは
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糸目お姉さん
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眼鏡JK
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魔女っ子痴女
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チャイナドレス老婆