転生時の要望が違う形で受け取られた件 R-18版 作:篠白 春夏秋冬
姫始めということでお相手はシュナで御座います。
しばらくしたらナンバリングに合わせて位置を変える予定です。
魔王達の宴から数日後。
執務室は妙な緊張感に満ちていた。
発生源はテクト。仕事自体は正確なのだが、どこか気も漫ろというか集中が足りず、それどころか時折ぼうっとしており、なにか別のことを考えているようだった。
「……時間だね。じゃぁ、俺はこれで、お疲れ様」
時計すら見ていなかったテクトだったが、就業時間が終わると同時に席を立ち、さっさと執務室を後にする。
あまりに不自然な様子にリムルはなにかあると確信するも答えは出なかったのだった。
テクトは庵へとたどり着くと仕事用の服からややラフな格好へと着替える。
ラフと言ってもどこか格好つけたような衣装に頭を抱え、羽織っていた上着をしまっていると、引き戸が開き、何者かが入ってくる。
気配が部屋に近づくに連れ緊張は加速し、心臓がひときわうるさく感じる。
顔に血が集まるのを感じつつ、すぐそこにいる少女にも鼓動が聞こえてしまうのではないかと考えてしまうほどに鳴り響く心臓のあたりを抑えていると、静かに襖が開けられ、そこからりんごのように顔を赤くしたシュナが姿を現した。
シュナを部屋へ招き入れ、向かい合って座り込む。寝室も兼ねたこの部屋には布団も敷かれており、二人共チラチラと視線が向かっていた。
「あのっ!」
「そのっ!」
無言で向かい合うこと数十分。
互いの第一声が見事に被り、二の句が告げなくなると、暫く見つめ合ってから同時に破顔した。
「ふっ、ふふふっ、お互いに緊張しすぎかな。正直、今日は仕事が手につかなくてさ」
「私もです。どうにもソワソワしてしまって、何度も声をかけられてしまいました」
ひとしきり笑い合うとどちらともなく距離を詰め、唇を重ねる。ゆっくりと深く長く身体を寄せ合いながら舌を絡めていく。唾液を交換し合う音に混じり、鼻にかかったような吐息が漏れる。
そうして暫く続け、シュナの呼吸の限界近くになってようやく離れた。
照明に照らされて銀の橋がかかり、プツリと切れる。
酸欠にシュナの目はにじみ、荒い呼吸を繰り返していた。
潤んだ瞳と上気した頬を見てテクトは身体を震わせると、横抱きに抱え上げる。
そっと布団へと下ろすと、改めて視線を合わせた。
「シュナ」
「はい、どうぞ」
短い応対で意思の疎通を終えると、テクトは再び唇を重ねながらシュナの服を脱がせにかかる。
客前に出ることもあって見栄えが重視され、やや着脱に難のある服だったが、制作に携わっている事もあってテクトに迷いはなく、あっさりと脱がせることに成功する。
現れたのは桃色の下着だった。
ブラジャーは布面積こそ普通だが、その殆どはシースルーであり精緻な刺繍の部分以外は肌が透けて見えるほどだった。
ショーツはかなりのローライズであり、やはり刺繍部分以外のほとんどがシースルーで、隠すための下着としての用向きを果たしていない。
ひたすらに情欲を煽るために設計された下着に、テクトは制作者本人ではあるがその破壊力に生唾を飲み込んだ。
興奮から荒くなる息を抑え、まずは慣らすためにゆっくりと陰部に手を伸ばす。
いきなり直接触れることをはばかり、下着の上から触れると、そこは既にしっとりと濡れていた。
生地が薄いため分かりづらかったが、改めて見ればクロッチの周辺は色が変わっており、頼りない吸水性を超えた分が僅かに内股を濡らしていた。
乳首も勃っており、カップの中心がテントを張っている。
自身の興奮の証をまじまじと観察され、シュナの顔の朱が深まる。
思わず押し倒し、そのまま一足飛びに進めようとするのをなんとか堪え、下着の中へと手を差し入れた。
ツルリとした下腹を通り抜け、そっと陰核へと触れる。
「んっ」
シュナが小さく声をあげたのに一度手を止め、単に刺激から声を漏らしただけだと確認して指の動きを再開する。
包皮の上から指先で転がすように陰核を撫でていくと、少しずつ固く張り詰めていく。指の動きに合わせ、小さく反応を示していたシュナだったが、軽く摘むように指で挟むと声が漏れた。
「ひぁん♡」
艶のある声に気を良くし、テクトは目を細めると視線を合わせる。シュナは少々恨めしそうにしていたが、身体から力を抜いた。
「んっ♡んんぅ♡」
テクトは小さく微笑むと指を腟内へと滑り込ませると、グジュリと音が聞こえそうな感触とともに入り込み、腟内を擦り上げていく。反応のいいところを探し蠢く指にシュナは声を抑えていた。
「ふぅ♡んんっ♡はふっ♡―んぐぅ♡」
口を引き結び声を抑えるいじらしい姿にテクトは思わず唇を奪う。これまでのように触れるようなキスではなく強引に貪るような激しい行為にシュナは驚きつつも、本能的に口内へと侵入してきた舌に寄り添うように自身の舌を絡ませていく。
淫らな水音が二重に響き、両者の理性を溶かす。
理性が弱まったことで声をあげることへの抵抗感も薄れ、シュナの身体も従順に快楽を受け入れていく。
そして、口籠った声を漏らしながら絶頂した。
「んぅぅぅううぅ♡♡♡!!」
絶頂により弓なりに反っていた背からこわばりが抜けるとともにテクトは口を離す。焦点の定まらない目で天井を見上げるシュナは荒い呼吸を繰り返しており、それに合わせて胸が上下する。
思わず手を伸ばしかけたテクトだったが、逆の手で掴んで抑え込む。というのも、シュナの呼吸が荒いのは絶頂の後という点以外にも要因があったからだった。
完全な精神生命体へと進化したテクトと違い、シュナはまだ呼吸をする必要がある。しかし、半ば口を塞がれていたことで酸欠へ陥り、ぐったりと身体を横たえているのだった。
離れる直前まで舌を絡めていたことで、シュナの口からは舌が漏れており、しまうこともできずにぼうっとしている。
普段であれば絶対に見られない姿に背を震わせながら、シュナが復帰するのを待つのだった。
「んぅ……何が……テクト様?」
「おはよ……って言っても、まだ夜だけど」
シュナが復帰するのに掛かったのはほんの数分だった。
テクトの膝から頭を起こし、周囲を軽く見回して状況を理解し、一瞬で顔を青くした。
敬愛する主に身を捧げるというのに気をやるという粗相にどう始末をつければと思考するシュナにテクトは微笑みながら声を掛ける。
「無理させちゃってごめんね。自分が苦しくないから気づかなかった」
「いえ、そんな……」
思いがけない言葉にシュナがは少々戸惑いつつも顔色は戻った。
気負いがなくなったことを確認したテクトは唇を僅かに舐めると続ける。
「それで……いいかな……続き……」
情欲で妖しく輝くテクトの目にシュナは身震いする。
確認するかのような言葉遣いとは裏腹に、抵抗など許さないという圧力を滲ませる眼光を受け、背筋を緊張させつつもシュナは微笑んだ。
「テクト様の御随意に」
応答を聞くが早いか残っていた下着があっという間に剥ぎ取られる。糸を扱うテクトにとって縫い目を解き再縫合することなど造作もなく、腕や脚に引っ掛けることなくするりと抜き取られた。
重い水音とともに下着が落ち、シュナは完全に裸になる。
大きいとは言えないが形の整った乳房と引くつきながらとろりと淫蜜を垂らす陰唇を視界に捉え、このまま無遠慮に貪り尽くしたい衝動に駆られる。
沸き立つ性衝動を抑え込み、魔法換装の要領で服を脱いで屹立した怒張を晒した。
解放されたそれを見て、あろうことかテクトが硬直する。
前世も含め他者と陰茎の大きさを比べるようなことはなかったので比較先は以前の自分だ。
白織拓磨のそれは、まったく気にしなかった訳では無いが、小さいわけではなかったはずである。だが、自身の携えた剛直はそれと比べて明らかに大きかった。
無駄に高まった「思考加速」により一瞬の動揺に留まり、そのお陰で少し冷静になったテクトは権能をフル活用して初めて故の混乱を隠しつつシュナの陰唇へと亀頭を添えた。
「んっ♡」
「ふぅ♡」
挿入の前に軽くキスをする。
それだけで後は言葉も交わさず、ゆっくりと突き入れていく。先端がにゅるりと呑み込まれ、膣が異物を締め付ける。そのまま腰を進めていくと、締め付けとは違う抵抗がその侵入を阻む。
処女膜の感触に動きを止めたテクトだったが、万感の思いで挿入を再開した。
「っくぅ……ああぁぁっ!」
ブツリとちぎれるような音とともに抵抗が一気に減り、剛直は勢いのままに奥へと突き入れられた。
シュナが苦悶の声を上げ、膣の締め付けが激しくなる。結合部から血が滴り、寝具へと紅いシミを作った。
「はぁ……はぁ……」
シュナが荒く呼吸をする。
テクトがシュナの呼吸が落ち着くのを待っていると、やや時間を置いて手が握られる。
事前に定めていた合図だ。
十分に破瓜の痛みを―テクトのものになったのだと―実感した事を示す合図。シュナの表情からは未だに痛みがあることがうかがえるが、判断を下したのは他ならぬシュナであるため、確認し直すような無粋なことはしない。
「んっ……」
ゆっくりと腰を引き、再び突き入れる。未だ痛みは感じているのかシュナの身体が強張るが、テクトは動きを止めずに抽挿を続ける。
続ける内に慣れ、快感を感じ始めたのかシュナの緊張もほぐれていった。
「はぁ……あっ♡」
シュナの漏らす吐息に艶のある甲高い声が混じり始める。反応の良い箇所を探しつつ抽挿を繰り返していくと、一際大きな反応があった。
「はっあぁぁん♡」
大きく声を上げたことでシュナは羞恥と共に口に手を当てる。その手をゆっくりと剥がし、テクトは囁いた。
「だめだ。もっと、聞かせて?」
嗜虐的な色を宿してテクトが微笑む。僅かに視線を反らしたシュナだったが左右の手は再びテクトの手に添えられた。
「あぁっ♡はぁっ♡んああぁぁぁああ♡!」
抽挿のたびにシュナの嬌声が響く。上がっていく声量に比例して水音と布団のシミが大きくなっていった。
テクトの余裕もなくなり始め、込み上げてくる射精感を堪えつつシュナと目を合わせる。
「シュナっ……もうっ」
「はひ♡……いっしょにぃ♡」
シュナの目は蕩け、呂律も回らなくなっていた。興奮とともにペースを上げ、一気に駆け上っていく。
「あっ♡ああっ♡うああぁぁぁ♡!」
「射精るっ!」
「んぎゅぅぅぅううぅぅぅ♡♡!!」
最奥まで突き入れ、猛りにまかせて射精した。同時にシュナが絶頂し、膣が更なる精液をねだるように蠢く。
あっという間に熱が子宮を満たし、収まりきらない分が結合部をかき分けて逆流する。
「はっ♡はぁっ♡ふぁぁ♡」
下腹部に感じる熱溜まりに恍惚としつつシュナが吐息を漏らす。
一方のテクトは自分の射精量に引いていた。未だシュナの腟内に収まった男根は興奮に熱り立ったままだが、射精欲が一度発散されたことで頭の冷静な部分ができ、再び前世と比べてどこか現実感を喪失していた。
「っく」
どこかぼうっとしていたテクトだったが、膣が締め付けられ意識をシュナへと戻す。絶頂に呆然としていたシュナは蕩けた表情のまま淫靡に微笑んでいた。
「テクトさま、もっと、ください。わたしのなかを、みたしてくださいまし♡」
指を絡めながらのおねだりにテクトの冷静さは消し飛ばされる。
その結果、興奮は増し、局部に集まる血は多くなった。
「んぅ♡さっきより、おおきく♡」
先ごろ逆流した隙間を埋めるように剛直が膨張した。
興奮に頭はゆだっているが、直前まで何やら無駄なことを考えていたのは覚えている。故に、まだ言葉を紡げる内に囁くように告げた。
「本当に敵わない。最高だ。愛してるよ、シュナ」
「っっ♡!!」
突然の囁きの多幸感にシュナは軽く絶頂した。それが収まらぬ内に、喰い付くように締まる膣を擦り上げながらテクトが抽挿を再開した。
「あ゙っ♡あ゙ぅ゙♡ぅ゙ぅ゙ぅ゙♡」
腟内に余裕がないために細かな動きだが、シュナは敏感に反応する。その内にテクトもきつさに慣れ、グラインドが大きくなっていく。
「あ゙ぉ゙♡お゙ぉ゙♡お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙♡♡!!」
一突きごとに下品な声が響くが、今のシュナに気にする余裕はない。されるがままに喘ぐシュナにテクトは興奮を高めつつ腰を振る。
シュナの表情に普段の清楚さなど見る影もなく、様々な汁を垂れ流し、焦点の合わない目で濁った声をあげるだけだ。
「ん゙お゙っ♡お゙っ♡ん゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙♡♡!!」
亀頭で弱いところを押しつぶされ、シュナが大きく絶頂する。収縮する膣の刺激を堪えつつ最奥へと突き込み、テクトは精を放った。
「お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙♡♡!! お゙ほっ♡ふへぁ♡」
不明瞭な吐息を最後にシュナは再び意識を飛ばし、全身から力が抜ける。その拍子に緩んだのか股間から黄金水が漏れていく。
明らかに限界な様子にテクトは深呼吸をしてゆっくりと肉棒を引き抜くと、陰裂から半固形となった精液が重い音と共にこぼれ落ちた。
「っく……ふぅ……」
既のところで天秤は続行から終了へと傾き、テクトはゆっくりと後始末を始める。シュナの顔を拭い、半端に開いたままの目を閉じさせてから額へとキスを落とした。
「愛してるよ、シュナ」
やがて乱れていた呼吸も収まり、安らかな寝顔になる。落ち着いたシュナを抱きしめ、テクトも眠りにつくのだった。
余談だが、その後テクトは修羅場で聞いた事実を話すかどうか悩みつつも、それをシュナの恥じらいながらの誘いに後回しにしつつ、一ヶ月程で四八手を制覇した。
…ふぅ。
さて、今後の投稿についてアンケートを行います。
というのも、シチュエーション自体は思いついているものの未作成時点のネタバレを踏む可能性があるものや、完結後の時系列となるものが存在しています。
が、しかし順番通りに投稿しようと思うと何年先になるかわかりません。(特に完結後。参考:書籍版最終巻が二十三巻。現在が十一巻半ば。投稿から三年九ヶ月経過)
というわけで、こちらの投稿について時系列オーバー分を章分け等の区別を付けて投稿か、時系列沿いで投稿可能時点で投稿かご意見を頂ければと思います。
念のため記しておきますが、前回との間隔が示すように超低頻度投稿であることは変わりません。
御理解の上、投票頂きますようお願い致します。
長々と失礼致しました。
投稿内容について
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それ以上いけない(時系列任せ)
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うるせえ!書こう!