※この作品はR-18です。

転生時の要望が違う形で受け取られた件 R-18版   作:篠白 春夏秋冬

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ようこそいらっしゃいました。

ですが今回は本番はありません。ご了承ください。


77.5話:性感開発

 ヴェルザードが服をはだけ始めたあたりでギィは退出しており、テクトの発言を聞いたシュナも退出した。

 

 ギィがなにかする理由は無いと理解していても何を話しているのか気になるテクトだったが、頬を引っ張られ扉から視線を逸らされた。

 

「テクト? 私がこうして迫っているのにあの娘の動向を追うなんてどういう了見かしら?」

 

「そう言うんなら服を戻してくれない? そんな格好だと視線を向けるのはためらわれるんだけど」

 

「最終的には見ることになるんだから、ちょっと遅いか早いかの違いよ。観念なさい」

 

 若干の抵抗もピシャリと言い切られ、テクトが諦めて視線を向けるとヴェルザードは既にショーツのみになっていた。

 

 新雪のように白い肌と先程まで押し付けられていた豊満な胸、その先端の薄桃色の突起まで視界に収め、テクトは目潰しでも受けたように固く目を閉じながらのけぞった。

 

 激しい反応にヴェルザードは可笑しそうに笑う。

 

「フフ、あの娘で見慣れているでしょうに」

 

 再び意識を逸らされているが、テクトがしっかりと反応を示した直後であるためかヴェルザードの表情に不満はない。

 

 揶揄われていることを理解しているのかテクトはため息混じりに話しだした。

 

「そりゃシュナのも見たことはあるけどさ、別に頻繁にってわけじゃないし……ルーシェに対抗できそうなのはシオンぐらいだろうなぁ」

 

「確かにシオンはデカかったな。フレイも負けてはいないが……となると、ワタシでは不満か?」

 

 そう言うとミリムは後ろからテクトの頭を抱えるように抱きついた。

 

 確かにヴェルザード程の大きさは感じないが、それでも十分に柔らかさは感じることが出来る。その感触からミリムも既に脱いでいることがわかり、テクトの頭に血が集まる。

 

 プロポーションでは劣ると考えているミリムだったが、十分な反応があるのにニンマリと笑う。

 

 いいように弄ばれていることに目を閉じたまま渋面を作るテクトだったが、なにか思いついたのか顔のシワが少しほぐれる。

 

 視界に収めないようにするためか糸で二人の胸を覆うと、ミリムの腕を外し、目を開くと二人に問いかけた。

 

「そういえば、さっき俺をその気にさせればなんとかなるみたいな言ってたけど、何するか知ってるのか?」

 

 内容は問題だが、真面目なトーンでの問いかけに、糸を外そうと手をかけていた二人が顔を見合わせる。

 

 そのまま少し考えてからそれぞれ口を開いた。

 

「定期的に起きるとき以外はだいたい寝てたからあんまり覚えてないわね」

 

「ワタシも良く知らないな。まあ、テクトはわかっているのだから問題なかろう」

 

 それを聞き、テクトは再び思考する。

 

 なにか問題があったのかと不安そうな顔でヴェルザードが口を開いた。

 

「ねえ、テクト? もしかして不手際でもあったかしら? なにか間違っているということはなかったとおもうのだけど……」

 

「ん? あぁ、そういうわけじゃなくて、ちょっと聞くか迷っただけ……で、内容なんだけど、二人はオナニーとかすることあったか?」

 

「おな?」

 

「自慰とも言う。要するに性的快感を求めてなにかしたことはあるかってことだ……そもそも性欲というものがあるかも怪しいんじゃないかと思ってるんだが」

 

 首をかしげたのはミリム。詳しい説明をしても良くわかっていない様子のミリムを置いて、ヴェルザードは顎に手を当てていた。

 

「ミリムはなさそうだけど、私も経験はないわね。ギィはよくレオンを誘っているけれど、実際にしていることはないし、精神生命体は繁殖できないから性欲というものとも無縁の可能性もあるわ。でも、テクトはあるのよね?」

 

 真面目に考察に移り始めたことで雰囲気は霧散し、わずかにホッとしながらテクトも頷いた。

 

「多分、進化で精神生命体になった場合は喪失まで時間がかかったりするんだと思う。実際には必要ないはずなんだが、俺は腹も減れば眠くなる。性欲も発散はしてなかったが進化前からあったしな。逆にリムルは転生時点から必要なかったからか特に違和感ないらしい」

 

 テクトの考えを聞き、ヴェルザードも他の例を思い浮かべて比較していく。

 

 考え込む二人を見てミリムは不思議そうにしていた。

 

「ワタシ達の性欲のあるなしは別に問題ないのではないか? テクトがしたいと思うのであれば別にいいだろう?」

 

 ミリムの考えを聞き、ヴェルザードは納得した様子で思考を打ち切る。一方でテクトは難しい顔をしていた。

 

「そういう考えになるのも理解は出来るんだけど、よくないと思うんだよな。一方だけが充足感を得るのは間違ってるって考えちゃうんだ。特にそういう行為の場合は。だから、そういうのがないならしない方向でもいいんじゃないかなと思うんだけど」

 

 そこまで言ってテクトは自らの失策を悟り、思わず言葉を切る。

 

 対するヴェルザードは笑顔だった。

 

「なら、充足感を得られるか色々試してみましょうか。もうちょっとで切り抜けるところまでいくなんて油断も隙もないわね?」

 

 完全に方向性が戻ったことでテクトは悔しそうな表情になる。

 

 テクトが上を仰ぎ見たことでミリムも状況を察したらしかった。

 

「なるほどな。もう少しで丸め込められるるところだったわけか」

 

「そういうこと、中々のファインプレーだったともうわよ?」

 

 上手いこと話を進めていられたところでやらかしたため、テクトは額を抑えて俯いていた。

 

 ヴェルザードは不安そうな表情を作ると落ち込むテクトの顔を上げさせ視線を合わせる。

 

「ねえ、テクト。私達とそういうことをするのは、イヤ?」

 

 テクトは言葉に詰まり、顔を背けようとする。だが、しっかりと包みこまれているためどうしようもなく、両手を上げた。

 

「わかったよ、降参。カードはもうないよ」

 

「あら、そうなの」

 

 テクトの降伏宣言に返ってきたのは淡白な反応だった。

 

 先を促すような沈黙にテクトは頭をガシガシと掻いた。

 

「〜〜ッ! わかったよ、言うよ! 正直役得だし、したいよ、スゲーしたい。だからお互いに満足できるか確かめるべきだと思います!」

 

「よろしい♪」

 

 ヴェルザードは上機嫌にテクトを離し、胸元の糸を外しにかかる。一方テクトはがっくりとうなだれ、ため息を吐いていた。

 

 

 

 抵抗を諦めたテクトによって糸が外され、二人ともショーツ一枚の姿に戻る。

 

 テクトが視線を彷徨わせるのを愉快そうに見ながら真面目に話を進める。

 

「それで、確かめるってどうするの?」

 

 ヴェルザードの疑問にテクトは考え込む。

 

 真面目に考えている様子に時間稼ぎではないと判断してミリムとヴェルザードが話していると、それなりに時間を置いて回答を出した。

 

「ひとまず、一般的な性感帯を刺激して性的快感を得られるかの確認かな。それだけが充足感とは思わないけど、わかりやすいところから確かめようと思うんだけど」

 

「なら、それでいきましょう。まずはミリムからね」

 

 回答が本気のものであると判断してヴェルザードが満足そうに頷く。その上でミリムに譲るのにテクトは意外そうな顔をした。

 

「いつの間に決めたの?」

 

「何、その顔? 私をどんな性格だと思っているのかしら?」

 

「子供相手にムキになる大人げない―痛ッ!」

 

 正直に答えるテクトをヴェルザードはデコピンで黙らせる。そしてため息を吐くと理由を語る。

 

「さっきは危うく言いくるめられかけたところを止めてくれたからよ。だから今回は譲るだけ」

 

「まぁ、二人が納得しているならそれでいいけど」

 

 そう言うとテクトはミリムへと手招きする。

 

 招きに応じてミリムはテクトの膝に座り確認作業が始まった。

 

 

 

「じゃぁ、始めるね」

 

「うむ、頼むぞ、テクト」

 

 ヴェルザードが見る前でミリムはテクトにもたれ、身を任せる。

 

 テクトは少し考えて胸へと手を伸ばした。

 

 正面に座るヴェルザードと比べるとかなり控えめな大きさだが、触れば確かな弾力と柔らかさが伝わる。

 

 シュナとも違う感触に暫く無心に揉んでいたが、ヴェルザードの視線に目的を思い出して誤魔化すように咳払いをするとミリムへと意識を向ける。

 

「んんっ、ミリム、どんな感じ?」

 

「ん……む、なんというか、くすぐったいような感じがするぞ」

 

 あまり芳しくない反応ではあるが、刺激はされているからかミリムの乳首は僅かに固さを増していた。

 

 しかしすぐに手は出さず、その周囲に指を這わせていく。

 

「ん……ふぅ、んぁ」

 

 くるくると指を回すたびにミリムから少しずつ声が漏れ、それに応えるように乳首も張り詰めていく。

 

「ふあぁ……んんっ……くぅん」

 

 鼻にかかるような吐息とともにミリムが内腿をこすり合わせ、同様に小さなおしりがテクトの膝の上で踊る。

 

 一度指を離し、一息ついたことを確認してやや強めに挟み込んだ。

 

「はふぅ……ッ! ふあぁぁあ♡」

 

 一度刺激が止み油断したところへの不意打ちにミリムの身体が跳ね、震える。

 

 絶頂とまではいかずとも明らかに性的快感を得ている様子に一度乳首から手を話した。

 

「どうだった?」

 

「なんだか、こう、しびれるような……ふわふわしておちつかない、のだぁ♡」

 

 ミリムの身体から完全に力が抜け、テクトの腕に支えられると荒い息を吐く。

 

「大丈夫そう?」

 

「うむ、だいじょうぶなのだ」

 

 やや呂律は回っていないが、肯定が返ってきたため続行する。一度快感を得ているためか先程よりも反応は大きかった。

 

「んんっ、あぅ♡くあぁぁ♡」

 

 胸を揉むだけでもそれなりに反応を示し、乳首に触るたびに大きく身体を震わせる。十分に快感を得ていることを示すように、テクトの膝は湿り始めていた。

 

 見れば既にショーツは色が変わるほどに濡れており、陰部に張り付いて形を浮き彫りにさせていた。

 

 用向きを果たせなくなった布の下で主張する部分を発見し、手を離すとミリムと視線を合わせる。

 

「ミリム、次に行くね」

 

「つぎぃ? んぐっ、ああぁぁあぁ♡」

 

 何をするのか問おうとしたミリムが思わず嬌声をあげる。

 

 テクトの手がぐっしょりと濡れたショーツに入り込み、その奥で主張する陰核をなで上げたのだ。

 

「うあぁ、くっ、あう、ひあぁあぁッ♡」

 

 包皮の上からではあるが敏感な部分を刺激され、大きく反応する。指先へ粘度のある液体がまとわりついていく感触がすることで既にほぐれ始めていると考え、割れ目へと人さし指を差し入れた。

 

「はうぅ♡あっはあぁぁあ♡」

 

 異物の挿入に慣れていない膣は指をきつく締め上げ、動かすこともままならない。あまりの圧力に骨が軋む音が聞こえ、若干の冷や汗を流しながらゆっくりと抽挿をしていく。

 

 ヒビの入った骨を糸で補強しながら指を曲げたり膣壁を掻いたりと刺激をするうちに少しずつスムーズに動かせるようになっていき、十分にほぐれた膣に今度は中指と薬指で刺激していく。

 

「ああぁぁ♡はあっ、んああぁぁ♡」

 

 水音を鳴らしながら複雑に指を動かし、様々な部分を刺激していく。最も反応の良い部分を探して蜜壺をかき回すのに合わせてミリムが喘ぐ。

 

「くぅ♡あっ♡あっああ♡んくぅ♡ひあぁあぁ♡」

 

 ミリムが大きく反応した箇所に当たりをつけて攻めていく。決壊はすぐに訪れた。

 

「んああぁぁあああぁぁぁぁあっ♡♡♡!!」

 

 ひときわ大きな声を上げてミリムの背がのけぞり、蕩けた目で天井を仰ぐ。身体が不規則に震え、テクトの手に水鉄砲のような勢いで熱い液体が吹きかけられた。

 

「んぉ゙ッ♡は〜♡は〜♡」

 

 嬌声に伴い収縮した膣から指が引き抜かれ、その刺激にも反応すると肩で息をしていた。

 

 惚けた様子のミリムの頬を軽く叩くと少しずつ意識がはっきりしていく。

 

「ミリム、どんな感じ?」

 

「ビリビリして♡ふわふわして♡真っ白なのだぁ♡」

 

 テクトの問いにミリムは淫蕩に満ちた顔で答える。

 

 その表情に絶頂に至ったのだと判断し、落ち着けるように背を撫でる。

 

「今のがイクってやつだね」

 

「イク?」

 

「性快感の極期、オーガズム、アクメという名がある。近づいてきたら言ってくれると俺は嬉しい」

 

「がんばう、のだ」

 

 息も絶え絶えの様子で返すミリムの額にテクトはキスを落とす。

 

 口にではないがそれでもテクトから初めてのキスにミリムの頬が緩む。

 

「んふふ―ふあっ♡! はあぁぁん♡!」

 

 絶頂の余韻とキスの多幸感で細められていた目が見開かれる。テクトがヴェルザードの視線に耐えかね、指の抽挿を再開したのだ。

 

 激しい水音を立てながら蜜壺がかき回され、ショーツの内側で泡立つ。上り詰めつつも一度絶頂したからかどこか余裕を感じさせる声にテクトは空いている片手をショーツへと差し入れた。

 

「あぁ♡! くぅ―ふぎゅぅぅぅう♡!」

 

 新たに差し入れられた手によって陰核をなで上げられ、ミリムの声の質が変わる。陰核を指先で弄ばれ、ミリムの腰が跳ねる。

 

 テクトはそれを腕で押さえつけると、張り詰めた陰核を包皮から剥き出し、直接つまみ上げるようにして刺激した。

 

「~~あぁあぁあああああッッ♡♡♡!!」

 

 強烈な刺激に先程よりも大きく絶頂する。

 

 快感の処理がしきれなくなった身体が強張り、肺の中の空気を全て吐き出す。

 

 ミリムはたっぷりと時間をかけて絶頂から降りてくると、全身から力が抜け、ぐったりとテクトにもたれかかる。

 

 長い絶頂の間に溢れた涙で濡れた目は白目こそ剥いてはいないが何も映しておらず、明らかに焦点はあっていなかった。

 

「これ以上は止めといたほうがよさそうかな。お疲れ様、ミリム」

 

 荒い息を吐きながら時折震えるミリムを糸で作ったハンモックに寝かせ、まぶたをおろして頭を撫でると僅かに安心したように呼吸が整う。

 

 それを確認してテクトは視線をミリムからヴェルザードへと移した。

 

「じゃぁ、次はルーシェの番だな」

 

「何だか余裕があるように見えるのは釈然としないわね」

 

「そんなこと言われてもなぁ……」

 

 ジト目のヴェルザードに頬を掻くテクトだったが、実のところいっぱいいっぱいである。

 

 状態としては吹きこぼれる寸前の鍋に近いといえるだろう。

 

 先の主張通りに双方の充足を求めて全力で蓋をしているが、それがなければ押し倒していてもおかしくない精神状態なのだ。

 

 しかし、隠すことに長けたテクトを前に情欲に疎いヴェルザードは気づくことはできず、ミリムに対抗するように正面から抱きついた。

 

 豊満な胸を押し付け、鼻が触れ合うような距離で訴えかけるように視線を合わせていると、テクトは諦めたように頬へとキスをした。

 

「今はこれで勘弁してください」

 

「むぅ、()はね?」

 

「……はい」

 

 わざとらしく不満を表現するヴェルザードにテクトは視線をそらしながら答える。

 

 妙に強調された「今」に事実上の降伏宣言をするとヴェルザードは満足気に身体を離すとそのまま後ろに倒れる。

 

 首の後ろに手を回されていたためテクトも共に倒れ、思わず手をつくとまるで押し倒したような体制になる。

 

 マットレスに倒れ込んだ拍子に揺れた胸と蠱惑的な笑みに一瞬理性が飛んだが、咄嗟に「痛覚無効」を切った上で舌を噛んで理性を呼び戻し、堪える。

 

 そんなテクトの内心の攻防など知る由もなく、ヴェルザードは手を広げると笑顔で告げる。

 

「さあ、後は好きにして?」

 

 挑発的な言葉にテクトは息を詰まらせる。

 

 いたずらが成功したかのように目を細めるヴェルザードにむくれつつも、本来の目的を果たすため乳房へと手を伸ばした。

 

 前世含め経験のない大きさにちょっとした感動を覚えつつ刺激を続けることしばし―ヴェルザードも僅かながら反応し始めた。

 

「んっ……ふぅ……」

 

 ふっくらと乳輪が隆起し、その中心の乳首も僅かに固さを帯びる。

 

 生地をこねるように手を動かしつつ、その様子を観察していたテクトは今度は焦らすこと無くつまみ上げた。

 

「ひゃん♡随分と急にするのね?」

 

「見てたんだから同じようにするのはよくないかなって。でも、今のを聞いた感じ、あんまりゆっくりしなくてもよさそうだね」

 

 ヴェルザードの反応から余裕があると見て取ったテクトは手を進めていく。

 

 指先で擦り上げられ、乳首が徐々に張り詰めていく。

 

 甘い声を漏らすヴェルザードに準備は十分と判断して、身体を倒すと乳房を口に含んだ。

 

「ん♡やぁ♡はあぁぁん♡」

 

 手とは違う温感とザラリとした舌による刺激にヴェルザードが嬌声を上げる。

 

 慣らすためにゆっくりと刺激していると、テクトの頭が撫でられ始めた。

 

「んんっ♡ふふっ、何だか赤子みたいね? ―ふひゃぁぁぁあぁぁ♡!」

 

 可笑しそうに笑うヴェルザードにテクトは無言で反撃する。

 

 口に含んだ乳首を強めに噛み、もう一方をひねるように掴み上げる。本来であれば痛みを伴いそうな行為だが、「痛覚無効」の功名か快感だけがヴェルザードを貫いていた。

 

「あぁん♡ふぅ♡くあぁぁん♡」

 

 乳首を舐られ、摘まれ、ヴェルザードが腰を揺らす。

 

 手で刺激している方の乳首を再びひねり上げるとともに強く吸い上げると、ヴェルザードは目を見開いた。

 

「ひあぁぁあぁん♡!」

 

 嬌声とともに背が反り返り、覆いかぶさったテクトが僅かに押し上げられる。

 

 テクトが口を離すと唾液が糸を引き、ぷつりと切れる。

 

 暫く待ってヴェルザードが落ち着いたのを確認すると今度はショーツに手をかけた。

 

「んぅ♡私は脱がすの?」

 

「さっき脱がさなかったのはルーシェが見てたからだ。なにするか分かりづらいようにするためにね」

 

 テクトの返答に納得したのかヴェルザードは僅かに腰を浮かし、その間にスルリとショーツが引き抜かれる。

 

 既に濡れていたクロッチが陰部との間にとろりとした液体が何本も橋を作り、それらがシーツへと落ちていく。

 

 この世界でおよそ三人目―リムルの女性的な分身体を含めていいのかは微妙なトコロだが―となる女性の裸体にテクトの動きが止まる。

 

「テクト?」

 

「んんっ、何でも無い。続けるね」

 

 再び流されていきそうになった理性を舌を噛み切って繋ぎ止め、即座に再生と舌の崩壊を終えて何事もなかったかのように手を伸ばす。

 

 濡れそぼった陰唇をなで上げ指を濡らすと、そのまま膣へと差し入れた。

 

「ん♡ふぅ♡あぁぁ♡」

 

 小さな水音を立てながら蜜壺がかき回される。

 

 ミリムとはまた違う締め付けがかかる膣をほぐすように抽挿を繰り返し、二本目が入るようになるとゆっくりと反応のいい箇所を探していく。

 

 周囲に響く水音が大きくなるのに連れて、ヴェルザードの反応も大きくなっていく。

 

「あっ♡ふあぁ♡くあぁぁあぁん♡」

 

 膣壁を掻くたびにヴェルザードから嬌声が漏れ、身体が震える。

 

 徐々に大きくなる動きが最高潮に達する寸前にテクトは指を引き抜いた。

 

「はあぁぁぁ♡んぐぅ♡くうぅぅぅ―何で止めぇぇぇふぐうぅぅぅううぅぅ♡!!」

 

 批難が言い終わる前にテクトの舌が陰核を舐め上げ、その刺激が一気にヴェルザードの臨界点を超えて絶頂させる。

 

 テクトの顔に潮が吹きかけられ、一瞬視界を奪われる。

 

 これまでは絶頂ごとに時間を開けていたが、ヴェルザードの淫靡な姿にたがが緩んだテクトはそのまま舌でヴェルザードを攻め始めた。

 

「まっへ♡まだイッて……♡あぁあぁぁぁあぁぁ♡♡!!」

 

 ヴェルザードは絶頂を繰り返しつつもテクトを引き剥がそうと頭に手を添える。

 

 しかし、意思とは関係なく跳ねる身体の制御など出来るはずもなく、されるがままになっていく。

 

 指とは違い関節という可動の制限が無く、縦横無尽に膣壁を蹂躙され、潮を吹き散らかし喘ぐ。

 

「イグッ♡! イグゥ♡! また、まら―お゙お゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッ♡!!」

 

 まともな抵抗もできず濁った声をあげよがるヴェルザードにテクトは一切の容赦なく陰核へと手を伸ばす。

 

「あ゙ぁ゙ッ♡ま゛ッ♡んぎゅお゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡!!!!」

 

 ヴェルザードの制止も虚しく陰核が強くつまみ上げられ、これまでで最も大きく絶頂する。もはや咆哮と言うべき声量にミリムが飛び起きる。

 

 絶頂の衝撃で明滅しぼやける視界の中で呆気に取られた表情をするミリムを認識したヴェルザードは、なれない刺激による体力の限界もあったが、何より極大の絶頂の瞬間を見られた羞恥心から逃避するために意識を切り落とした。

 

 口を閉じることもできず、よだれを垂らしながら放心するヴェルザードを見下ろし、テクトは情欲をたぎらせていたが、ミリムの視線を認識して服にかけようとしていた手を戻す。

 

 首をもたげる情欲の釜へ無理矢理に蓋をして呼吸を整えるとミリムへと向き直った。

 

「ミリム、身体の調子は?」

 

「ワタシは問題ないが、ヴェルザードは大丈夫なのか? 何やらすごい声を上げていたが……」

 

「暫くしたら起きるんじゃない? それで、どう?」

 

 これ以上は目に毒と判断したテクトがヴェルザードから全力で意識を逸らして問うと、ミリムは僅かに頬を染めた。

 

「なんというか……その、すごかったのだ」

 

 知識があるわけではないが、テクトの手によって上げていた嬌声が誰彼構わず聞かせるような声ではなかったということはわかるのか、視線を泳がせながら答える。

 

 いじらしい姿に釜が開きかけたが臍を噛んで耐えているとヴェルザードが目を覚ました。

 

「大丈夫そう?」

 

「全然だめ。身体がだるくて動かせないわ。止めてって言ったのに……」

 

「ごめんごめん。反応が良かったから楽しくなっちゃって」

 

「むぅ……」

 

 笑いながら謝るテクトにヴェルザードはからかっていた意趣返しだと受け取り、頬を膨らませつつも文句は言わなかった。

 

 ぐっしょりと濡れたシーツの上では休まらないため転移で移動し、服装を簡単に整える。

 

 肌が隠れたことでテクトの精神もゆっくりとクールダウンができていく。

 

 互いにみだれた姿を見られていたことを思い出したのか黙り込むミリムとヴェルザードを前に、テクトが静かに深呼吸を繰り返していると、扉が開いた。

 

「ちょうど合間だったようで何よりです。そろそろ戻りませんと、ご予定に差し支えますよ」

 

 顔を見せたのはシュナだった。魔国連邦の時刻に合わせた時計は既に夜明け近くを示しており、あまり余裕はなかった。

 

 ギィは凍りついた悪魔族を起こしに動いており、それが終われば色々と文句を言われることは想像に難くないのでさっさと帰ることになった。

 

 情事の後ということがありありと示されたシーツやマットレスを回収し、同型のものを設置する。淫臭にまみれた空気も魔法と権能を駆使して浄化し痕跡を消すと、ヴェルザードが宿泊していた部屋へと転移した。

 

 部屋の隅に転がる溶けかけのゴミを回収し、開国祭を端に発する修羅場は収まったのだった。

投稿内容について

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