転生時の要望が違う形で受け取られた件 R-18版 作:篠白 春夏秋冬
深夜の街。
酒を飲むような店も軒並み閉店を迎え、起きているのは夜警に就いている者程度―そんな時間にテクトは外を歩いていた。
幾度となく怒られた深夜の仕事というわけではない。
だが、周囲を伺いながら歩いていた。
角から顔を出し人影がない事を確認して道へと出る。
しかし、すぐに振り返った。
「ほら、行くよ」
そう言ってテクトは手を引いた。
「あ、ま、待って……これは、さすがに」
テクトに引かれて現れたのはヴェルザードだった。
その表情に普段の冷静さと自信はなく、身を縮こまらせテクト以上にしきりと周囲を伺っていた。
そうなるのも当然だ。
なぜなら、ヴェルザードは裸だったからだ。
身につけているのは首輪のみ。そこからは一本のリードがテクトの手の中へと繋がっている。
裸足なのは砂利程度でヴェルザードの肌を傷つくことなどありえないからだ。ニーハイソックスだけ履かせることも考えたが流石に癖に走りすぎているかと見送った。
状況がすでに走りきっていることは目を向けないことにしている。
「ルーシェが言ったことじゃないか。「
「い、いったけど……」
ヴェルザードは自らの肢体を抱くように局部を隠そうとする。しかしその程度で隠しきれるものではなく、その恥ずかしそうな姿にテクトの背筋にゾクゾクとした快感が走る。
口の端が釣り上がるのを抑えながら口を開く。
「ほら、手を下ろして。大丈夫、誰も見てやしないよ」
「う、うぅ……」
テクトの表情を気にすることも出来ず、ヴェルザードが諦めたように羞恥で顔を真っ赤にしながらも腕を下ろす。そのまま再び周囲を気にして視線を巡らせる。普段であれば死角などなく、後方から音もなく襲撃されようとも認識できるヴェルザードがキョロキョロと当たりを見回しているのは羞恥だけが原因ではない。
実は身につけている首輪は「魔力感知」を始めとした感知系の能力を封じるもので、今のヴェルザードには五感以外で周囲の状況を知るすべがないのである。
誕生から永い生の中で存在しなかった死角という未知の存在への恐怖と発覚により尊厳が貶められるかもしれないという不安、テクトが隣にいる事による安心、決して許されない事をしている謎の高揚など様々な感情がマーブル状に入り混じり、奇妙なコントラストを創ってヴェルザードの心中を駆け巡っていく。
「よし、いこうか」
浅い呼吸を繰り返すヴェルザードに背を向けてテクトが歩き始める。
リードを引かれてヴェルザードも進まざるを得ず、内また気味によたよたと続いていった。
ヴェルザードのふっくらと肉のついた足を撫でるように風が躍る。
そのひやりとした感触に体を震わせて、ようやく気付いた。
じっとりと股が濡れている。
ちらりと視線を落とすとあふれた愛液がすでに幾本もの筋を作っており、ふくらはぎを伝ってかかとへと流れている。
状況を自覚してヴェルザードの顔の赤みが増す。
なにせ、感知能力を封じられたヴェルザードと違い、テクトは普段通りなのだ。地下迷宮で攻略中の挑戦者の様子を解析し続けるテクトにとって周辺の変化を感じ取ることなど造作もなく、ヴェルザードの変化を見逃すわけがない。
つまりは、テクトもヴェルザードの状況には気づいているということであり、異常な行動に対して興奮していることが伝わってしまっているということである。
「ふふ……」
ヴェルザードの変化を感じ取ったのかテクトが嗜虐的な笑みを漏らしながら振り返る。
気づかれていることは理解していても改めて視姦されたことで新たに淫蜜が溢れ、石畳へと染みを作った。
「う……♡あ……♡」
反射的に秘所を隠そうとする腕を意志の力で押しとどめる。普段のデートとは違う、意識的に他の女を追い出すのではなく、本能から目の前の女に集中しているテクトの様子に、羞恥の中にほのかな満足感を感じていた。
そんなヴェルザードを前にもはや抑えることもできず、テクトの口が三日月を描く。
数歩分遅れていたヴェルザードへとゆっくり歩み寄り、伸ばした手が触れる直前、意識の外から声がかかった。
「テクト様、何をされているので?」
「ん? ソーカか」
死角からの声にヴェルザードの息が引きつり、心臓の鼓動が早くなる。
発覚への恐怖に足がすくみ、視界が緊張に揺れた。
今のヴェルザードからは声の主は見えないが、夜の街の警邏を任されているような魔物が感知能力を有していない訳がない。つまり、相手の位置からヴェルザードの姿は確認できるはずであり、そう遠くない未来に待ち受ける破滅に絶望していると、テクトは何も気負う様子もなく応答した。
「ちょっと寝付けなくて散歩をな。仕事しようとしてるわけじゃないんだぜ?」
「本当ですか?」
「信用ないなぁ」
テクトは苦笑しながらヴェルザードへと手を伸ばす。ぐしょ濡れの秘所に手が触れると同時に高度に暗号化された思念が伝わってきた。
『音と姿は誤魔化しているが、声はそのまま伝わるから、頑張って堪えろよ』
その言葉に思念を返すよりも先に指が膣内へと入り込む。僅かに水音が立ったが、それにソーカが反応することはなかった。
「……っ♡……ふぅ♡」
「今、何か声がしませんでしたか?」
「そうか? 何も聞こえなかったが」
本当に膣をかき回す水音には反応しないが、漏れた声には反応した警邏の声にヴェルザードは口を押える。足を震わせながら必死に声を抑える姿に、テクトは笑みを深める。
「……♡……んっ♡……くぅ♡」
「そういえば、最近ソウエイとはどうなんだ?」
「へ? い、いえ、それはその……」
ヴェルザードの膣をかき回しながら、テクトは世間話をし始める。声を抑えるのに必死なヴェルザードはそれを非難することもできず、湧き上がる快楽を耐えていた。
「……っ♡……ん゙っ♡」
「どうせなんだからもっと積極的にだな」
「いえ、その、しかし……」
快楽に身をよじるヴェルザードの視界の隅で、テクトの空いていた方の手が動く。反射的に目で追うと、見つけさせるあためにゆっくりと乳首へと迫っていた。
声を上げるわけにもいかず、かといってソーカが読み取れない程に思念を暗号化する余裕のないヴェルザードは首を弱弱しくふることしかできなかった。その様子に妖しい笑みを深めると、遠慮なく乳首をひねり上げた。
「……っっ♡!! ……っ♡♡!!」
目を白黒させながらも口を押える手を離すことなく絶頂する。野外で全裸のまま歩かされるという異常な状態で得ていた奇妙な快楽に加え、テクトの愛撫に我慢を重ねたことで深くなった絶頂がヴェルザードの身体を震わせ、盛大に潮を吹かせる。
足元に水たまりが出来上がり淫臭が漂うが、やはりソーカは気づいた様子を見せず、テクトの言葉に戸惑いを返すだけだった。
「っと。さすがにそろそろ帰るよ。邪魔したな、ソーカ」
「あ、いえ! お休みなさいませ!」
テクトは気をやってしまい身体から力の抜けたヴェルザードを糸で支え、ソーカに声をかける。
気を取り直したソーカに手を振って返し、水たまりを始末してから庵へと転移で戻った。
そのままヴェルザードを布団へ寝かせると手早く服を脱ぎ、一気に屹立した肉棒を挿入した。
「あ゙あ゙っ♡!」
無防備な状態から一気に子宮を押し上げられ、軽い絶頂とともにヴェルザードの意識が戻る。意識を取り戻したばかりで状況の変化を認識できていないのか慌てて手で口を塞ごうとするのを腕をつかんで止め、テクトは抽挿を繰り返す。
「ん゙っ♡ぐぅ♡ん゙ぎゅ♡」
視界が明滅する中、ヴェルザードは声を抑えようとする。しかし、指での愛撫と違い無遠慮に犯されては声を抑えきることはできず、わずかづつ声が漏れていく。
その様に嗜虐心を満たしつつ、テクトはさらに激しくヴェルザードを犯していく。
「ん゙ぐぅ゙♡ふぅ゙ん゙♡」
必死に絶頂を堪えようとするヴェルザードを嘲笑うかのごとくテクトは腰を振る。
膣内の震えから限界が近いことを察し、耳元でささやくように告げる。
「ほら、もう部屋まで戻ってきてるよ。我慢なんかしないで、イッちまえ!」
「っあ♡……お゙お゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙♡♡♡!!!!」
高圧的に命令するとともに最奥で射精すると、一拍おいて盛大に絶頂した。
四肢がめちゃくちゃに暴れまわり、その合間で唐突に芯を撃ち込まれたように突っ張らせる。
埋め尽くされた子宮に入りきらない精液がわずかな隙間から漏れていき、二人の股間をべっとりと汚していく。
「……っ♡……お゙♡」
絶頂が落ち着くのを待ってから未だ硬さを保ったそれを引き抜くと、栓を失った膣から精液が噴出した。収縮に合わせて二度三度と零れ落ちるそれを尻目に、テクトは男根をヴェルザードの絶頂の余韻で半開きになった口元へと近づけた。
「さぁ、膣内射精してもらったんだからお掃除しようね」
そういって亀頭を唇へと押し当てるが、激しい絶頂に再び意識を朦朧とさせたヴェルザードは動けない。それを確認したテクトはヴェルザードの頭をつかみ、男根を咥内へと押し込んだ。
「……んぐっ⁉お゙えっ!」
突然の刺激でヴェルザードは意識を取り戻した。喉奥を突かれ反射的に嘔吐くのを無視して、テクトはまるでオナホールを扱うかのようにヴェルザードの頭を動かしていく。
「がぼっ! ぐぶっ! げぼっ!」
精神生命体ゆえに消化吸収の必要がないためか胃液こそでないが、粘膜をこすられたことで唾液が溢れ、陰茎にまとわりついていたものと混じり合った液体がヴェルザードの顔を汚していく。こみ上げる嘔気に涙がこぼれ、咥内から逆流した液体が鼻から流れ出てきていた。
当然、テクトの下腹部にもねばついた液体がかかるが、それにも構わずヴェルザードの喉を犯し、せりあがってきた衝動に任せて射精する。
「ん゙⁉ごぼぼっ!」
唐突な射精にヴェルザードの頬が一瞬で広がり、あっという間に決壊する。勢いに押されていくらかは飲み込まれるが、大部分はそのまま咥内を蹂躙し、口の端から漏れていく。さらには先ほどの体液の混合物同様に鼻へも逆流し、無様な化粧を振りまいていった。
「はぁ、はぁ、ごほっごほっ」
「あ~あ、こぼしちゃった」
射精が収まつと同時に陰茎と精液を吐き出し咳き込むヴェルザードを前にテクトは肩を竦める。そののんきな様子にヴェルザードは目を怒らせて妖気を叩きつけるが、テクトは堪えた様子を見せなかった。
それどころか
「ミリムは頑張ってくれたのになぁ」
などと言って煽る始末。
ヴェルザードは怒りを覚えるものの、最もライバル視しているミリムの名前が出ると引くことも出来ずに歯噛みする。そんな状況で改めて差し出された体液塗れの肉棒にひるんだ様子を見せたが、意を決して舌を這わせ始めた。
根本から先へと舐め上げ、咥内へと流れ込んだ精液を嚥下する。
味蕾の捉えた味に表情を歪めるヴェルザードだったが、止めることなく舌を動かしていく。
その様子に微笑むテクトにヴェルザードが目元を下げていると、テクトは彼女の頭を撫で始めた。
「いいよ、ルーシェ。よくできてる。でもさ」
テクトの目が妖しく輝く。それを疑問に思う間もなく、再びヴェルザードの頭が掴まれた。
「やっぱりこういう感じかな!」
「ごぼぉ⁉」
再び喉奥までねじ込まれ、ヴェルザードは目を白黒させる。
涙を浮かべつつもテクトへと視線を送ると、実に満足そうに嗤っていた。
「……ぼぅ゙♡⁉」
先ほどとは違い意識がはっきりしているので思念で抗議をしようとすると、乳首を締め上げられてくごもった声を上げる。笑みを深めるテクトへと恨めし気な視線を向けるが、咥内を蹂躙するための動きは激しくなるだけだった。
「あぶっ♡! ぐぶっ♡!」
「ほら、ルーシェ、舌も動かして」
喉奥が突かれるごとに乳首やクリトリスが糸に締め上げられ、快楽に身体が跳ねる。徐々に慣れてきたのか快楽が勝り始めたことを感じながらもテクトの命じるままに舌を絡めていく。
カウパーが溢れ、味の濃くなっていく肉棒へと奉仕していると、ひときわ深く突き入れられ、そのまま射精される。
「ごぼぼっ! ぐぶっ!」
「全部飲んで。飲め!」
咥内ではなく直接喉奥へと流し込まれ、強制的に嚥下させられていく。
普段は子宮で感じる熱が喉を灼き、胃が重くなっていく。逆流しそうになるほどに注がれたところで射精も止み、ゆっくりと引き抜かれていく。
「残さず飲むんだ。出し切れてない部分も吸い上げろ」
興奮からか高圧的な口調となったテクトに逆らうことなく、ヴェルザードは素直に従っていく。口をすぼめて未だ硬さをもった肉棒に吸い付き、尿道に残ったものを吸い取って、嚥下する。
小さく音を立てて咥内から肉棒が抜き取り、再びテクトが命令する。
「口を開けて見せろ」
ヴェルザードがおとなしく口を開けると、精液の残滓もない口腔がさらされる。
テクトは満足げに笑うと、ヴェルザードの頭を撫でた。
「よくできました。お疲れ様」
愛でるようにやさしい手つきで撫でられ、ヴェルザードはわずかに目を細める。
気を抜いていたために、こみ上げてきたそれを我慢することはできなかった。
「うぶっ! ぐええぇぇぷ!」
「おやおや」
淫臭漂うげっぷを吐き出したヴェルザードを見て、テクトの笑みに嗜虐の色が差す。対するヴェルザードは誰であれ見せるようなものではない無様を晒し、羞恥で真っ赤になっていた。
テクトは顔を覆い、指の間から狂喜を湛えた目でヴェルザードを見下ろしていた。
「あはぁ、無様だねぇ。恥ずかしいねぇ。本当に、最高に、虐め甲斐があるよ、ルーシェぇ♡」
テクトの垂れ流す狂気にあてられ、ヴェルザードもまた狂っていく。
完全にタガの外れたテクトの嗜虐心が赴くままにSMプレイにいそしみ、翌朝にははしゃぎ過ぎたことを思い出し後悔にくれることになるのだった。
というわけで、八つ当たりの犠牲者はヴェルザードでした。
普段気丈な娘が恥ずかしがっているのっていいですよね。