※この作品はR-18です。

可愛い子には旅を?   作:小木

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実力と運。
コインの裏と表。


パターンに入った強敵はしゃぶると旨い

 ギチギチと不快な音と共に、ケルベロス改良型の腹が縦に裂ける。そこには不揃いな牙が幾つも並び獲物を喰らわんと待ち構える。更に体からは触手が生えタコの脚の様に伸び床や壁を掴む。そしてずるずると触手を使い此方に向かってにじり寄って来る…。めっちゃホラーパニックなんですけど!?ホラーパニックだったわ!(°_°)俺達は得体の知れない新手の出現で、自然と休戦状態となった。

 

ふっ…。遂に覚醒したか。

 

 なんか意味深な事を犬塚博士が言っている。でもアレは顔を見れば分かる!絶対適当だろお前!対するハンター側の博士は明らかに動揺し慌てて立ち上がり椅子を倒す慌てっぷり。

 

犬塚!貴様のケルベロスはなんなんだ!?只の改良型じゃ無いのか???

 

落ち着け…。そう…、ヤツは食欲に特化した型のケルベロスだ。と言うか食欲しか無い!仲間まで食べちゃう困ったちゃんでなー。食べ物を与えて居れば大人しいヤツだったんだが…。まさかこの様な変異を遂げるとはびっくりだなぁ!はっはっは!

 

食欲のみ!?まさかヤツは制御不能なのか?そんな兵器で貴様…

 

黙れ!!!所詮兵器は結果が全て!お前のハンターと俺のクリーチャー、どちらが勝つのかここからが本番だ!…と言う訳だアキラよ!お前に全て任した!上手い事なんとかして勝て!頼む!!!

 

 にゃろう…、全て俺に丸投げかよ!?ヤツは正直言ってハンターよりヤバそうなんだが?しかし逃げ場は無いからやるしか無い!俺はハンターとケルベロスに視線を送る。ヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

 どうやら彼らも同じ考えに至った様だ…。では此処は共闘と行こう!敵の敵は味方って事よ!ん?元は味方か?なんて思考の暇はこの戦場には無い!

 ヤツが伸ばした触手をハンターが切り飛ばす!それを合図に俺達はヤツに向かって駆ける!襲い掛かる触手をいなし躱して近づく。まずは俺が小柄な体躯を活かしヤツの懐へ潜り込み!電撃を放つ!!!

 

ヴォオォァー!?

 

 電撃の反動が効くぅ!くぅ!?今だやれ!バチバチと感電し無防備なヤツの首へケルベロスが食いつく!ハンターが爪で体を切り裂いていく!そして俺が痺れる身体に鞭打って近くの触手をカミカミする!o(`ω´ )o

 ケルベロスが首の肉を食い千切る!ハンターが何度も爪を深く突き刺す!そして俺がハミハミする!(*´◒`*)

 ケルベロスが首の肉を更に深く食い千切る!ハンターは爪でめった切り!俺はしゃぶる!(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)中々良い味と歯応えである。

 

ギャン!?グエェー!?

 

 ヤツの身体から触手が無造作に伸び、ケルベロスとハンターを貫いた!俺は少し離れてたのと、的が小さくて奇跡的に当たらなかっただけだ。正直ぞっとした…。ケルベロスとハンターはそこから幾つもの触手に絡まれ、ヤツの腹に空いた口へと運ばれて行く。電撃の反動で弱ってる俺は、ただ離れて成り行きを見守る事しか出来ない。生きたまま食い殺されるケルベロスとハンター、その悲鳴と姿を俺は一生忘れる事はないだろう…。※カット!

 

グチャリグチャリ…、グオオァー!

 

 食事を終えてとても満足げなヤツは、咆哮上げて俺へと向かって…。

来ようとするものの…。

 

ぼとり、ばたり…、ぐちゃり。

 ???。ヤツの触手がグズグズと崩れて床を転がる。そしてヤツ自身の崩壊が本格的に始まる。

 

 ふぅ…。やっと効いてきたか。俺は勝利を確信した!( ´_ゝ`)




敵が味方に。
味方が敵に。
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