※この作品はR-18です。

ラノベ主人公は必ず不倫する   作:kita1751

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■最終章■秘密を抱えた俺達四人

退院祝いのシーン

それから四人で退院祝いをした。奈緒は久々に酒を飲んだせいか酔っているようだ。

 

 

「ふふっ……みんなありがとう〜」

 

 

「奈緒ちゃん大丈夫?」と黄奈美が心配そうにしている。俺は奈緒を優しく抱きしめて頭を撫でてやった。朱音も黄奈美の肩を抱くようにして支えている。「私、本当に幸せです……」奈緒は酔いが回ってきたのか、少し涙目になりながらそう呟いた。俺はそんな奈緒を優しく抱き寄せてキスをした。

その夜、奈緒は疲れて寝てしまった。朱音と黄奈美も泊まることになった。

 

 

だが、俺の部屋に行くと朱音が話しかけてきた。

 

 

「ねえ……ムラムラするんだけど」

 

 

「どういうことだ?」

 

 

「奈緒と幸せそうで嫉妬しちゃってさ」

 

 

朱音は酔っているせいか、いつもより積極的だ。

 

 

「でも、奈緒が寝てるぞ?」

 

 

「平気だよ……私なら朝まで耐えられるから」と言うと、俺にキスをしてベッドに押し倒してきた。

 

 

服を脱がされ、俺も抵抗せずされるがままになっていると、彼女は俺の股間に顔を埋めてしゃぶり始めた。舌先でチロチロと舐められると快感が襲ってくる。我慢するのが大変だったが、耐え続けた。やがて射精感が高まり、彼女の頭を押さえ込んで喉奥まで突っ込むようにしながら射精した。ゴポォッと音を立てて大量に流し込まれ、苦しそうな表情をしていたが、彼女は全て飲み込んでくれたようだ。

 

 

「ケホケホ……美味しい」朱音は咳き込みながらも微笑んでいた。

 

 

今度は俺が彼女を押し倒し、責めることにした。胸に触れるとビクッと反応したので、そのまま揉みしだく。乳首に吸い付くと甘い声が漏れ、さらに強く吸い上げると彼女は身体を仰け反らせた。しばらく続けているうちに絶頂に達したようで、ぐったりしていたが、満足していない様子で俺のものを握ってきた。俺は彼女の口にそれを入れると、舌で綺麗にするよう指示した。彼女は丁寧に舐めてくれたが、我慢できなくなった俺は頭を押さえつけて無理やり口内を犯し始めた。最初は苦しそうだったが、次第に自分から奉仕するようになり、最後は口の中に射精した。

 

 

「んっ……ゴホッゴホ……」噎せながらも全て飲み込んでくれた。

 

 

「避妊しなくて平気なのか?」

 

 

「平気だよ。私、ピル飲んでるから」そう言って微笑む朱音は妖艶な雰囲気を漂わせていた。

 

翌朝のシーン

翌朝、奈緒が起きる前に俺たちは朝食の準備をしていた。

 

 

「おはよう〜」と寝ぼけ眼をこすりながら奈緒が起きてきた。朱音は奈緒の子供である紫杏を連れてきて、ミルクをあげ始めた。俺たちはその間に朝食の準備を進めたが、途中で黄奈美が手伝いに来た。

 

 

「あれ、奈緒ちゃんは?」と聞かれ、俺は「寝室にいる」と答えた。すると朱音と黄奈美が様子を見に行ってしまい、俺も気になって寝室へ向かった。そこにはベッドでまだ寝ている奈緒と、その隣で紫杏をあやしている黄奈美の姿があった。

 

 

「起きてる?」と声を掛けたが返事はなく、寝息だけが聞こえてきたので、俺たちは一旦リビングに戻った。

 

 

しばらくすると朱音たちが朝食を持ってきて、みんなで食べることになった。

 

 

食事後、黄奈美は「妊娠の経過も順調だから、しばらく家でゆっくりする」と話した。朱音と俺は出勤するので、家を出る。

 

 

「赤ちゃんの名前決まった?」と朱音に聞かれ、「まだだよ。黄奈美の赤ちゃんの性別が分かったら考える」と伝えた。

 

 

「そっか〜、じゃあ楽しみにしてるね」と頬にキスをしてきたので、俺もお返しにキスをした。朱音は嬉しそうに微笑み、玄関で見送ってくれた。そして俺たちはそれぞれ職場へ向かった。

 

夕方のシーン

夕方、帰りに黄奈美から買い物を頼まれていたので、スーパーに寄って食材を買って帰った。

 

 

黄奈美の家に着きチャイムを鳴らすと、「はーい」とドアを開けて出てきた。

 

 

「ありがと、もう動きづらくて」黄奈美の腹は前に見た時より大きくなっており、妊娠8ヶ月目に入ったこともあって歩くのも大変そうだ。俺は荷物を持って彼女を手助けし、家の中に入った。

 

 

「ありがとう……」

 

 

「いいさ。それより何か手伝うことあるか?」

 

 

黄奈美は少し考え、やがて「じゃあ一緒に料理をしようかな……」と言った。俺は喜んで応じた。

 

 

出来上がった料理をテーブルに並べて食べ始めたが、黄奈美が口を開いた。

 

 

「ねえ、赤ちゃんの名前考えてくれる?」

 

 

「まあ、義兄として意見が欲しいならな」

 

 

「お兄ちゃんの名前を貰ってもいい?」

 

 

「流石にそれは奈緒にバレるだろ」

 

 

「分かったわよ。なら読み方だけにするから」

 

 

「バレないように頼むぞ」と俺は苦笑した。

 

 

食事を終えて食器を片付けた後、黄奈美がソファで寛いでいたので隣に座ると、肩を寄せてきた。テレビを見ながら雑談していると、彼女が言った。

 

 

「ねぇ……赤ちゃんに早く会いたいね」

 

 

その言葉に俺はドキドキした。

 

出産のシーン

そして2週間後、出産の日が来た。黄奈美は朝から陣痛が始まり、産婦人科に連れて行き、分娩室に運ばれた。

 

 

「頑張ってこいよ」

 

 

「うん……」と言うと、彼女は部屋に入っていった。俺と奈緒はしばらく待つことにした。

 

 

しばらくして黄奈美から「産まれた」との知らせが入り、病室に移った。彼女はベッドに横になり、ぐったりしていたが、命懸けで産んだ我が子を抱く姿は感動的だった。俺は無事に産んでくれたことに感謝し、喜びを分かち合った。生まれたばかりの赤ん坊を見た時、あまりの可愛さに胸が高鳴った。朱音と奈緒も駆けつけた。

 

 

「おめでとう、黄奈美!」「おめでとう!頑張ったね」と言うと、黄奈美は涙を浮かべながら微笑んだ。

 

 

そして赤ちゃんの名前を知った。「陽子って書いて『ようこ』って読むのよ。私が考えたの」と嬉しそうに語る彼女に、俺は自分の名前「三太(さんた)」の「サン」から取ったのかと察しつつ、赤ちゃんの頭を撫でた。

 

 

「みんなありがとうね」と黄奈美が言う。

 

 

「いや、黄奈美のおかげで元気な子を産んでくれたんだ。こちらこそありがとうだよ」

 

 

「うん、私も感謝してるよ」と朱音も言った。

 

 

奈緒も涙ぐんでいたが、俺は出産直後で疲れているだろうと思い、黄奈美を休ませることにした。朱音と黄奈美に挨拶をして病室を出た後、俺と奈緒は帰ることにした。

 

帰宅後のシーン

帰宅後、俺と奈緒は疲れていたので先に風呂に入り、その後夕食を取った。食器を片付けた後、テレビを見ながら寛いでいるうちに眠くなってきた。奈緒が先に寝てしまい、俺も後を追うように眠りについた。

 

 

翌朝

目が覚めると、既に奈緒が起きていた。

 

 

「おはよう。黄奈美の赤ちゃんが生まれたんだってね」と奈緒が話しかけてきたので、俺は頷いた。

 

 

「あぁ……でもお前の方が早く生まれそうだよな?」と冗談っぽく言うと、彼女も笑ってくれた。

 

 

それからしばらくして、朝食の準備を始めた奈緒を手伝っていると、朱音と黄奈美が仕事に行く前に顔を出してきた。挨拶をして二人を見送った後、俺たちも出勤した。

 

2週間後

俺はようやく有給休暇を取ることができ、久しぶりに休日を過ごすことになった。

 

 

朱音に電話をかけ、デートの約束をした。待ち合わせ場所に着くと、彼女は既に待っていてくれたようで、俺は慌てて駆け寄った。

 

 

「ごめん、待たせたか?」と聞くと、朱音は笑顔で首を振った。

 

 

「ううん、今来たところだから大丈夫だよ」と言うと、彼女は俺の手を掴んで歩き始めた。俺も自然とその後をついていく。

 

 

街を歩いていると、彼女が腕を組んできて、ドキッとしたが、そのまま一緒に歩き続けた。

 

 

そして辿り着いたのは映画館だった。上映されていたのは恋愛映画で、終盤、主人公がヒロインに告白するシーンで思わず胸が高鳴った。すると隣の朱音からも驚いたような気配を感じ、振り向くと彼女もこちらを見ていた。目が合うと恥ずかしくなり、目を逸らした瞬間、彼女の方から手を握られてしまった。

 

 

「えへへ……どうだった?」と彼女が聞いてきた。

 

 

「うーん……微妙だな」と答えると、朱音は頬を膨らませて不満げな表情を浮かべた。俺はそんな彼女の頭を撫でてやった。

その後もショッピングを楽しんだ後、夕食を食べに行くことに。彼女が選んだのはイタリアンレストランで、店内はオシャレな雰囲気に包まれていた。二人で料理を注文し、運ばれてくるまでの間、雑談を始めた。

 

 

「最近調子はどうだ?」

 

 

「まあまあかな」と答える彼女だったが、どこか元気がないように見えた。心配になり、思い切って聞いてみることにした。

 

 

すると朱音は真剣な表情になり、話し始めた。

 

 

「黄奈美も奈緒も、二人ともママになったね」と笑う彼女の顔には、どこか寂しそうな影があった。

 

 

「そうだな……」と、俺はただ相槌を打つことしかできなかった。

 

 

しばらくすると料理が運ばれてきたので、二人で食べ始めた。お互い黙々と食べ進めていると、突然彼女が口を開いた。

 

 

「ねえ……私も妊娠していい?」

 

 

俺は驚いて固まってしまった。

 

 

「ダメ……かな?」と彼女が上目遣いで見つめてくるので、またしてもドキッとしてしまった。

 

 

「どうしてもか?」

 

 

「うん、だって私だけずっと独り身なんて嫌じゃない? それに……私のことを愛してくれる人って、三大しかいないんだよ」

 

 

そう言われて、俺は何も言葉を返せなかった。

俺たちは無言のままレストランを後にし、そのままホテルへ向かった。部屋に入ると、朱音が先にシャワーを浴びに行った。俺はソファーに座って待つことにしたが、心臓の鼓動が激しくなり、深呼吸を繰り返して気持ちを落ち着けようとした。しかし時間が経っても収まる気配はなく、むしろどんどん早くなる一方だった。

 

 

そして彼女がシャワーを終えて出てきたので、俺も後に続いて浴室へ向かった。

 

 

「はぁ……」とシャワーを浴びながらため息をついたが、ふと鏡を見ると顔が真っ赤になっていることに気付き、急に恥ずかしくなった。

 

 

「何やってんだか……」と苦笑しながら体を洗い始めた。洗い終えると湯船に浸かり、これから起こるであろう出来事を想像しながら、緊張しつつも覚悟を決めた。

 

その夜

風呂から出ると、朱音はベッドに横になっていて、その姿が艶めかしく、俺は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。彼女に覆い被さり、唇を重ねながら互いの体を愛撫し始めた。すると朱音の反応は意外にも積極的で、自ら求めてくるほどだった。

 

 

「来て」と囁かれ、俺は彼女の中に挿入した。彼女は嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

 

朱音にキスをしながら、俺は避妊具をつけず、そのまま生で彼女の中に入った。

 

 

「んんん!」と彼女が苦しそうな声を上げたが、俺は構わず腰を動かし続けた。

 

 

「き、来て」と朱音が囁くので、俺はさらに激しく動いた。

 

 

「もうダメぇ」と言う彼女の膣は、俺をぎゅっと締め付け、離さない。

 

 

「ううっ……」俺も限界が近づいていた。

 

 

「出してぇ」と彼女が言うのを聞き、俺は彼女の子宮に向かって精液を放った。同時に朱音も絶頂を迎えたのか、体をビクビク震わせながら達していたようだった。

 

 

「はあ……はあ……」と息を整えた後、ゆっくり引き抜こうとしたが、彼女は足を絡ませてきて離そうとしなかった。彼女の中に俺の形がずっと残っている……そう思うと興奮が抑えきれず、再び硬くなってしまった。

 

 

「もう一回するか?」と聞くと、彼女は小さく頷いてくれた。

 

 

今度はバックの体位で挿入すると、朱音は枕に顔を埋め、必死に声を抑えようとしていた。その姿に嗜虐心をくすぐられ、俺は彼女のお尻を叩き始めた。「ひゃん」という声が響き、同時に膣の締まりが強くなった気がした。

 

 

夢中になって叩き続けているうちに興奮が高まり、さらに激しく打ち付けていった。

 

 

「あ! あ! あ!」と彼女が声を上げるたび、膣がきゅっと締まり、俺は限界を迎えそうになった。

 

 

「そろそろ出すぞ」

 

 

「来て……いっぱい出してぇ!」と彼女はシーツを握り締め、快楽に耐えているようだった。

 

 

「出るっ!!」

 

 

射精すると同時に、朱音も体を跳ねさせ、絶頂を迎えたようだった。そして彼女は気を失ったのか、ぐったりと倒れ込んでしまった。

 

その後

汗を流すため、俺たちは再びシャワーを浴びることにした。

 

 

「ねぇ……私、まだ欲しいんだけど」と言われ、俺は再び彼女の中へ挿入した。今度は朱音が俺の上に跨がり、腰を振り始めた。

 

 

「ああんっ」と喘ぎ声を上げるたびに彼女の大きな胸が上下左右に揺れ、俺は下からそれを見上げる形になった。とてもエロティックな光景だった。

 

 

「あっ! あっ! ああっ!」という声と共に彼女の動きが激しくなり、ラストスパートをかけるように腰をさらに速めた。そしてビクンッと体を震わせて絶頂を迎えた後、ぐったりとしてしまった。慌てて体を支え、「大丈夫か?」と聞くと、彼女はコクリと頷いて微笑んだ。

 

 

その夜から翌朝

その後、俺たちはシャワーを浴びた後、裸のまま抱き合って眠りについた。

 

 

翌朝、目が覚めると朱音は既に起きていて、朝食の準備をしていたようだ。キッチンからは良い香りが漂ってくる。テーブルには料理が並んでおり、どれも美味しそうで、彼女の料理の上手さに驚きつつ感動した。

 

 

「こんなに料理が上手かったんだな……知らなかったよ」と言うと、朱音は照れたような笑顔を見せてくれた。胸が高鳴るのを感じた。

 

 

その後、二人は食事をしながら他愛もない話をしたり、テレビを見たりして穏やかな時間を過ごした。

夕方になると、朱音が帰り支度を始めた。玄関まで見送りに行くと、彼女は寂しそうな表情を浮かべていた。

 

 

「じゃあ……また明日来るね」と言う彼女が立ち去ろうとした瞬間、俺は後ろから抱きしめて引き止めた。朱音は驚いた様子だったが、すぐに笑顔になり、俺の方へ向き直ると唇を重ねてきた。舌を絡ませる激しいキスに応えるように俺も舌を動かすと、お互い貪るようなディープキスに没頭した。しばらくして口を離すと、唾液が糸を引いて垂れ落ちた。

 

 

「今日はありがとうね」と言い残し、彼女は帰って行った。俺はその場に立ち尽くしたまま、しばらく動けずにいた。

 

帰宅後

家に帰ると、奈緒が先に帰宅していた。俺は夕飯の準備を始めることにした。キッチンに立つと、懐かしい匂いに包まれ、子どもの頃を思い出すような感覚に浸った。

 

 

料理をしていると、奈緒がリビングにやってきて「お疲れ様」と言ってきたので、俺は笑顔で返した。

 

 

その日の夕食はオムライスにした。奈緒がとても喜んで美味しそうに食べてくれるのを見て、心が満たされる気分になった。食事を楽しんだ後、二人で食器を洗いながら雑談するのが日課だが、この日は特別な雰囲気だった。

 

 

「ねぇ、明日は黄奈美たちと久々に一緒に遊ぼうかなって思ってるんだけど、どうかな?」と奈緒が聞いてきた。少し考えた後、俺は了承した。

 

 

(たまにはいいよな……)と思いながらも、心の奥に寂しさを感じていたのは事実だった。

 

翌日

仕事帰りに買い物を済ませて家に帰ると、既に朱音たちが来ていたようで、賑やかな声が響いていた。玄関に入ると朱音が出迎えてくれ、「おかえり」と言われた瞬間、顔が熱くなったが、それを悟られないよう平静を装った。

 

 

「ただいま……朱音たちは何してたんだ?」と聞くと、奈緒が笑いながら答えた。

 

 

「えへへ、みんなで映画見てたの! 面白かったよ!」

 

 

どうやら恋愛映画を観ていたらしく、俺が出演するシーンもあったようで、演技力を褒められてしまった。

 

 

(まあな……俺の演技は完璧だからな)と内心得意に思いながら、まんざらでもない気持ちになった。

その後、皆で夕食を食べながら楽しい時間を過ごした。しかし、時折朱音が見せる寂しげな表情に気付いていた。理由を聞きたいと思いつつも聞けずにいると、奈緒が俺を見てウィンクしてきた。

 

 

「ちょっといいかな」と朱音が皆に切り出した。

 

 

「あたし、妊娠してるんだよね!」と突然の発言に、その場は騒然となった。

 

 

「本当なの?」と黄奈美が聞くと、朱音はコクリと頷いた。

 

 

「うん、昨日病院に行ったら妊娠三ヶ月って診断されたんだ」

 

 

その言葉に驚きつつも、嬉しさが込み上げてきた。

 

 

「え? 相手は誰なの?」と奈緒が尋ねると、俺は内心ドキドキした。

 

 

「会社の同僚。まあ、試しに付き合ったけど合わなくて別れたの。だから一人で育てようと思って……」と朱音が説明していると、黄奈美が口を挟んだ。

 

 

「でも、一人で育てるなんて大変じゃない?」と心配そうな表情を浮かべる。

 

 

朱音は笑いながら答えた。

 

 

「まあね……でも、そいつ金持ちで手切れ金をたっぷりくれたし、養育費も払うって言ってくれたから、何とかなるかなぁって思ってるよ」

 

 

そう言いながらチラリと俺を見た気がしてドキッとしたが、平静を装った。

 

 

「そっか。私も子供がいるからアドバイスできるよ。困ったことがあったら相談してね」と奈緒が言うと、朱音は笑顔で頷いた。

その後は皆でゲームをしたり映画を見たりして楽しい時間を過ごした。やがて、俺と朱音が二人きりになった。

 

 

「今日、泊まっていかないか?」と誘うと、彼女は嬉しそうに微笑み、「うん! ありがとう!」と答えた。ホッとすると同時に、胸が高鳴った。

 

翌日

仕事に向かう準備をしていると、奈緒が声をかけてきた。

 

 

「私たちもどこか行かない?」

 

 

朱音の妊娠が分かってから、奈緒は彼女を気にかけるようになり、今ではすっかり仲良くなっていた。俺もその提案に賛成し、ドライブに出かけることにした。

 

 

車に乗り込むと、海を目指して出発した。窓の外には雲一つない青空が広がり、温かい日差しが降り注ぐ絶好の行楽日和だった。テンションが上がるのを感じながらしばらく走ると、目的地に到着。車を降りると潮の香りが漂い、心地よい気分になった。

 

 

砂浜を歩きながら他愛もない会話をしていると、突然朱音が立ち止まり、何かを考え込んでいる様子だった。心配になり、「大丈夫か?」と声をかけると、彼女は慌てて笑顔を作り、「ちょっと考え事してただけ」と言って再び歩き始めた。

やがて太陽が水平線に沈み始め、海が夕焼けに染まる中、俺たちは砂浜に座り込んだ。朱音はお腹に手を当てており、その姿は神秘的で、同時に儚げな印象を与えた。

 

 

(この子は幸せになれるんだろうか……?)

 

 

そんな考えが頭をよぎるたび、不安に駆られた。しかし今はただ見守ることしかできなかった。

 

 

しばらくして、朱音が突然立ち上がり、俺を見て微笑んだ。

 

 

「そろそろ帰ろっか!」と手を差し出してきたので、俺はその手を取り、二人で帰路についた。

 

 

(この子たちのためにも頑張らないとな……)と心の中で思い、決意を固めた。

 

帰宅後

帰宅すると、奈緒が夕食の支度を始めていた。朱音はリビングでテレビを観ており、俺はソファで横になっている黄奈美に膝枕をしながら彼女の頭を撫でていた。黄奈美は気持ち良さそうな表情を浮かべ、時折俺を見つめる視線にはどこか艶っぽさがあった。

 

 

「ねぇ……キスしたい……」と黄奈美が甘えるような声で言ってきた。俺は彼女の頬に手を当て、唇を重ねた。最初は軽く触れるだけのキスだったが、次第に舌を絡め合う濃厚なものへと変わり、お互いの唾液を交換するように角度を変えながら貪るような口づけを交わした。

 

 

「ありがとうね。良い子を産ませてね」と言う黄奈美に、俺の頭を優しく撫でてくれた。

 

 

「黄奈美がお腹の中で頑張ってたからだよ」と返し、彼女のお腹をそっと撫でると、黄奈美はくすぐったそうに身を捩ったが、その表情はとても幸せそうだった。

四人で料理をテーブルに並べると、一斉に手を合わせて食事を始めた。

 

 

「朱音ちゃん、悪阻は大丈夫?」と奈緒が心配そうに声をかける。

 

 

「うん、大丈夫みたい」と朱音が答えると、

 

 

「へー、軽い方なんだね。羨ましいわ。私なんか朝から晩まで大変だったもの」と黄奈美が言った。

 

 

「全然食えなかったもんな」と俺が付け加える。

 

 

「そうそう! 死ぬかと思ったわ」と奈緒が笑いながら同意した。

夕飯が終わり、全員で食器を洗っている間に俺は風呂に入った。その後、俺たちは眠りについた。

 

 

寝る前、奈緒が突然口を開いた。

 

 

「……ねえ、朱音ちゃんと黄奈美ちゃんの子供って……三太の子?」

 

 

「え……」俺は言葉を失った。

 

 

「そうなの?」と奈緒が俺の目を見つめながら聞いてくる。観念して、俺は頷いた。

 

 

「そっか……」

 

 

「気付いてたんだな……」

 

 

「なんとなくだけどね。黄奈美ちゃんはどうなんだろう?」

 

 

「いや、気付いてないはずだ。まさか朱音が俺の子を妊娠してるなんて思わないだろうし」

 

 

「まあね……」と奈緒はクスッと笑った後、真剣な表情になった。

 

 

「……私、正直あの二人には悪いことしちゃったと思ってる。三太君を手に入れるために出し抜いた気分だから……だから、二人ならいいよ」

 

 

「本当にいいのか?」「何で浮気したのに?」と奈緒が疑問を投げかけてきた。俺は正直に答えた。

 

 

「黄奈美も朱音も同じくらい好きだったから……選べなかったんだ」

 

 

「バカね。でもそういう優柔不断なところも三太らしいわ」

 

 

「………」

 

 

「いいわ、許してあげる。愛人が一人、二人いても構わない。江戸時代なら側室だってたくさんいたでしょ?」

 

 

「……すまん」俺は頭を下げて謝ったが、奈緒は笑って許してくれた。

 

 

「その代わり……」と奈緒が俺の耳元に唇を寄せて囁いた。

 

 

「私が一番だからね……」

 

 

「ああ、わかってる」俺は奈緒を抱きしめてキスをし、二人でベッドに倒れ込んで愛し合った。

 

一年後

一年後、俺たち四人と子供三人でピクニックに出かけた。

 

 

「わぁ……広いね」「すごいねー」「綺麗だねー」と子供たちや朱音、黄奈美がはしゃぐ姿を見ながら、俺の心は複雑だった。

 

 

この関係が正しいとは思わない。でも、みんなが幸せそうだから、それでいいのかもしれない……。

 

 

ただ、いつかはきっと破綻するのだろう。

 

 

(それでも、みんなと一緒にいたい)そう思いながら、俺は彼女たちの隣に立った。

 

 

「三太、見て! 空が綺麗!」と朱音が指差す方向を見ると、大きな虹がかかっていた。

 

 

色鮮やかな七色は、俺たち七人と同じ数で、まるで俺たちの絆を表しているようだった。

 

 

俺は彼女たちと手を繋いで歩き出した。

 

 

これから何があっても後悔しないように生きていこうと、心に決めた。

END

 

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