※この作品はR-18です。

寝取らせマッチングアプリの相手が妻の高校の先輩だった話『上原晴香編』   作:統真

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再会は突然なのか?それとも必然か?

白く煌めくステージと、その奥に光るコバルトブルーの海。

 

聞こえてくるのは、優しい波の音と人々の喧騒だ。

普通なら騒がしいと思うのが当たり前だが、ここでは違う。

賑やかであり、幸せを感じる音に聞こえるからだ。

世間は夏真盛りで、子供たちにとっては楽しい夏休み中、家族連れ、海デートを楽しむカップルなどがビーチを埋めつくしている。

「久々の休暇だ。ゆっくり寛がないとな。おっ!あの女おっぱい大きいな」

借りたビーチチェアから、少し身体を起こす俺はしっかりと女の揺れるおっぱいを観察する。

俺の名前は『山下祐樹』

36歳だが大手企業の部長であり給料も多くもらえてる。

そのためこの海の近くに別荘もある。

「あの女はデカい尻だな」

俺はビーチより女性の身体に目がいっている。

男として当然の視線の行きどころだ。エロい男であるのと否定できない。

隣に置いてあるジュースを飲み、また好みの女を探す。

ナンパをするわけではない。ただ眺めるのも良いものだ。

ナンパする見た目だと思われがちだが、そこまで女に飢えてるわけでもない。

定期的に女とは会っているからだ。彼女ではない。

 

「捨ててくるか」

飲み終えたプラスチック容器を持ち、俺は立ち上がり人の行き来が激しいビーチを歩く。

俺でも真っ直ぐ身体を曲げずに歩けるが、両サイドから人がくると少し身体を捻らないと通れない。

なんか視線を感じる。

俺は身体をさわり、最後に日頃鍛えてるお腹を触った。

割れた腹筋にもなにもついてない。

(なんで見られてたんだ?)

俺は疑問を持ちながら、止めていた足を動かし始める。

横を向き歩いて女を目で追っかけてる。

黒もあれば白もある。派手な赤い水着を着ている女もいる。

どれも、俺にとっては良く似合ってると思っている。

海の家方面に歩いていくとゴミ箱を発見。

俺は飲み終わったプラスチック容器をゴミ箱に入れた。

「もっと奥に行ってみるか」

来た道を戻るのではなく、俺は奥に足を進める。

女を眺めて歩きたいのもあるが、ただ海辺を歩きたいのもある。

歩いていくカップルや女同士もいるが、家族連れが多くなっているような気がする。

 

―ドン―

 

膝から太もも部分に何かが当たった。

見てみると小さな女の子が尻餅をついていた。

「ごめんね。大丈夫?」

少し屈んで手をさしのべる。

(小学生くらいか?)

可愛らしいフリル付きの水着を着た女の子だ。

「うん!だいじょうぶ」

差し出した手の上に小さな女の子の手がのり、俺は優しく立ち上がらせた。

「お母さんとお父さんはどこにいるんだい?」

人が多く往来する中で女の子が一人走ってきたのなら。近くにはいるはずだ。

「走ってきたから。おいてきちゃったかも」

大人の男性に対して何の警戒心もない女の子だ。普通なら少し躊躇うくらいはする

「お名前はなんていうのかな?」

「あやか!」

「じゃあ。綾香ちゃんのお父さんとお母さんを探そうか」

「ゴー!」

元気よく返事する綾香。

はぐれない様に小さな手を握る。

柔らかくプニプニしている小さな手は俺にとっては新鮮な感触。

(俺も結婚していたら、このくらいの子がいたのか…)

他人から見れば親子には見えなくもないが、下手したら小さい子に手を出してるヤバイ奴とも思われかねん。

(早く親を見つけないとな)

 

人々の喧騒の中で、綾香の両親の呼び声を聞き取るように耳を研ぎ澄ます。

綾香はキョロキョロして自分なりに両親を探している。

「いない。どこにいったんだろう?」

先ほどの明るさに陰りが出て不安そうな声音になっていた。

「大丈夫。おじさんが必ずお父さんとお母さんを見つけるからな」

安心させるように言葉をかけた。

(海に来て親探しをするとはな)

俺は辺りを見渡しつつ綾香を探している両親を探す。

真っすぐ進み続けると、微かに『綾香』と呼んでいる声が聞こえてくる。

「綾香ちゃん。お父さんとお母さんが呼んでるぞ!」

「ほんとう!?早くいこう!」

驚きと喜びに満ちた顔で俺を見てくる。

早く会いたいと思う気持ちが加速したのか、綾香は急に走り出す。

「おっと!」

小さな手に引っ張られ走り出すが、人が往来する中で俺はぶつからない様に避けていく。

「綾香ー!」

「綾香どこだー!」

聞こえてきた綾香の両親の声と奥に見える夫婦

「ママー!パパー!」

握っていた手を放して駆けていく綾香。

(良かった。両親が見つかって)

綾香に駆け寄る夫婦。

「ありがとうございます。綾香が見つかったのは貴方のおかげです」

爽やかな男性が俺にお礼を言ってきた。

「いえ、たまたまぶつかってしまい、そこからご両親を探すことになっただけで。でも、よかったです。無事に綾香ちゃんがご両親と会えて」

「本当にありがとうございます」

綾香を心配して屈んでいた女性が立ち上がり顔を見せた。

「「えっ!?」」

俺はこの女性の顔を見て言葉が出なかった。女性の方も俺の顔を見て驚き言葉を失っている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

こんな偶然があるのか?それとも綾香が導いてくれたのか?

それはわからない。しかし、言えることは、ここから俺の何かが始まる!

 

私は娘の綾香を旦那と一緒に探していました。

そして、はぐれた綾香を無事に見つけ出しましたが・・・

綾香の傍にいてくれた男性が思いもよらない人でした。

そう彼は『山下裕樹』

私の高校の時の先輩であり、同じ部活で一緒だった人。

野球部のマネージャーだった私は、当時彼を目を追ってました。

仲の良い男の先輩であり、先輩の仲では一番話した先輩でもあります。

私は違う人と付き合っていたので、相談に乗ってもらったこともあります。

そして、高校を卒業した私たちはそれから会うことなく、どこで何をしているかわかりませんでした。

それが、今、偶然なのかわかりませんが、裕樹先輩が目の前にいる!

本当に信じられない光景です。

(高校時代もすごかったけど、今も筋肉がすごい!)

「晴香!?」

「裕樹先輩!?」

お互いに驚いた声音で名前を呼びあう。

「ビックリだよ。まさか、晴香と会えて、おまけに母親になっていたとは」

「はい。二人の娘の母ですよ。彼とは職場恋愛で結婚し、娘二人に恵まれました」

「本当に大人びたな。あの頃はまだ幼さがあったのに」

「もう、先輩。あの頃は私も子どもだったんですよ。それに、先輩だってすっかり大人の男性になっていますよ」

「俺はただでかくなっただけさ」

「そんなことありませんよ。あの頃もでしたが、より男前になっていますよ」

俺と晴香は笑顔で話し込んだ。

「幸せで何よりだ。旦那さんも優しそうだしな」

裕樹先輩は旦那の方に顔を向け、旦那は軽く会釈をしました。

「晴香。この方は?」

親しく話してる私と裕樹先輩に旦那は疑問を抱いた顔で問いかけた。

「ごめんなさい。あなた。紹介するわね。私の高校の時の先輩で山下裕樹さんよ」

「山下裕樹です。奥さんには高校時代にお世話になっていました。部活のマネージャーでもありましたので」

「ああ。そうですか!こちらこそ妻がお世話になりました」

軽く頭を下げる旦那。

「家族水入らずの時間を邪魔しちゃ悪いから俺は帰るよ」

「先輩、綾香を助けていただき本当にありがとうございます」

私は深く先輩に頭を下げた。

「綾香ちゃん。もうお父さんとお母さんとはぐれちゃダメだぞ!」

先輩は屈んで綾香の頭を優しく撫でた。

「うん!」

元気よく返事をする綾香に、先輩は優しく頷き立ち上がる。

「じゃあ。俺はこれで失礼するよ。晴香に会えてよかったよ」

「私もです先輩」

先輩は背を向けゆっくりと歩きだした。

「おじさんー!ありがとう!ばいばーい!」

綾香は大きな声で先輩にお礼を言い手を振った。

先輩は振り向いて綾香に手を振り返した。

 

先輩は昔とは違い大人の魅力があった。

旦那とは違う魅力が。

それに今も鍛えているのかしっかりした腕の筋肉に、割れた腹筋はすごかった。

旦那は太ってはいませんが普通の男性の体格です。

先輩はすごかったけど、私は旦那を愛しています。

これは変わりません。

 

でも、これが先輩との最初で最後の再会だと思うと、少し残念な気持ちにはなります。

もっと、思い出話や今の現状を話し合いたっかた気持ちがあるから。

さようなら・・・先輩・・・

 

私も家族と一緒に先輩とは反対方向に歩き出した。

 

 

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