※この作品はR-18です。

寝取らせマッチングアプリの相手が妻の高校の先輩だった話『上原晴香編』   作:統真

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抑えられぬ衝動 12・13

「このー!」

「そこだよ。お姉ちゃん」

 娘二人の賑やかな声が響く。

 俺は娘たちと家にいる。晴香は会社の後輩と買い物に行った。

(まだ、裕樹からの返信はないか…)

 スマホを見ても何もきていない。

「やったー!倒せたー」

 穂香は両腕をあげて喜びを表現している。

「つぎは、これを皆でやろう!」

「おとーさんもやろう」

 娘たちのゲーム画面を見ていると綾香に誘われた。

「ああ。いいぞ。おとーさん負けないからな」

 娘たちのいるソファーに行き、一緒にゲームすることになった。

 ゲームのターン制で順番が決まった。最初が綾香。次に俺。その次に穂香となった。最後はNPC。

「せーの」

 さいころの出た目でマスを移動。

 綾香が出した目は5。

 5マス進んでいく。

「お金ゲットー!」

 綾香の所持金が増えた。

「次はおとうさんだ。それ!」

 サイコロの目は1。

「おとーさん1マスだけじゃん」

「出だしから悪いねおとーさん」

 綾香と穂香が煽ってくる。

「幸先悪いな~」

 俺はこうも出だしが悪いとは。

「次は私の番ね!」

 穂香がサイコロを回す。

 出た目は4。

「まぁまぁね」

 所持金もアップした。

 NPCは2マスだった。

「ミニゲームだ!」

「綾香。手加減しないからね」

「私もだよ。お姉ちゃん!」

 二人は燃えている。俺のことは眼中にないらしい。

 ミニゲームが始まり総当たり戦だ。

 NPCはすぐに退場。

「綾香!俺を狙うのか」

「おとうさんも落とすよ!」

「二人とも隙だらけ!」

 漁夫の利を得ようと穂香は俺と綾香を狙ってきた。

「穂香、ちょっ!あー」

 俺は脱落してしまった。

「お姉ちゃんズルいよ!」

「これも作戦なんだよ。綾香」

 二人の勝負になった。

「そこだよ!」

「甘いわよ!そこ!」

 お互い譲らない姉妹対決。

 一進一退の攻防にお互いの技量が拮抗している。

眺めていて楽しい。

「そこ!」

「あー!」

 決着はついた。妹は姉に勝てなかった。

「惜しかったな綾香。もう少しだったのに」

「つ、次は負けないもん!」

「次も倒すけどね」

 誇らしげに穂香は言った。

 俺たちは楽しく笑顔を交えてゲームをしていた。

 

 お昼になり俺は昼食を作るため台所にいる。

 ゲームは穂香の勝ちだった。

 二人のために炒飯を作る。

 男飯になるけど二人は気に入ってくれてる。

 ネギを切っていく。

 コンコンと包丁とまな板が当たる音がなる。

 全て切ったらにんにくも切っていく。

 二人はリビングにはいない。

 ゲームが終わった後、部屋で夏休みの宿題をしている。

「ネギとにんにくをみじん切りにと」

 ボタンの連打のように包丁を叩く。

 ネギとにんにくの姿がなくなっていく。

「あとはフライパンを温めるか」

 フライパンを出した。

 ―ピローン

 スマホの着信音が鳴った。

「裕樹からか?」

 裕樹からの連絡の予感がした。

 胸の鼓動が少し大きくなっている。

 スマホを見てみると。

「裕樹からだ」

予感は的中した。

『ご連絡ありがとうございます。こちらはOKです。日時はそちらで大丈夫で。一つだけ場所の指定はこちらでよろしいでしょうか?』

 丁寧な文章だ。

お互いビジネスマンだからだろう。

『大丈夫です。日時は来週の土曜日はどうでしょうか?』

 晴香は来週の土曜も休みだと言っていた。

「送信っと」

 俺はメールを送信した。

(また、晴香と裕樹がセックスする)

 これで良かったのか?と思いつつも、自分の欲望には勝てなかった。

 モヤモヤした気持ちを抱えながらも料理を再開する。

 フライパンを温め、温まったらごま油にネギとにんにくを入れる。

 くるくるとフライパンを回し焦げ目がつくまで焼く。

(場所はどこにするんだ?)

 裕樹が場所指定をする。

 あり得るとしたら、違うラブホテルか自分の家か。

(裕樹の家だったらどうしよう?)

 裕樹の家だったら俺はどうなるのか?

 興奮が高まるのか?嫉妬に狂うのか?

(どちらにせよ。今回も晴香と裕樹のセックスの話を聞いて興奮するだろう)

「あっ!やば!」

 焦がしすぎてしまった。

「はぁ~」

(もう一度、ネギとにんにくを切り直すか…)

 俺は二人のことを考えながら炒飯を作った。

 娘たちからは『なんか美味しくない』と不評だった。

 

 

 

 

 晴香が帰ってきたのは夕方だった。

 

 その後、夕飯を作りにかかり、あっという間に夜になった。

 

 娘たちは明日は学校のプール解放があり、友達とプールで遊ぶらしい。

 

 今は部屋で寝ている。

 

 俺と晴香はリビングのソファーで並んで座っている。

 

「晴香。裕樹さんから連絡が来た」

 

「なんて来たの?」

 

「OKとはきた日時もこちらで、でも、場所は今回はあっちが決めるらしい」

 

「わかったわ。それでいつにするの?」

 

「来週の土曜日ということにしたけど、晴香、仕事休みって言ってたから」

 

 静かな空気がリビングを支配している。

 

「じゃあ。穂香と綾香にはお友達と旅行に行ってくると伝えるからね」

 

「ああ。俺からも言っておくよ」

 

 娘たちには理由を言って晴香がいないことを伝えるしかない。

 

 俺の欲望のために娘たちに迷惑をかけている。本当に申し訳ないと思う。

 

「今回は裕樹先輩を指名したけど、本当にいいんだよね?」

 

 晴香はなぜか確認を取った。

 

「ああ。大丈夫」

 

 裕樹と晴香の寝取らせに興奮した。

 

 その渇きを満たせるのは同じことをするしかない。

 

 別の誰かではなく、裕樹という晴香にとって先輩であり、同じ時間を過ごした男性。

 

 その特別感が俺の興奮の起因一つでもあった。

 

 

「じゃあ。あなたのために頑張るわ。また、嫉妬した顔も見たいしね。

 

 笑顔で了承した晴香に、俺は複雑な気持ちになった。

 

 寝取らせをやらせているのに晴香が笑顔になる。

 

 俺より裕樹とセックスがそんなに良いのかと。

 

 晴香は俺の妻であり誰にも奪わせることはさせない。

 

 独占欲も俺の中にはある。

 

 だが、結局は寝取らせの渇きには勝てない。

 

「私、頑張るね」

 

 その言葉に俺は何も言えなかった。

 

 俺のために頑張ってくれるのか?それとも、裕樹とするのが楽しみなのか?

 

 分からなかったからだ。

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