寝取らせマッチングアプリの相手が妻の高校の先輩だった話『上原晴香編』 作:統真
「もう!?先輩!何してるんですか!子供たちも居たんですよ!」」
私は裕樹先輩に怒った。
「わるいわるい。あまりにもいいお尻で眺めるだけではいられなくてな」
「旦那には聞かれちゃいましたけど」
「旦那は興奮していたと思うぞ。今も晴香のことを考えてるかもな」
「変なこと言わないでくださいよ~」
私は恥ずかしさを隠しつつ先輩を窘めた。
先輩は机に置てあるメニュー表を見始めた。
「何か頼むんですか?」
「夕方だからな。軽く何か頼もうかと思ってる」
「私も少しだけおなかすいてます」
「じゃあ。俺は唐揚げとレモンサワーだな。晴香は何にする?」
メニュー表を渡され、私はページを捲り軽そうな食べ物を探す。
「私はサラダとオレンジジュースにします」
私の注文を聞いた先輩は備え付けの電話で注文した。
「そういえば、晴香って翔太と付き合ってたよな?」
「はい。翔太先輩と付き合ってましたけど」
翔太先輩とは裕樹先輩と同じクラスで同じ野球部でした。
「実は翔太が晴香に告白する前に相談されたんだ」
「えっ!?」
初耳でした。
裕樹先輩に相談していたなんて知らなかった。
「まぁ、俺に相談した時に言ったんだ。お前も晴香のこと好きなんだろ?って」
「裕樹先輩も私のこと……!?」
良く話す先輩でしたが好意があるとは思いませんでした。
私は意識していましたが先輩もだったなんて。
(もし、先輩が私に告白していたら……)
そんな淡い妄想をしてしまっている。
「俺はその時は翔太に告白しろと言ったな。あいつに譲ったよ。あとから後悔したけど」
「そうだったんですか。私も……その…先輩のことが…好き…でした…」
恥ずかしいので徐々に声を小さくして先輩に過去の想いを告げた。
「ん?何か言ったか?」
「あっ、いえ!先輩と付き合ってたらどうなっていたかな~っと」
「まぁ、今みたいな関係にはなってはいなかったな」
「それはそうですね。私たちの今の関係は変ですよね?」
「でも、海で会えたのは嬉しいし、晴香にとっては不本意かもしれないが、晴香と身体を重ねていることも俺にとっては幸せだ」
「先輩…」
海での再会からの今の関係は本当に歪な形なのかもしれないけど私も嬉しい気持ちがある。
旦那は裏切れないけど、今の関係が続いてほしいとも願っている自分がいる。
「旦那には悪いけどこのまま続いてほしいと思っている」
「そうですね。私は旦那が辞めてと言えば辞めることになりますけど」
(そう。これは、あくまでも旦那の頼みでやっていること……)
「こればかりは、旦那の寝取らせプレイがいつまで続くか願うしかないな」
旦那はどうなのだろう?
この先まだ寝取らせをやるのだろうか?
(こればかりは、私も聞けないわよね…)
『注文したものをお持ちいたしましたー』
外から店員の声が聞こえた。
「おっ、来たか!とりあえず食べようか」
「そうですね!」
私たちは注文した料理を食べることにした。
その後も、話が弾みお互いの仕事のことも話しました。