寝取らせマッチングアプリの相手が妻の高校の先輩だった話『上原晴香編』 作:統真
娘たちと届いたピザを食べている。
「おいしー!」
「綾香一枚交換しよう」
「いいよ!」
穂香と綾香は互いにピザの一切れを交換し合っている。
俺も二人と一緒にピザを食べている。
(今、晴香は何をしているんだろう?)
夜だからお風呂にはいっているのか??それともお風呂で?ベッドで?
鼓動はたしかに速くなっているのがわかる。
「お父さん食べないの?」
穂香が疑問を呈した顔で訊いてきた。
「ああ。少し考えててね」
箱を開けると真っ赤なピザが顔を出す。
トマトと肉がゴロゴロと入っているピザだ。
気まぐれピザがトマトに傾きすぎるピザだった。
「いただきます」
俺はピザを一切れを口に含む。
トマトの酸味が口に広がる。
いつもより酸味が感じられる
(トマトってこんなに酸味があったけ?)
俺の舌がおかしいのか、今の俺の心を映した味になっているのか?
美味しいのは美味しいけど、なんかいつもより違う。
「お父さんも交換する?」
「ああ。いいぞ。じゃあ、交換だ」
娘たちとピザを交換し合う。
「トマトとお肉がおいしいー!」
「気まぐれもいいね!」
二人の評判は良好だった。
「じゃあ。お父さんも穂香たちのを食べよう」
まずは、穂香のマルゲリータを一口
俺と同じトマトの味がするが、チーズもあるため酸味が調和されている。
「マルゲリータもおいしいな!」
次は綾香のを食べてみる。
「エビやイカ、ホタテと魚貝が入ってておいしい」
「おとうさんのもトマトとお肉がおいしい!」
三人で食べる夕食は美味しいけど、晴香がいればもっと美味しい。
その美味しさの減らしたのは自分であるのは分かっている。
けど、禁断の果実の味も味わいたいのも事実。
一度味わえば、また味わいたくなるほど。
(早く晴香の声で、晴香のセックスの話を訊きたい)
ピザも美味しいが、今の俺にとっては寝取らせの話の方が何倍も美味しい。
(新婚当初はホテルで笑いあったな。エッチは二回しかできなかったけど、それでも、お
互い抱きしめあって最後は寝たんだよな)
今はその相手は俺ではない。
彼女は他の男といるのは俺が望んだことであり、俺はその焦りと嫉妬と不安を味わっている。
ピザの味も正直あまり味がしないように感じる。
今の俺の心が味覚をコントロールしきれていないのかもしれない。
「お父さん。冷蔵庫にあるゼリー食べていい?」
綾香がゼリーを食べたいと言ってきた。
子どもたちの小さなピザはなくなっている。
「ああ。いいよ」
「わーい」
「綾香、私は桃のゼリーだからね。勝手に取らないでね」
綾香の後を穂香は歩いて付いていく。
ゼリーを食べ終わったらお風呂に入ってもらい、それから就寝をしてもらう。
(一人になれば気兼ねなく晴香と裕樹のことを考えられる。穂香と綾香には悪いけど早く寝てほしい)
今は一人の時間を作りたい。
娘たちにも迷惑をかけているのは申し訳ないけど、今は自分のわがままを優先させようと思う。
もっと、夜の闇が深まれば、晴香と裕樹のセックスは燃え上がるだろうと思う。
悔しく嫉妬で胸が痛むが俺はそれを期待している。
「さて、片付けるか」
食べ終わったピザの箱やお皿を片付け始めることにした。