寝取らせマッチングアプリの相手が妻の高校の先輩だった話『上原晴香編』 作:統真
朝日が昇って数時間は経った。
娘たちも起床し朝ごはんを食べている。
「お母さん今日帰ってくるの?」
綾香が訊いてきた。
「そうだよ。午前中には帰ってくると思う」
「じゃあ。お母さんに会える。午後から友達と遊びに行くからね」
「穂香も行くのか?」
「うん。綾香と一緒に行く」
穂香がいれば安心だ。
「帰りは夕方になりそうか?」
「うん。17時には帰って来る」
穂香が帰ってくる時間を教えてくれた。
(なら、晴香から裕樹とのセックスの話は聞けるか?)
俺も娘たちと一緒に朝食を食べる。
朝食のメニューは娘たちはフレンチトースト。俺はハムエッグトースト。
「綾香、口元についてる」
穂香は綾香の口元を拭く。
穂香は本当にしっかりしている。
彼女は俺なんかよりしっかりしていると思う。
「お父さんはお母さん迎えに行くんでしょ?」
「そうだよ。連絡来たら迎えに行く」
時刻は午前9時になっている。
そろそろ連絡来ても良いほどだ。午後は寝取らせの時間半以外で規則違反だ。
常連の裕樹のことだそこは規則を守るはずだ。
(しっかりして仕事もできる感じなんだよな裕樹は)
そこまで話したことはないが、俺は裕樹の人となりをそう見ている。
晴香から聞いた話だと大手企業の部長であるらしい。
俺たちより出世している。
そんな人が寝取らせマッチングしているとは…。
彼にもいろいろストレスや癒しが欲しいのだと思う。
それが女性との性行為。
(寝取らせをしている俺が裕樹のことを言えた立場じゃないな)
「お父さんは今日もお休み}
穂香が訊いてきた。
「そうだよ。でも、家で仕事をしているから」
「大変だね」
「お仕事はしないといけないからな」
「お父さん、最近ちょっと変だから無理しないでね」
「あっ、ああ…ありがとうな穂香」
穂香に変と言われてしまった。
彼女は周りの空気を感じやすい娘だ。
俺と晴香の空気感に違和感を感じたのかもしれない。
(穂香は本当に異変を感じやすい娘だ。このまま続けてたらバレてしまうかもしれない)
俺と晴香の秘密を知られれば穂香と綾香に悲しい思いをさせてしまう。
(晴香に相談してみよう)
穂香はフレンチトーストを口に運ぶ。
少しづつ食べる穂香と対照的に綾香は口いっぱいに頬張る。
俺も二人を眺めながらハムエッグを口にに入れ食べる。
(晴香から早く連絡来ないかな?)
晴香の迎えの連絡を今か今かと待つ俺。
リビングの時計と腕時計と両方見る。
針がいつもより遅く感じる
手に持っているブラックコーヒーはいつもより苦みが強く感じた。