宙に浮いているような感覚が俺を包む。
気持ち良くて暖かくて…ふわふわで、離したくない。
でも、その感覚は冷たい雨に打たれる感覚に上書きされた。
…何だか何かを忘れているような…俺…何をしていたんだっけ?何を…求めていたんだっけ?
あぁ…そうだ。
目の前で泣き叫ぶ三人の顔が浮かんで思い出した。
俺は…あの日…大切な、あの三人の前で殺されたんだった。
皮肉だ。…皆へのサプライズ会だったのに…こんなことになってしまうんだなんて。
皆を…喜ばせたかっただけだったなのに…なぁ…
笑顔が…見たかった…だけ…なのに…なぁ…
こんなの…あんまりだ…俺は、皆との幸せを…神に願ったのに…さぁ…
薄れゆく体温では彼女達の暖かい手を掴むことが出来なくて…床に打ち付けられた。
最後の…挨拶すら…出来なかったなぁ…
後悔だけが積もる。
ただの住民だった俺がチェンに実力を魅いられ、近衛隊に誘われて…スワイヤ-には足りていない知識を与えられ、リンに仕事を与えてもらって…何一つ返せていないのに…いや、今から返す予定だったのに…この世界は残酷だ。
明日を見て…前に歩こうとするものから死は全てを奪う。だから、その全てからみんなを守った。…けどそれは、誰にも与えられるもので…俺も例外じゃなかったみたい。
ただ、せめて彼女達には幸せでいて欲しくて…口を動かした。
「愛してる…みんな、のこと…幸せに…なって…ね」
そこでプツリと電源が落ちた。
俺の意識はぐちゃぐちゃにミキサーにかけられたように粉々になり、幾つもの残骸が積み重なり出来た新たな俺へと降り注ぐ。
経験と、想いと…道を示して…それは消えた。
「んあっ?ここ、何処だ?」
深い眠りから覚めたらしらない天井と向き合っていた。
何だか、大切な夢を見て気がする。でも…それを思い出そうとすると…ノイズが走る。
そして、心の奥底から恐怖と悲しみを溢れだしてくる。
脳の処理が間に合わないほどの想いによって、脳が揺れる程の痛みとなった。
思わず、声にもならない悲鳴が漏れ出て、涙が溢れる。
だが、それは…暖かなものが抱き締めてくれて収まった。
「大丈夫よ…私はここにいるわ…それでも、まだ…満たされないのなら、私にその痛みを分けてくれていいわ。私は…何でも受け入れてあげる。だから、ずっと…ずぅっと。ここに居ましょ?」
甘い甘い言葉だ。これを取ってはいけない…そんなことは分かっているのに…手は延びてしまう。
まるで、自然の摂理のように…それが当たり前のように彼女は俺の熱を受け入れる。
「ちゅっ…んんっ…じゅる…はぁ…んんっ♡」
甘くて美味しくて溶けそうな程、暖かくて…凍えたこの胸が絆されていく。
でも、まだ足りないと彼女を求めてしまう。彼女は…ダチュラのように美しい花で…毒をもっているのだろう。
でなければ…こんなにも…求めてしまう筈がない。
そう、言い訳をする。でなければ…自らの浮気性を赦せないから。
「ふふっ…これで、終わるのかしら?…あなたのここ…こんなになっているに…?」
ふぅーと、耳に息を吹き掛けてくる。
くすぐったくて離れると彼女は淫靡に優雅に笑う。
あぁ…駄目だ。彼女のその全てが大好きでたまらない。
その顔が…その声が…君という全てが愛おしくて…もっともっも求めたい…なのに、チクりと胸が痛む。
何故かは分からない。でも、こんな夢に溺れてはいけないと言われている。
何かを成さなければいけないんだ。でなければ、また…全てを忘れて初めからになる。
だから、振り払わなければ。いつの日か求めたあの願いのために。
「駄目だ…こんなの、俺には…やらないと…いけないことが」
「そんなもの…どうでもいいわ!あなたがこんなにも傷ついているのに…疲れ果てているのに…休ませもしないこんな世界のことなんて!どうなったっていいじゃない!」
「ねぇ、私は…あなたに何でもあげるわ!この身の全てなんだって!だから、私の手を取りなさい…!」
優雅に…孤高であるように見える彼女は…今は、幼い子供のように泣きじゃくりながら俺へ手を伸ばす。
だけれど、俺にはその手を…その愛を受け取る資格なんてない。
「ごめんね、リン。俺は…願ったんだ。全ての人の幸せを。だから、その日まで立ち止まれない。ただ、そのそういうことは…生きるためにはさせて貰うよ…ううっ、格好付かないなぁ」
「なによ…それ。私は…あなたと居れるだけで幸せなのよ…?それなのに…まだ、あんなことを…するの?」
迷える子羊たちのように、涙を浮かべた揺れる瞳が俺を見て離さない。
そんな顔して欲しくはない…ただ、笑顔で生きて欲しかっただけ。
「…それが、何かは覚えてはいないけれどするよ。…俺はもう誰一人も失わないって決めたから」
「…ほんと、なんであなたは…そんなに優しいのよ…。恨み言の一つぐらい言って欲しいわ…私…あなたに酷いことをしたのよ?」
「そんなことないよ…俺の…想いはリン、君を責めたことも、君のこと嫌になったこともないもん」
「そう…そうなのね。…分かったわ。あなたを閉じ込めるのはやめるわ。平和を告げる青い鳥を閉じ込めておくのは…もったいないものね」
「ははっ!俺が平和を告げる青い鳥?…ふふっ…あっはは!やっぱりリンは面白いや…!でも、俺はそんなのじゃないよ。俺は…そうだな、自らの屍で愛した未来を運ぶ死に損ないさ!何も覚えていられないのに、想いだけは貯まっていく死に損ないなのさ!」
「でも、あなた死んではいるじゃない…あの時も、それ以外の時もね」
「想いを引き継いでいるのなら生きてるのと変わらないよ。人というのは、その記憶や想いを忘れ去られた時が死だというじゃんか。なら、俺はその死を得られない死に損ないだろう?」
「…そうね。確かに、私はあなたのこと…二度と忘れないもの。ねぇ、ユーリ?もうあなたを閉じ込めたりしないから、最後に…思い出をくれないかしら?」
リンは俺の首へ手を回しその美麗な顔を近づける。
─断れないよなぁ…ほんと、好きなんだからさぁ。まぁ、そこをついてくるのもリンらしくて…大好きなんだけど。
「いいよ。リン、俺は今だけは君のものだ。したいことなんだって付き合うよ」
「あら…そんなこと言って平気?私…何をするか分からないわよ?」
「うん、平気。だって…君は俺の嫌なことはしないだろ?」
「…ええ。そうね…まぁいいわ。それじゃ、イイコトしましょ」
綺麗に着飾った服をはだけさせ、美しいその身体を浮かばせる。
綺麗で宝石のようで見とれていると俺の息子を剥き出しにさせる。
そして、それをタイツに覆われた足で優しく踏む。
「んっ♡ちょっ、リン…?」
「あら、なんだってしていいんでしょ?それに、あなたのここは喜んでるみたいよ?」
そう言いながら口を開いてベロを出し唾液で滑りやすくして優しく乱暴にしごく。
無碍にされているのに、気持ちいい。これは、良くない扉を拓きそうだ。
「ほら、ほら。気持ちいいんてしょ?あなた、あの時も私の脚を良く見つめていたものね」
「っ♡そうなのかな…いや確かに、そんな邪な想いもあるかも…♡」
「無様ね…♡足蹴にされて興奮するなんて…ね?…もうそろそろ出るんでしょ?孕ませれないこんな足を…ぴゅーぴゅーって汚したいんでしょ♡ほら、早く…出して♡」
嬉しそうに顔を歪ませながら、ぐっと、強く踏みつけられた瞬間、彼女の足へ濁流のように白い液体が流れ出る。
それは、彼女の脚を通り越して身体を、顔を汚す。リンはその液体を愛おしそうに、掬い上げ口に含む。
そして、美味しそうに飲み込んだ。
綺麗な、優雅な華が俺に汚された。それが、嬉しくて息子はすぐに元気になる。
「節操がないのね?…でも、私に興奮してくれたのは嬉しいわ…。ふふっ、次は、あなたの子種をここに頂戴?」
わざと見せつけるように濡れた陰部を広げ、挑発をする。
だから、わざと身体と息子を大きく変化させる。彼女を抱き抱えて、犯すために。
「リン、俺ももう我慢できないから…ね?ぶっ壊してあげるよ…」
「…ユーリ?その、私そんなつもりじゃ…!?」
無理やり抱き抱えて、リンに奥まで一気に突き刺す。
ぬるぬると濡れている彼女の陰部は面白いほど簡単に息子を飲み込み、奥へぶつかった。
「おっ゛♡…ダメっ゛…そこっ♡はぁ、大切なところなの♡」
「俺になんだってくれるんでしょ?だから、ここも壊していいよね?」
「いやっ♡私、あなたの子が欲しいのぉ゛だから…壊しちゃやっ♡」
乱れながらも、リンは愛おしい言葉をくれる。でも、そのせいで俺は我慢しきれなくて動きを更に激しくさせる。
「あぁっ♡イクっ♡イックぅ゛♡んんっ♡…ユーリ、ユーリ♡愛してる…ずっとぉ♡好きなのぉ゛」
「俺もッ♡好きだよ♡その想いは…ずっと♡変わらない!」
「…そうっ♡…ふふっ…ねぇ、出して♡あなたの暖かいもの♡奥に出してっ♡」
顔を赤く染め乱れてきゅうっと膣を締め付けてねだってくる。それに合わせて更に奥にねじ込むようにピストンする。
「じゃあ、奥に、いっぱい出すね?君が壊れちゃうぐらいに…♡」
「あんっ♡…ええ♡孕ませてちょうだい♡ずっとずっと待ってたのぉ゛♡…私に、あなたとの思い出を♡ちょうだいッ♡」
「…っ♡いつもクールな顔して♡そんなこと思ってたのっ♡この淫乱鼠っ♡」
「…んんっ♡そうよ…♡だってぇ♡あなたが居なくなって、この思いに気づいてから♡ここが熱くて堪らないのよ♡だから、いっぱい♡いっぱい…出してぇ♡」
「…っ、望み通りっ♡出すぞ♡ちゃんと、受け取れっ♡」
イく瞬間、奥へ突き刺す。頭が真っ白になるような感覚と共に流れ出る白い液体がリンの膣を蹂躙する。
「イグっ゛~~♡…おっ゛♡膣にっ♡いっぱい…来たわっ♡あっ♡…ふふっ暖かいわ…あなたの子供達♡」
ベッドへゆっくりと下ろすとリンは名残惜しそうに俺に抱きついてお腹を擦る。
仄かに赤い頬に、乱れて少し汚れた顔が美しく…口づけをする。
甘くて一瞬の口づけを繰り返し、最後に息が止まるほどの長い、長い口づけの後離れた。
「もう…行くのかしら?」
「うん、ちょっと心配事があってね…。リン、またね?」
「えぇ、また会いましょう…」
離れる際のリンの揺れた瞳を俺は見逃さなかった。
…結局、俺がしていることは偽善なのかもしれない。いや、きっと偽善なのだろう。
だって皆に幸せになって欲しいなんてものは、結局のところ…俺が皆の幸せな姿をみたいという願望なのだから。
まぁ、今のところ、悲しませてばっかだけれど…それでも助けられた人はいたのだから。
今は…それでいいのだろう。
これからは、どうなるかは分からないけれど…きっと、いいのだ。
…この日まではそう…思っていた。
あの夜に月夜に照らされたミュルジスと会った時…その考えが浅はかだったと思いしらされた。
そして、もっと…もっと俺が助けた筈の人と話すほどどうしようがないほどこの世界が狂ってしまったのだと知ったのだった。
えっちと曇らせの比率どれぐらいがいい?
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5対5ぐらい
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7対3ぐらい
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逆に2対8ぐらい