友人以上、セフレ未満 作:ナナナ
申し訳ございません。
脚を開いてベッドに座り込んだ俺。
その脚の間に円香は跪くように蹲る。
円香の熱い吐息が肉棒にかかるだけで、俺は今にも射精しそうだった。
「……あんまり見ないで」
円香はそう言って上目遣いでこちらを一瞥すると、一瞬躊躇った後、肉棒を口に咥えた。
「うわ……ッ」
唾液でしっとりと湿った口内に、肉棒がゆっくりと吸い込まれていく。
まずは亀頭だけを咥えた円香の舌が、ナメクジの交尾のようにカリ裏に絡みつく。
舌はゆっくりとした動きでまるで味わうようにカリ首を舐め回し、チロチロと舌先で裏筋を転がす。
そして亀頭全体を舐めながら尿道へと至ると、穴をほじくり返すかのように強く舌先を押し付けてくる。
舌の動きは円香の口内で隠れて見えないが、円香がどのように俺の肉棒を舐めているかは手に取るように分かった。
むしろ、円香が俺に伝えているような、そんな気さえする。
「……苦しくないか?」
「……」
円香は肉棒を咥えたまま、小さく首を縦に振る。
俺はそんな円香の頭を、優しく撫でる。
同じ癖毛のはずなのに俺のそれとは違う、艶のある綺麗な髪。
指を櫛代わりに円香の髪を梳かすと、一切の引っ掛かりなしでスゥと指が抜けた。
「……」
「うわ……それ、ヤバ……!」
円香の髪で遊んでいると、急に円香が肉棒を喉奥まで咥え込む。
やはり苦しいのか、亀頭を包み込む細い喉奥がキュッと締まる。
「む、無理するな……!」
口ではそう言いつつも、俺は、円香の頭を両手で抱えて思いっきり腰を打ち付けたい衝動に駆られる。
そんな俺の肉欲を読み取ったように、円香は自分から頭を前後に振り始めた。
髪が揺れ、甘い香りがふわりと鼻まで届く。
「ッ……!」
思わず円香の名前を呼びそうになる。
唇を噛んで言葉を抑え込んだ瞬間、俺は円香の口内であっさりと果てた。
止めなければという自分の意思とは反して、精液が尿道を通り勢い良く円香の喉奥へ注ぎ込まれる。
腰を引こうにも、俺は無意識のうちに円香の頭を強く抱え込んでしまっていた。
「……げほっ!げほっげほっ……!」
支配欲の限りをぶちまけた俺が手を離すと、円香は咳き込みながら口から唾液交じりの精液をベッドへと吐き出した。
肉棒と唇の間は透明な糸で橋が架かっていた。
「わ、悪い……大丈夫か?」
「……水」
「あ、あぁ……」
俺が慌てて手身近にあった紅茶のボトルを渡すと、円香は500ミリリットル近く残っていたそれを一気に飲み干した。
細い喉が何度も動く。
フェラでイかされたのは、初めてだった。
円香が口の中で射精されることを嫌がっていることは何となく分かっていた。
だが……そんな円香が、俺の精液を口で受け止めた。
「……本当に大丈夫か?」
「……大丈夫」
円香はこちらを見ずにそう言って、口の周りを手の甲で拭う。
目尻に涙を溜めて俺の股の間で蹲る円香が、俺は、どうしても愛おしくて仕方なかった。
「……」
「ちょっ……!」
円香の肩を両手で押すと、ただでさえ軽い身体は、簡単に転がった。
見てはいないが、目をまん丸にしているのだろう。
そんなことを考えながら俺は円香のパンツに手をかけ、一気に下ろす。
「うわ……」
思わずそんな声が出た。
陰部とパンツの間は愛液で何本も糸を引いていた。
そしてそれ以上に、濃縮された濃い雌のフェロモンが俺の雄としての本能に襲い掛かる。
今すぐこの肉壺に挿入して射精し孕ませてやりたい、と。
俺との子供を作れ、と。
「……」
頭がどうにかなってしまいそうな本能を生唾と一緒に飲み込むと、俺はそんな湿った陰部に舌を這わせる。
「んあっ……やだ……」
ほのかにしょっぱい愛液と、強い雌の香りと、切なそうな嬌声。
避妊具なしで早く挿入しろ、と脳内で声を張り上げるもう一人の俺をどうにか無視しながら、唇をすぼめてクリトリスに吸い付く。
バタバタと暴れる円香の脚を強引に抑え込み、とめどなく溢れる愛液を舐め取っていく。
さっき肉棒を擦っていた時のように、舌で割れ目を下から上へとなぞる。
「や……ッ……!」
声にならない声を出しながら、円香の腰がビクンと揺れる。
俺の頭は円香の太ももで抱えられ、イっている瞬間の顔は見られなかった。
「はぁ……はぁ……」
しばらく俺の頭を抱えたまま身体を痙攣させていた円香。
太もものロックから顔を上げた俺の目に飛び込んできたのは、ぐったりと力なく倒れ込んだ円香の姿だった。
「……ごめん。もう辛抱たまらん」
息も絶え絶えな円香にそう言いながらゴムを装着し、身体に全く力の入っていない円香の右脚を抱え上げる。
「や、休ませて……」
「無理……ッ!」
顔を腕で覆い隠す円香の制止を振り切って、肉棒を膣穴へとねじ込む。
いつもよりきつく締まった膣穴の肉壁をかき分け、子宮口に亀頭を押し付ける。
「っ……!その動き……!ダメ……!」
いつもは腰を叩きつけるが、今は、ゴム越しに子宮口と亀頭を押し当てたまま腰をグラインドさせる。
身体と同じように膣壁も痙攣しており、その小刻みな振動がダイレクトに肉棒へ伝わる。
肉棒を抜くたび愛液がベッドシーツに飛び散り、円香の口からは喘ぎ声が漏れる。
「ッ……!」
どうしようもなく身勝手な独占欲。
俺の肉棒でよがり狂う円香の姿を、俺は他の誰にも見られたくなかった。
でも、円香からしたら、俺はただの遊び。或いは、慰み者。
クソ、クソ、クソ、クソ。
奥歯が割れんばかりに噛み締め、想いをぶつける。
円香を、俺のものにしたい。
恐らく叶うことのない望み。
七夕の短冊でも、流れ星でも。
「射精るッ……!」
一番奥に亀頭を叩きつけ、射精する。
睾丸が大きく脈打ちながらゴムへ精液を吐き出す。
「はぁ……はぁ……」
「っ……で、出た……?」
「……あぁ」
「そ……そう……」
どこか安心したようにそう言った円香は、うつ伏せに倒れ込んだ。
名残惜しいように肉棒を咥えて離さない膣穴からそれを引き抜くと、ゴムがはちきれんばかりの精液が溜まっていた。
「……」
震える手でゴムを外し尿道についた精液を円香の尻で拭うと、彼女の隣に寝転がった。
「……?」
ピクリとも動かない円香に目を向ける。
円香は、可愛らしい寝息を立てて眠っていた。
「……このくらい、許されるだろ」
俺はそんな円香の首筋にキスマークを作ると、どろんとした眠気に意識を手放した。