継国家の本邸には、日の当たらない空間が存在する。
建築段階から意図的に設計された、閉鎖的な間取り。真っ暗闇の中庭のようなその場所には、小さな屋敷が建っていた。
枯山水と
何百年もの歳月を感じさせる木造建築は、隙間なく閉ざされた日本庭園の中で幽玄と浮かび上がっている。
古屋敷へと続く砂利道には幾つもの石灯籠が並び、絶え間なく火を灯して明かりを確保していたのが窺える。
現在は電気文明の光で照らされる屋敷は、ずっと昔から変わらぬ静謐を保っていた。
「お゛んっ、おぎッ!?♥♥♥ んぐッ、おごォッ!?♥♥♥」
しかし、外まで響くいやらしく、はしたなく濁った嬌声が、神聖ささえ感じさせる静寂を掻き乱す。
屋敷の奥に位置する寝室は、霧と
「お゛……ひぇ゛……♥♥♥ も、ぅ……無理、ですぅっ……♥♥♥
お慈悲を……あぇ゛……♥♥♥ お慈悲、をぉっ……ん゛ォ゛~……♥♥♥」
上品に整えられた高級布団の上で、古屋敷の女主人である珠世は、
「んぉ゛ッ、
どぼっぼぼぼぉっ!♥♥♥
四つん這いの姿で高々と掲げられた桃尻には、射精の興奮に伴って叩きつけられたであろう手形の痕が赤々と残っていた。
艶やかに濡れた唇からは真っ赤な舌がでろり……♥♥♥ とまろび出ており、鬼特有の尖った牙が淫靡に輝く。
滂沱の涙で極上の美貌を彩る珠世は、何処に出しても恥ずかしい情けない
女主人の意向に沿った慎ましやかで貞淑な
「おごっ、オ゛んっ!?♥♥♥ おぎッ、あげぇっ!?♥♥♥」
バチバチと脳細胞が死滅していく危険な快感に陶酔する珠世の眼前では、一方的な激しい
屈強な大男に覆い被さられ、四つん這いで
精通を迎えぬまま鬼となった愈史郎は射精を伴わない絶頂地獄に、少年特有の高い美声を野太く濁らせていた。
「んごォ゛っ、
びゅっくぅっ!♥♥♥ どびゅっ、どびゅぅっ!♥♥♥ どっっぼぉおお~~~~ッッ!!♥♥♥
根本まで
大男の巨大な睾丸が収縮し、急速製造された精子が愈史郎の
四つん這いのまま上から押さえ込まれ、愈史郎は一切抵抗できず、媚びるように尻を掲げた姿勢で吐精を受け入れるしかない。
十数秒に渡って繰り広げられた無意味な種付けは、ぢゅっっぽんっっ!!♥♥♥ 長大な
「お゛っっほォ゛ッッ!?♥♥♥」追い打ち絶頂を食らった愈史郎は、尻穴から垂れた精液で自身の
「ゆ、愈史郎……あ゛んっ!?♥♥♥」
僅かに戻った正気で愛弟子の心配をするも、全く猛りの収まらない
散々に躾けられた作法に従い、眼前の勃起
愈史郎を
出し切れなかった精液を限界まで吸い上げ、男に見せつけながら珠世は美味しそうに呑み込んだ。そのまま自分の顔を
そうして、いたいけな少年の幼い肢体を貪った雄の象徴を綺麗に舐め清めた珠世。
力強い勃起を取り戻した
「あん!?♥♥♥ も、もうお止め下さい、お館様……♥♥♥ これ以上の過ち、奥方様たちにどのように詫びれば良いか……♥♥♥
今なら、内密にいたしますから……♥♥♥ 誰にも、言いませんから……♥♥♥ ですから、どうか、どうか……あっ♥♥♥
だ、駄目ぇ……♥♥♥ ――――ん゛お゛ォ゛~~~~っっ!!♥♥♥」
情欲を煽る拒絶の言葉は、期待通り
妻を差し置いて本家の隠し部屋で行われる、背徳純愛浮気
珠世が終われば愈史郎が、その次はまた珠世が……人間に貪られ、敗北する鬼たちの宴は終わらない。
絶え間ない
私の名前は珠世。かつて鬼舞辻無惨に連なっていた鬼の一人だ。
自ら望んで鬼となった大馬鹿者。何を於いても叶えたい願いがあったが、それは文字通り鬼の所業による凄惨な結末を迎えた。
私は悪鬼羅刹そのものだ。自らの手で願いを踏み躙った挙げ句、絶望して自棄になり無関係の人々を大勢殺したのだから。
私の手は到底拭えない血と罪で穢れている。私は、ただの人喰いで、人殺しで、心の弱い化け物だった。
鬼舞辻無惨を呪うのは、身勝手な逆恨みだ。
見当違いの復讐心。積み上げた罪科の重みに耐えきれなくて、全ての原因を他人に擦り付ける、恥知らずの他責と逃避。
それでも……それでも私は、せめてもの、唯一の償いとして、鬼舞辻無惨の抹殺を誓う。
例え藻掻き苦しむ様を嘲笑われる、虫籠の蝶でしかないとしても。
筒抜けの思考を何度も享楽の道具にされながら、支配から逃れる万に一つもない可能性に私は縋っていた。
転機が訪れたのは、本当に偶然だった。
何を気に入ったのか私を侍らせ、日の昇らない夜を堂々と闊歩していた鬼舞辻無惨。
自信満々に全てを見下していたあの男は、突然現れた野生の琵琶女に金槌で殴り抜かれ、足を滑らせて崖から落下したのだ。
その瞬間、無惨は生涯二度と浮かべないであろう間抜け面を浮かべて落ちていった。卸し金のような岩肌に削られ錐揉み回転する無惨は、極めて常識的な当惑の感情を私に送りつけ、それは最下層に叩きつけられると同時に途切れた。
無惨の支配から解放されたのもその時だ。無駄に脳みそを増やした事を自慢げに話していたあの男は、どうやら全ての脳みそで脳震盪を起こしたらしい。
きっと無惨のそれと似たような間抜け面を浮かべていた私は、同じく崖下を覗き込む琵琶女と顔を見合わせ――直感的に目的の一致を通じ合い、一丸となってその辺りの岩や重量物を次々と崖下に投げ入れた。
そのまま殺せれば良かったのだが、無惨はその程度で死ぬ生き物ではない。それでも、溜まりに溜まった鬱憤晴らしを終えた後、私は必死になって逃げ隠れた。
見つかったらまた支配に繋がれ、これまで以上に弄ばれるだろう。そうなれば私の心は完全に折れ、従順悪辣な鬼へと変貌してしまう。
予見できる恐怖と、自分を信用できない諦観。それらに耐えながら怒りを燃やして、鬼の目を掻い潜りながら無様に逃げ回る。
その逃避行の果てに、私は出逢ったのだ。
私を鬼と知りながら、何百年と匿い庇い、守り続けた者たち――継国家の人々に。
鬼舞辻無惨が死んでから、心に穴が空いたように感じる。
ドロドロに煮詰まっていた重たい感情が、全て流れ出てしまったような空虚。
中身のない罅割れた心の殻。数百年にも及ぶ執念が結実し、残ったものは醜悪非道な悪鬼の残骸のみ。
無惨と共に死に果て、地獄に落ちる事を望んでいた私は、のうのうと生き恥を晒していた。
助けられて、しまったのだ――実の息子のように想っている、今代の継国家当主に。
あの子は出逢った瞬間から、私の特別だった。
珠のように可愛らしい赤子。一人では何も出来ない、守らなければならない尊い存在を抱き上げた時、感涙に
この子の人生を見守ろう。陰より見つめ、影から支え、幸福な一生を送れるよう、出来る限りの力を尽くそう。
それは代々の直系を取り上げた際に誓う想いであり、老若問わず食い殺した過去の贖罪であり、後ろ暗い代償行為だった。
彼は健やかに成長した。良く食べ、良く遊び、すくすくと良く育った。
彼の両親は残念ながら、物心つく前に事故で亡くなってしまったが……悲嘆に暮れそうになった私は、悲しみを振り切るように育児に埋没する。
日々の食事を振る舞い、共に笑って共に泣いて、年月を重ねて成長する姿を
母上、と呼ばれた事も、一度や二度ではない。その度に訂正したが、思わず溢れた喜びの笑みはきっと隠し切れていなかっただろう。
いつしか私は彼の事を、実の息子のように想っていた。
所詮は匿われてるだけの悪鬼という立場を超えて、
それが抱いてはならない悪心であると、他ならぬ私が誰よりも
成人を迎えたあの子は、立派な若者に成長した。
筋骨隆々の屈強な肉体。
先祖に恥じぬ継国家当主であろうとするあの子の顔はいつだって堂々と引き締まっていて、けれど歴代とよく似た力強い瞳は生来の優しさを湛えていた。
何度その目に絆されただろう。何度その優しさに癒やされただろう。
いつだってあの子は優しくて、頼りになって、けれど可愛らしくて……無惨に薬を投与し、殺されそうになった私を助けた時も、その
その変わらなさが、嬉しかった。自慢の
その優しさが、居た堪れなかった。太陽に焼かれてしまうように。
所詮、私は鬼なのだ。許されざる人喰いの、地獄に落ちるべき化生。
どんな望みも、どんな願いも、抱くことさえ
ああ、ああ……だからこそ。
もはや叶わぬと、叶えてはいけないと、悟っているからこそ。
私は、継国の人々が、血によって繋がる家族が、羨ましくて。
その一員になりたいと、願いながら。そうならない事を、何よりの罰として、受け入れていた。
月日は流れ、あの子も嫁を娶る時が来た。
お相手は、胡蝶カナエさん。鬼殺隊最後の柱、その一人。
彼と共に無惨の本拠地へ殴り込み、柱としての役目を果たした彼女は、程なくして彼との婚姻を結んだ。
当然ながら、我が事のように喜んだ。前々から面識のあったカナエさんが素晴らしい女性である事は知っていたし、継国家として見てもこれ以上なく相応しい人物だったからだ。
日の当たる場所に出られない都合上、私に出来ることは多くない。それでもカナエさんが不自由なく過ごせるよう出来る限りを取り計らったつもりだ。
……継国家当主が頻繁に蝶屋敷に入り浸るのは、流石にどうかと思ったが……結婚生活に口を出す身内の女など、まして義母を自認するような碌でもない鬼の言い草など、嫌味な
だから逸る気持ちを我慢して、彼との接触も控えたのだが……どうしても我慢できず、ある日、宵闇に紛れてこっそりと、彼の様子を伺いに行ってしまった。
『あ゛んっ、あぁ゛んッ!♥♥♥ 好きッ、貴方様っ!♥♥♥ 大好きっ、愛してますぅっ!♥♥♥ お゛ほォ~ッ!♥♥♥』
『ちゅっ、んちゅっ、れろぉっ!♥♥♥ 姉さんばっかり構うなッ、私も平等に愛してくださいよっ……!♥♥♥ あ゛ん゛っ!?♥♥♥ はひぃ゛っ、あへぇ゛~っ!♥♥♥』
そこで目撃したのは、お
彼の、今までに見たことのない、獰猛で屈強な獣欲の発露。
そして圧倒的な
すぐさま離れなければならなかったのに。見なかった事にしなければいけなかったのに。
私は、動けなくて。道理に背くような激しい
いけないと分かっているのに、じっと見つめて、はしたないと思いながら、胸元に、下腹部に、手を伸ばして……
「――あらぁ?♥♥♥ そんなトコロでどうしたんですかぁ♥♥♥
何十分も、下手したら何時間も、見るに堪えない出歯亀に耽っていた私は。
あの子の精液で着飾った、カナエさんに見つかって。
にまぁ♥♥♥ 美しく唇を花咲かせる、淫らに蕩けた笑みに、引きずり込まれて。
咄嗟に噛み痕吸い痕だらけの体を隠す、しのぶさんに真っ赤な顔で睨まれて。
あの子に、驚いた顔をするあの子に、はしたない真似を暴かれてしまって。
そして、そして……
それから、全てが狂ってしまった。
ある日の昼下がり、私はしのぶさんと歓談していた。
と言っても、私が鬼である都合上、場所は継国邸奥部の古屋敷だ。
隙間なく密閉され、代わりに電気文明の光で満たされた贅沢な場所で、朗らかな雰囲気でお茶会を楽しんでいた。
そこへ、何の脈絡もなく、あの子が踏み入ってくる。
私やしのぶさんが声を発する前に、私の背後に座った彼は。
むぎゅううぅぅ~~っ♡♡♡ と、当然のように、私の胸を揉みしだいた。
「――あんっ!?♡♡」
突然の蛮行に、意図せぬ甘い声が唇から零れる。
ハッとして、取り繕うように笑みを纏い、しのぶさんに
「何でもないですよ」と、さも何もなかったように振る舞う私を――正確にはその背後で胸を弄び続ける彼を――しのぶさんは怒りの表情で睨みつけていた。
抵抗は、しているつもりだ。
身をよじって、彼の手から逃れるように、しのぶさんから見えない所で攻防を繰り広げている。
しかしこの子は、無惨さえ討ち取った最強の剣士。
いくら鬼の力があったとしても完全には阻めず……何より我が子同然の彼に手を上げるなんて、私には出来ない。
結果として私は、誤魔化した笑顔で言い訳を重ねながら、彼からの
「それで、んっ♡♡ カナエさんとも、あっ♡♡ 話、して、んぅっ♡♡ お館、様に、お取り次ぎを、はぁんっ♡♡」
「……へぇ~~ そうなんですかぁ~~ ふぅ~~ん 」
満面の笑みで相槌を打つしのぶさんの額には、隠し切れない怒りがはっきりと浮き出ている。
私の胸を弄る手を止めない彼に対してだろうけれど、言外に痴態を詰られているようで羞恥が込み上がる。
ち、違うのよ、しのぶさん……♡♡ 私だって、好きで受け入れている訳ではないの……♡♡
でも、子の過ちを受け入れるのも、
会話とは別に視線で酌み交わす意志の疎通。
しのぶさんは聡いので、私の意図は正しく伝わったと思う。眉間を深めながらも、表向きの対話を続けてくれた。
今のうちに、この子の悪い行いを止めさせないと――背後の逞しい胸板に頭を預け、密やかに囁こうとした、その瞬間。
襟を掴んだ彼の腕によって、有無を言う間もなく胸元が
ぼろんっっ!!♡♡♡ 押し潰されていた豊満な乳房が、一息に外へまろび出る。
彼の親代わりになってから急激に大きくなった、豊か過ぎる規格外の爆乳。
子への愛情を実感する度に育ってしまった、私の頭よりも大きな母性の発露。
意志一つでどうとでも変化する鬼の体のせいで、淑女として論外のいやらしい姿に、私は変わってしまっていた……♡♡♡
「~~っ!?♡♡♡ も、もぅっ!♡♡♡ は、白昼堂々と、いけませんよっ!♡♡♡ これ以上の悪戯は、許しま――」
流石にここまでされては、堪忍袋の緒も切れる。
頬を染めて、声を荒げて、子供の頃のように彼を叱ろうとして。
ぎゅううぅぅ~~っ……!♡♡♡ はしたなく尖った乳首が、絶妙な力加減で磨り潰されてしまった♡♡♡
「――――んほォ゛おお゛~~~~ッッ!?♡♡♡」
あまりの刺激に喉奥から
顔を跳ね上げ、首筋を赤く染めながら、私は舌先を天へ伸ばして痙攣する。
指、
いつの間にこんな、逞しくなって……♡♡♡ 少し前まであんなに小さかったのに、指先一つで女を屈服させるくらい成長してる……♡♡♡
健やかに育ってくれて嬉しい♡♡♡ 頼りになる男の子になって幸せ♡♡♡ こんなの、
止めさせるべきなのに、脳内が多幸感でひたひたに侵されて考えが纏まらない。
思うのは、自慢の息子がいつの間にか一人前の大人になった愛おしさだけ……♡♡♡
「あっ、ダメッ、これっ、ヤバッ♡♡♡ あぇッ、
頑張って耐えられたのは、ほんの一瞬だった。
全身を駆け巡る、稲妻のような強烈な快感。一瞬の内に肌が火照り、制御が効かなくなって、断続的な刺激に打ち震える。
あの子の逞しい首元に顔を寄せる私は、濡れた赤い舌先を固い肌に這わせながら、子供に言い聞かせるように甘やかな嬌声を耳元で響かせる。
十数秒も続いた絶頂は、やがて終わりを告げる。ピーン……♡♡♡ と伸びた足先からゆるゆると力が抜けて、くったり……♡♡♡ 脱力する私の肌は、大量の汗で
「ハッ、はぁっ……あ、ダメッ……♡♡♡ お乳、零れちゃうっ……♡♡♡」
絶頂の余韻で緊張が
訝しげにする彼の指が、トロォっ……♡♡♡ と乳首から溢れた母乳で、乳白色に塗れてしまう。
彼は殊の外驚いている様子だった。私は恥ずかしさのあまり、林檎の熟れた顔を背けることしかできない。
ああ、ああ、バレてしまった……♡♡♡ 秘めようと誓った私の恥部……♡♡♡
子を宿した事もないのに、思い込みだけでお乳を出してしまう、はしたない女だと知られてしまった……♡♡♡
俯き、羞恥の涙で頬を濡らす。
これに関しては、鬼の体は関係ない。女とは時に性的興奮で母乳を垂らし、想像だけで妊娠さえする。
鬼である事を、言い訳にはできない……私は男らしく成長した義理の息子に、今更になってお乳を染み出してしまう、甚だしい勘違い女なのだと、自覚するしかない……♡♡♡
そんな痴女同然の有り様を、あの子が凝視しているのが感覚だけで理解できた。
見なくても、視線が突き刺さっているのが分かる。あの子はじっと、お乳を垂らす、私の豊満すぎる乳房を見つめている……
それを、咎める前に。
ガバリ!! 勢いよく覆い被さってきたあの子は、濃いお乳を垂らす私の乳首を、猛烈な勢いで吸い上げた♡♡♡
「はあ゛ァ゛アああ゛ア~~~~っっ!?♡♡♡」
想像さえしなかった突然の快楽に、淫靡な嬌声を打ち上げるしかできない。
押し倒され、両手を拘束され、身動きできなくなった私は、お乳を搾り取られるだけの乳牛と化していた。
「あ゛っ、ダメッ!♡♡♡ 無理ぃッ、
無抵抗を強要される私は、イヤイヤと首を振りながら連続絶頂に耽るしかない。
強く吸われる♡♡♡ 乳首を舐られる♡♡♡ 甘く噛まれて歯形が残る♡♡♡
お乳が絶え間なく溢れ出て、けれどあの子に吸い尽くされてしまう♡♡♡
何をされているか理解しているのに、頭の中を占めるのは快楽を貪る下品な思考だけ。
母性を満たされて、多幸感でいっぱいになって、女としての幸せが止め処なく溢れて溺れてしまう。
それらは全て快楽を誘発し、高みから降りられない私は、へっこへっこ♡♡♡ 浮き上がった腰を彼に押し当てながら、ぷっしゃァああアっっ!♡♡♡ 噴出する愛液で着物を濡らす。
数秒の出来事なのか、数時間を経たのかも分からない。時間感覚が狂ってしまう
「へ……えへぇ゛……♡♡♡ は、ぇ゛……おへぇ゛……♡♡♡」
一心不乱に母乳を吸い上げていた彼が、離れた後。
畳に転がっていたのは、まろび出た爆乳を母乳と
『~~っ! もう、いい加減にしてくださいっ!♡♡』
朦朧とする意識の中、
『珠世さんをこんな滅茶苦茶にして 貴方様には恥というものがないんですか!♡♡』
淫欲にぼやけた視界の中で、顔を真っ赤に染めた蝶飾りの女が、着物をはだけながら
『ほら、見てくださいよ……! 一週間もお預けされて、完全に出来上がっちゃった私の体……!♡♡♡
乳首がずっと勃起してて、隠すの大変なんですよ……!
貴方様に抱かれたい♡♡♡ 孕ませて欲しい♡♡♡ って、四六時中考えちゃうじゃないですか……! 』
私でも到底及ばない淫売の肉体美をさらけ出す女は、あの子の力強くて格好いい雄の象徴を下腹部に押し当て、泥棒猫に相応しい娼婦の顔を見せつける。
『オ゛ッッ……!!♡♡♡
何をしてるんですか、早く抱いてください! いつもみたいに
最後はちゃんと
――――ん゛ほぉ゛ッッ!!♥♥♥ ほォ゛お゛オ゛オ゛お゛~~~~っっ!!♥♥♥』
そうして女は、聞くに堪えない性的倒錯を彼に要求した挙げ句、私に見せつけるように眼前でハメ潰された。
あの子に嬲られた乳首が、切なく疼く。下腹部がどうしようもなく熱くなって、けれど満たされない苦しみに喘ぐ。
あの子とは比べ物にもならない貧相な指で、股ぐらををぐちゃぐちゃにして慰めながら。
「うぅ゛っ、ひぐ、ぅっ……♡♡♡
惨めな涙声で発情する私は、目の前で幸せそうに犯される女を自分だと思い込みながら、情けない絶頂の果てに気絶した。
「はぁ……」
唇から思わず、後悔をたっぷり含んだ重いため息が出てしまう。
数日前の自分の思考と痴態を細胞の記憶から覗き見る私は、どうしようもない自己嫌悪に陥っていた。
なんて……なんって恥知らずっ……! しのぶさんを泥棒猫扱いするばかりか、
恥を知りなさい、珠世……!
地獄に身を投げたくなる羞恥に悶える私は、顔を両手で覆って机に突っ伏す。
「だ、大丈夫ですか!? 珠世様!」
それに慌てるのは、自発的に私の世話をしてくれる弟子の
愈史郎は、私の手で鬼にした唯一の男の子だ。
外見年齢は十程度。第二次成長期を迎える前に鬼となった愈史郎は、女の子と見間違うくらい可憐な美少年である。
愈史郎は継国家に代々仕える奉仕一族の出身だ。信奉に近い忠誠心を継国家に捧げる一族に生まれた愈史郎は、けれど生来の死病を患っていた。
齢十と生きられぬ、現代医学では治せない大病。継国家は愈史郎に手厚い支援を施し、それは一族が鬼による壊滅の憂き目にあってより一層細密となる。
特に、現当主であるあの子は愈史郎と幼なじみで、手ずからの看病を長年続けていた。それは愈史郎が寿命間近になっても変わらず、あの子はいつだって愈史郎を励まし、死病が癒えた後の、未来の話をしていた。
「……珠世様。いつも申し上げていますが、珠世様があんな男に心を痛める必要などありません!」
――愈史郎は、そんなあの子の事を大層嫌っている。
憎んでいる、とすら言ってもいい。私は愈史郎の思考を一度として読んでいないから正確には分からないが、憎悪を抱いているのは確かだ。
「あの男はいつも鬱陶しくて、図体がデカいのに今一つ迫力がない! そのクセ珠世様の貴重な時間を平気で奪って、昔から変わらず甘えたがる! あんな大人子供なんて相手しなくていいです! そもそもあの男は――」
絶え間ない愚痴が溢れ出る愈史郎を優しい笑顔でそっと見守る。
あの子に対する当たりは強いが、こう見えて愈史郎は継国家への忠誠心が極めて高い。
奉仕一族出身という環境もあるが、それ以上に怒り顔すら可愛く見える美少年は、一族を決して蔑ろにしなかった継国家に強い帰属意識を持っているのだ。
継国家に奉仕する事は愈史郎にとって当然であり、人生の前提である。私という鬼の存在を明かされても、継国家が代々匿っているというだけで無条件に受け入れてしまう程に、愈史郎の忠誠心は揺るぎない。
ただ、今代当主であるあの子にだけは、妙に屈折した隔意を抱いているだけだ。あの子はあの子で病床の儚い愈史郎を知っているだけに、元気良くガミガミ言われるのが嬉しいようで、ニコニコと優しい笑みで愈史郎の説教を受け入れている。
それがまた愈史郎の怒りを買い、怒号が大きくなるのだけれど……微笑ましい幼馴染みのやり取りであるのは、間違いなかった。
「……た、珠世様! その、珍しい異国の茶葉が手に入ったのですが……!」
――そんな愈史郎は、はっきりとした好意を私に向けている。
モジモジとした赤ら顔に、勇気を振り絞ったお茶の誘い。誰に対しても噛みつく勝ち気で跳ねっ返りな美少年は、私への好意を隠さない。
尽きかけた命を救うべく鬼にしてしまってから、それは顕著になった。日の光のみに殺される永遠の暗がりを生きる鬼同士、受け入れてもいいのだが……
「ありがとう、愈史郎。お仕事が一段落ついたら、一緒にお茶をしましょうね」
「っ……! はい、珠世様っ! すぐに終わらせて茶菓子を用意しますね!」
パァッと笑顔を咲かせて頷くや否や、割り振られた仕事場へ移動する愈史郎。
微笑ましく見送った私は、困ったように頬に手を当てた。
……愈史郎の好意は、嬉しいのだけど……
どうしたものかと思いながら、鬼の生は永いのだから気長に考えるべきだろうと一旦隅に置く。
文机に座ってしばらく仕事を片付けていると。
あの子は何の前触れもなく、私の仕事場に踏み入った。
「え、あ……オ゛っっ♡♡♡」
あの子の名前を呼んであげる事も、何かを問う暇もない。
楚々とした正座で仕事に取り組んでいた私の顔に、彼は躊躇なく完全勃起した
「ぉ゛、ほォ゛……♡♡♡ すぅ~、ふすぅ~……♡♡♡ んオぉ゛……♡♡♡」
瞬間、私は発情した専用
鼻筋をバッキバキの剛直に擦りつけてあられもなく嗅ぎながら、ちゅっ、ちゅっ♡♡♡ 精子がグツグツに溜まった睾丸に無意識接吻を繰り返し、口だけは貞節を重んじる母のように苦言を呈する。
「も、もぉっ……お
ォ゛っ、お
貴方は雄として、本当に、誇らしいくらい、優秀過ぎるんですから――あ゛んっ!?♡♡♡」
お
「あん゛っ!♡♡♡ あ゛ひィッ!♡♡♡ お゛んッ、ほォ゛ッ!♡♡♡ ん゛オぉ゛っ……!♡♡♡」
二度三度と
「ごめんなさい、逆らってごめんなさい……!♡♡♡ す、すぐにご奉仕いたしますから、どうかお許しを、お許しをぉっ……!♡♡♡」
媚び諂った笑顔で慈悲を求める私は、
「ちゅうっ、んちゅっ、じゅるるっ……!♡♡♡ れろっ、んろぉっ……れぇっ、んろろろろろっ……♡♡♡ じゅぅ~~っ、じゅるぅ~~っ……!♡♡♡ じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっっ!!♡♡♡」
お
根本まで呑み込んだら吸い上げるのを我慢できなくて、そのまま激しい口淫に耽ってしまう♡♡♡ 淫らな水音を立てながらお
それを自覚しながらしゃぶるのを止められない私は、本当に恥知らずの自認
「こ、今度はこちらでご奉仕しますね……♡♡♡ どうか動かず、じっとなさってください……♡♡♡
んっ、ふっ……ォお゛っ♡♡♡
母性がそのまま反映された大き過ぎる爆乳を重々しく持ち上げ、ゆっくりとお
熱い♡♡♡ 硬ぁい♡♡♡ 逞しい♡♡♡ あの子の男らしい象徴は、私の頭より大きな爆乳に呑み込まれてなお、女殺しの大きな暈が猛々しく飛び出してくる♡♡♡
子宮を圧迫して、精液の逆流を防いで、肉襞を荒々しく刮ぎ取るためだけの立派なカリ首……♡♡♡ この立派すぎる雄の象徴で、支配される側なのだと分からされる瞬間を想像して、軽い絶頂に達してしまう♡♡♡
「う、動かないでくださいね……♡♡♡ しっかりと、ご奉仕いたしますから……♡♡♡」
好き勝手に使われた瞬間、母乳を噴き散らしながら
だから弱々しく念を押して、ゆっくりと爆乳奉仕を開始する……♡♡♡
「んっしょ、んっしょ……♡♡♡ ふふっ、大人しくていい子ですね……♡♡♡ そのまま私に任せてください……♡♡♡
その昔、泣き喚いていたあの子をあやした時と同じように優しく愛撫♡♡♡ 見上げれば、耐えて、我慢するあの子の余裕のない表情……♡♡♡
魔が差してしまうのも、無理はない……♡♡♡ クスクス♡♡♡ 忍び笑う私は、立場を忘れて欲望に耽ってしまう……♡♡♡
「大丈夫ですからね、安心してくださいね……♡♡♡ 必要な事は
貴方は、何もしなくていいですから……♡♡♡ ずっとずっと、お世話して差し上げますから……♡♡♡ そう、力を抜いて、怖がらないで……♡♡♡
ゆっくり、優しく、お互いの境界を蕩かすような爆乳奉仕……♡♡♡
性感だけが静かに、少しずつ、天井知らずに高まっていって、彼でさえ苦悶の声を上げる……♡♡♡
母性が満たされる、至福の時間……♡♡♡ 永遠に終わらせないために、
『――珠世様? いらっしゃいますか?』
その時。トントンと控えめに、扉が叩かれる。
冷や水を浴びせられるような音に竦み上がった私は、咄嗟に奉仕を止めて衣服を
「ゆ、愈史郎!?」
『ああ、良かった、いらっしゃったのですね。けど、どうして鍵なんかかけてるんですか?』
「これは、その、集中したくて……! す、少し待ってくださいね!」
焦って言い訳しながら、必死になって取り繕う。
ちゃんと服を着て、回らない頭で言い訳を考えて、出来る範囲で体裁を整えて。
そして、そして、この子にもちゃんと言い含めておかなければと、彼に顔を向けた私は。
その瞬間、やっと、とんでもない過ちを犯してしまった事を、自覚した。
「あ……♡♡♡」
彼が、見下ろしていた。
冷たく、けれど爆発寸前に滾って、期待外れの下等な
ぞっっ……わぁッッ……!!♡♡♡ 瞬間、全身を駆け巡る強烈な危機感と、抵抗の余地などないという悟り。
「ま、待って……♡♡♡」
睨みつけられただけで腰が抜けてしまった私は、間抜けな制止の言葉しか出せなくて。
ガッッ!! 頭を掴まれ、固定され、逃げられなくなった私は。
「――――おごォ゛おオ゛お゛~~~~っっ!?♡♡♡」
一息に根本まで、お
射精寸前で焦らされていたあの子は、吐精しか考えてない乱暴な腰使いで、私の口まんこを滅茶苦茶に犯しまくる♡♡♡
「おごぉっ!?♡♡♡ んぼっ、げぽぉっ!?♡♡♡ ごぼぉ~~ッ!?♡♡♡」
『た、珠世様!?』
扉の向こうから愈史郎の焦った声が飛んでくるが、返事なんて出来ない、もう無理♡♡♡
苦しいのに、息が出来ないのに、物のように扱われてるのに♡♡♡ 信じられない多幸感で、頭がいっぱいになってしまう♡♡♡
私に出来るのは、粘性の高い
その瞬間は、すぐに訪れて――♡♡♡
――ごっっびゅうっっ!!♡♡♡ どびゅうっ!♡♡♡ どくっ、どくっ、どぶぶっ!♡♡♡ どっっぽぉおおっっ!!♡♡♡
「ォ゛ッ……!♡♡♡ ごぽっ……!♡♡♡ ごっ……ろぽっ……!♡♡♡ ォ゛゛――――…………♡♡♡」
……息、出来なッ……!♡♡♡ 精液、溺れッ……!♡♡♡ ……離し、無理ッ……!♡♡♡ 逝ッ……く――――…………♡♡♡
カクンッ……♡♡♡ 糸が切れたように、全身から力が抜ける。
数分以上も気道を塞がれ、最後の一滴まで注ぎ込まれたその女は、白目を剥いた美貌を涙で濡らしたまま意識が果て消え、肉体の反射が徐々に弱まってもなお許されない。
仕置き、躾け、苛立たせた罰。不相応にも男を怒らせた女は、払いきれない代償を永遠に背負わされる。
ずろっ……ろぽぽぽぽぽぽっ……♡♡♡ ごっぼぉっ……!♡♡♡ どぼどぼどぼっっ!!♡♡♡
精液に溺れ、窒息してしまった卑しい雌鬼の末路。彼岸と此岸の境を往復するような危険な行為に、女は死ぬほど気持ち良くなって脳細胞をバチバチに死滅させ、たった一回で完全依存するハメになる。
性処理人形のように脱力し、置物になった女は……心の底から幸せそうに、多幸感で人格をメチャクチャにされた極上の笑みで、二度と忘れられない快楽に昇天していた……♡♡♡
後に細胞の記憶から読み取れたそれは、恥ずかし過ぎて直視なんて出来ない、どうしようもない淫売そのものの私の姿だった……♡♡♡
「珠世様、入りますよ!」
ガチャンッ! 合鍵を使って扉を開けた愈史郎は、私と背中合わせになった彼を見て、忌々しそうに顔を歪める。
「お前……! 珠世様の部屋で何をしている!」
「い、良いのよ、愈史郎……♡♡♡ 私が招いただけだから……♡♡♡」
荒い息を噛み殺し、己を鎮めているあの子の邪魔にならないよう、私は愈史郎の気を引いた。
「し、しかし、珠世様……その、何かあったのでは……」
「だ、大丈夫よ、心配しないで……♡♡♡ 貴方が思うような事は、
心配そうに私を見つめる愈史郎に、努めて明るい声で言い訳を重ねる。
衣服が
揮発した汗が濃厚な甘い香りとなって霧散し、それでは到底誤魔化せない雄臭さをこれでもかと呼気に乗せて、漂わせながら……♡♡♡
手形の残る肩を上下させて、荒々しい息を必死に取り繕う私は、「何もなかった♡♡♡」と言葉だけで、上っ面の言い訳を続ける……♡♡♡
そんな、何処からどう見ても乱暴されて、犯された直後の私を見つめる愈史郎は。
「…………そう、ですか……珠世様が、そう仰るなら…………」
おずおずと、視線を少しずらしつつ、私の言葉を肯定した。
背伸びをした書生の格好。そのお股を可愛らしく膨れさせて、じっとりと汗をかいた真っ赤な表情で、愈史郎は誤魔化されたのだ……♡♡♡
そうよね、愈史郎……♡♡♡ 貴方も、よね……♡♡♡
ごめんね、もうちょっとだけ我慢して……♡♡♡ 私の次は、きっと、そうだから……♡♡♡
ぞくりっ……♡♡♡ 邪な劣情で身を震わせる私は、労るように、褒めるように、優しく頭を撫でてくれる彼の手に、幸福に浸りながら身を委ねた……♡♡♡
あの子は今夜、古屋敷に泊まり込んでくれるようで、私はいつになく張り切っていた。
久々に手料理を振る舞って上げたいし、日頃の疲れを溜めているであろう彼に熱心な
「珠世様、そろそろご入浴の時間ですよ。如何されますか?」
すっかり舞い上がっていた私は、愈史郎にそう言われて入浴の時刻が迫っている事にやっと気付いた。
いけない、電気文明があるとはいえ、お風呂は未だ愈史郎の人力で焚いている。せっかく苦労して火の番をしてくれたのだから、無駄にしないために入浴を済ませることにした。
『珠世様ー? 湯加減は如何ですかー?』
「え、ええ……大丈夫よ、愈史郎……♡♡♡ き、気持ちいいわ……♡♡♡」
外でせっせと火の番をする愈史郎に、努めて平静な声で受け答える。
広々とした高級檜風呂の湯船に身を沈める私は――なぜか一緒に入浴しているあの子に、非常にゆったりとした
「あの、お願いですから、止めてください……♡♡♡ 愈史郎に見られたら、何と言い訳すれば良いか……んっ、ふっ……は、ぁ、ア゛……♡♡♡」
手足を伸ばして首元まで湯に沈む私は、同じような姿勢で真下に陣取る彼に、弱々しい声で懇願する。
変に声を荒げてしまっては、愈史郎に気付かれる。そうなったら収集がつかなくなって、とんでもない結末に至ってしまうだろう。
そうならないよう、私が体を張って堰き止めなければならないのに……♡♡♡ 波立たない程度に揺すられた瞬間、じんわり広がる心地良さが全身を包み、彼の首元に顔を寄せる私は、甘く火照った吐息と淫らな囁き声で、誘うようなはしたない真似をしてしまう……♡♡♡
彼は逞しい太腕を使っていない。屈強な筋肉で覆われた偉丈夫の肉体は私の体をただ受け止めるだけで、力強く大地を踏み締める脚も静かに湯船に任せているだけだ。
「ぁ……だ、め……♡♡♡ 揺すら、ないで……ん、ォ゛……♡♡♡ 分かり、ました……分かりました、から、ぁ……♡♡♡ ォ゛~……♡♡♡」
ただ……彼の男らしい、女とは決定的に違う雄の象徴が、完全勃起していて……♡♡♡
それは私のお股の間から堂々と突き出て、当然のように
みちっ……みちち、ちちぃっ……♡♡♡ ぬり……ぬり……にゅるる……♡♡♡
盛り上がった
「ん……ぁ……♡♡♡ ゆっくり……ゆっくり、お願いしますね……♡♡♡ 愈史郎にだけは、バレないよう……こっそり、隠れて、しましょうね……♡♡♡」
『珠世様ー? 何か仰いましたかー?』
「な、何でもないわ、愈史郎!♡♡♡ 本当に火加減が良くて、心地良いだけ……♡♡♡ いつもありがとう、感謝するわ、愈史郎……ォ゛……♡♡♡」
『い、いえ! 好きでやってる事ですから……!』
気恥ずかしそうな、けれど誇らしげな愈史郎の声を返される。
けれどその時、私は濡れそぼった
湯の熱さと彼の体温にボーッとなって、緩慢にお
『それにしても、今日は長風呂ですね、珠世様』
「ん、ちゅ……れ、ろ……♡♡♡」
『珠世様……? 珠世様ー?』
「ちゅ……ちゅ、ぅ……♡♡♡ ええ、ありがとう、愈史郎……♡♡♡ ちゅる、る、ぅ……♡♡♡」
『は、はぁ……ありがとう、ございます……?』
「ん……ふ、ぅ……ぷは、ぁ……♡♡♡ イケ、ません、よ……♡♡♡ 愈史郎に、バレないように……れろ、ぉ……♡♡♡」
いつしか私は夢中になって、彼の
愈史郎の声に生返事をして、おざなりな対応をして……口だけで彼を咎めながら、うっとり華やいだ淫らな笑みで、肌と、粘膜を重ね合う……♡♡♡
彼が、
白々しい他責と理論武装で、積極的に今を楽しむ……♡♡♡ もどかしい動きに我慢できず、ヘッコ……ヘッコ……♡♡♡ 柔らかく緩んだ
……ず、ぷっ……♡♡♡
だから、そうなるのは、必然で……♡♡♡
「は、ん……は、ぁ……♡♡♡ ァ゛……♥♥♥」
にゅ、る……るる、るるる、ぅっ…………とっ……ちゅんっ……♥♥♥
「…………ハぁァア゛あ゛~~~~…………♥♥♥」
数十秒に渡ってゆっくり行われた挿入に、私は結局、抵抗どころか身じろぎさえせず……穏やかな、身も心も溶けてしまうような、静かな絶頂に達してしまった……♥♥♥
「は、あ、ァ゛……?♥♥♥ 入っ……て……?♥♥♥ ァ、ん゛……おや、かた……さま、ァ……?♥♥♥」
激しい明滅も壊れてしまうような情動もない、極楽に身を浸すような
大切なコトを忘れているような、とっても危ないコトをしているような……
時間感覚も失ってしまった私は、心地良さに導かれるままに、彼に身を委ねて、求めて……♥♥♥
はっきりとは分からない、
『――様!? 珠世様!?』
それを無遠慮にぶち壊したのは、焦燥に駆られた愈史郎の大声で。
一瞬、ドス黒い感情が渦巻いた私は、やっと現実認識を取り戻して……耽りに耽った己の淫らさに、顔から火が吹き出るような思いをする。
『珠世様!? 大丈夫ですか、珠世様!!』
「ゆ、愈史郎!?♥♥♥ ええと、ごめんね……!♥♥♥ ウトウトして、寝ちゃってたみたい……!♥♥♥」
『……はぁ~、焦らせないでください……いくら俺たちが鬼だからって、心配にはなるんですから……』
「そ、そうよね、ごめんね、愈史郎……!♥♥♥ 悪かったわ……謝るから、お願い、許して……♥♥♥」
『いえ、責めている訳では……気をつけて頂ければ、俺はそれで……』
心配や安心が綯い交ぜになった愈史郎の声に返事をしながら、私はようやく重い腰を上げて、彼の蛮行を止めようとする。
けれど……♥♥♥
「も、もう良いでしょう……!♥♥♥ これ以上は愈史郎にバレてしまいます……!♥♥♥ 我慢できないなら、後でいくらでも相手をして差し上げますから、今はもう止めてくださ――あ゛んッ!?♥♥♥」
『っ!? 珠世様!?』
くちゅんっ♥♥♥ バッキバキに硬くなったお
明らかに愈史郎に聞かれてしまった、娼婦の嬌声……♥♥♥ 慌てる愈史郎の声に何とか取り繕って言い訳するも、彼は意地悪な
「あん゛っ……!♥♥♥ ひっ……!♥♥♥ ん゛、ァ……!♥♥♥ オ゛っ……!♥♥♥」
『珠世様、本当に大丈夫ですか!? 何かあったのですか!?』
「何でもない、何でもないから……ん、あ゛ッ……!♥♥♥ き、気にしないで、愈史郎っ……ォ゛、ほっ……!♥♥♥」
『で、でも……!?』
「気にしない、でぇっ!♥♥♥ あ゛はァん゛ッ!♥♥♥ 私は、大丈夫だか、らぁっ!♥♥♥ オ゛ん゛ッ!♥♥♥」
段々と彼の腰使いが激しくなる♥♥♥ 一定の旋律で、段階を踏んで、徐々に、徐々に、力強く♥♥♥
『……分かり、ました……』弱々しい美少年の声が聞こえた気がするが、私にはもう届いていない♥♥♥ 今までの優しい
パンっ……パンっ……パンっ……♥♥♥
べちんっ、べちんっ、べちんっ……♥♥♥
どちゅんっ、どちゅんっ、どっちゅんっ!♥♥♥
ばっちゅんっ!♥♥♥ ばっちゅんっ!♥♥♥ ばっちゅんっ!♥♥♥
やがてそれは湯船を波立たせ、水音が隠せないくらい激しくなり♥♥♥
「お゛んっ!♥♥♥ ォ゛ひぃ゛ッ!♥♥♥ オ゛んッ、おん゛っ!♥♥♥ ォ゛ほぉ゛ッ!♥♥♥」
盛大な喘ぎ声を浴室に響かせる私は、何のために誤魔化していたのかも忘れて、与えられる快楽に耽り、そして……♥♥♥
ばっっ……ちゅんっっ……!!♥♥♥
トドメの一撃が、
「オ゛っっほぉ゛オ゛オ゛お゛~~~~ッッ!!♥♥♥」
貞節をかなぐり捨てた
限界まで反り上がった腰が湯船から飛び出て――ぶッッシャぁアああア~~~~っっ!!♥♥♥
音だけで変態具合が伝わってしまうはしたない一本潮を噴いた私は、ガクビク♥♥♥ 痙攣したまま、抜けてしまったお
「ォ゛……ほ、ぉ゛……♥♥♥ ん゛、ほォ゛……ぉ゛……♥♥♥ ほへ、ぇ゛……♥♥♥」
痴女同然の一本潮も、反り上がった腰の緊張も、やがて終わる……♥♥♥
フッと力が抜けて、ばしゃり♥♥♥ 湯船に落ちた私を彼は優しく受け止め、労るような接吻の雨を浴びせてくる♥♥♥
「ちゅ、ちゅ、んちゅ、ちゅろろ……♥♥♥ ……って、こんなコトしてる場合じゃありません……!♥♥♥
ゆ、愈史郎!♥♥♥
『…………は、い……珠世、様…………』
絞り出すような愈史郎の声を気にも掛けず、深く絶頂したおかげで戻ってきた理性を総動員して私は動く。
今しかない……! これ以上あの子の勝手を許してしまっては、取り返しがつかない事になる……!
そうなる前に、何とか逃げなければ……! まだ、手遅れじゃない……! まだ、一線を越えてない……!
理性が叫ぶその言葉が本当に正しいのか分からないけど、絶対に逃げるべきなのは確かだ。
そうしないと、そうしないと……私はもう……私は、もう……♥♥♥
力の入らない手足で、湯船からノロノロと這い出る。子鹿のようにプルプル震える脚を叱咤しながら、ゆっくり、のっそり、浴室を隔てる扉へ向かう。
扉に手を掛けてからも、私はもたついた。指が言うことを聞かなくて、何度も、何度も、じれったく開けるのに失敗して……
気付けば彼は、私の後ろに立っていた。
その力強い指を私の顎に回して、彼の方へ振り向かせて――――ぱちんっ♥♥♥
彼は努めて手加減したと分かる塩梅で、私の頬を
「……?♥♥♥ ?、???……♥♥♥ ?????♥♥♥」
その現実を、私は受け入れられない。
だって、あの子は優しくて、素直で、私の言うことをちゃんと聞いて。
女の子を大切にって、大事にって教えて、手を上げるなんてもっての外って言い聞かせて。
今まで、ちゃんと守って、女の子には一度だって手を上げなくて。
それなのに、それなのに……私に、私にだけに――
――――
「…………………………………………ォ゛っ♥♥♥」
瞬間、じょばアぁァああ♥♥♥ 止め処ない潮が一気に溢れ、太ももからくるぶしまで温かく濡らして、むっわぁああっ……!♥♥♥
へたり……♥♥♥ 力が抜けて座り込んでしまった私は、腰砕けになって自力で立ち上がれなくなっていた……♥♥♥
眼前には、仁王立ちの屈強な偉丈夫……♥♥♥ 堂々とした佇まいの中で、女の子なら絶対に屈服してしまう、平身低頭で土下座して慈悲を乞うべきお
その時になってやっと、私は気付いた♥♥♥
彼がまだ、一度として、射精していない事に♥♥♥
この子はまだ、一回も満足してなくて、だから絶対に、逃げられない事に♥♥♥
「あ、ああっ……はっ、はっ、はっ……ハァ~ッ、ハァ゛~ッ、ハァ゛あ゛~~ッ……!♥♥♥」
ぞわぞわぞわぁっ……!♥♥♥ 身も凍るような悪寒に包まれる私は、それ以上に下半身から湧き上がる淫らな熱と期待に苛まれる♥♥♥
彼は、嗤っていた♥♥♥ 歯を剥き出しに、嗜虐的な笑みで、喰われる以外何も出来なくなった哀れな
最後に、私は小さく首を振った♥♥♥ この子の優しさを信じて、善性に期待して、
そういう下らない倫理観を、踏み躙って、足蹴にして、ぐちゃぐちゃにして欲しくて♥♥♥
この子は完璧に、期待通りに、それに応えてくれて♥♥♥
そして、そして――――♥♥♥
「――――ほッッぎょォ゛オ゛お゛お゛オ゛~~~~っっ!!♥♥♥」
その日、私たちは親子揃って、戻れない一線を踏み越えてしまった…………♥♥♥
愈史郎にとって、珠世は絶対である。
それは彼の抱く苛烈な忠誠心以上に、鬼の上下関係に於ける絶対法則だ。
下位の鬼は、上位の鬼に決して逆らえない。鬼にされた者は、鬼にした者の言葉を遵守し、未来永劫縛られる。
だから、愈史郎は。変わらず火の番を続けて、丁度良い湯加減を維持していた。
『気にしないで』――珠世と交わした言葉の中で唯一、命令の意図を含んだそれに、絶対的に支配されたせいで。
だから。
『お゛ぎょォ゛~~っ!♥♥♥ んぎょお゛~~っ!♥♥♥ ほっほっ、ほひぃ゛ッ!♥♥♥ オ゛ッッへぇ゛~~~~ッッ!!♥♥♥』
自らの支配者であり、敬愛する珠世の、この世の終わりのような
歯を食い縛って俯き、揺れる火を凝視して、無心になろうとする愈史郎。
『気にしない』美少年の傷ましい健気な抵抗は、頭上の格子窓から散々に響く音に呆気なく塗り潰される。
『ひぃ゛~~ッ!♥♥♥ ほひぃ゛~~ッ!♥♥♥ 死ぬっ、死んじゃうッ!♥♥♥
母なのにっ、ダメなのにッ!♥♥♥ 息子のお
『待゛ってッ、お願い待ってぇッ!♥♥♥ ごめんなさいっ、許してっ!♥♥♥ 謝りますから許してぇッ!♥♥♥ やだぁっ、止めてぇッ!♥♥♥ 助けてッ……ん゛ごォ゛お゛~~~~っっ!!♥♥♥』
『
『いやっ、イ゛ヤぁッ!♥♥♥ 中だけはっ、オ゛っほぉ゛ッ!?♥♥♥ ん゛ォ゛ッ、中だけはッ、ぃぎい゛っ!?♥♥♥ 許してっ、オ゛ん゛っ!♥♥♥ 許してぇッ、あ゛ぇ゛~~っ!♥♥♥』
『助゛けて゛ぇっ、愈゛史郎゛助け゛てぇ゛ッ!♥♥♥ 孕むっ、孕゛んじゃう゛っ!♥♥♥ 息子の子供ッ、産んじゃうっ!♥♥♥ 母゛に゛されぢゃう゛ッ!♥♥♥
お願い、助けて愈史郎――――ォ゛゛っっ♥♥♥』
――――ぼっびゅううぅぅううっっ!!♥♥♥ どびゅうっ、どびゅっ、びゅっくぅっ!♥♥♥ どびゅっ、びゅびゅびゅびゅっ、ぼびゅううぅぅ~~っ!♥♥♥
どぷんっ、どぷんっ、どっぽぉっ!♥♥♥ どぷっぼぼぼっ!♥♥♥ びゅるぅ~~っ!♥♥♥
どくっどくっどくっどくっ……!♥♥♥ どびゅんっ、びゅるるっ……!♥♥♥ びゅっくぅっ……!♥♥♥
びゅっ、びゅくっ……びゅっびゅっ……♥♥♥ びゅるっ……びゅるるっ……♥♥♥ びゅううぅぅ~~っ……♥♥♥
びゅ……びゅる、る……♥♥♥ びゅく……♥♥♥ びゅ……びゅ……びゅ……♥♥♥ どっっ……ぷんっっ……♥♥♥
壁越しの愈史郎にまで聞こえる、雄としての絶望的な格の違いを思い知らされる、力強くて長い射精。
もはや人語を解さなくなった珠世のお下劣な絶叫が段々と細く消えていく最中も、愈史郎は『気にしない』事しか出来ない。
切羽詰まった懇願も、尊厳をかなぐり捨てた媚び諂いも、切実に助けを求める珠世の声も。
一つとして、命令の意図を含む言葉はなく。下位の鬼として絶対的に縛られる愈史郎には、上位存在である珠世が更なる支配者にボコボコに犯され、屈服した事実を受け入れるしかない。
『ォ゛ほ、ぉ゛……♥♥♥ んオ゛ォ……♥♥♥ ほ、ぉ゛……ほォ゛~……♥♥♥
――――お゛゛っっぎょォ゛お゛オ゛お゛~~~~っっ!?♥♥♥』
そして、愈史郎の地獄は終わらなかった。たった一回の射精で、無惨さえ殺した男の満ち満ちた性欲が満足する筈もなく。
無意味に火の番を続ける愈史郎と壁一枚を挟んで、珠世を貪る陵辱の宴は続けられる。
何度射精しても、何時間でも、それは続けられ……いつしか心を殺す術を身につけた愈史郎は、伝達された命令を理解しないまま実行する。
「…………珠世様、お召し物をお持ちしました…………」
死人のように表情が抜け落ちた愈史郎は、そう言いながら浴室の戸を開ける。
命令の遵守、手渡すために顔を上げた愈史郎の、視界に飛び込んできたのは。
「……あ、ありがとうございます……愈史郎……ォ゛っ♥♥♥」
眉を下げて、困ったように微笑む珠世の……貪られ尽くした、品性
白濁とした湯気が上る精液で全身を塗り潰され、
堂々と横に並び立つ大男は、嗜虐心、支配欲、征服欲、全て満たした獰猛な笑みで、当然のように珠世の手形塗れの
「オ゛っっほぉ゛ッッ!♥♥♥ んォ゛ッ、お゛ぉオ゛っ!♥♥♥ へぇ゛~~ッ、はへぇ゛~~っ……!♥♥♥ ……あら、愈史郎?♥♥♥ いつまでそこに立っているのですか?♥♥♥」
瞬間的に四回も絶頂した珠世は、男を咎めるどころか文句の一つも言わず、着替えを手渡しただけの愈史郎にニッコリ♥♥♥ 高圧的な命令を下す。
「早く下がりなさい、愈史郎♥♥♥ 貴方程度が見て良いものではないのですよ?♥♥♥」
「ッ……分かり、ました……」
絶対命令遵守。下位の鬼である愈史郎は、上位存在である珠世に従う。
そうして退室する直前。愈史郎はあらん限りの激意を込めて、男を睨みつけた。
それはささやかな、けれどはっきりした抵抗。本物の忠誠心を秘める愈史郎の苛烈な激情の発露。
しかして、男は微笑みを返すのみだ。それは長年の幼馴染みに向ける、純心と信頼に溢れた笑みだった。
「ッッ……失礼しますっっ……!!」
声を荒げて、愈史郎は退室する。ドスドスと床を鳴らし、逃げるように浴室から離れる。
そうして、そうして……やがて廊下で膝をついた愈史郎は、悔し涙を流しながら……股間を可愛らしく膨らませる、半勃起にすら至らない自分の情けない
「クソッ……くそぉっ……!♡♡♡ なんで、なんでぇッ……!♡♡♡」
性的興奮が極まって真っ赤に染まった端正な美少年顔を涙でぐしゃぐしゃに歪める愈史郎は、それ以上の言葉を呑み込んで、胎児のようにうずくまった。
そのまま廊下に体を投げ出して、寝そべって、うつ伏せになって……硬くて冷たい床板を相手に、へこ……へこぉ……♡♡♡ あまりにも情けない
体が出来上がっていない状態で鬼になった愈史郎は、勃起も出来ないし射精も不可能。出来るのは稚拙とすら言い難い見様見真似だけで、それさえも落第点の真似事でしかない。
それでも愈史郎は、男失格の情けない腰ヘコを止められなかった。
そうしないと愈史郎は、絶対に考えてはならない事を考えてしまう。
ハメ潰された珠世と、ハメ潰した男。屈強な雄と屈服した雌の、ありのままの姿。
それを目撃した愈史郎は、足ピン状態で負け犬の腰ヘコに耽りながら、ギリッッ!! と尖った歯を噛み締めた。
考えてはいけない。自覚してはならない。
あの光景を思い出すな、考えるな、二度と見たいと思うな!!
…………羨ましい…………などと、思うな…………♡♡♡
そうしなければ
びくんっ!♡♡♡ 射精を伴わない絶頂に達した愈史郎は、あらゆる意味で許容限界を超えて気絶する。
無様な姿で廊下に転がる美少年を、誰かが見つめ、見なかった事にした。
後編は年内に投稿します。