※この作品はR-18です。

その男傲慢につき   作:アマチュアダックスフンド

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第十二話 堀北鈴音 後編 ♡

 

 体育祭が終わりまた退屈な日常がやってくる。休日明けのクラスはどんよりと落ち込んでいた。

 

「雰囲気が宜しくないですね。今後の試験に響かなければいいのですが」

 

「足並み揃えて減点されてんだから引き摺る必要ねぇだろ。バカかコイツら」

 

 体育祭の結果は1年全クラスのポイントが減点され、大きな変化はない。

 

「最優秀生徒様は機嫌が良さそうですね」

 

「まあな」

 

 チビ、一之瀬、堀北鈴音と少しずつコレクションが増えつつある。皆が別々のクラスに所属しており、リーダー的立場であることから、実質的に3クラスを支配下に置いたと言っても過言ではない。

 

 そして宣言通りに最優秀生徒に選ばれポイントも入手。1年生で得をしたのは俺くらいだろう。

 

「休日は随分と忙しかったようですね。良い駒になりそうですか?」

 

「あー..あんま期待しないでくれ」

 

 罰が悪そうな顔をする神楽。坂柳は察する、やり過ぎたんだと。

 

 


 

 

「なあ、堀北…」

 

「須藤くん。安心しなさい、別に何もされてないわ」

 

「でもよ…」

 

「しつこいわ。彼と坂柳さんの仲は知っているでしょう?…愉快犯だったのよ、私を負かしたいだけの」

 

 休日明けのDクラス。もう何度目か分からない程に堀北の身を案じる須藤。堀北は大丈夫と伝えるも心配で仕方ないみたいだ。

 

「今回の敗北を得て理解したのは、1年生で最も危惧する相手は彼であること。皆の信頼を取り戻せるように私はやるべき事をする。その邪魔だけはしないで」

 

「あ、ああ」

 

 須藤は呆気に取られていた。あそこまで落ち込んでいた堀北が僅か数日で立ち直り、前を向いている。横目にその様子を見ていたクラスメイトたちは何が何だか理解していないが、覚悟を決めた堀北の姿に感化されている者も居た。

 

「…」

 

 一方でその姿を見て良く思わない者も居る。

 

 


 

 

 放課後、神楽は自分の部屋で頭を抱えていた。

 

「ちゅっ…んんっ、あむっ」

 

 ベットに座る神楽の隣には、目が蕩け必死に首元に吸い付く堀北の姿があった。自分に逆らえないように、従順になるように家畜として躾けていくつもりだった。だが気付けば堀北は恋人に甘える1匹のメスになっていた。

 

 この状況を簡潔に説明するならば堀北は自暴自棄になった後、神楽に依存した。

 

 自身も敬愛する兄も敗北し、もうどうなってもいいと自暴自棄になり掛けていた時にセックスという快楽を知ってしまった。

 

 そのセックスすらも一般的なノーマルなプレイではなく、首を絞める、頭を踏み付ける、痛ぶる、貶すといったアブノーマルなプレイ。

 

 自分の知らない世界に足を踏み入れて完全にハマってしまう。

 

 そして無様に負け、汚れた自分を神楽は最高の女だと褒め続けた。

 

「女ってわかんねー」

 

 ホワイトルームで育成された天才も女心は分からない。坂柳が忠実なのも、一之瀬が狂ってしまったのも、堀北がこうなったのも彼にとっては想定外。

 

 本来なら嫌でも従わせる奴隷として躾けるつもりが、自分に忠誠を誓う側近の出来上がり。

 

「俺って女たらしの才能あるかもな」

 

 独り言を無視して堀北は俺を堪能している。匂いを嗅ぎ太ももに股を擦り付け、首元にキスをする。発情期の犬と言ってもいい。

 

「邪魔だ、どけ」

 

「ごめんなさい…今日はダメ?」

 

「欲しいなら態度で示せ。教えたよな?」

 

 堀北は膝の上から降りてベッドに腰掛ける神楽の前で地面に頭をを擦り付ける。

 

「わ、私を好きにしていいからっ..はぁはぁ」

 

 数日に渡って行われた神楽の調教。完全に尊厳を踏み躙られた堀北にとって、土下座など苦ではない。自分を抱いてくれるのであればいくらでも神楽の前で土下座する醜い豚に成り下がった。

 

「おねがいっあぁ」

 

「頭上げていいなんて言ってねぇだろ?それと自惚れるなよ、説明してたと思うがお前は3番目で家畜だ。何で俺がお前の欲を満たさなければならないんだ?」

 

 堀北の頭を踏みながら神楽はそう告げる。

 

「なんでもするっ…だからっ」

 

「そうだな、裏切り者..櫛田とやらの情報を寄越せ。何か知ってんだろ?先に言っておくがくだらねぇ情報ならセックスはお預けだ」

 

 一之瀬同様に俺に抱かれる為なら何でもする雌豚に成り果てた堀北。片や愛情、片や性欲。両方とも定期的にガス抜きしねぇと爆発する不良品だ。可愛くなかったらとっくに捨ててる。

 

「有栖が1番だな。我儘言わねぇし、今日はアイツにしよう..」

 

「ま、待って!私は同じ中学出身なの。だから」

 

「端的に説明しろ。主人を待たせるな」

 

 堀北は恍惚とした表情で淡々と語る。

 

 櫛田は過去にクラス崩壊を引き起こしたことがあるらしい。本人の八方美人な性格から、自然と集まった生徒の秘密をバラし混乱を招いた。

 

 クラス全員を巻き込んだ騒動。その引き金を引いた張本人であることからこの学校ではDクラスに配属された。そして堀北を敵対視している理由は、同校であり過去がバレる可能性があるから。

 

「人に頼られて欲を満たしたいって感じね。んー70点だな。脅せるくらいの明確な証拠がねぇとなぁ」

 

「そんな…んっあ」

 

「まあいい、俺は優しいからな。早くこっちに来い」

 

 堀北の腕を引っ張りベッドに押し倒す。待ち望んでいた行為に堀北の息が荒くなる。

 

「兄が見たら悲しむな。こんな淫乱になっちまって」

 

「貴方のせいでっ…んんっ」

 

 2人の唇が触れ合う。優しくそっと触れるだけのキスに甘い吐息が漏れる。互いの心臓の音が聞こえる距離感、堀北の火照った体の温度も感じ取れる。

 

「んっ….」

 

 ゆっくりと堪能した後に口の中に舌を差し込む。その行為に一切拒む事なく舌を絡ませる堀北。この休日の間、神楽に抱かれ続け真の快楽を知ってしまった彼女はこの後の展開を想像し期待に胸を膨らませている。

 

「んっ…れっ…ちゅあ…」

 

 呼吸を忘れる程の長く甘いキス。家畜の様に無碍に扱われた堀北だが、ドMという訳ではない。無様に媚びると神楽が喜び、相手をしてくれるからやっているだけだ。

 

「あ…」

 

 2人の唇が離れる。寂しそうな顔をする堀北、既に彼女の花弁はしっとりと濡れていた。

 

「お前らキス好きだよな。これやるとみんな喜ぶんだよ」

 

 みんな、その言葉に嫉妬心が募る。所詮3番目の女だということは理解している。それでも彼との行為が忘れられない。

 

 大切に扱われ、常に周囲から距離を置かれていた堀北。そんな自分をぞんざいに扱い、忘れられないような衝撃を与えた。僅か数日で彼の虜になっていた。

 

「いつもよりっ…優しい…」

 

「櫛田の情報をくれたからな。俺の命令を聞いてくれたらお前が望む好きなコトしてやる。家畜じゃなくて1人の女として見てやらんでもない」

 

 ただの口約束。どうせ守るつもりなんて無いことは分かっている。それでも鼓動が早くなる。

 

「最初の仕事を果たしてくれたんだ。極上の飴を与えてやる、喜べよ」

 

 神楽の手が堀北の花弁に優しく触れる。頭を踏み、首を絞めていた人とは思えない様な優しい愛撫。ゆっくりと中指が奥へと侵入してくる。

 

「ん…う、んっ…」

 

「鈴音は優秀な奴だからな、次も期待してる」

 

 名前で呼ばれて更に体が熱くなる。躾の為の分かりやすい演技ですら興奮してしまう程に堀北は奴隷として完成しきっていた。

 

「本当は俺もあんなことしたくなかったんだ…もっと早くお前が振り向いてくれたら今のみたいに優しく出来たのによ」

 

 耳元で優しく囁かれる。典型的なDV男のセリフだが、堀北は何の違和感も感じなかった。もっと早く彼に従っていれば良かった、そう思ってしまっている。

 

「んんっ!」

 

 中に入った指が膣内の裏側を擦り回した。堀北の体がピクンと跳ねる。それを神楽は見逃さない。徹底的にそこを責め立てると堀北の口から更に甘い声が漏れ出す。

 

「ふっ…んん、あっ」

 

 桃色に艶めくため息を漏らす。

 

「愛してるよ鈴音」

 

「あ…うっんんっ…ああ゛んんっあ!」

 

 彼の甘い言葉と優しい愛撫によって堀北は体を弓なりに反らす程の絶頂を迎えた。激しい嬌声を上げて体を痙攣させる。

 

 息を整える堀北を見て神楽はズボンを脱いだ。そこから現れた一物は大きく反り立っていた。そしてそれをゆっくりと挿入する。

 

「あ…んっ!」

 

 挿入に体が震えるが、痛みはない。それどころか快楽の波に押し流されそうになる程だ。

 

「動くぞ鈴音」

 

「うん…」

 

 神楽はゆっくりと腰を動かす。その動きに合わせて堀北の口から甘い吐息が漏れる。

 

「あっ…あんっ、あっ」

 

 リズム良く繰り返されるピストン運動に嬌声を上げる堀北。既に膣壁は神楽のモノにフィットし完全に受け入れる形になっていた。愛液が溢れ出しベッドを濡らす。そこに更にお互いの汗が加わって淫靡な雰囲気を作り出す。その空間には2人の息遣いと肉体がぶつかる音しか聞こえない。

 

「あ゛っ、気持ちいいっ…あっあっ!」

 

 神楽が突然最奥を突くと堀北の体がビクンと跳ねた。その反応に味をしめた彼は執拗にそこを責め立てた。その度に嬌声を上げる堀北は更に乱れた。

 

「あ゛っ!んああぁっ!」

 

 快楽に溺れる堀北を見て彼のS心に火がついたのか、先程よりも強く腰を打ち付けた。あまりの快感に涙目になりながらも必死に神楽を求める彼女を見てさらに興奮する。

 

 そして遂に限界を迎える2人。膣内に温かいものが注がれると同時に堀北も果ててシーツを濡らす。

 

「あ、うっ…」

 

 息を整えながら神楽は陰茎を抜くと、そこからコポリと白濁液が流れ出す。その様子を満足気に見つめると、優しく頭を撫でた。そして耳元で囁くように告げた。

 

「鈴音綺麗だな」

 

「…こうやってあの2人を堕としたのね。納得だわ」

 

「悪いが3人で終わらせるつもりはない。手を貸せ」

 

「…最低ね貴方」

 

 言葉とは裏腹に堀北は笑みを浮かべている。呆れを通り越して感心しているのだろう。

 

「まあお前の力を借りるのは当分先だ。次は俺だけで正攻法で堕とす」

 

「正攻法?」

 

「ああ、図書室で会ってから良い女だと思ってたんだよ」

 

 悪そうな笑みを浮かべる神楽。堀北はその表情を見て次なるターゲットに可哀想にと同情していた。

 

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