その男傲慢につき 作:アマチュアダックスフンド
「ん……」
「あ、目が覚めました?朝比奈先輩」
朝比奈の意識が徐々に覚醒してくる。眠い目を擦ろうと腕を動かした瞬間に何かに阻まれる。
「ちょ…帆波!何これ…」
覚めたばかりのぼんやりとした視界の中で、朝比奈の目に映ったのは顔を伺う後輩の姿と固定された両腕。手錠で固定された腕は生半可な力ではびくともせず、ベッドの上で足掻くことしか出来ない。肌に伝わる感覚から玩具ではないことが瞬時に理解出来た。
「ごめんなさい先輩…拘束させて貰いました」
「わ、悪い冗談だよね?」
何を言っているのか理解が出来なかった。いや、理解したくなかったというのが正解かもしれない。そして上着も脱がされ下着姿である事に今更気付く。それ程までに朝比奈は動揺していた。
「先輩が悪いんですよ…私から真央くんを奪うから」
「う、奪うって私は…」
いつも明るく太陽のような帆波の姿は存在せず、邪気に塗れており、朝比奈に強い恐怖心を抱かせる。
「言い訳は辞めて下さい。私言われたんです距離を置くって…当分会わないって…それなのに先輩は真央くんと楽しくデートしてましたよね?」
帆波は笑みを浮かべているが目は笑っていない。
「待って!それは神楽くんから誘われっ」
「その前に私と距離を置く様に助言しましたよね?そしてその後楽しくデート…結局先輩も真央くんを狙ってたんじゃないですか」
何故知っているのかを問い詰めることは出来なかった。
「わ、私は帆波の為を思って…」
「私を差し置いて真央くんデートする事が私の為になる?そんな訳無いですよね?」
震える声で必死に自分の想いを伝えるも一之瀬には響かない。
「真央くんを独り占めして…私たちの関係を切り裂こうとしてっ…」
「ま、待って!!帆なっ…やっ…ちょっ…やめっ…」
「私の事を思ってくれたのは嬉しいですけど…余計なお世話です。私は真央くんに救われたんです。今が幸せなんです…それなのに」
一之瀬は朝比奈を背後から抱きしめて震えた声で本心を語る。その眼からは涙が溢れ、頬を伝って朝比奈の肩に落ちる。
「3日も楽しく遊んで…私に見せつける様にっ…」
奥歯を噛み締めて拳を握り締める一之瀬。
「ごめっ…もうしないからっ…」
その姿を見た朝比奈は縋るように謝罪の言葉を口にした。
「真央くんは簡単に発言を撤回してくれないんです…だから先輩」
「献上品になってくれますか?2年生…しかもこんなに可愛い先輩を差し出したら考えを直してくれるかもしれません」
一之瀬は引き攣った笑顔を浮かべて朝比奈の頬を撫でる。冷んやりとした手の感覚に瞬時に鳥肌が立つ。必死に身体を動かすも両腕が使えない状況ではどうすることも出来ない。
「帆波っ…」
恐怖に染まり顔が青ざめていく朝比奈。息が荒くなりこれから自分の身に起きることを想像して涙が溢れる。
「先輩…何ですかその顔…♡あ、真央くんってこんな気持ちだったんだ…安心して下さい。優しくします、傷でも付けたら真央くんに怒られちゃう」
一之瀬は朝比奈の胸の膨らみに手を伸ばした。ひんやりとした肌触りに身体をビクッと震わせる朝比奈。普段の太陽のような姿からは想像も出来ない朝比奈の様子に一之瀬のナニカが壊れた。
「あ…んんっ…ダメだって…帆波ぃ」
一之瀬は乳首に指を添えて先端を撫でるように優しく触れた。
「敏感ですね先輩。他人に触られた事ないんですか?」
「当たり前っ…こんなのっ良くないからっ!んんっ♡」
朝比奈は乳首を軽く摘まれると腰を浮かせて甘い声を漏らす。朝比奈は口では良くないと言いつつも抵抗する力は徐々に弱まっている。
「えっちな吐息漏れてますよ♡…それに、ここ♡」
一之瀬は左手で朝比奈の鼠蹊部に手を伸ばす。
「あぁ♡…辞めっ」
軽くなぞると布越しでも分かるくらいに愛液で溢れ、ショーツに黒いシミが出来ていた。
「ショーツ越しなのに♡慣れない私でこんなになってたら、真央くん相手だと…あ、恥ずかしがる必要は無いですよー真央くんは何でも受け入れてくれますから♡」
「あ…♡」
可愛がっている後輩に耳元から囁かれ情けない声が漏れる。
「もうそろそろいいかな?」
「んんっ…ダメっだってぇ♡」
一之瀬は朝比奈のショーツをずらして中指をゆっくりと挿入していく。
「あは♡すんなり入っちゃいましたね。我慢しなくていいですからねー」
一定のリズムで中指を膣内の上側に押し込みながら刺激していく。力が入らなくなったのか朝比奈は快楽に身を委ねる。
「あっ♡…ほなみぃ♡」
「くちゅくちゅ音鳴ってる♡気持ちいいですかー?」
部屋の中に水音が響き一之瀬の指には糸が引いている。指の動きを早めながらも傷つけないように細心の注意を払う。右手で朝比奈の髪を撫で、耳元で羞恥心を煽る。朝比奈は真っ赤に染まった顔で浅い呼吸を続けている。
「見ないでっ…♡んんっ!!」
突然の大きな波が襲う。身体を反らして全身が痙攣するように震え出した後、愛らしい声を上げて達してしまった。
「イっちゃったんですね♡自分でするのと全然違いますよねー」
一之瀬は指を引き抜き見せつけるように舌で舐めた。朝比奈は肩で息をしてそれを眺めることしか出来なかった。
「先輩♡可愛い…んんっ」
「ほなっ…あ、♡」
我慢が出来なくなった一之瀬は朝比奈の唇を奪った。貪るように舌を絡めて先輩を堪能する。
「もう完全に出来上がっちゃいましたね…じゃあ今から真央くん呼びますね」
「ま、待って!こんな姿っ」
「いいですよねセンパイ?」
一之瀬は朝比奈の陰核を強く抓った。
「っがぁ…♡痛ぁ…いからやめてぇ」
「呼んでもいいですよね?」
「…ぁぃ♡」
朝比奈は断ることなど出来なかった。痛み、快楽、様々な理由もあるが1番は一之瀬の底知れぬ闇を知ってしまったからだ。そして自分ではもうどうすることも出来ず、気に食わない後輩に頼るしかない現実が嫌になった。もうどうにでもなれ、心の中でそう呟き快楽に身を任せた。
「あ…真央くん♡来てくれたんだ!」
「ほなみぃ♡もっとぉ…」
神楽が一之瀬の部屋にやって来たのは数十分後だった。扉を開けた先に広がっていたのは朝比奈と一之瀬という2人の美女が全裸で入り淫れている様。部屋は2人の汗と淫匂で埋め尽くされ、雄の本能を刺激する。
「勝手なことすんなと言うつもりだったが…お前にこんな才能があったとはな。良くやった帆波」
数十分前、神楽の元に一枚の写真が届いた。それは全裸で汗だくの朝比奈なずなと捕食者の目をした一之瀬のツーショット写真。
神楽は思わず唖然とした。それは写真の様子ではない、ここまで上手く事を運ばせた自分の手腕、そして神をも味方する自分の運の良さに。
事の発端は体育祭以降の2年生からの妙な視線。神楽の容姿から異性の視線を無意識に集めるのは理解出来る。ただ同性、しかも集団から視線を向けられるのは違和感でしかなかった。
そこで神楽は敢えて目立つ行動を増やした。それが度重なる異性とのデート、しかも自分の不貞行為がバレるように大衆の前で多くの女性と。
単に嫉妬の炎を燃やしているだけか、それとも明確な意図があっての監視か。それをはっきりさせる為でもあるが、『誰か』がトリガーになっている可能性も考慮し、神楽が関係を持っている異性全てと2人きりの時間を作った。
そこで引っ掛かったが『一之瀬帆波』だった。有栖たちと過ごしている時は監視されているだけで特に実害が無かったが、帆波の時に限って『何者』かに連絡する様子、そして明確な意図を持って接触する『生徒』がいた。
ここで接触してきたのが今目の前で果てている『朝比奈なずな』だった。
「先輩っ♡ほら私たちのご主人様ですよー挨拶して下さい」
「か、神楽くん…貴方の指示っ♡」
一之瀬は朝比奈の背後から抱き付き耳元で囁く。朝比奈は一之瀬の吐息が耳元にかかり思わず身体を震わせる。汗ばんだ身体を撫でるように触られて発情しきった身体…手を伸ばせばそこに極上の雌が2匹存在している現状、普通の男なら理性を飛ばし瞬時に襲いかかってしまうだろう。
「違います、貴方がここまで追い込んだんですよ朝比奈先輩」
ただ神楽はあくまで冷静だった、選択肢を間違えないように心を落ち着かせる。
「それに…後輩にこんな姿晒して。恥ずかしくないんですか?」
神楽は一之瀬に対して何の指示もしていない。ただ今の『一之瀬帆波』ならやりかねない、そう判断して敢えて泳がせた。ここまでが神楽の計画だ。
朝比奈と接触し自分の本性を明かしたのも、朝比奈の要件を呑み一之瀬と距離を置いたのも、一之瀬の心の中の闇を増幅させる為に見せつけるようにデートしていたのも全て計画の内。
ただあくまで机上論、かつ理想的な流れであり完璧に遂行出来るとは思っていなかった。だが失敗したとして神楽にデメリットなど無い。
一之瀬帆波が神楽の元から離れることなど天地がひっくり返っても有り得ない話であり、デート中に朝比奈と関係を作ることに失敗しても、自分を監視している『黒幕』を探しだせればそれで良かった。
「うぅ…」
『黒幕』を探すついでに『黒幕』の右腕を奪うことに成功するなど、流石の神楽でも想定外だった。暴走しても軽い喧嘩程度で済むと思っていたら、縛り上げて調教までしていたなんて誰が想像出来たのであろう。
「まあ据え膳食わぬは男の恥とも言いますから。失礼しますね…」
『黒幕』の存在自体はある程度察しがついていた。ただ確証が欲しかったのと地位を落とすことなく、根こそぎ奪い取る為に接触を避けた。
「据え膳って私はぁぁっ!?あ゛っ♡待っでぇ!」
その結果がこれである。『黒幕』…『南雲雅』の右腕的存在である朝比奈なずなは既に神楽の手の中。
南雲もたった数回のデートで自分が振られた女が堕ちるとは思っていないだろう。勿論、神楽も堕とせるとは思っていなかった。一定の関係を持ち、南雲雅に狙われている確証を得ることさえ出来れば良かった。
「先輩凄い顔…やっぱ上手なんだ」
ぐちょぐちょに濡れた朝比奈の膣内に神楽は容赦なく中指を挿入していく。すんなり入ることを確認するとすかさず、薬指も挿入する。一之瀬の華奢な指とは違ってゴツゴツとした男の指、かつ慣れた手つきでGスポットを刺激され、朝比奈は腰を浮かせた。
押し込むように挿入した指でザラザラとした膣壁を撫でると、その度に朝比奈の口から嬌声が漏れ出す。
「お前がここまで慣らしたんだろ。ドMのお前にそんな才能あったとはな、2人で有栖虐めるのもアリだな」
平然を装っているが、神楽は内心焦っていた。扱いを間違えば、他の女に危害を加える可能性がある…それ程までに一之瀬帆波の闇は深い。神楽は今後の対応を改めようと決心しつつ、目の前の女を完全に堕とす為に本腰を入れる。
「とか言って最後は私を虐めるんでしょー?知ってるもん♡」
一之瀬の声のトーンは神楽が来た途端に猫撫で声に変わった。甘い声で己の裸体を晒して男に媚びる姿を見て朝比奈はもう救うことは出来ないと悟る。
その瞬間、朝比奈の心は折れてしまった。
「ゔっ…あぁ…♡」
抵抗することもせず快楽に身を委ね、溶けた目で神楽を見つめる。自分は今からこの男に犯されてしまう。泣き叫んででも抵抗するべきだが、そんな体力も気力も朝比奈には残っていない。
「お前吸引する奴パクっただろ?何処にある」
「真央くんが置いていったんでしょ!ど、何処だったかなー」
「白々しいなお前、普段から使ってんだろ」
「ぁっ…そこやだっ♡」
それどころか朝比奈は神楽を受け入れてしまっていた。
「抵抗しないんすね。俺は帆波と違って優しくないんで、先輩が壊れようとどうでもいいし」
これといった理由などない。ただ何となく、彼ならいいかと心の何処かで思っていた。異性に関係を迫られて断り切れない女性は多いと聞くが、朝比奈もその1人だったというだけ。
「あぁぁっ♡待っでぇ…やだぁ、離してぇぇ♡」
2人の距離が徐々に近くなる。あたふたとする一之瀬には目も暮れず、神楽は離れられないように朝比奈を抱き寄せる。
「真央くん、はいコレ」
一之瀬御用達のクリトリス専用の吸引バイブ。ケヤキモールで働いている店員を経由して神楽が秘密裏に輸入た大人の玩具である。尚、その店員はある生徒に対するストーキング行為で現行犯逮捕された為、現在は仕入れ不可能。
「帆波、お前がやれ。容赦しなくていいぞ」
一之瀬は神楽の指示通りに慣れた手つきで電源を入れて朝比奈の陰核に押し付けた。
「待っでぇ!帆なっ…あ゛ぁぁっ!!♡やだぁ!♡無理ぃ!無理だがらぁぁ♡イっグ…ゔうっ!あっ…♡」
バイブが押し付けられた瞬間、部屋中に甲高い喘ぎ声が響く。軋むベッドの上でバタバタと暴れる朝比奈を神楽は片手で押さえ付ける。
「…帆波まだ辞めんなよ」
幸いにもここは一之瀬の部屋であり、隣人からクレームが来ようが、部屋が汚れようが、神楽にとっては知ったこっちゃない。
「何でぇっ!♡イったからぁぁ…もう無理だっで…あぁ♡」
朝比奈は身体中の穴という穴から液体を飛び散らせて泣き喚き、水分を吸ったベットのシーツにはどんどんシミが広がっていく。涙か、汗か、それとも別の液体か…ぐちょぐちょに汚れたベッドの上で朝比奈は絶頂した。
「うん…あぁ先輩カワイイ♡」
後輩2人の前でみっともなく潮を吹く朝比奈。彼女の尊厳など当に存在せず一之瀬には恍惚とした表情で見つめられ、神楽には鼻で笑われる。
「あぁ…ごめん帆波ぃ…」
それでも理性はまだ残っていたのか自分の粗相を恥じて朝比奈一之瀬に謝罪する。その間も勢い良く吹き出す小水は止まることを知らず、ちょろちょろと情けない音を鳴らして放物線を描いている。
「全然大…」
「ダメでしょう先輩?勝手にイったら」
あまりの恥ずかしさで2人の顔を見ることが出来なかった朝比奈。その様子に自分と姿を重ねた一之瀬は優しく諭そうとするがそれを神楽に阻止されてしまった。
「あっ…かぐぁくんっ♡」
至急に顔を近づけられて戸惑う朝比奈。微かにフローラルな香水の匂い、もし神楽の所作などに不快な点があれば朝比奈は止めろと強く抵抗出来たのだろう。
「先輩は俺らの仲を引き裂こうとした悪女なんですから。この程度で許されると思わないで下さいね」
「わ、わたしはっ…」
そんなつもりじゃない。そう言いたかったが、ズボン越しに膨らむ神楽の股間を目にして言葉に詰まる。その様子を見て神楽は勝利を確信した。
「待ってよ真央くん♡先輩に構ってばっかりはずるいよ…私もしたい♡」
神楽がチェックメイトをかける瞬間、一之瀬の横槍が入った。2人の姿に興奮した一之瀬は自分と混ぜて欲しいと懇願する。
「…ならこうするか。帆波、朝比奈先輩の上に乗っかれ」
少し待ってろ。そう言いたかったが、ここまでの功績や無碍に扱われた際のメンヘラ化を懸念して渋々頼みを承諾した。
「こう?」
一之瀬は神楽の指示通りに朝比奈に覆い被さる。2人の身体が密着し目と目が合い、心臓の鼓動すらも聞こえる近さ。
「朝比奈先輩にアホ面拝ませてやれ」
ズボンのチャックを下ろす音が聞こえる。今から自分の目の前で何が起こってしまうのか、朝比奈は唾を呑み込んだ。
「アホ面っでぇぇ♡い、いきなり奥っ…あ、朝比奈先輩っ♡これ恥ずかしいよぉ♡」
神楽は一之瀬の膣奥まで一気に挿入した。朝比奈とのレズプレイや目の前で焦らされたことで既に準備万端だったようだ。程よい膣圧で何度使っても飽きることのない、締め付けの良い名器。並の男ならすぐに果ててしまうだろう。
「猫被んじゃねぇよ。可愛い先輩に普段通りのお前を見せてやれ」
「気持ぢぃ♡奥っコツコツってぇ♡えへへ先輩っ…んんっ♡」
おまけにこの乱れ具合である。男を満足させる為だけに生まれてきた存在と言ってもいいだろう。豊満な乳房をこれでもかと揺らし、声を抑えることもなく喘ぐ姿はまさに獣。
「帆、波っ…♡んっ…」
その姿を、交尾の激しさを間近で体感する朝比奈。肉と肉と激しくぶつかる音、生々しい水音、滴る汗。目の前で起きている光景は、友人と興味本位で覗いたアダルトビデオとは比べ物にならない程に自分の欲を掻き立てる。
「勝手に自分だけ気持ちよくなってんじゃねぇよ雌豚がよ」
「いひぃ♡叩かないでぇ♡」
これだけ尽くしてくれる一之瀬を物のように扱う神楽。加減を知らないのか強く一之瀬の尻を叩くと純白の肌が赤く染まる。
「ちょ、ちょっと嫌がって…」
朝比奈は目の前の一之瀬の表情を見て言葉を呑んだ。止めて欲しいなんて上部だけで本心では無いことを一瞬で察したからだ。性経験が乏しい朝比奈でも理解出来るくらいに一之瀬の顔は蕩けていた。
「そう見えるか?このマゾメスはケツ叩かれて喜ぶんだよ。なぁ?」
「はいっ♡嬉じぃですぅ♡く、首も絞めでっ…ぁ♡」
スパンキングだけでなく首を絞めて欲しいと頼む一之瀬。そして容赦なく首を絞める神楽、朝比奈にとってこの状況は異常だった。それでも目を離すことが出来ない。目を隠すことも、耳を塞ぐことも、止めろと静止させることも、この両手が塞がっている以上は何も出来ない。
「先輩どうしました?…それ外してあげますよ」
「あ、ありがとう」
片手ですんなりと神楽は拘束を外した。まるで普段から使っていたかのように。
「やっと自由にぃぃっ!?♡ほ、帆波っ♡す、吸わないでそんなとこ…んんっ」
長いこと拘束されたせいで腕の感覚は麻痺していた。その結果、自分の胸元に吸い付く一之瀬を朝比奈は抑えることが出来ない。
「朝比奈先輩っ♡今の内に濡らしておかないと真央くんの入らないですよ♡逞しくでぇ固くって♡女の子を狂わせるおちんぽ♡先輩も一緒に気持ちよくなりましょ♡」
一体いつからこんな淫乱になってしまったのか。いや、自分と出会う前からこうだったのかもしれない。
「先輩もぉ…嫌なこととか全部忘れてぇ…お゛ぉ♡真央くんに全部委ねてっ…一緒に気持ち良くなりましょ♡」
「あっ…やばっ♡もうイくっ…っつ!んんぅ♡」
身体を痙攣させて一之瀬は絶頂した。膣内への刺激でそのままオーガズムに達する女性は意外と少ない。朝比奈も先程まで経験したことがなかった。
「1人で勝手にイッてんじゃねえよ。はぁ…そこで寝とけ」
神楽は一之瀬の膣から己の肉棒を引き抜く。膣内から白濁液が垂れてくる気配は無い、どうやら神楽は達することが出来なかったようだ。
「……っ♡」
そのせいで未だに萎えること無く反り立つ肉棒。テカテカと輝き糸を引くソレから朝比奈は目を離せない。
「あんまジロジロ見ないで貰えますか」
「べ、別に見てなんか…」
嘘だ。完全に目を奪われている。そしてあの凶器とも言えるペニスが自分の膣内に挿入されることを妄想していた。
自分の横で倒れる後輩の姿を見て私もああなってしまうのかと。私も帆波のように情けなく喘ぎ、淫れ、彼に媚びてしまうのかと。
「はぁ、誘ってるんですか?」
「違っ!」
そんなつもりなど無い。神楽の言葉を否定すると同時に、朝比奈は自分にも言い聞かせた。
「じゃあなんでオナニーしてるんですか?」
「えっ?…あっ♡」
完全に無意識だった。そんなことをしているつもりなど無かった。それでも身体は正直で、固定されていた反動か淫らに動く手が止まらない。
「こ、これはっ♡違うっ!私はっ♡」
恥も外聞もなく股を開き膣内に指を入れて無造作に弄る。何故気付かなかったのか、それは全く気持ちよく無かったから。神楽による愛撫と比べると雲泥の差であり、あの時の快楽を追い求めるように情けなく人前でオナニーをする。
無様、その一言に尽きる。
「朝比奈先輩」
「は、はいっ♡」
神楽は朝比奈に覆い被さり耳元で囁いた。
「先輩は皆から頼られ尊敬され…知らない内に疲れていたんですよ。今日だけは羽目を外しても良いのでは?」
まさに悪魔の囁き。今日、この日に特別感を出し朝比奈の判断を鈍らせようとしている。神楽はこの時点でこのまま押せば行けると確信していたが、言質を取る為に朝比奈本人の口から同意を得る必要があった。
「だからって…セ、セックスするのはっ♡」
「この世には男性用だけでなく女性用の風俗店だって存在します。3大欲求である性欲を舐めてはいけません。我慢は毒です、それに…」
「みんなこれくらいしてますよ。誰もが通る道、何事も経験ですよ」
朝比奈の頭部に触れ、髪を撫でる。これ以上耳を傾けてはいけないと分かっている筈なのに…神楽の言葉が、所作が、全てを狂わせる。
皆やってるなら私も…
でも初めてはやっぱり好きな人と…
好きな人が未経験なら気を使わせちゃうかも…
そんなことは無い…
朝比奈の心の中で天使と悪魔が葛藤している。ただ目の前に居るのは欲に塗れた獣であり、返答を待ってはくれない。
「あっ…待って♡」
「先輩のココは入れて欲しそうにしてますよ」
神楽は自分の硬く充血した亀頭を朝比奈の膣口に擦り付けた。決して挿入する事はせず、焦らすようにゆっくりと腰を動かす。
「あぁっ…んんっ!それやだぁ♡気持ちいいっ♡」
互いの愛液が混ざり合い白く変色し、ぐちゅぐちゅと音を鳴らして性器同士が擦り合う。朝比奈は神楽の動きに合わせて腰を動かしている。最早入れて欲しいと言っているようなものだった。
「入れたらもっと気持ちいいですよ」
「でもぉ♡んんっ…っはぁ!」
「…えいっ!」
あともう一押し足りないそんな時だった。見かねた一之瀬が神楽の背後に周ると、強く抱きついた。そして神楽の身体越しに朝比奈の腰を掴み、そのまま軽く引っ張った。
「えっ…?んんっ♡痛ぁ…ぁぁ♡入っちゃった…しちゃった私っ♡」
その瞬間、膣内への異物感た破瓜の痛みが朝比奈を襲った。裂けたような痛みに顔を歪ませるかと思ったが、意外にも見せた表情は晴れやかだった。
「先輩」
「何っ…んっ♡ちゅ…んんっ♡」
痛みを少しでも緩和するべく神楽は朝比奈の唇を奪い、舌を捩じ込み口内を貪る。朝比奈は捩じ込まれた舌を拒むことなく受け入れ、唾液を交換する。
「あはっ♡先輩も堕としちゃった。今度は3人で出来るね♡」
豊満なバストを神楽の背中に押し付けながら、更なるハードプレイを妄想する一之瀬。
「っはあ!…はぁ♡神楽くんっ♡」
ミイラ取りがミイラになる。一之瀬を救う名目で接触した朝比奈は簡単に神楽の手に堕ちてしまった。敗因はシンプル、一之瀬帆波を理解していなかった事、そして思春期であった事。
「先輩…なずなって呼んで良いですか?」
「…っ!?♡うんっ♡良いよ真央くんっ…あぁ♡」
甘酸っぱい恋愛に憧れる、恋愛リアリティー番組に胸を踊らす女子高生。神楽の誘惑に乗っかってしまったのも、確証バイアスに陥り冷静な判断が出来ていない証拠。新歓コンパでお持ち帰りされる大学生に近しい状況だ。
「気持ち良いっ♡もっとぉ…んっ♡」
未だに異物感には慣れないものの朝比奈の心は満たされていく。決して神楽に恋愛感情を抱いている訳ではない。
今抱いているのは、やってしまった、もう戻れないという罪への意識。罪悪感、そして快楽だ。
目的を達成した事で肩の荷が降りたのか、神楽は小さくため息を吐く。そしてふと現時刻が気になったのか少し目を逸らした。すると朝比奈は首に手を回してそれを拒む。
「あ…待って♡今はっ…私だけを見てっ♡」
「…いいですよ」
「ずるいですよー♡もう…♡」
無機質に返事をする神楽。そして嫉妬の炎を燃やす一之瀬。2人の表情の差が朝比奈をより激しく興奮させた。
「うんっ♡…あっ…帆波ごめんっね♡私っ♡」
後輩の想い人を奪い、一時は罪悪感に蝕まれるも朝比奈の脳内には徐々にドーパミンが分泌されていく。罪への欲求、快楽と罪悪感のジレンマ。
「もう戻れないや…♡」
また1人堕ちる、そして好きにさせる。
特別試験も書いた方がいいですか?
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はい
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軽く触れる程度で
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いいえ エ口のみ希望