コアに願いを 作:混沌迷宮
ある場所では山に洞窟が現れ。
ある場所では塔が迫り上がってきて。
ある場所では突如として門が出現した。
ついにダンジョンが開設された。
日本に、そして世界に激震が走った。
そしてそれはそれとして、あっという間に受け入れられた。
ダンジョンが実際にあったらの思考実験はフィクションでとうに終えており、それを確認するだけの作業だった。
とにかく、中にいる化け物を倒せば、魔石っぽいものやお宝っぽいものが現れる。
戦いまくっていれば、若干強くなって気がする。
中にはリゾート型やアパート型なんてのもある。
何より、退魔師達は勇者の兄が生まれたのに見つからないという大事件があり、ごたついていて一般人がダンジョンに介入できる余地があった。
もしこれがなかったら、ダンジョンは確実に退魔師預かりとなったであろう。
だが現実はそうはならなかった。そうはならなかったのである。
とはいえ、退魔師達が無関係になったかといえばそれも違う。
修行に調査に、やることは多い。勇者を占うと、ダンジョンを攻略せよと出たのもあり、空いている時間は総出でダンジョンを攻略していた。
伊織もその一人だ。
麗奈を孕ませたのではないかと散々責められ、辟易としていた。
それはない。麗奈は好きだが、妖魔に種をやらない理性くらいはある。
麗奈も混も死んではいない。だが、偽装した者がいるのが問題だった。
もしかしてダンジョンに囚われているのかも。
そんな藁にもすがる思いで、ダンジョンを攻略していた。
そして、小さなダンジョンを攻略。
そこで呑気にラーメンを啜っていた、ダンジョンマスターを捉えたのだった。
コアを壊さないで欲しいと懇願する男に、伊織はダメ元で告げた。
「混と麗奈という男女を知っているか」
「あ、あー! 混様の彼氏さん! 伊織! ……様!」
「二人はどこにいる」
「ハピネスダンジョンでお子様二人と新婚旅行してるって」
「はぁ!?」
「お、怒るなよ! 子供は元気だよ、麗奈ちゃんと混様の子供も、あんたと混様の子供も。そうだ、最深部への転送チケット渡すから見逃してくれよ」
「心配させておいて、何やってんだあいつら」
チケットをもらい、直ぐに伊織はハピネスダンジョンへ向かった。
転送陣の上に乗るとチケットが反応して消える。
そうして、立派な貴族の邸宅のような場所へとついた。
混のネームプレートのある部屋を見つけ、中にはいる。
そこには、九尾の可愛らしい男の赤ちゃんと、カラスの濡羽のような髪、夜空のように美しい瞳の男の赤子がベビーベッドの中にいた。勇者の兄である。
さらに奥の部屋からは、甘い声が聞こえてくる。
「あ♡ あっ♡ あっ♡ 伊織、足りない、伊織ぃっ」
バイブを後ろから覗かせ、混が麗奈を責め立てていた。
とりあえず、伊織はバイブを引っこ抜き、自分の猛ったそれをぶち込んだ。
勇者の兄が生まれてから一年以内に勇者を作らねばならぬしきたりなのでお仕事である。ついでに麗奈の乳もぎゅっと掴む。
麗奈と混は声も出せずに絶頂した。
「あー。混。お前、もう孕み袋だから。勇者の母の腹は優秀な子供が生まれるように改造されるからずっと子作りし続けるんだよ。俺のちんこ、お前の尻に入れっぱなしにするから覚悟しとけ」
「な、なんで伊織、ここに!? だ、駄目だよ、そんな♡」
「すげー嬉しがってキュウキュウ締め付けてきてるけど? 出すぞ」
「あっ あー♡」
ジュブジュブジュブ♡
貫かれて、中で出されて、混は甘い声をあげ続けるのだった。