※三人目のターゲット
石破大学に通う二年生。
家族構成は父と母と三奈の三人家族。
父と母は小さな工場を営む。
経営状況はそこまで良くはなく、いつ倒産してもおかしくなかった。
それでも今日まで続けてきたのは、他に行き場のない従業員がいる為、なんとか踏ん張っている状況。
三奈は大学進学と共に上京。
大学にて、
三奈の両親の営む工場は、石嶋グループと呼ばれる大企業から融資を受けていた。
この融資が断ち切られると工場はあっという間に倒産する。
そのことを知った石嶋から、工場への融資をネタに恋人(セフレ)になるよう脅され、従うことに。
容姿は快活な雰囲気のある茶色のポニーテール。
学生時代はテニス部ということもあって、健康的な体型。
大学でつるんでいる連中が派手で騒がしい者が多いが、三奈自身は誰にでも優しいことから、大学でのファンも多い。
依頼人は大学の学友で、寝取るだけでなく石嶋と別れさせてほしいという要望。
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麗子の寝取りが完了してから一ヵ月が経った。
あれからも、俺はこのマンションで暮らし、佐代子と麗子との不倫関係は続いている。
そして二人は、当然のことだが俺の子を妊娠した。
麗子は旦那のことがあるからどうするか悩んでいたが、佐代子は迷うことなく出産することを決めた。
快楽で頭がおかしくなったかとも思えるが、これには理由がある。
旦那の柏原源蔵がこの快楽園のことを知って、理解しているからだ。
妊娠が発覚してすぐ、佐代子は源蔵から俺と佐代子の子を産んでほしいと頼まれたらしい。
子供が大人になるまで何不自由なく生きていける養育費も出してくれるそうだ。
その代わり、と。
源蔵は俺と佐代子に頭を下げた。
妻とセックスする時は、必ず撮影してほしい……。
要するに、あの一件をきっかけに源蔵に寝取られ属性が付いたということだろう。
もしもこれからも妻を寝取ってくれるのなら、子供のことだけでなく、俺のビジネスの援助──パトロンになってくれると。
これには俺の雇用主のレイジもにっこりだ。
別に困ることも、佐代子に飽きたとかもないので俺はその頼みを承諾した。
なので佐代子も、俺がやっているビジネスのことを知っている。
自分が寝取られている姿を、大勢の人に見られていたこと。
最初は自分が寝取られているのを大勢に見られていることに困惑していたが、元AV女優だからか、その行為に次第と快感を得るようになった。
撮られ、見られ、不倫相手である俺と好きなだけセックスができる。
佐代子は今、ずっと欲しかった最高の専業主婦の在り方を手にしたと言えるだろう。
ちなみに、このお陰か知らないが、夫婦仲も前よりは良くなったらしい。
源蔵は口を開けば『あの男とセックスしたか!?』『今度はどんなセックスをするんだ!?』と興奮気味に聞かれるらしい。
若返ったとも言っていた、どうでもいいが。
まあ、それでも夫婦でセックスすることはないらしい。源蔵も、するよりも見る方がいいのだとか。
「ん、ちゅ……じゅぷっ、ちゅ、んっ、ぷっ♡」
そして現在──。
佐代子は今この状況も、俺の足下で跪き、肉棒を丹念にしゃぶって俺に快楽を与えてくれている。
相変わらず最高の口淫だ。
だが、
「……なんとも、気乗りしない依頼だな」
佐代子にフェラさせたまま、俺は手に持つスマホに視線を向ける。
「ちゅ、んっ……ぱあ♡ どうしたんですか、雄吾さん……もしかして、私のフェラが気持ちよくないですか?」
「いいや、相変わらず最高だ。ただ、少し面倒な依頼が来てな」
佐代子の頭を撫でる。
──寝取る、という行為は非道な行為だ。
愛し合う二人の仲を引き裂いて、快楽を与え、自分のモノにする。
もしくはすれ違った二人の隙を突いて、狡猾に獲物に接触して自分のモノにする。
どちらにしろ自分のモノにする。それは自分が快楽を得る為に。それが楽しいから、俺は目を付けた女を寝取っている。
だが、次のターゲットの情報を見てため息しか出ない。
寝取るという行為は男の欲求を満たすだけの最低な行為だ。
決して、可哀想な女の子を救う正義のヒーローではない。
「次の子は好みの女性ではない?」
「いいや、別にそういうわけじゃない。近くにある大学に通う女だ」
「大学生……もしかして、雄吾さんは若い子はタイプじゃない? それだと、私としては嬉しいのだけど♡」
竿に這わせた舌をゆっくりと這わせる。
肉棒越しの行為に全身がゾクゾクと震える。
「年齢は特に気にしない。若い女も好きだし、佐代子のように大人の女も好きだ」
「ふふ、嬉しい……っ♡ じゃあ、何が面倒なんですか?」
ソファーに腰掛けた俺は、佐代子に隣に座るよう促す。
彼女は俺に体を寄せ、肉棒を扱きながらスマホの画面を見る。
画面には渚美奈の情報が。
全て読むと、
「要するに、親の七光りのボンボンが、パパの企業の融資を餌に好きな子に自分の女になれってする男と別れさせてってこと? なんだか、慈善活動みたい」