※この作品はR-18です。

モブおじ精液でレベルアップ!? ~でも好みのショタっ子しか手助けしません!!~   作:とけそうだら

11 / 65
※2025.12.28 誤字脱字を修正し、一部改稿しました。


第十一話 ひよっこ冒険者といっしょに冒険④

 ――万策、尽きた。

 

 薄れゆく意識の中、光が消えたカイルの瞳が最後に映したのは、力なく転がる相棒の姿と、まるで己の命の輝きのように、キラキラと虚しく消えていく――砕け散った希望の、残光だった。

 身体中の骨が軋み、熱を失っていくのがわかる。

 脳内に響いていたエクセリオンの怒声も、今や遠い。

 

 ああ、ここまでか。

 親父に顔向けできねえな。

 モーブルの旦那にも、借金、返せなかったな。

 ラース……悪かった。俺が、もっと強ければ――。

 

 思考が闇に溶け、カイルの意識が完全に途絶えようとした、その時。

 

『……ウボ……?』

 

 空間を支配していたはずの、絶対捕食者の声に、初めて「戸惑い」の色が混じった。

 とどめを刺すためにカイルへと伸ばされようとしていた触腕が、ぴたりと動きを止める。

 

 主の溶岩の如き双眸から警戒の色が浮かぶ。

 殺意ではない。

 闘気でもない。

 もっと不快で、理解不能な〝何か〟の気配に、絶対捕食者の本能が警鐘を鳴らしていた。

 

 主の視線は、カイルから逸れ、その背後――岩陰へと向けられている。

 

(……旦那?)

 

 カイルは、残った最後の力を振り絞り、首を巡らせた。

 岩陰でぐったりとしていたはずのモーブルが、まるで壊れた絡繰人形のように、ぎこちなく身体を起こしていた。

 

「だ、旦那……? 気が、ついたのか……? すまねえ、ラースも守れなかった……俺が、不甲斐ないばかりに……っ! もう……何もかも、ダメみてえだ……」

 

 カイルの申し訳なさそうな声は、しかし、すぐに困惑と恐怖に変わった。

 立ち上がったモーブルの様子がおかしい。

 虚ろな瞳は白目を剥き、口の端からは一筋の涎が垂れている。

 肌は生気を失い、土気色だ。

 何より、その全身から放たれる雰囲気は、カイルの知る強欲で抜け目のない商人のものではなく、まるで墓から這い出てきたばかりの、飢えた亡者のようだった。

 

「たね……ぇ……たね……ぇ……」

 

 意味をなさない、喉の奥から漏れるような呻き声。

 モーブルは、おぼつかない足取りで、カイルへと向かってくる。

 

「お、おい、どうしたんだよ……」

 

 カイルは、その異様な光景に思わず声をかけた。

 だが、モーブルはまるで聞こえていないかのように、歩みを止めない。

 焦点の合わない瞳は、ただカイルという「何か」だけを捉えている。

 そしてついに、モーブルはカイルの目の前で足を止めた。

 

「……え」

 

 カイルの背筋を、氷の刃が撫でたかのような悪寒が走る。

 次の瞬間、モーブルの両手が、骨が軋むほどの力でカイルの腕を押さえつけた。

 普段の商人としての彼からは、到底想像もつかない腕力だった。

 

「い、痛っ……! 旦那……! 何すんだよ……!」

 

「たね……ぇ……!」

 

 モーブルが、獣のような呻きと共に、その生気のない顔をカイルへと近づけてくる。

 

「やめろ……来るな……!」

 

 カイルは抵抗しようとするが、満身創痍の身体は指一本動かせない。

 そして――。

 

 生温かい感触が、唇を塞いだ。

 

「んむっ!?」

 

 思考が、焼けるように白く染まった。

 何が、起きている? 

 目の前の男は誰だ? 

 それはカイルが知っているモーブルなのか?

 

 痛み、驚愕、混乱、そして恐怖。

 全ての感情がぐちゃぐちゃに混ざり合い、声にならない絶叫となって喉に詰まる。

 モーブルの舌が、カイルの歯列をこじ開け、口内を蹂躏するように侵入してくる。

 

「んっ、んぅううううううーーーッ!!」

 

 それはもはや口づけなどという、甘やかな言葉で表現できるものではなかった。

 飢えた獣が、捕らえた獲物の生命そのものを啜るかのような、一方的で暴力的な捕食行為。

 

 

「んっ、んんッ! んぐ……っ! れろっ……くちゅ……んむぅッ……!」

 

 舌を絡め取られ、唾液を流し込まれる。

 カイルは必死に抵抗しようとするが、口内を蹂躙する舌の動きに脳を蕩けさせられ、手足から徐々に力が抜けていく。

 

 どれほどの時間が経っただろうか。

 不意に唇が解放され、繋がっていた唾液が銀の糸を引く。

 

「……ぷは……っ、はぁ……っ」

 

 朦朧とする意識の中、カイルは酸素を求めて喘ぎながら目の前の男を見上げた。

 モーブルの瞳には、依然として生気のかけらも宿っていない。

 だというのに、その口元は恍惚に歪み、まるで禁断の果実を味わい尽くしたかのように、陶然とした表情を浮かべている。

 

「……あぁ……甘ぁあああい……!! これだぁ……。これがわしが求めてきた『ショタっ子の味』だぁ……!!」

 

 喉の奥から絞り出されたのは、カイルの知るモーブルの声ではなかった。

 地の底から響くように低く、乾いて掠れていて、それでいて神への感謝を捧げる聖職者のように、歓喜に打ち震えている。

 虚ろな瞳が、まるで熟練の鑑定士が至高の宝石を検めるように、ゆっくりとカイルの全身を舐め尽くす。

 

「……足りなぁい。……まだ、足りなぁい……! わしの渇きは癒せなぁい……! この渇きを癒すには……もっと、深く……もっと、ショタっ子と繋がるしかないぃいいい!」

 

「ひぃっ……!」

 

 カイルは、今度こそ獣のような悲鳴を漏らした。

 モーブルは、まるで別の何かに肉体を乗っ取られたかのように、獣じみた手つきでカイルのズボンを強引に剥ぎ取り始めた。

 その勢いは凄まじく、あっけなくカイルの下半身は宵闇の洞窟の冷気に晒される。

 

「な、何すんだ! おいっ、やめろってばッ!!」

 

 だがモーブルは止まらない。

 カイルの股の間にぬっと身体を割り込ませ、恐怖に縮こまった未成熟な包茎ちんぽに、恭しく顔を近づける。

 そして――。

 

「いただきまぁあああす! ぺろぺろぉん!」

 

「うひゃッ……!? は、ああああああッ!!??♡♡♡」

 

 ねっとりと絡みつく舌の感触。

 敏感な先端が吸い上げられ、熱い口腔内で転がされる。

 自らの手で慰めるのとは比較にならない、あまりにも直接的で、あまりにも淫らな刺激。

 脳の芯を貫くような背徳の電流が、カイルの身体から意思を奪っていく。

 

「は、はな、せぇ……ッ! いやだ……いやだ、こんな……のぉ……っ!♡」

 

 必死に身を捩って逃れようとするが、モーブルの剛腕がそれを許さない。

 それどころか、抵抗を喜ぶかのように、さらに深く、喉の奥まで吸い込まれていく。

 カイルの耳に届くのは、獣が獲物を貪る際に喉を鳴らすような、低く湿った音だけ。

 

「ちゅぱっ! ちゅぱっ! んっふぅ……この汗の香り、若さの味ぃいい! このミルクのような甘い蜜の味ぃいいい! おお……おおお……! これぞ、これぞ至高のショタちんなりぃ……! おふぃふぃ……! ふひひひ……!」

 

「やめっ……! こんなときに……儀式なんてやってる場合じゃないってば……! んぅううっ!!♡」

 

 その時、カイルの耳に、焦燥と混乱に満ちた声が響いた。

 

《おいおいおいおいおい! 小僧ッ、正気かぁ!? 敵が目の前にいる状況でなにおっさんと二人で乳繰り合ってんだよ!》

 

 エクセリオンの声だ。

 唯一、正常な思考を保っているはずの剣からの叱咤。

 だが、その言葉にすら、カイルはまともに応えられない。

 

「ちがっ……んっ♡ お、れは……望んでなんか……ないぃいい!!♡ やめてほしいのに……からだが、いうことを、きかなぁああい……♡」

 

(だめだ……このままじゃ……旦那に喰われながら、化物にも喰われる……!)

 

 冒険者として、剣士として、誇り高く戦って死ぬのではなく……見知った中年男に身体の奥を玩ばれ、なす術もなく怪物に捕食される……。

 

 思考が快楽の熱に融解していく。

 すぐそこに絶対的な死の脅威が君臨しているというのに、身体は正直に、裏切りの快感に震え、屈服しかけている。

 そのあまりにも惨めで、冒涜的な己の姿への屈辱が、死の恐怖以上に、カイルの心を深く、深く削り取っていった。

 

 不意に、ぴちゃり、と生々しい水音を立てて性器から唇が離される。

 

「は……っ、ぁ……。だ、旦那……? おわっ、て……」

 

 安堵しかけたカイルの言葉は、しかし、次なる絶望によって飲み込まれた。

 目の前に、ぬらりと屹立する巨大な影。

 モーブルが、自らの下穿きを剥ぎ取り、およそ人のものとは思えぬほどに膨張した凶器を解放したのだ。それは人ならざるものの熱と硬度を宿し、怒張した血管を浮き上がらせ、まるで冒涜的な祭壇に捧げられる生贄の杭のように、カイルを見下ろしていた。

 

「だ、旦那……!? お、おい! まさか……! 冗談……だよな? こんなときに……そんな……」

 

 震えるカイルの言葉に、モーブルが耳を貸すはずもない。

 焦点の合わない瞳を血走らせながら、天を仰ぎ、おぼろげに呟いた。

 

「たねぇ……孕ませ……ショタに……わしの子種を……わしの子種を……」

 

 うわ言のように呟きながら、その先端を、カイルの尻穴へとあてがう。

 

「や、やめろ……っ! やめてくれ……! 今はそんなの入らな……ッ!」

 

 最後の気力を振り絞り、カイルは無様に地面を這って逃れようとする。

 だが、その腰は力強い腕に捕らえられ、いとも容易く引き戻された。

 そして、十三歳の、若さの熱に潤むピンク色の窄まりに、四十を過ぎた中年の赤黒く濡れた先端が押し当てられる。

 

「たね……え……孕めえええぇええええ!!!」

 

「ひぎぃいいいぃい!!??」

 

 ズブブッ!と勢いよく挿入された肉棒が、カイルの尻穴を穿つ。

 

「あ……ゃぁああああああ!!?」

 

 愛撫も、潤滑もない、ただの一方的な侵略。

 経験したことのない肉が裂ける激痛と、存在を否定されるかのような苦しみが同時に押し寄せてきた。

 

「いぎっ、あが……ッ!?」

 

「あぁ……ショタのおまんこあったかぁあい……」

 

 モーブルはカイルに覆いかぶさったまま、恍惚の表情を浮かべている。

 その顔は理性を失くし、涎を垂らしながら獣じみた呼吸を繰り返していた。

 

「くるっ、しぃ……抜いてくれぇ……! おねがっ、いぎいいぃいい!?」

 

 カイルの言葉は届かない。

 モーブルはカイルの腰を強く掴むと、まるで杭打ち機のような激しさで抽挿を開始した。

 

 ズブッ! ドチュッ! バチュンッ!!

 

  肉と肉のぶつかり合う音が洞窟内に響き渡る。

 

 それはまさに獣の交尾そのものだった。

 モーブルは欲望のままに腰を動かし続ける。

 その度に、カイルの口から悲鳴とも嬌声ともつかない絶叫が漏れた。

 

「ひぎぃいい!?♡♡ あッ♡ あぁあああああ♡♡」

 

 少年の悲鳴に興奮を昂ぶらせたかのように、さらに激しく、深く、内臓を抉るように責め立ててくる。

 

パンッパァンッ! ドチュンッドチュンッドチュンッ!!

 

「いたぃっ……♡ あがっ♡ おぁっ!♡♡ あおおおんッ♡♡」

 

 カイルは涙と涎を垂れ流し、獣じみた声で吼えた。

 モーブルの腰使いには一切の容赦がない。

 ただ己の欲望を目の前の生贄へと植え付けるためだけの、機械的で暴力的な律動だ。

 

「うほぉおおおおおお……ショタっ子のケツマンすごぉおおおおいいい! ギュンギュン締まって、わしの種を絞り出そうとしてくるぅううう!」

 

「ひぐっ……うっ……♡ ぐぅ……あひぃっ♡♡」

 

(ひどい……こんなの、まるで獣だ……!)

 

 モーブルの腰の動きがさらに加速する。

 

  パンッ! パァンッ!! ドチュッドチュッ!! ドヂュッ!! ドッヂュ!! ドッチュ!!

 

「あぎっ!?♡♡ あ゛っ、あ゛ぁあっ!♡♡ おくっ!♡♡ おくが、壊れ、るぅう!♡♡」

 

「ショタっ子ぉおお!! わしの子を……! その身に、孕めぇえええッ!!」

 

「ひぐぅうううううっ!!!♡♡♡」

 

 ドピュルルルーーッ!! ビュルビュルビュー

 

 モーブルの剛竿から迸った灼熱の奔流が、呪いのようにカイルの腸内を焼き尽くした。

 それと同時に、カイルも精を僅かながら吐きだした。

 

「う、あ……っ♡」

 

 虚ろな意識の中、カイルは呆然と自らの股間から滴り落ちる白濁液を見つめる。

 絶望と背徳の快感が、カイルの脳を白く染め上げていた。

 

 その虚無の深淵に、雷鳴のような叱咤が突き刺さった。

 

《――おい、クソガキッ! ぐずぐずと悦に入ってんじゃねえ! さっさと起きろッ!》

 

「は……っ♡ え……?」

 

《何をボケッとしてやがる。テメー、おっさんと一緒に死ぬ気かよ! 敵はまだピンピンしてやがるだろうが……!》

 

 エクセリオンの声。

 それはもはや単なる声ではなかった。

 カイルの砕け散った魂の欠片を無理やり繋ぎ合わせる、灼熱の楔。

 

「……そ、だ……」

 

 そうだ。

 

「……け、んを……化け、物を……たおさ、なきゃ……」

 

 泥濘に沈んだ身体に、必死で意志の光を灯す。

 朦朧としながらも、震える指を伸ばし、すぐそばに転がる相棒へと手を伸ばした、その時だった。

 

「なっ……!? なあああああぁ……!?」

 

 驚愕に見開かれたカイルの視界に映ったのは、信じがたい光景だった。

 己を汚れた供物のように軽々と抱え上げ、ゆっくりと立ち上がるモーブルの姿。

 その虚ろな瞳には、先程までの飢餓感とは違う、ぞっとするような恍惚の光が宿っている。

 そして、その視線の先に――静かに鎮座する、巨大な怪物の姿。

 

 怪物は、攻撃も威嚇もせず、ただ、じっとこちらを「観て」いた。

 まるで、神聖な儀式の続きを、固唾を飲んで見守る観客のように。

 

「たねぇ……!! まだ……まだこいつは孕んでなぃいいいい……! もう一度、中出しして確実に種を植え付けなくてはぁああ……!」

 

「な、にを……言って……ひぐぅううううううう!?♡♡♡」

 

 ずぼぉおおおおおおおッ!!

 

 再び尻穴にねじ込まれた異物感に、カイルは悲鳴を上げた。

 モーブルはカイルの身体を上下に揺さぶり、再度種を植え付けようとしていた。

 

「ショタっ子ぉおお! わしの子を産めぇえええ!」

 

「い、やだぁああっ!♡ もういやだぁああッ!!♡♡」

 

 カイルは泣き叫んだ。

 モーブルが腰を突き上げるたびに、尻穴からゴプゴプと白濁液が溢れ出る。

 一度目の精液が潤滑となり、先程よりもスムーズに、しかし、より深く奥まで犯される。

 今のカイルにはそれすらも判別がつかないほどに混乱していた。

 

(ああ……クソぉ……! 俺は……このまま、旦那に犯し殺されるのかよ……?)

 

 絶望に打ちひしがれるカイル。

 その時、エクセリオンの困惑した声が響いた。

 

《……どういうことだ? あの化物、一向に襲ってこない……殺意どころか、敵意すら感じられん……。まるで、何かの儀式を、固唾を飲んで見守っているかのようだ……これは……》

 

 剣の声も、もはやカイルの耳には遠い。

 モーブルの巨根が内壁を抉るたび、脳髄まで突き抜ける衝撃が、カイルの自我を粉々に砕いていく。

 

(ああっ、だめだ……気持ちいい……!♡♡ もう何も考えられない……!♡♡ おれ、は、もう……おれは……♡♡♡)

 

「お゛ッ♡ お゛っ♡ ん゛ぉおおッ♡♡♡」

 

「うほほっ! ショタおまんこ! ショタおまんこ! ショタおまんこぉおおおおお!」

 

  ぐちゅっ、ぐちょぉお、じゅぽじゅぽじゅぽっ!! ぐちょぉお、じゅぽじゅぽ!!

 

 まるでオナホールでも扱うかのように、しかし乱暴に突き上げられ、カイルの身体は壊れかけの人形のようにガクガクと痙攣した。

 モーブルはカイルの両脚を脇に抱え上げ、そのまま持ち上げた状態で腰を動かし続ける。

 

「ショタっ♡ ショタっ♡ わしの子を孕めぇええ!」

 

「ひぎぃいい!?♡♡♡ あがぁあああ!!♡♡♡」

 

 肉と肉がぶつかり合い、バチュンッ!!バチィイイン!と激しい破裂音が響き渡った。

 モーブルの剛直が激しく出入りするたび、カイルの後孔からはドロリとした白濁液が溢れ出てくる。 

 それはまさにカイルがモーブルの苗床と化した証だ。

 

(……ああ……だめだ……♡)

 

 薄れゆく意識の中で、カイルは思った。

 

(おれ、もう……旦那とヤルことしか考えられない……俺もう……だめかもしんない……♡)

 

 もう何も考えられないし、身体も動かない。

 ただ、肉棒に突き上げられ、全身を痙攣させているだけ。

 

 こんな状態ではもう敵とは戦えない。

 勝てっこない。

 きっとこのまま死ぬのだろう……。

 

 だが、カイルはそれすらどうでもいいと思った。

 このまま快楽に身を委ねていれば……きっと天国へ行ける……♡

 

「ほぉおおお!♡ お゛ぉおッ♡ あぎぃいいいっ♡♡♡」

 

(旦那のちんぽきもちいい……♡  もう、なにも……かんがえたくない……♡♡)

 

 朦朧とする意識の中で、カイルはただ快感だけを感じていた。

 

「ショタっ♡ 孕めぇええ!!」

 

 モーブルの腰の動きが激しくなる。

 そしてついにその時が訪れた。

 

「おほっ♡ また出るぞぉおお!!♡♡ 今度こそ、今度こそ孕ませてやるぅうううう!!♡♡♡」

 

 ずぶぅううううううううううう!!

 

 自重によってより深くまで突き刺された剛直が、腸内を埋め尽くすように膨れ上がった。

 

「んっ!!♡♡♡ ぎぃいいいいいい!?♡♡♡♡」

 

 ビュルルルルーーッ!! ビュクッ! ドピュッ! ビューーーーッ!!!!

 

「ひぎぃいいい!♡♡♡ あづぃぃいい!!♡♡ お゛っ♡ お゛っ♡ おほぉおおおッ!!!♡♡♡♡♡♡」

 

 体内に直接、灼熱の白濁液を注ぎ込まれる感覚に、カイルは獣じみた絶叫を上げた。

 腹の底から突き上げるような衝撃と共に、彼自身の幼茎もまた、ビュルッ! ドピュッ!と激しく精を吐き出す。

 

「お……ほぉ……♡♡」

 

(ああ……俺、もう……だめだ……♡)

 

 薄れゆく意識の、ぬるま湯のような微睡みの中で、カイルはぼんやりと、しかし明確に理解する。

 この男は、自分が「孕む」まで決して自分を解放しない。

 自分はここで、ただの雌として犯され続けるのだ。

 

 冒険者としての誇りも、剣士としての矜持も、男としての尊厳すらも、この冒涜的な儀式を彩る最後の供物として、甘美な悦びと共に喰らい尽くされていくのだろう。

 

「あ゛……あぁ……♡」

 

 どれくらいの時間が過ぎただろうか。

 ようやくモーブルが体内から剛竿を引き抜き、カイルは崩れるように地面に倒れ込んだ。

 ごぽり、と生々しい音を立て、ぽっかりと開いた秘孔から、中年男の白濁液が、決壊したダムのように溢れ落ちた。

 

「ぐへへへへ……これだけ注げばわしの子を妊娠したじゃろう! ぐへへへへ……これでもうお前はわしのものじゃ!」

 

 そう言ってモーブルは再び仰向けに倒れると、満足しきったように大きなイビキを上げ始めた。

 

「あ……ぅ……♡」

 

 カイルは、打ち捨てられた抜け殻のように、ただ冷たい石畳に横たわっていた。

 もはや指一本動かす気力すら湧いてこない。魂が、肉体から抜け落ちてしまったかのようだ。

 

《おい、クソガキッ!!》

 

(……エクセリオン……?)

 

《呆けてんじゃねえ! あの化物がいつ動き出すか分からんのだぞ! 剣を取れ! まだ終わっちゃいねえ!》

 

「わかってる……けど、身体が……動かねえんだ……。もう、何も……」

 

 ――その、諦観の言葉を遮るように。

 カイルの身体が、内側から発火した。

 

「――っ!? な、なんだ……この、熱は……!?」

 

 腹の奥、つい先ほどまでモーブルに精液を吐き出された場所を起点に、凄まじい熱量が奔流となって全身を駆け巡る。

 見れば、己の身体から神々しくも冒涜的な蒼い燐光が、まるで魂そのものが臨界に達し、蒼炎となって燃え上がっているかのように噴き出していた。

 

「な、なんだこれ!? 身体が、勝手に……!?」

 

《なんだこの力は……!? 桁が違う……! あの神性の化物すら霞むほどの、圧倒的な『剣気』の奔流……! 千年を生きた俺様ですら、こんな馬鹿げた現象は見たことも聞いたこともねえ!》

 

 エクセリオンの興奮しきった絶叫が、脳内に響き渡る。

 だが、その声すらも、今のカイルにはどこか遠くに聞こえていた。

 彼の意識は、内なる奔流へと完全に飲み込まれていたからだ。

 今までの脆弱な自分が、魂のレベルで書き換えられていく。

 恐怖も、絶望も、痛みさえも、絶対的な全能感の前に色褪せていく。

 彼の瞳に、もはや少年らしい怯えの色はない。

 ただ、全てを見通すかのような、静かで冷徹な光だけが宿っていた。

 

「……これが、俺の力」

 

 それは、問いかけではなかった。

 己の変質を、ただ事実として受け入れる、静かな呟き。

 

 カイルは、まるで生まれて初めて大地に立つかのように、ゆっくりと立ち上がった。

 エクセリオンと晩餐(ディナー)の二刀を構え直す。

 すると、魂の奥底から、まるで忘れていた言語を思い出すかのように、無数の剣技が溢れ出してきた。

 それはもはや「技」などという矮小なものではない。

 星を断ち、理を斬り、運命さえも捻じ曲げる、「摂理」そのものだった。

 

 

「これなら……雷の力が無くてもやつを倒せる」

 

 先ほどモーブルに剥ぎ取られたズボンを、何の感情も見せずに履き直す。

 そしてカイルは、静かに、目の前で明らかな警戒と、そしてわずかな恐怖を露わにする巨大な「主」を見据えた。

 その瞳に、先程までの絶望の色は微塵もない。

 ただ、反撃の意思だけが、静かに燃えていた。

 

「――この忌まわしい怪物を倒し、この俺が『水底の冥域』を征する」

 

 その言葉が、号砲だった。

 

『ウボボボボオオッ!!』

 

 本能が叩き出す最大級の警鐘に、水底の主が初めて焦りの咆哮を上げた。

 もはや戯れも、値踏みもない。

 ただ、目の前の「人ならざるもの」を全力で排除するという、純粋な生存本能。

 

 空間が震え、地底湖の水面全てが意思を持ったかのように逆巻き、天蓋へと突き上がる。

 無数の水が凝縮され、先程までとは比較にならぬ密度と神威を込めた、百を超える光の槍の豪雨と化す。

 

 第五階梯水魔法――《ポセイドンズ・ジャッジメント》。

 

 だが、カイルは動かない。

 ただ、静かに剣を中段に構えているだけ。

 

《小僧ッ! 避けろ! いや、斬れ! なんだっていい、とにかく動けぇ!》

 

 エクセリオンの悲鳴じみた声が脳内に響く。

 しかし、カイルの心は凪いでいた。

 世界の全てが、驚くほどゆっくりと見えた。

 一本一本の槍が内包する魔力の奔流、それが到達する未来の座標、そして、その絶対的な破壊の間に存在する、因果の綻び――その全てが、掌を指すかのように、あまりにも明確に「視える」。

 

 神の裁きが、彼の身体に到達する、その刹那。

 カイルの身体が、ふ、と陽炎のように揺らめいた。

 

 ――ザンッ。

 

 ただ、一度。

 空気を斬り裂く、澄んだ音が響いただけ。

 次の瞬間、カイルへと殺到していた全ての光の槍が、まるでその存在理由を断ち斬られたかのように、魔力の輝きを失い、ただの水へと還り霧散していく。

 彼は一歩も動いていなかった。

 ただ、剣を一度、ごく自然に振るっただけ。

 それだけで、神の怒りは完全に無力化されていた。

 

《……嘘、だろ……》

 

 エクセリオンの、呆然とした声が漏れる。

 その驚愕を意にも介さず、カイルは初めて大地を蹴った。

 それはもはや、以前のようながむしゃらな突進ではない。

 水面を滑るかのように、音もなく、最短距離で主の懐へと肉薄する。

 

『キシャアアアアアッ!』

 

 主は恐慌に駆られ、残った触腕の全てを、なぎ払う津波のように振り回す。

 だが、その大振りな一撃は、今のカイルにはあまりにも遅すぎた。

 カイルの身体が、まるで流麗な舞を舞うかのように、触腕の嵐の中をすり抜けていく。

 最小限の動きで、全ての攻撃を紙一重で見切り、その刃が、的確に主の巨体を捉えた。

 

 蒼い閃光が、走る。

 縦、横、斜め。無数の斬線が、神罰の軌跡となって主の身体に刻み込まれていく。

 今まで刃が通ることすらなかった強靭な体表が、まるで脆い硝子細工のようにたやすく砕け、裂けていった。

 

『ギィイイイイイイイアアアアアッ!』

 

 主は、初めて味わう本物の「死」の痛みに、絶叫を上げた。

 そして、最後の手段に出る。

 己が権能の全てを解放し、この空間そのものを破壊する、終末の魔法を。

 

 ――第六階梯水魔法、水嵐(メイルストロム)。

 

 地底湖の全てが巨大な渦となり、凄まじい引力でカイルをその中心へと引きずり込もうとする。

 壁も、天井も、空間そのものが捻じ曲がり、全てを呑み込み、圧し潰す、絶対的な破壊の渦。

 だが、その絶望的な光景を前にしても、カイルの表情は変わらない。

 

「……終わりだ」

 

 彼はただ静かに、エクセリオンを天へと掲げた。

 魂に刻まれた、太古の記憶。

 その名を、初めて口にする。

 

「――理法切断(ロウ・ブレイカー)」

 

 振り下ろされた剣は、何も斬らなかった。

 音もなく、衝撃もなく、ただ、静かに空間を「分けた」だけ。

 その一閃は、渦巻く《水嵐》を、その魔法を構成する魔力の流れごと、因果のレベルで「無かった」ことにした。

 

 絶対的な静寂が、戻る。

 渦は消え、荒れ狂っていた湖は、鏡のような水面を取り戻していた。

 そして、湖の中心に佇んでいた水底の主の巨体には、一本の、細く、美しい光の線が走っていた。

 やがて、その巨体は、光の線から静かに、左右にずれていく。

 

 ぽつり、と。

 主の双眸から、溶岩のような光が消えた。

 断末魔の叫びすら許されず、絶対的な存在は、己の重さに耐えかねるように、二つに分かれたまま、ずぶずぶと湖の闇へと沈んでいった。

 

《……嘘、だろ……。おい、マジかよ……。あの神性の化物を……このド素人が、本当に……ッ!?》

 

 千年の時を生きる魔剣の、呆然とした声が静寂に響く。

 だが、その偉業を成し遂げた張本人の瞳に、勝利の輝きはなかった。

 

「……あ……」

 

 ただ一言、声にならない声を漏らし、カイルの身体から全ての力が抜け落ちる。

 まるで魂という名の糸が切れた操り人形のように、彼はその場に崩れ落ちた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。