モブおじ精液でレベルアップ!? ~でも好みのショタっ子しか手助けしません!!~ 作:とけそうだら
子供の日ということでショタ小説を更新したいと思いました笑
Hシーンは③くらいにあるのでお待ちください。
イングラジア魔導国の南東部に位置する辺境の地――『嘆きの森』。
鬱蒼と生い茂る木々に阻まれ、昼であっても薄暗いこの森の深層を、三つの人影が歩を進めていた。
それは、カヴェナの街に店を構える商人ジンジ・モーブルと、彼に付き従う双子の少年、シルヴィオとルチオであった。
今回、モーブルが双子を伴ってここにやってきたのは森の深部にある「泣き苔の沢」にのみ自生する特殊な苔の採取だ。
この苔は、高位の精神汚染耐性の薬や、強力な護符の主原料となる。
需要は極めて高いが、精神を病むリスクを冒してまでこの危険な森の奥深くまで入ってくる物好きの冒険者は少ない。
だからこそ、独占的に市場に流すことができれば莫大な利益を生む。
『銭ゲバ魔人』の異名を持つモーブルにとって、これは極めて「美味しい」商売だった。
「……うう、なんだか、空気がとても重たいです、モーブル様。胸の奥のあたりが、こう……氷のように冷たい手で、直接心臓をキュッと掴まれているような気がします……」
碧色の美しい髪を不安げに揺らし、周囲を警戒するように見渡すのは、十二歳の少年シルヴィオだ。
お揃いであるはずの純白の神官服も、彼が身にまとっているのは、聖魔法士としての資質を示す、より神聖で清楚な『月光の聖衣』だった。
純白を基調とし、深緑の翠色で植物をモチーフにした複雑な刺繍が施されたその装束は、露出を最小限に抑えた控えめなデザインで、彼から溢れる神聖な空気をさらに引き立てていた。
透き通るような白い肌と、華奢で儚げなその姿は、およそこの禍々しく泥にまみれた森には不釣り合いなほど清楚で、どこか神聖な空気を纏っていた。
「もう、シルヴィは相変わらず大げさだなぁ! ただサクッと苔をむしって帰るだけのお散歩任務なのにさ」
不安がる兄の背中をバンバンと無邪気に叩いて笑うのは、双子の弟ルチオだ。
兄のシルヴィオと同じ碧髪と美しい顔立ちだが、その瞳には太陽のように活発な橙色の輝きが宿っている。
彼が身にまとうのは、動きやすさを優先して腹部を大胆に露出させた、水着のような『太陽の聖騎士鎧』。
右手に聖なる加護を纏った剣、左手に盾を構えたその姿は、彼の天真爛漫な性格をそのまま体現していた。
禍々しい森の深層にあっても、彼の屈託のない笑顔と鎧に刻まれた金色の紋章は、まるでそこだけ陽だまりができているかのように明るかった。
「うう……でも、こんな深層まで来るの初めてだし。それに私、アンデッドだけはどうしても苦手なんだよ……」
「なに言ってんだよ。僕たちはまがりなりにも、アンデッドを浄化するための神職なんだよ!? そんな子犬みたいにブルブル震えてたら、天国のヴァルクリア神様も呆れてお茶吹いちゃうって!」
呆れたように腰に手を当てる弟に対し、シルヴィオは涙目でギュッと身を縮め、手にした聖印を祈るように握りしめる。
「わ、わかってるよ……っ。聖魔法士なんだから、死霊系の魔物には一番相性がいいはずだって、頭では分かってるんだけど……あの骨がカタカタ鳴る音とか、腐ったお肉のドロドロした見た目とか、においとか……魔法の相性以前に、生理的に受け付けないというか……とにかく衛生面が最悪で……」
「あはは! おばけが怖いんじゃなくて、汚いのが嫌なだけじゃんか!」
「怖いよ! ただでさえ薄暗いのに、木の陰が全部こちらを睨むアンデッドに見えるし、足元の泥まで腐肉に見えてきちゃって……ひっ……!?」
バサバサバサッ!
頭上を掠めた鳥の羽音に、シルヴィオの心臓が早鐘を打つ。
すっかり涙目になった彼は悲鳴を飲み込み、隣を歩くモーブルの丸太のように太い左腕へ、溺れる者が藁を掴む勢いでしがみついた。
「おほっ♡」
張り詰めた空気を切り裂いたのは、魔物の咆哮などではない。
やけにねっとりとした、熱を帯びたおっさんの吐息だった。
声の主は、カヴェナの街で有数の冒険者向け商会を営むやり手の商人、ジンジ・モーブル。
はち切れんばかりに立派な太鼓腹と、丸太のように太い腕を持つ、齢四十二になる肥満体型の中年男である。
莫大な利益のためならどんな危険な場所へも自ら足を運ぶ『銭ゲバ魔人』として同業者から恐れられる彼だが、一方で自身が娼館から大金で買い取った美貌の双子、シルヴィオとルチオを「至高の所有物」として溺愛しているという、なかなかに業の深い(そして少し変態的な)一面の持ち主でもあった。
「おいおい、どうしたシルヴィオ。さっきから急に熱烈にすり寄ってきおって。この薄暗く恐ろしい森の中で、わしの凛々しくも豊満な『黄金の特上ボディ』に欲情でもしたか。そういう現金で可愛いアピールは、わしは嫌いじゃあないぞ。なんなら今すぐ、この瘴気の中で濃厚に抱き潰してやっても構わんのだぞ? んん?」
腕にしがみついてくる少年の尻を撫で回しながら、モーブルはでっぷりとした腹を揺らして下卑た笑い声を漏らす。
「ちっ、違います! そういう卑猥な意味ではなくてですね! ただ……モーブル様は、その……とても、ええと……『ふくよか』でいらっしゃるから、隣にいるとものすごく安心すると言いますか……いざ魔物が飛び出してきた時に、こう、面積的に……すごく頼もしい壁……いえ、
顔を真っ赤にして必死に弁解すればするほど、見事に墓穴を掘り進めていくシルヴィオ。
そんな彼を、反対側を軽やかな足取りで歩いていたルチオが、「あーあ」と言わんばかりに楽しげに指差した。
「あーっ! シルヴィ、もしかしてモーブル様を『極上の霜降り肉の盾』にしようとしてるでしょ! いけないんだー、僕たちの偉大なパトロンにして歩く金庫を、アンデッドの
「ほぅ……? こんなにも富と栄養がたっぷり詰まった魅惑のわがままボディを、まさか死霊の囮にしようとはな。シルヴィオは純真無垢な聖母のような少年だと思っておったが、存外、恐ろしい計算高さを隠し持っていたようだな。……ああ、悲しいぞ。わしはひどく傷ついた。この深く傷ついた繊細な商人の心を癒やすには、帰還したあかつきには、たっぷりベッドの上で『肉の盾』のレンタル料を身体で払ってもらわんと割に合わんなぁ? ぐふぇへへへ」
「も、モーブル様っ、誤解です! ルチオも変な通訳しないで! ああもう、二人とも私をからかって遊ばないでくださいっ! だいたい、デコイだなんて誰も一言も言ってな――ひっ!? め、めめめ目がっ! 今そこの茂みの奥で、血走ったギョロって光る目がこっちをっ!!」
シルヴィオが悲痛な叫び声を上げ、モーブルの丸太のように太い左腕の後ろへと完全に身を隠す。
その視線の先、鬱蒼と茂るシダ植物の陰で、確かに二つの黄色い光が不気味に瞬いていた。
ガサガサッ! と枯れ葉を鳴らして『それ』が飛び出してきた瞬間、シルヴィオは「ひぃぃっ! こ、来ないでぇっ!」と情けない悲鳴を上げて固く目を瞑り、胸の聖印を必死に掲げた。
だが、いつまで経っても鋭い牙が肉を裂く気配もなければ、腐肉の臭いが漂ってくることもない。
代わりに頭上から降ってきたのは、モーブルの心底呆れたような深い溜息だった。
「……なんだ、ただの森リスではないか」
「えっ……?」
恐る恐る薄目を開けたシルヴィオの足元には、ふさふさの尻尾を持った手のひらサイズの愛らしい小動物がちょこんと座っていた。
ビー玉のように丸い瞳が、薄暗闇の中で僅かな光を反射して、不気味に光って見えていただけらしい。
「きゅっ?」
森リスは小首を傾げて、決死の覚悟で聖印を突き出しているシルヴィオを不思議そうに見上げると、すぐに興味を失ったように、弾むような足取りで霧の奥へと消えていった。
「あ……」
あまりの拍子抜けに、シルヴィオはへなへなとその場にへたり込みそうになる。
過度の緊張から解放され、安堵で涙目になっている兄の情けない姿を見て、ルチオが腹を抱えてカラカラと無邪気な笑い声を上げた。
「あはははっ! やばい、面白すぎる! シルヴィってば、あんなにガタガタ震えて『来ないでぇっ!』なんて叫んでたのに、出てきたのがただのどんぐり泥棒なんて最高傑作だよ!」
「も、もうっ、そんなに笑わないでよ……だって仕方ないじゃない……ここは初心者向けの森じゃなくて、アイアンクラスの中級冒険者でも命を落とす危険地帯なんだから……」
真っ赤になって抗議するシルヴィオだったが、ルチオの笑いは止まらない。
「でもリスだよ? 可愛い小動物相手に聖印突き出して、本気で浄化しようとしてたじゃん!」
「でも、もしあのリスさんが……その、
自身の想像で勝手にダメージを受け、再び身震いしてモーブルの左腕にぎゅっとしがみつき直すシルヴィオ。
その様子に、ルチオは呆れ半分、楽しさ半分といった顔で笑い飛ばした。
「えへへ、シルヴィは相変わらず心配性だなぁ。でも絶対大丈夫だってば! だって今回のクエストは僕たちだけじゃなくて、世界で一番頼り甲斐があって、おまけに底なしの財力を持った『無敵のモーブル様』が一緒にいてくれるんだからさ!」
ルチオはカラカラと笑いながら、隣を歩く巨漢の商人の太い腕にギュッと抱き着き、これ以上ないほど甘ったるく、かつ自慢げな笑顔を向けてみせた。
そして、大胆に露出した腹部や太ももが、わざとらしく分厚い布地に擦り付けられる。
「おほぉっ……美少年双子のサンドイッチか! こ、これはたまらんっ!」
右腕にも訪れた極上の柔らかさと体温に、モーブルの鼻息が豚のように荒くなる。
ふくよかな頬をだらしなく緩ませ、彼は両腕にぶら下がる美しい双子を交互に見比べた。
「右に太陽のごとき快活なルチオ、左に月のごとき清楚なシルヴィオ! ううむ、最高だ。この両手に余る至福……お前たちを大金はたいて買い取ったわしの目に、狂いはなかったわい!」
「えへへ♡ ほんと? 嬉しいなぁ」
その言葉を待っていたとばかりに、ルチオが砂糖を煮詰めたような甘ったるい声を出す。
彼はモーブルの丸太のように太い腕にすり寄るだけでなく、小さな手を滑らせて、でっぷりとした下腹部をいやらしく撫で上げた。
さらに爪先立ちをして背伸びをし、モーブルの太い首筋にわざと熱く色っぽい吐息を吹きかける。
「ねえ、モーブル様? そんなに僕たちのこと気に入ってくれてるならさぁ……今回の報酬、もうちょっとだけ、はずんでくれない……?」
「お、おおっ……!? し、しかしなぁルチオ。わしも一介の商人としてだな、冒険者への報酬はギルドの相場に則った適正価格を支払うと決めておってなぁ……んぐっ、おほぉ……!?」
商人の矜持を並べて躱そうとしたモーブルの言葉は、だらしない嬌声へと裏返った。
ルチオの手が躊躇いもなく特注のズボンの中へと潜り込み、熱を持って膨らみ始めていた『急所』を直接、そして的確に撫で上げたからだ。
「ねぇ、モーブル様ぁ……お願い……♡ 今月ね、また新しいヴァルクリア信徒が増えてさ。その人たちへの炊き出しで、今すっごくお金がピンチなんだよねぇ……♡」
「ル、ルチオ、お前というやつは……っ」
かつて高級娼館で徹底的に叩き込まれた、男の理性を溶かす無邪気で蠱惑的なおねだり。
そこに持ち前の「商魂の逞しさ」と、「信仰のための炊き出し」といういけしゃあしゃあとした大義名分が乗った、完璧に計算し尽くされた仕草である。
下半身を的確に責められながら、耳元で甘い吐息を囁かれたモーブルは、もはや完全に骨抜きにされてデレデレと顔を溶かした。
「ふむ……わしもカヴェナの街じゃあ血も涙もない守銭奴扱いされておるが、可愛いお前たちの頼みとあらば話は別だ。今日だけは特別に、ドカンとボーナスを弾んでやらなくもない……」
「えっ、ほんと!? やったぁ! さっすが、お腹の大きさも心の広さも世界一のモーブル様っ!」
「うむ、だてに四十二年もの歳月をかけて、この
モーブルはニチャリと、脂ぎった顔をこれ以上なく下品に歪めた。
「……条件は一つ。今まさにこのわしの股間で、収益の爆発を求めて暴れ狂うこの『猛り』を、今ここで無事に鎮めてみせろ。お前たちの熱心な奉仕次第で、報酬にたっぷり色をつけてやらなくもないぞ……ぐふぇへへへへ♡」
だらしなく鼻の下を限界まで伸ばすモーブルの股間は、ルチオの小さな手の中でもうどうしようもなく熱く膨れ上がっていた。
「も、モーブル様っ、鼻息がフンスフンス鳴ってますっ! それに、ここは死霊が彷徨う森の深層ですよ!? こんな呪われた場所でいかがわしい声を出したら、今度こそ危険な魔物を引き寄せちゃいます……!」
顔をゆでダコのように真っ赤にし、慌てて周囲を見回しながらたしなめるシルヴィオ。
純白の神官服の裾をぎゅっと握りしめ、涙目で主人の暴走を止めようとするその健気な姿もまた、モーブルの下半身に集まる熱をさらに加速させる極上のスパイスにしかなっていなかった。
「ぐふふふっ、何を言うかシルヴィオ。カタカタと骨が鳴る死霊の森で、死の恐怖に怯えながら極上の美少年とまぐわう……これぞ背徳! これぞ究極のスリル! むしろシチュエーションとしては百点満点ではないか! さあさあルチオ、遠慮はいらんぞ、もっとズボンの奥まで手を入れて直接わしの……おほぉっ♡」
モーブルは完全に周囲の警戒を解き、だらしなく半開きにした口から熱い吐息を漏らしていた。
ルチオの小さな手が、熱く脈打つ剛直を正確に愛撫し、カリ首をしゅっしゅと上下させていく。かつて高級娼館の主リディアから徹底的に仕込まれたその手技は、十二歳の少年とは思えぬほど巧妙で、容赦がなかった。
「えへへ、モーブル様、すっごく硬くなってる。……特別ボーナス、本当にくれる? 銀貨じゃなくて、金貨で欲しいなぁ……」
「お、おおっ、銀貨でも金貨でも……っ! わしの財布の紐は、お前のその手技次第でいくらでも緩むぞぉ……ッ!」
もはや商人の矜持も、危険地帯であるという緊張感も、完全に溶け落ちていた。
モーブルの頭の中は、今すぐここでルチオを押し倒し、シルヴィオも巻き込んで三人で濃密な快楽の渦に溺れる未来予想図で埋め尽くされていた。
――だが、そのぬるま湯のような淫靡な空気は、突如として空間を切り裂くような「異音」によって、無惨にも叩き割られた。
『――ッ! 誰か、誰かいねぇだか……!? クソッ、来るな! おらに近づぐなァァッ!!』
びりびりと、空気を引き裂くような悲鳴だった。
恐怖に引き攣り、絶望に染まりきった男の絶叫。ひどい田舎訛りの混じったその声は、重苦しい乳白色の霧を震わせ、死霊が蠢く森の木霊となって三人の鼓膜を打った。
「ッ……」
その瞬間、モーブルの股間で熱を帯びた剛直を的確にしごき上げていたルチオの小さな手が、ピタリと止まった。
躊躇いなくズボンから手を引き抜くと、ルチオは腰に提げた聖剣の柄へと即座に手をかける。チャキッ、と冷ややかな金属音が鳴り、半分ほど引き抜かれた白銀の刀身が、濃霧の中で鋭い光を放った。
「ルチオ……今の悲鳴……!」
「うん、人だね。しかもかなり近い。シルヴィ、戦いの準備を」
シルヴィオもまた、先ほどまでの恥じらいに身をよじる子犬のような態度はどこへやら。
両手で胸元の聖印を強く握りしめると、翠色の瞳に強靭な信仰の光を宿し、周囲の悍ましい瘴気を押し返すような清浄な魔力を全身から立ち昇らせる。
ほんの数秒前まで「デレデレと甘えてくる可愛いペット」だった双子が、瞬き一つする間に、冷徹な戦場の空気を纏う「正義感溢れる歴戦の冒険者」へと見事な変貌を遂げていた。
「モーブル様、護衛を一時離れる非礼をお許しください! 迷える子羊を救出してまいります!」
「ごめんね、モーブル様! 後で続きはたっぷりしてあげるから! シルヴィ、行くよっ!」
言うが早いか、二人は泥濘む足場も気にせず、悲鳴の上がった濃霧の奥へと弾かれたように駆け出していった。
阿吽の呼吸で並走し、あっという間に白い霧の彼方へ消えていく。
――そして。
そのあまりに鮮やかで劇的な切り替えの早さに、ただ一人、完全に置いてけぼりを食らった男がいた。
「…………おい、おいおいおい。さっきまでの極上のご褒美タイムはどこへ行った!? おい待てルチオ! わしのこの、行き場を失って中途半端に暴れ狂っている股間の熱はどうしてくれるんだ!!」
だらしなく限界まで膨れ上がった特注のズボンの前を押さえながら、モーブルは誰もいなくなった森の中で一人、悲痛な悪態をついた。
周囲には相変わらず骨の鳴る音と不気味な瘴気が漂い、彼の下半身には、行き場を失ったマグマのような熱情と空虚な風だけが、ひどく無情に吹き抜けていたのである。