※この作品はR-18です。

TS男子大学生の受難 〜メス堕ちしても、君が好き〜   作:キツネリス

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第八章『赤き薔薇 咲いてその後 白く染まれり』

 荒く息遣いを乱したオレを見下ろしていた先輩は、突如としてオレの肩に手をかけるとそのまま床に押し倒してきた。

「痛っ…!や、やめてくださいせんぱぃ…っ、お願いだから正気に戻って…っ!」

「はぁっ、はぁっ、ここまで来て、今さらやめられるわけないじゃない…」

 オレは押されて床に横倒しになりながらも、彼女に一縷の望みをかけて止まってくれるよう懇願したのだが…先輩は目が据わった様子でじっとこっちを見つめながら呟いた。そしてオレの上で膝をついて屈んだ後、次の瞬間にはオレの履いてるズボンに掴みかかってくる。

 

「い、いや、やめ、てぇっ…!」

 彼女の行動が示す先の展開は容易に想像がつく。それだけにオレは必死になって脱がされまいと着衣を押さえるのだが、抵抗も虚しくずるんっと脱がされていく。

 

「はぁっ、はぁっ、私だって…私だって病気なんだよ…生まれたときからこんな、こんなおちんちんがついてて…っ!」

 彼女は手にしたオレのズボンを傍らに置き去りにしながらさらに呟いた。突然の告白にオレはわけが分からず狼狽える。状況が違っていればまだ話し合う余地はあったのかもしれないが…今のオレたちには詳しく話す余裕も、それに耳を傾ける余裕も残されていなかった。

 

「今までずっと、ずっと我慢してきたのに…!夏樹くんが、全部夏樹くんが悪いんだ…っ!!こんなに、こんなにメスの匂い、ぷんぷんさせたりしてっ!!」

「や、やだ、脱がさない、でぇ…っ!」

 彼女がその声色へにわかに怒気すら纏わせながら、それまで無理して穿いていたグレーのボクサーパンツに手をかけるとズボン同様一気にずり下げていく。オレは相手から発せられだした威圧感に気圧されたせいで抵抗することすら叶わず、ついに彼女の前に下半身をさらけ出す羽目になってしまう。

 

 オレの足からパンツを抜き取った先輩は、そのパンツには目もくれずにすぐさまバサッと投げ捨ててしまった。相変わらずその息遣いを乱したままこちらを見下ろしてくる彼女がその後こちらにまた手を伸ばすのを見た瞬間オレは激しく首を振りながら拒絶の声をあげた。

「いやっ!いやあぁっ!」

両手を彼女と反対の方向に突き出して、思うように力の入らない体に鞭打ち這いずってでもこの場から逃げ出そうと全力を尽くす。だが……散々陵辱の限りを尽くされ苛め抜かれたこの体にそんな力など残されているはずもなく、先輩に腰を掴まれるといとも簡単にオレの動きは封じられてしまった。

 

「はぁ、はぁ、夏樹くんの、ぬるぬるおまんこ…っ」

「ひっ…!?」

 オレは逃げようとしたところをバックの体勢で彼女に捕らえられ、背後からいやらしく独り言を吐露する声が響いてくると思わず恐怖に打ち震えた。ぬるりと丸い亀頭が秘裂に押し当てられて、ついビクンと肩が跳ねて同時に悲痛な声を喉奥から漏らしてしまう。挿入を予感させる状況に緊張が走る中先輩の声が後ろから聞こえてくる。

「はぁ、はぁ、夏樹くんのおまんこに…今、私のちんぽ、挿れてあげるからね……っ」

「や、やめ、んうっ!」

 先輩が緩く腰を動かし始めると、亀頭が膣口を押し広げて浅いところをほぐすように擦り出す。押し広げられてはすぼまって、収縮しようとする秘孔を何度も何度もこじ開けられて、いつそのままさらに奥へと突き進んできてもおかしくない動きにオレはひたすらに怯え続けた。だが怯えるオレの気持ちなどお構い無しに先輩がまた囁いてくる。

「あっ、んはぁ…っ、先っぽ挿れただけでもすごく気持ちいい…っ!はぁ、はぁ、このまま、このまま根本までぶち込んであげる…っ!!」

「や、やめ…んぐうううう…っ!!!!」

 先輩はそう言うとオレの背中に覆いかぶさったままぎゅうっと抱きついてくる。そして彼女が腰を押し付けてくるとゆっくりと肉竿がさらに膣内を押し広げながら、ずにゅうううっ…と侵食してきてオレの情緒をかき乱していく。

 背中越しに感じられる彼女の体つきはとても柔らかく特にその大きな胸元はこの緊迫した状況下でさえ強く自己主張してきて、この人物が紛れもなく女性であるとオレの脳に訴えかけてくる。しかしながら下腹部へとねじ込まれた肉竿もしっかりと熱を持っており、肉ひだと擦れることで感じ取れる凹凸の具合もまた血の通った生き物の感触であるように思える。

 指先とは比べものにならないほどに太くて熱くて硬いペニスでゆっくりと内側から広げられていく圧迫感に、オレはうめき声をあげさせられてしまう。やがて肉竿は根元近くまで無遠慮に押し込まれていき…そして彼女の動きが一旦収まる頃にはオレの腟内の一番奥深くに彼女の亀頭が突きつけられるほどにまで潜り込んできた。

「はぁ、はぁ、夏樹くんのおまんこに、おちんちん全部入っちゃった…」

「はぁっ、はぁっ、うぅ…っ」

 彼女の肉竿をその根元に至るまで咥え込む羽目になった今、オレの中でひとつの動揺が生まれていた。

 

 (い、痛くない……なんで……?)

 

 女性には処女膜というものが存在し、初めてセックスするときそれが破れて痛みを感じるのだとオレは認識していた。なのに今、オレは痛みを感じていない。生じているのは体内に異物をねじ込まれる圧迫感と、それが押し込まれてくる最中走ったゾクリと震えるような感覚。

 痛くないということ自体は救いと言っても良かったが…他の感覚をより強く感じてしまうことになるという意味ではむしろ痛みが生じたほうが良かったかもしれない。

「はぁ、はぁ、これが夏樹くんのおまんこ…きゅうきゅうって締め付けてきて、ぬるぬるで、気持ちいいの……夏樹くんのことも、気持ちよくしてあげるね…っ」

「や、やめっ、う、動かさない、でえぇっ」

 先輩が腰を振り始めると膣内で肉竿がずちゅっ、ぬちゅっ、と擦れてそのたびにゾクゾクと快感がこみ上げてくる。いわゆる破瓜の痛みが生じなかったせいで純粋な快感のみが抽出されオレの下腹部にじわじわと広がっていく。

 

 (し、知らない、こんなの知らないぃ…!!)

 

 女の快感、腟内に咥え込んだペニスでしきりに中を擦られて感じるその快感は男のとき味わうどんな快感よりも強くて、中を突かれるたび身体が悦びに震え続ける。頭ではどれだけこの行為を拒絶しようとしても、身体の方はすっかり女の快楽に目覚めて彼女のオスの部分を受け入れてしまっているのだと嫌でも実感させられてしまう。

 

「お、お願い、しまっ、も、もう、ゆる、し、へえっ」

 身体が変化しただけならばまだ耐えられる。でも、心まで作り変えられてしまったら…?彼女の手の中で刻一刻と男としての自分を喪失していく恐怖心。それすらも絶え間ない快楽の濁流の渦に飲まれていく。今ならまだ引き返せるかもしれない…そんな藁をも掴むような思いで喘ぎ声がこぼれ出る最中にも必死に踏みとどまるよう懇願してみる…のだが。

 

「んっ、んっ、夏樹くんのおまんこ気持ちいいよぉ…夏樹くんすき、夏樹くんだいすきぃ…っ」

「はぁっ、はぁっ、う、んん…っ!せ、せん、ぱ、も、やめ、ん、んひんっ!」

 オレの言葉は彼女には届いていない様子で、その上オレの気持ちを知ってか知らずか好きという言葉まで囁いてくる。例えそれが快感と興奮のあまりつい口をついて出てしまっただけの衝動的な言葉だったとしても、オレの心を乱すには十二分に効果を発揮した。愛を囁かれたその途端胸がキュンと締め付けられるように高鳴って、そして下腹部の奥底で生じ続ける快感がよりその強さを増していく。そのせいでオレはますます頭の中が混濁した挙げ句、快感に苛まれ続け何も考えられなくなっていく。

 

「はぁっ、はぁっ、んくうぅっ、な、なつきくんのおまんこ、いっぱい締め付けてくるぅっ、そんなに締め付けられたら、こしとまんないよぉっ」

「うあっ、あ、や、んん…!はぁ、はぁ、んっ、んひいぃっ!」

 彼女の口から放たれた好きという言葉にオレの身体は敏感に反応しそのせいで膣内の締め付けがより強まると、それは彼女にもより強い快感をもたらしそれがさらなる興奮を掻き立ててゆく。より苛烈さを増していく交尾はぱんっぱんっぱんっと乾いた肉のぶつかり合う音が響くほどに激しくなり、腟内ではとめどなく溢れる愛液と彼女の我慢汁とがかき混ぜられながら軽く泡立ち濁るほどに肉竿で掻き回され膣肉をひたすらに擦られ続ける。締め付けが強くなればなるほど彼女のペニスの硬さと熱もより鮮明に感じられ、そして浴びせられる快感も際限なく強まりオレという人間をこれでもかと蕩けさせていく。

 オレはすっかり快楽に飲まれてもう感じるがままに喘ぐことしかできなくなろうとしていた。もはやこの激しく貪られる交尾を自分自身本当に止めてほしいと思えているのかどうかすら怪しくなってきているほどで、頭の中は快楽に溺れ口をついて出るのも喘ぎ声ばかり。おまけに耳元では絶えず好意を寄せていた相手がひたすらにその艶めいた声色を響かせ、耳まで犯されていく始末だ。

 

「んひんっ!?」

 もう何も考えられない。正しくその通りの状況に陥りつつあった頃、それまで一心不乱に腰を振り続けていた先輩が突如として、ぱんっ!と一際強く腰を打ち付けたかと思うとその直後ぐりぐりぃ…っと亀頭を膣内の一番奥深くに押し付け擦り付けてきた。思わず甲高い声を漏らしながらびくんっと軽く仰け反ったオレの耳元で先輩がすっかり息を荒げながら呟いた。

 

 

 

「はーっ、はーっ、んふうぅっ!はぁ、はぁ、せ、せーえきあがってきちゃった、な、中に出していいよね、いいよねっ?」

「あ、あ、や、やだ、そ、それだけはっ、ぜ、絶対に嫌ぁっ!」

 彼女の声にオレは顔が青ざめる思いがした。とめどなく溢れる快楽の連続に押し流されそうになりながらも、心の奥底でずっと恐れていた最悪の事態。脳裏に浮かぶ妊娠の二文字。間の悪いことに、女体化症候群を発症し性別の変化した元男性が生殖能力を持つのかどうかという点に関して今のところ一切の知識がないという点がオレの不安を大いに掻き立てた。そしてここまで女性の感じる快感というものに終始翻弄され続けてきたという意味でも、膣内射精されるとどれほどの快感が生じてしまうのか…考えただけで恐ろしかった。

 二重の意味での恐怖に怯えるあまりオレは彼女に対して強い拒絶の言葉を発したのだが…当の彼女にはオレの言葉はまるで届いていないかのようで、一旦止めた腰を再び動かしオレの膣内を突き上げ始めた。一つだけ違うのは、それまで竿全体を使って大きくピストンしていた動き方が膣内の一番奥深くを狙って小刻みにそしてとても速いテンポで小突いてくるように変化したことだ。竿そのものが脈打ちわずかながらより膨らんできているのも膣内の感触を通して伝わってくる。彼女が今にも射精しそうであるということを物語っているなによりの証拠だった。

 

「ひ、あ、あ、あっ、やめ、やめっ!あ、あ、あっ!」

 彼女が膣内の奥深くを何度も何度も執拗に小突いてくるたびに快感がみるみるうちにオレの中でまるで風船が膨張するかのように増え広がっていく。下腹部で快感が絶え間なく凝縮されていき、オレは絶頂という崖っぷち目がけてどんどん追い詰められていく。快感と恐怖に震えながらもオレはその場から逃げることもできず、ただひたすらに喘ぎ声をあげ続けることしかできなかった。

 

 

 

「はぁっはぁっ、なつきくんのなかきもちよくてこしとまんないのっ、ああああせーえきのぼってくるっ、このままなかだしすりゅっ、わたしのせーえきそそいであげるっ!なつきくんすき、なつきくんすきっ、すきっ、すきぃいっ!!」

「あ、あ、あ、あ!や、なにかくる、なにかきちゃ、あ、あ、あ………あ…………っ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぱんぱんぱんぱん!ぱんぱんぱんぱん!乾いた肉のぶつかり合う音が絶え間なく響き続け、そして、ぱんっ!と一際強く腰が打ち付けられたその瞬間。

 

 

 

「あはあああっ……………!!!!!」

 

 

 

 オレの中で、女の快感という赤い薔薇のつぼみが花を広げて、ぱぁっ…と綺麗に咲き誇った。

 下腹部で凝縮され強まり続けていた快感が、彼女に肉棒で膣内の奥深くへと続く細道をずぶりと刺し貫かれたその瞬間、ぶわぁ…っと全身に瞬時に駆け巡り広がっていく。それは正しく絶頂と呼べる代物であり、女として今日味わってきた快感の中でもとびきり極上の体験だった。そして……

 

 

 

 

 

「うゔっ……!!!!で、出るうううぅぅ…っ!!!!!」

 

 

 

 彼女もまた果てた。オレの中で、一際竿を脈打たせ、亀頭を膨らませて、どぷっ、ごぷっ、ぶぴゅるる…っ、と、凄まじい勢いと量の精液を瞬く間にオレの中へと注ぎ込みながら歓喜の声をあげて悦んでいる。肉竿は何度も脈打ち、膣内で暴れ回り、とめどなく白濁を溢れさせた。

 

 

「あ……ああ…………っ」

  咲いたばかりの薔薇の花は乳白色の底無し沼へと沈んでいく。膣内の一番奥深くの更に奥…子宮の中で彼女に注がれた精液がちゃぷちゃぷと波打ち、波紋を広げていく。波紋と共に広がる快感、絶頂に達してなおも身を焦がし続けるかのように生じる快感の連続、津波のように怒涛の勢いで押し寄せる快感、快感、快感。

 その大波は、それまでオレが抱いていたものを尽く押し流していく。恐怖、困惑、嫌悪、そして男としての尊厳や矜持、何もかもが波に飲まれて吹き飛んでいってしまった。頭の中は女の快感を隅々に至るまで塗り込められて、白く染め上げられた空っぽの脳裏にただ一つだけ…彼女への好意だけがぽつんと取り残される。

 だがその好意は無残にも情欲にまみれた歪な形に作り変えられつつあった。彼女の声が、好き、好き、大好きとしきりに囁く声が。夏樹くん、夏樹くん、と熱烈に恋慕するその声が。オレの先輩に対する想いを、感情をどこまでも強固にしていく。彼女に囁かれるたび、その声が耳に響くたび、胸が高鳴り、締め付けられて、身体が喜びに打ち震えてしまう。

 だが一方でこの身体は彼女の肉竿と彼女自身の抱く肉欲からなる歪んだ情愛にも大いに悦び震える反応を見せるようになってしまっていた。例え彼女から向けられる好意が性欲と快感から成る獣じみたものだったとしても、心と身体はそれを悦んで受け入れてしまっている。唯一それを否定しうる頭と理性は、今やドロドロに溶けてその役目を果たすこともままならない。

 

 男としての「俺」はもはやボロボロに崩れ去り、果たして原形がどうであったかもあやふやで、代わりに今ここに「オレ」という女が生を受け…

 

 

 

 そして、愛する人の寵愛を一心に注がれ続ける。

 

 

 

「……んはぁっ!…はぁ、はぁ、んっふふふ……なつきくんのからだ、やわらかくて、すべすべしてて…………おちんちんまた硬くなってきちゃう……っ!」

 絶頂の余韻としつこく尾を引く快感と、そしてここまで続いた激しい交尾の反動にひどく消耗して床にくずおれるオレの上に覆い被さったままの先輩が、興奮のあまりオレの乳房をいやらしく撫で回しては揉みしだいてくる。オレの腟内に納められたままの肉竿も未だ萎える気配がなく、それどころかその圧倒的な太さと大きさでオレを苛み続ける。そして、その圧倒的な存在感を保っている肉竿が、再び肉欲を貪るべく動き出す。ぱんっぱんっぱんっぱんっと彼女がまた腰を打ち付けてくると、オレの体に異変が生じ始めた。

 

「はっ、はっ、うっ、あっ、や、やめ、あっ、あっ、あっ!」

 

 オレの体はついさっき絶頂を迎えたばかりで落ち着く暇なんてこれっぽっちも与えられていない。だからなのか…冷め切らない興奮と快感がその冷め切らないまま再び膨張し始めたのだ。

 

ぱんっぱんっぱんっぱんっ!

「うっ、うあっ、やめ、りゃめっ!」

 先輩が膣内をまた突き上げてそのたびに快感が身体を蝕む。一突きされるごとにまた膨れ上がった快感が拍動し、絶頂がまたすぐそこに迫っていることに恐怖する。

 

ぱんっぱんっぱんっぱんっ!

「や、やら、やらっ!いぎだぐないぃ、まらいぐのごわいぃっ!」

 膨れ上がり拍動する快感が早くもいよいよ破裂しそうなほどにまでなり、絶頂めがけて追い立てられていく恐怖にいやいやと子供のように首を横に振って拒絶するのだが、今さら先輩がその程度で止まってくれるわけもなく。

 

ぱんっぱんっぱんっぱんっ!

「や、やら、やらっ、お、お゙お゙っ!」

 そして再度迎えた絶頂。先ほどの余韻もろくに引いていないうちに味わうその強烈な快感に全身がびりびりと震えて背筋が軽く仰け反る。自分の許容量を遥かに超えて快楽物質が溢れ出るこの状況にオレはもう気が狂ってしまいそうだった。

 

 

 

「はぁっ、はぁっ、んん…っ、あはぁっ、なつきくんったらおまんこしめつけてまたイッちゃったのね、可愛いわなつきくん、ああ可愛くて可愛くてたまらないっ」

 もう休ませて欲しい、解放して欲しい。そんなオレの思いなどまるで意に介さない様子で先輩は腰を振り続ける。ぐちょぐちょぬちゅぬちゅと、精液と愛液とで満たされたオレの膣内を、何度も何度も突いて、かき混ぜ、中を擦って、そうしてオレは覚えたての女の快感という劇薬で狂わされていく。

「んお゙っ!ひぐっ!や、りゃめ、とめへぇっ!もゔイッでる!イッでるがらぁっ!!」

 オレは彼女に対して必死に動くのを止めるよう求めて呼ばわったが、彼女は全然聞く耳を持とうとしない。そしてまたしても快感は膨れ上がり、そしてあっという間に弾け飛ぶ。何度も何度も絶頂の快感が押し寄せ、オレの中に薔薇の花が次々と咲き乱れていく。

 

「ああなつきくん、わたしの、わたしのなつきくん、もう離さない、誰にも渡さない、なつきくんなつきくんなつきくんっ!」

 絶頂の連続で恐怖を覚えているオレとは対照的に、先輩はオレという女を貪る快楽にすっかり溺れてしまっているようだった。どちゅっ、ぐちゅっ、と激しくオレの身体を犯しながら耳元で独占欲丸出しの歪んだ愛を囁いてくる。そして…また肉竿が脈打ち、にわかに膨らんでくる。

「んにゅうううっ、まだのぼっでぎたぁ、せーえきのぼっでぎたぁ!あっ、はぁっ、なちゅきく、またでゆ、せーえきでゆ、あ、うあ、いぐ、い、いぐ、いぐうううっ!!!」

「ひうううっ、もうやら、せーえきやら、ああ、んああっ!ひ、まらいぐ、いがしゃれる、ひっ!いぐ、いぐ、お、お、んお゙お゙お゙お゙っ!!!」

 ぎゅううーっと先輩が抱きついてきたのを皮切りに、どぷっ、ごぷごぷっ、びゅぷっ、びゅぐるる…っ!と、さっき出したばかりとは到底思えないほどの量と勢いをした精液がオレの胎内に注ぎ込まれていく。根元まで肉竿をみっちりとハメられて、彼女に熱烈に抱きしめられるのと同時に体の内側からも余すところ無く隙間を埋められ包みこまれるのは妙な安心感すらあった。

 連続絶頂による快感に次ぐ快感の攻め苦で飛んでいってしまいそうになるのを彼女に繋ぎ止めてもらうかのような…幸福感。彼女に熱烈に求められ、執着されているという優越感。耳元で好意を囁かれるたび胸が高鳴り、下腹部が疼き、そしてその疼きがすぐ満たされる。それらの現象はどれもこれもが、オレがすっかり彼女に依存しつつあることを指し示していた。快楽の大渦に飲み込まれた脳裏にはもはや違和感も忌避感も浮かんでこない。彼女が好きだという想いはそのままに、本来の自分とは違う歪んだ形で彼女と結びついていく。

 

「はぁ、はぁ、なちゅきくんのなかぎもちいいよぉ…っ、もっと、もっといっぱいしよなちゅきくん……っ」

「はぁっ、んへえぇ……っ、ひぇ、ひぇんぱい……んお゙お゙っ」

 

 彼女の下品で舌っ足らずな言葉が耳に響く。オレの中からはもう彼女を拒絶するという選択肢は、粉々に打ち砕かれてその破片の一つすら存在していなかった。

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