魔女に敗北した男勇者は性転換させられる~勇者リュルケはメス堕ちしました。そのうえ、魔女の下僕として手足のように使われます~ 作:nene2012
嵌められた首輪が首を絞めると俺達は苦しみ悶え、その様子をモイラは面白がって見ている……。
「うふふ……苦しいでしょう? もう2度と逆らおうなんて思わない事ね!」
「ぐえぇっ!! し……絞まるぅ……」
「ゆ……許してぇ! もう歯向かったりしませんから~~!!」
「も……もう勘弁して下さいぃ~~!!」
ディアーネは涙を浮かべて懇願するが、モイラは鬼のような形相で俺達を見下して言ったのだ。
「フンッ! 逆らった事を思い知るがいいわ!」
そして、首輪は絞まり続け俺達の顔は増々青くなって行く……。
「ぐえぇっ~~!! じぬぅ~~!!」
「だ……だじゅげでぇ~~っ!!」
「あううう~~っ!!」
3人共、涙目になりながら苦しみ藻掻き叫び喘いでいたのである。
すると突然、首輪の絞まりは緩み俺達は息苦しさから解放されて咳き込み、床に倒れ込んでしまったのだ。
「ゴホッ! ゴホッ! はぁ……はぁ……」
「うっ……ううっ……ゲホッ!」
「ハァ……ハァ……ハァ……」
俺達は涙目で鼻から鼻水が流れ落ち首を抑えながら息を整えていると、魔女が命令する。
「さあ、もう逆らうんじゃないわよ!」
「わ……分かったよ……」
「は……はい……」
「うう……畏まりました……」
3人共渋々了承するとモイラは満足して椅子にドカッと座り足を組むと、再び俺達に指を指して説明し始めたのであった。
「よしっ! じゃあ説明するわよ……不老不死に必要な素材である世界樹の樹液、神竜の角の一部、星界の雫を手に入れて貰うわ!」
「世界樹の樹液? 神竜の角?」
「星界の雫って何ですか?」
3人共、首を捻り疑問を浮かべると魔女が説明し始めたのである。
それは……。
「その素材は不老不死に必要な物で古代魔法王国時代の錬金術師アスタール・ルンブラードが記していたわ」
「けど、その材料は何処にあるのか判っているのですか?」
ロザミアの問いにモイラは胸を張って答えた。
「ふんっ! 私はこの20年以上素材の情報をずっと探していたのよ! その場所は判明しているわよ!」
「へぇ……って20年以上も前から探してたのっ!?」
モイラの言葉にディアーネは驚き、俺は思わず呟いたのだった。
「そんなに長い間、不老不死に必要な素材の情報を探していたんだな?」
「ええ、そうよ! でも、その材料を得るには危険を冒して向かわなければならないわ!」
「え? じゃあ……俺達でその危険な場所に行けと言うのか?」
「いえ! 逃げ出すと困るから私もついて行くわよ!」
「え? モイラ様も付いて来るのですか?」
魔女の言葉にロザミアは驚いて聞き返す。
「そうよ! 私はお前達が逃げ出したりしないように監視しに行くのよ!」
「ええ~~!? 私達、逃げたりしないわよっ!!」
ディアーネはムキになって不満そうに言うが……。
「ふんっ! 信用出来る訳ないでしょうっ!!」
「うっ! わ……わかった……」
魔女にジト目で睨まれたディアーネは目を逸らし、肩を竦めるのだった。
「じゃあ……世界樹は大陸の中央にある神話の時代からあるカイファト大森林、神竜の角は竜の墓場と言われるグヴァリャス大峡谷、そして星界の雫はとある魔導師が所持しているわ」
「神話の時代からある森に竜の墓場……。一体どんな所なんだ?」
俺はその地名を聞いてもピンと来なかったので質問すると魔女が答えた。
「カイファト大森林は神話の時代から存在する森で、古エルフが世界樹を管理していると言われているわ」
「へぇ……じゃあその竜の墓場ってのは?」
「グヴァリャス大峡谷は竜の墓場と呼ばれるだけあって多くの竜の死骸が転がっている所よ」
「なるほど……って! ちょっと待ってくれっ!!」
3人共、納得して頷いていたが突然俺はハッとして大声を上げてしまった。
「ちょっとっ!! 急にどうしたのよ?」
ディアーネが俺の声に驚き質問するが、魔女に振り返り問う。
「その場所に行くのに、どのくらいかかるんだ!?」
「う~~ん、そうねぇ……。普通に歩けば片道3ヶ月は掛かるわよ」
「ええっ!? 3ヶ月も掛かるのかっ!?」
俺は驚いて声を上げるとロザミアが心配するように聞いてきた。
「でも、そんな長い間、旅をしていたら途中で食糧が尽きてしまいますし、お金もそれなりに必要になるんではないのですか!?」
「……大丈夫よ。私は転移魔法を使えるの」
「え!? 転移魔法って……それじゃあ……」
「そう! 3ヶ月も掛かる道を一瞬で行けるわ!」
魔女の言葉に俺達は少しホッとするが、ディアーネが魔女に問うた。
「その転移魔法って、一体どうやるのよ?」
「それはね……一度行った事のある場所にしか行けないのよ」
「え? それって……」
俺が何か言おうとするとモイラは任せなさいと言った感じで、得意げに説明を続けたのである。
「私が使い魔を送って確認させたので、問題なく転移できるわ」
「じゃあ……旅することなく一瞬で行けるという事か……」
「さあ! 明日から出発するわ! だから今日中に準備するのよ!」
魔女が話を打ち切ると俺達は疲れていたので、その日はそのまま解散し各自部屋に戻って行ったのだ。
俺も今日から牢屋ではなく自分の部屋をモイラが割り当ててくれたのだ。魔女に捕らわれてから久しぶりにちゃんとしたベッドで眠れたのであった。
そして、次の朝……。
「さあ! みんな、準備は出来てるわね?」
魔女の声で俺達は目覚め食堂に集まると、そこには魔女とディアーネ、ロザミアが待っていた。
「あ……おはよう……」
「おはよう……まだ眠いな~~」
「ふわあぁ~~……おはようございます」
俺は目をこすり、2人は眠そうに欠伸をして挨拶すると魔女が俺達に命令する。
「これから向かう場所の説明をするわ! よく聞きなさいっ!」
俺達は魔女の元気な声に眠たそうに応えると彼女は説明を始めた。
「私達が最初に向かうのは竜の墓場と呼ばれるグヴァリャス大峡谷よ!」
「……物々しい名前の場所だな……」
「う~~ん……でも、竜なんて見た事ないから楽しみね!」
「……ディアーネ、竜は危険な魔物ですよ?」
「そうなの? でも、何とかなるわよ!」
「いいえ、ディアーネの剣では無理ですね! 竜の鱗に普通の攻撃は効きませんよ!」
3人共、それぞれ思った事を話していると魔女がこれから行く大峡谷の説明をするのであった……。